宇都宮花火大会2017！今年のテーマは？穴場スポット・駐車場も教えます！

「宇都宮花火大会」は栃木県内でも有数の人気花火大会のうちの1つです。例年、会場の周辺では車の渋滞も起こるほどの約40万人もの観客が詰めかけるので、駐車場の確保や穴場のチェックも重要。そんな「宇都宮花火大会」が2017年度も行われることが決定していますので、今年の大会テーマや駐車場、穴場などの耳寄りな情報をご案内していきます。

初めて「宇都宮花火大会」が行われたのは1984年の「祝’84とちぎ博きぬ川大花火大会」でしたが、2003年には地元宇都宮の景気の冷え込みから、2004年度からの開催を中止せざるを得なくなってしまいました。しかし、その後「宇都宮花火大会」を復活させたいという思いの有志が集まって実行委員会を立ち上げ、ボランティア運営のみで2007年に再び開催されることになったのです。

そして2012年に「この花火大会が100年先も続くように」という願いを込めて、日本国内の花火大会では初の特定非営利活動法人「NPO法人うつのみや百年花火」が立ち上げられました。それまでの間にもさまざまな困難がありましたが、ボランティア運営での開催は2017年度で11周年となり、晴れて今年も「宇都宮花火大会」の開催が決定したのです。

2017年度の「宇都宮花火大会」は8月12日（土）の18時30分から20時30分の開催予定となっています。雨天決行とされていますが、雷雨や大雨などの悪天候の場合は翌日の13日（日）に順延となります。ただし、12日と13日の両日とも荒天の場合は中止となりますのでご了承ください。

「宇都宮花火大会」は今年も例年と同じく、道場宿緑地で開催されることになっています。こちらは宇都宮市内を流れる鬼怒川の河川敷で、JR宇都宮駅から車で約20分の場所です。この近辺には花火大会の駐車場は設けられないので、車で来られる場合は少し離れた駐車場に車を止めてから、シャトルバスで会場まで向かうようになります。

今年の大会では音楽に合わせて、約2万発の打ち上げ発数が予定されている「宇都宮花火大会」ですが、今年のテーマは「幸せ」。ボランティア運営での大会が今年で11年目を迎えるということで、「夢」「真心」 「キセキ」 「感謝」 などのこれまでのテーマを魂にのせた「幸せ」を表現する打ち上げ花火が、音楽とともに打ち上げられます。

北関東では宇都宮の花火大会以外にも多くの花火大会が開催されますが、北関東で唯一2尺玉が打ち上げられる花火大会として知られています。2尺玉といえば打ち上げられるとその直径が約500mにもおよぶといいますから、かなりの迫力ですね。フィナーレで7号から2尺玉までの大玉多数が音楽にのせて打ち上げられる光景は、まさに圧巻です。

さらに2016年に誕生した「ことだま花火」が今年も実施されます。今年は花火大会のテーマ「幸せ」にちなんで、同じく「しあわせ」をテーマに募集されたメッセージを思いを込めて、音楽や花火とともに打ち上げるという企画なのです。当選者は当日、自身で特設ステージ上からその思いを伝えますが、打ち上げ費用の負担はないので、気軽に応募できます。

「宇都宮花火大会」は毎年、打ち上げの際の音楽も注目されています。色とりどりの迫力ある花火の美しさは、音楽によってさらに引き立てられます。今年の大会では「幸せ」をテーマにしているので、どのような音楽とともに花火が打ち上げられるのか楽しみですね。

「宇都宮花火大会」には例年イメージガールが結成され、公式ホームページやインスタグラム、告知ポスターなどに登場します。その他にも募金活動を行ったり、地元のテレビやラジオへの出演、イベントへの参加など「宇都宮花火大会」を盛り上げるために数々のプロモーション活動を行っています。

花火大会の会場となる鬼怒川の西側には農道が広がるエリアがあるのですが、会場からかなり近い場所であるにもかかわらず、意外と人が少ないのでおすすめの穴場です。大体「柳田緑地」の近くといえばわかりやすい場所ですね。人混みが苦手な方や、のんびり花火を楽しみたい方々にぴったりの穴場でしょう。

鬼怒川にかかる、通称「ホンダ橋」とも呼ばれる「板戸大橋」も、実は穴場スポットなんです。打ち上げ場所から約500mと比較的近いので多少混みますが、周りに高い建物もなく、地上より高い場所で花火もきれいに見られます。ただし、交通規制がされていないエリアなので周囲の車の通行に注意してください。ちなみに橋の上は駐車場にはなりません。この穴場には徒歩で行くようにしましょう。

栃木の地元スーパー「かましん」の「清原テクノセンター店」駐車場が、花火大会当日は開放されます。スーパーの駐車場なので食料や飲み物などの調達もしやすく、しかも大会会場に近い穴場としては便利です。ただし、観覧席としての開放ではなく、一般の買い物のお客さんも使う駐車場となります。係員からの指示があった場合には、きちんと従いましょう。

宇都宮市内にある人気の大型ショッピングモール「ベルモール」の屋上も、混雑を避けて花火を見ることができる穴場の1つです。立体駐車場があり、屋上も駐車場になっているんですよ。大会会場からは少し離れていて、宇都宮駅からも徒歩で40分ほどかかりますが、わかりやすい場所なので混雑が苦手な方には駅から徒歩で向かうのもおすすめです。

花火大会会場からは少し離れるものの、打ち上げ場所のほぼ正面の位置になるこちらの場所も穴場と言えます。バス停の「柳田車庫」からは徒歩7分程度で、花火大会の当日は宇都宮駅までのバスも5分間隔で運行されるので、交通の面でも便利な場所ですね。食料や飲み物も調達しやすいのでおすすめです。

例年40万人近い観客が訪れる「宇都宮花火大会」では、大会当日は車の大渋滞も起こるので、穴場スポットをうまく利用して花火見物もするのも賢い方法ですね。ただ、周りの人たちや車の動きにくれぐれも注意をして、マナーを守った楽しみ方をしてくださいね。

「宇都宮花火大会」の会場、道場宿緑地はJR宇都宮駅から車で20分ほどかかる場所です。そのため例年当日は臨時バスが運行されます。宇都宮駅東口から乗車できる、会場最寄のバス停「柳田車庫」行きの臨時バスは15時から17時の間、5分間隔での運行が予定されています。帰りは会場から宇都宮駅まで、20時半から22時まで同じ5分間隔で運行される予定です。

しかし、普段なら宇都宮駅東口から柳田車庫までは約20分の所要時間なのですが、花火大会当日は大渋滞となってしまうと2時間以上かかることもあるとか。行き帰りにバスを利用する予定の方は、渋滞を想定の上で余裕をもって出かけるようにしましょう。ちなみに柳田車庫のバス停で下車後会場までは、徒歩15分ほどかかります。

車の場合は、清原工業団地にある「キャノン」の駐車場が13時から臨時で無料開放されます。（約4000台分）こちらの駐車場へは、北関東道「宇都宮上三川IC」から約20分、東北自動車道「宇都宮IC」から約30分ほど。駐車場からはシャトルバス（有料）が運行されます。なお、大会終了近くになると例年大渋滞が起こるので、覚悟の上お越しください。

駐車場だけでなく駐輪場も例年設けられるので、2017年度も駐輪場が設けられる可能性は高いと言えます。現時点では正確な情報がまだ出ていないので「宇都宮花火大会」の公式ホームページを事前にチェックしてみてくださいね。ちなみに過去の大会では清原中央小学校、三祖神社、関東バス柳田車庫が駐輪場として使われています。

花火大会当日は例年、朝9時から交通規制が敷かれるエリアもあり、会場周辺では15時頃から21時半頃まで交通規制が敷かれています。2017年度の花火大会による交通規制の情報はまだ発表されていないので、開催日が近づいたら花火大会の公式ホームページをチェックしてみてくださいね。

花火大会の有料チケットは、昨年度までは5種類が発売されていたので、料金を参考までにご紹介しておきます。有料観覧席（芝生エリア）が前売券1500円、当日券2000円。有料観覧席の隣りに無料観覧スペースも設けられ、ロープ使用で朝８時以降から場所取りが可能です。レジャーシートを使っての場所取りは17時以降からとなるのでご注意ください。

テーブル席（定員4人）は前売券1万8000円、当日券2万円。イス席は前売券2500円、当日券3000円。席がいらない小さなお子さんなら、有料席チケット大人1人につき1人無料になります。そして昨年度まではスペシャルカップルシート（2人で座れるイス席）が前売券が1万円、当日券1万2000円となっていました。2017年度のチケット情報は花火大会の公式ホームページを今後チェックしてみてくださいね。

「宇都宮花火大会」についてお伝えしましたが、2017年度も開催まで待ち遠しくなってきました。今年もさまざまな音楽にのせて、大迫力の花火が多数打ち上げられる予定となっています。今年のテーマである「幸せ」を感じられる素敵な花火大会になること間違いなしの「宇都宮花火大会」にぜひ足を運んでみてくださいね。