ロッダグループはスリランカカレーが人気の行列店！ギャミラサもおすすめ！

今や日本人の国民食とも言われるカレーですが、近年では専門店も増え、いろいろなカレーが楽しめるようになりました。一般的にはカレーといえばインドなのですが、最近はやっているのがスリランカカレーです。大阪の人気の火付け役となったのがロッダグループです。どんな店なのでしょうか。紹介しましょう。

カレーと言って一般的に思い浮かべるのはインドカレーなのですが、スリランカカレーというのはその名の通りスリランカ料理です。スリランカカレーとインドカレーは同じカレーでも違いがあります。

スリランカという国はインドより南にある島国です。ですから魚が豊富に獲れますし、ココナツや米も多く栽培されます。そのため、スリランカカレーのメニューは肉や魚をたっぷり使っており、ココナツミルクもよく使われます。そしてお米が主食なのです。

ロッダグループは2011年にオープンすると、スリランカカレーの人気があっという間に大阪から関西へと広がりました。いわばスリランカカレーの旋風を巻き起こした店なのです。以来大阪にはたくさんのスリランカカレーやスパイスカレーの店ができましたが、ロッダグループは現在でも外せない人気のお店となっています。

詳しいアクセスは後で述べますが、ロッダグループがあるのは大阪メトロ長堀鶴見緑地線の「ドーム前千代崎」駅となります。駅からは350メートルほどなので、徒歩で10分前後見れば問題なく到着できるでしょう。まずはドーム前千代崎駅まで行き、いざスリランカカレーへアクセスです。

ロッダグループは大阪のスリランカカレーの有名店ですが、その分行列ができる場合もあるほどの人気店でもあります。特に近年はスリランカカレーやスパイスカレーが流行しているので、大阪以外からもロッダグループに来る方もいます。

いつの時間帯なら行列ができるのかということですが、やはり食事時の時間帯は行列ができやすくなります。特にロッダグループがある場所はその名前の通り京セラドーム大阪の最寄駅でもあり、ここで野球やライブ観戦などがある場合、それと組み合わせる方が多く、行列ができやすいようです。

ですから行列を避けたいというのであれば、食事時から少し時間をずらすと、比較的行列がなく入ることができると言われます。実はロッダグループのセットメニューには食べ放題もついているので、他の予定との時間を考えると行列が少ない方が食べ放題も楽しめていいかもしれません。

このロッダグループのお店に初めて行く場合、その目じるしとなるのがブルー系のテントです。テントには店名である「ロッダグループ」と「スリランカレストラン」「アジアンフード」という言葉が日本語と英語で書かれています。これならばもし行列ができていなくても、すぐに見つけられそうです。

行列までできてしまうというロッダグループですが、どのような店なのでしょうか。スリランカカレーということであまり食べたことがないという方もいるはずです。もちろんおいしいからこそ、行列ができるほどの人気店になるわけですが、どこで修業したシェフなのでしょうか。その魅力を紹介します。

まずロッダグループの人気のポイントは、シェフがスリランカ出身の方だということです。ロッダグループはスリランカ人の兄弟が経営している店なのです。

二人はスリランカ第二の都市であるキャンディ出身です。そのスリランカの方がどうして日本でお店を経営することになったのかというと、兄の方が2005年に初めて関西に旅行に来た時、一目ぼれした女性がいて、その女性と結婚したのがきっかけなのだそうです。

兄はその後日本で貿易会社などで働いた後、2011年にロッダグループをオープンしました。当初は1人で切り盛りしていたのですが、オープンから半年後に弟を呼びよせ、兄弟二人で店を運営していくことになります。

ちょうどそのころ、スパイスカレーがブームとなり、さらにロッダグループの代名詞であるギャミラサがメニューに加わったことで、一気に人気が沸騰し、行列必至のお店となりました。2015年には弟にこちらを任せ、兄が中心となって運営している「ヌワラカデ」もオープンしています。

ロッダグループの人気の秘密が、「本場の味」であることです。外国の料理ということで、日本人の味覚に近づけるというところもありますが、ロッダグループはあくまでも「本場の味」にこだわっています。

ロッダグループの魅力は、店舗そのものにもあります。玄関にはスリランカの旗が掲げられ、入る前からスリランカの気分になります。店内も雰囲気がよく、スリランカで食事をしている気分になってくるでしょう。

ちなみにここまで述べてきて、不安に感じる方もいるかもしれませんが、ロッダグループを経営している兄弟はとても日本語が堪能な方のようで、メニューでわからないことがある時は聞いてみてください。きっと気さくに教えてくれるはずです。

ロッダグループは「本場の味」にこだわっていると述べました。実はそのこだわりが一番出てくるのがスパイスです。現代の日本では、スパイスなどいくらでも手に入るのではと考える方もいるかもしれません。しかしオーナー曰く、現地のものを使わないとメニューの味が違ってくるのだそうです。

先ほども述べたように、日本でいわば「異国」の食べ物を売る場合、日本人の味覚に合わせて調整することも多いようです。しかし、ロッダグループの場合はあえて現地の味やスタイルをそのまま再現しました。これこそがロッダグループが人気を博した秘密なのです。

スパイスをたっぷり使うということもあり、ロッダグループに入店すると、スパイスの美味しい香りが一面に漂います。さすが本場直輸入のスパイスをたっぷりと使用しているだけのことはあります。スパイスには食欲増進や消化吸収の補助、健胃整腸などさまざまな効果があり、特にその香りは食欲をそそる効果があるのです。

そうはいっても、ロッダグループのメニューにはたっぷりとスパイスが使われている分、普通のカレーよりも辛みが強いです。辛いものがあまり得意ではないという方は、マイルドなメニューを選ぶとよいでしょう。ギャミラサにもマイルドな味わいのものかあります。

それでは、次にロッダグループのメニューについて紹介していきましょう。ロッダグループにはいろいろなメニューがあります。もっとも有名なメニューはギャミラサですが、そのほかに食べ放題がついたランチメニューもあります。

このランチメニューは、チキンカレーや豆せんべい、セイロンティー、サラダにココナッツサンボルなどが食べ放題になります。全部を文字通り食べ放題に食べられる方は多くないかもしれませんが、サラダなどなら、食べ放題でたっぷり食べたいという方もいるかもしれません。

また、意外と人気が高いのが豆せんべいです。パパダンと言いますが、これが意外とおいしく、食べ放題でたくさん食べてしまうという方もいるようです。

ただし食べ放題だからといって、いくらでも頼んでいいということではありません。食べ放題でおかわりした後残した場合はなんとお金を取られるのだそうです。「もったいないから」というのがその理由なのだそうです。食べ放題イコール食べられないほどとってもいいということではありません。

さてギャミラサの紹介にうつりましょう。そもそもギャミラサというのはスリランカの家庭料理、お母さんの味なのだそうで、お皿にはご飯、カレー、そして日替わりの6種類の副菜が乗っています。

この副菜にはスリランカの辛いふりかけのような「ボルサンボル」、先ほど紹介した豆せんべい、パパイヤやビーツ、パインのサラダなど、甘いものから辛いものまでさまざまなものがあります。カレーは4種類あり、マトン、ポーク、フィッシュ、エビから1種を選びます。

ちなみにこの4種類のカレーですが、マトンが最も辛く、エビが最もマイルドな味わいです。ですから辛いものがちょっと苦手という方はエビを選ぶのがおすすめです。ポークとフィッシュはその中間ぐらいの辛さだそうです。

ではさっそく、ロッダグループの代名詞でもあるギャミラサを食べてみましょう。ギャミラサはカレーが4種類から選べるほか、平日限定ではありますが、ご飯もイエローライスやバスマティライスというスリランカのお米などから選ぶこともできます。

このうちバスマティライスは、スリランカで食べられているお米で、日本のお米よりも細長い形をしています。そして日本のお米と違い、軽くて粘りが少ないため、混ざりやすいという特徴があります。実はこの「混ざりやすい」というのが重要ポイントの一つです。

なぜかというと、ジャミラサというカレーは、ついているものすべてを混ぜて食べるのが基本なのです。カレーとご飯はふつうのカレーでもかけて(混ぜて)食べるのですが、ジャミラサはカレーはもちろん、一緒についている副菜まで全部混ぜて食べるのが基本なのです。

先ほど副菜として甘いものから辛いものまでさまざまな味のものが付け合わせられていると述べました。実はこの副菜を単独で食べることももちろんできるのですが、混ぜ合わせられることでさらに味に深みが増すとされているのです。ぜひ混ぜ混ぜして食べてみましょう。

このギャミラサの中で一番人気なのは、マトンのカレーのようです。マトンのカレーは肉質が柔らかく、骨付きの部分も入っています。この骨付きの骨がマトンのカレーにさらにコクを与えてくれるそうです。

先ほども述べたように、マトンのカレーはそれ単独では相当に辛いのですが、副菜とともに合わせて食べることで辛みが和らぎ、食べやすくなるのだそうです。

ギャミラサが来たら、まずは豆せんべいは少し横に置きます。まずはごはんと共に副菜を一口ずつ味わってみましょう。辛さや甘さなど、それぞれの味わいが楽しめます。とはいうものの、カレーや副菜によっては味が強すぎると感じるものもあるかもしれません。

それぞれの味を体験したら、いよいよ混ぜ合わせます。カレーも副菜も全部一気に混ぜてしまいましょう。先ほども述べたようにバスマティライスはさまざまな食材と混じりやすく、混ぜるとさまざまな色合いが混ざってとてもカラフルになります。

では、十分に混ぜ合わせられたところで、口に運んでみましょう。きっと驚くに違いありません。単独で食べた時よりもそれぞれの味が混じりあうことで、辛みや甘味、酸味などのさまざまな味が深みを増しているのに気づくのではないでしょうか。

この深みのある味こそが、ギャミラサの人気の秘密です。混ぜれば混ぜるほど、その素材とスパイスの味が混じりあって、深みと旨味が増すのです。ギャミラサをいただくときはぜひ思いきり混ぜ合わせていただきましょう。

なお、先ほどランチメニューに食べ放題があると紹介しましたが、ギャミラサには食べ放題はありません。ただおかわりはあるようなので、万が一量が足りないという方はおかわりをしてください。

それでは次にロッダグループに行くときのために、基本情報としてアクセス、営業時間などについて紹介します。ぜひ前もって確認して、近くに行くときなどの予定に組み込んでみてはいかがでしょうか。お店そのものはあまり大きくないので、行くなら早めをおすすめします。

それではまずはアクセスから紹介します。ロッダグループは大阪府大阪市西区千代崎にあります。先ほど紹介したように最寄り駅は大阪メトロ長堀鶴見緑地線「ドーム前千代崎」駅です。遠方からアクセスするなどの場合は大阪駅から大阪環状線を使い、大正駅まで来て、そこで大阪メトロに乗り換えれば、次がドーム前千代崎駅です。

またこの駅は阪神なんば線「ドーム前」駅も同じ駅にあります。阪神を利用してアクセスする方はこちらで降りても同様にアクセスすることができます。ロッダグループまではここから徒歩で10分ほど見ればよいでしょう。

ロッダグループの営業時間は少し変則的で、平日と土日祝日で違いがあります。土日祝日は11時から22時まで通しで営業していますが、平日は11時から15時30分までと17時30分から22時までの昼夜営業となります。平日に行く方は時間の確認を忘れないようにしましょう。なお定休日は木曜日です。

遠方からアクセスする方など、ロッダグループに予約をしたいという方は電話で予約をすることができます。営業時間や万が一駅からのアクセスがわからないという場合でも、電話で確認することができますので、なにかあったら連絡してみることをおすすめします。

最後に、ロッダグループ周辺にある観光スポットを紹介します。何といっても外せないのは「京セラドーム大阪」でしょう。最寄り駅からもわかるように、ロッダグループと京セラドーム大阪は徒歩で数分のところにあり、イベントなどの時にロッダグループによる計画を立てる方も多いでしょう。

野球はもちろん、さまざまなスポーツやライブなど、多くのイベントが行われており、それらで訪れたことがあるという方も多いのではないでしょうか。イベントがない日はドームツアーという、グランドやブルペンなどを見学できるツアーも行われているようです。

カレーが好きでいろいろなカレーを食べたという方でも、ギャラミサは知らないという方も多いのではないでしょうか。混ぜで食べるということで最初はちょっとびっくりしますが、食べてみるとやみつきになる味として人気だそうです。ぜひロッダグループでスリランカの本場の味を楽しんでみてください。