鳥取市の観光おすすめスポットランキングTOP10！人気の絶景をご紹介します！

鳥取県鳥取市は、人口19万人ほどの県庁所在地です。鳥取砂丘の他にも、城跡、歴史のある神社仏閣、桜の名所など観光スポットは数多くあります。こちらでは鳥取市のおすすめ観光スポットの中でも、自然の景観、絶景を楽しめる観光スポットを集めてみました。

久松山（きゅうしょうざん）は、鳥取県鳥取市の東側にある鳥取市を象徴する山です。標高は263mで、山麓には桜の名所である久松公園や、国の重要文化財に指定されている明治時代の洋風建築・仁風閣などのおすすめ観光スポットがあります。

久松山には、戦国時代から江戸時代まで鳥取城がありました。鳥取城は明治時代に廃城令によって解体されましたが、山頂には現在でも本丸跡、山麓には二の丸・三の丸跡などが残っています。最近になって戦国時代の西坂道が復元されました。登山道付近では熊の目撃情報もあります。

登山ルートは、二の丸から山頂を目指す中坂道（所要時間30分ほど）と、山麓の長田神社から山頂を目指す長田道（所要時間1時間ほど）とがあります。山頂からは鳥取市街地から鳥取砂丘、日本海までの絶景が望めます。

岩戸海水浴場は、鳥取市の鳥取砂丘の東に位置します。細かい白い砂浜と透明な海で、夏季には特に人気のある観光スポットです。遠浅の海で、家族連れの海水浴におすすめな場所で、近くには市営の温泉施設「砂丘温泉ふれあい会館」もあります。

港の近くには、木製遊歩道が整備された「岩戸海岸いさりび広場」があって、イカ釣り漁のシーズンには、沖合にイカ釣り漁船の漁火を見ることもできます。トイレとシャワーの設備もある海水浴場です。

霊石山（れいせきさん）は、鳥取市の東側にある標高334mの山で、山頂付近にはハンググライダー基地があります。山頂からは市街地の先の日本海まで見渡せ、スカイスポーツ愛好家だけではなく、絶景で人気の観光地です。

霊石山は、現在ではスカイスポーツの人気スポットとして知られていますが、古来からの伝説や神話もある歴史のある山です。伝説では、天照大神がこの地を訪れた際に猿田彦命が道案内をし、途中で冠を置いて休んだ御子岩には猿田彦命の霊が宿っていると言われています。その他にも最勝寺・源範頼の墓・三十三体観音などがあり、登山時間は2時間ほどです。

三滝渓（みたきけい）は鳥取市河原町、曳田川上流に位置する全長6㎞の渓谷です。大小様々な40あまりの滝と岩場が続き、ブナ・カツラ・トチノキなどが生い茂る手つかずの自然を楽しむこともできます。見どころは三滝渓の名前の由来にもなっている千丈滝・夫婦滝・虹が滝です。

3つの中でも一番の見どころは、高さ80mの落差を誇る千丈滝です。三滝渓の駐車場から遊歩道を登って行くと赤いつり橋があり、そこから見る千丈滝の景観は絶景です。付近には釣り堀やアスレチックなども整備されていて、バーベキュー施設などもあるので、家族連れにもおすすめの人気の観光スポットです。

多鯰ヶ池（たねがいけ）は、鳥取市・鳥取砂丘の背後に位置する森に囲まれた周囲3㎞ほどの池です。多鯰ヶ池は鳥取砂丘が谷をふさいだためにできた堰止湖で、約5万年前の大山噴火で堆積した火山灰によって、その透明度が保たれています。

多鯰ヶ池は、周囲は3㎞ほどとそれほど大きくはありませんが、水面が日本海の海水面より約16m高く、水深に関しては中国地方で一番深い池です。池の北岸には弁財天を祀る小山があり、池の周囲の遊歩道からは鳥取砂丘が良く見えます。

日本各地の沼・湖などと同様に、多鯰ヶ池にも蛇にかんする伝説があります。昔、因幡国法美郡宮ノ下の長者が、お種という名の美しい少女を雇い入れました。一日の終わりに、使用人たちが「腹が減った」と言い出すと、お種がどこからかとても甘い柿を持ってきた。

その後も時々、お種は客人や他の使用人たちに柿をふるまうが、お種がどこからそんな甘い柿を採ってくるのか不思議に思った使用人たちは、お種のあとをつけてみました。お種は池の近くに着くと着物を脱ぎ捨て、白蛇に姿を変え、池の中の柿木が生えた小島に渡っていきました。それ以降、お種は姿を現さなくなったそうです。

魚見台は、鳥取市の西側、気高町の西にある高台です。昔、イワシの大群が押し寄せたときに、この高台から漁の指示を出していたことから、魚見台と呼ばれています。地元に伝わる「貝殻節」という漁師たちが歌った民謡の歌碑もあります。

因幡・但馬海道八景の一つで、眼下には日本海が広がり、展望台からは白兎海岸、鳥取砂丘から但馬海岸までも見ることができるおすすめの絶景観光スポットです。イカ釣り漁の季節には、海に浮かぶイカ漁船の漁火も見ることが出来ます。

湖山池は、鳥取市の北部にある汽水湖（淡水中に海水が侵入している湖）で、日本最大の「池」という名前がついている湖です。周囲18kmで、池内には青島・津生島・団子島・猫島・鳥ヶ島があり、一番大きい青島には橋が架けられています。

湖山池の青島では縄文土器から古墳時代の土器や石器なども発掘されています。島の頂上（標高は60mほど）は展望台になっていて、小山湖の先に広がる日本海を見渡せる絶景スポットです。島内にはアスレチック施設やキャンプ場などもあります。

湖山池には遊覧船もあり、船には「湖山池遊覧船語り部」が同乗して、湖山池に伝わる伝説や漁など、湖山池に関する面白いお話を聞くことができます。伝説の一つには、広大な水田を所有していた長者が、日没までに田植えが終わらなかったので、扇子で夕日を招き返して田尾絵を終えたが、朝には水田は全て池に変わっていた、という９湖山長者」があります。

鳥取市国府町にある雨滝（あめだき）は、日本の滝百選にも選ばれている滝です。落差は40mで水量も多いので、遠くからも滝が落ちる音を聞くことができます。手つかずの原生林の中でしぶきを上げる雨滝の景観はおすすめの絶景ポイントです。

雨滝は古来より霊場として知られ、修行・信仰の場になっていました。滝の前の不動明王に祈願すると商売が繁盛する、雨滝の霊水は肌を守る効果がある、など数々の言い伝えが存在します。毎年6月第１土曜日に「滝開き祭」が催され、傘踊りなどの伝統行事や神事が行われます。

白兎海岸（はくとかいがん）は鳥取市の西側にある海岸で、古事記にも残る神話の舞台とされています。白兎伝説「因幡（いなば）の白兎」のお話は、大国主命が毛皮をはがされ泣いているウサギの話を聞くところから始まります。こ白兎は因幡にすむという姫神に会いに行くために、ワニザメをだまして海を渡ろうとしました。

しかし、騙されたことに気付いたワニザメに毛皮をはがれてしまいます。そこに通りかかった大国主命は、泣いて苦しむ白兎に「真水で体を洗って蒲の穂をつけなさい」と言って、言われた通りにすると白兎は完治しました。その縁で大国主命は姫神「八上姫」と結ばれます。

白兎海岸には神話に出てくるように、ワニザメの背中に見えるような岩礁があります。白兎海岸は人気のサーフスポットでもあり、夏には多くの海水浴客で賑わいます。海岸近くには国の天然記念物「ハマナス」の群生地でもあり、5月下旬から6月上旬に開花します。

鳥取砂丘は、鳥取市の日本海側の海岸に広がる、南北2.4㎞、東西16㎞の広大な砂礫地です。昭和30年（1955年）に国の天然記念物に、平成19年（2007年）には日本の地質百選にも選出され、鳥取県を代表する人気観光スポットの一つです。

鳥取砂丘の絶景を楽しむには、砂丘センターと砂丘の入り口とを結んでいる観光リフトがおすすめです。リフトからは砂丘と、その先に広がる日本海の絶景を楽しむことができます。鳥取砂丘のなかでも人気の見どころが、「馬の背」と呼ばれる高さ約50mの砂丘です。 　

馬の背は、登るのは大変ですが、頂上から見える日本海の景色、晴れた日に見える65km離れた大山など、疲れも吹き飛ぶような絶景が待っています。夕日の沈むオレンジ色の砂丘の景色や、夏の夜の漁火が見える景色など、色々な時間・時期に楽しむことが出来ます。

鳥取市の数ある観光スポットから、特に絶景を誇る景勝地・名所をランキングしてみました。鳥取市はもちろん鳥取砂丘で有名ですが、その他にも自然に触れることが出来る観光スポットがたくさんあります。千丈滝や雨滝でマイナスイオンを浴びたり、白兎海岸・岩戸海岸で浜歩きを楽しんだり、自然を楽しんでみてください！