白兎神社はお守りや御朱印など兎がいっぱい！アクセスは？どんなご利益が？

因幡の白兎の神話をご存知でしょうか。鳥取県鳥取市には、あの神話に登場する兎にちなんだ神社があります。その名も白兎（はくと）神社。神話にちなみ、特に恋愛成就にご加護があるといわれています。

今回は、そんな鳥取の観光名所・白兎神社をご紹介します。おすすめ観光スポットやお守り、御朱印やアクセス方法などもご紹介しますので、白兎神社にアクセスしたいという方は参考にしてくださいね。

まずは、白兎神社観光とは切っても切り離せない神話「因幡の白兎」について、簡単におさらいしておきましょう。「因幡の白兎」に登場するのは、のちに出雲の国（現在の鳥取県や島根県）を治めることになった神様「大国主命」です。

大国主命はあるとき、鰐（サメ）をだましたために皮を剥がれた兎を見つけます。大国主命の兄弟はその兎に意地悪をしましたが、大国主命だけは親切に池で体を洗い、蒲の穂で手当てをしてあげました。そのかいあって兎はもとの白い毛皮を取り戻すことができました。兎はお礼に大国主命が、出雲の国の姫君である「八神姫」と結婚できるように取り計らいました。

つまり、因幡の白兎は大国主命が結婚できるようにお手伝いしたんですね。そんなわけで、その白兎が主神として祀られている白兎神社は、今でも恋愛成就のご利益があるといわれているんです。また、兎の皮が再生したことから、火傷や皮膚病にも効能があるとされています。

恋愛についての悩みがある人や、恋人がほしい人なんかにはぜひ足を運んでいただきたい白兎神社。ここでは電車とバス、もしくは自動車を使った、鳥取県白兎神社へのアクセス方法をご紹介しています。

白兎神社の近くには、電車の駅がありません。最寄り駅はJR「鳥取」駅ですが、駅からかなり離れています。そのため、駅からさらにバスに乗る必要があります。「日の丸バス」というバスに乗り、40分ほどでつく「白兎神社前」で下車しましょう。車でアクセスするのなら、鳥取自動車道「鳥取」インターチェンジを目指しましょう。インターチェンジからおよそ20分で神社の周辺につきます。

白兎神社は公共交通機関ではアクセスしずらい場所にあるので、車で行く方も多いかもしれません。車で行く場合、事前に知っておくべきなのが駐車場情報です。白兎神社には駐車場はありませんが、すぐそばにある「神話の里　白うさぎ」という道の駅の駐車場を無料で借りれます。100台以上停めることができる大型の駐車場ですので、連休中など人出が多い時期でなければ問題なく停めることができるでしょう。

白兎神社にアクセスしたら、すぐに神社に向かうのではなく、道の駅で買い物をしましょう。購入しておきたいのは「白兎起請文（はくときしょうもん）」と呼ばれる、神様に誓うための紙です。

白兎神社は恋愛成就や縁結びのご利益がある神社。人と人を結びつけるご加護があります。もし、恋人とふたりで永遠の愛を誓いたいのなら、ぜひ白兎起請文に記入し、神前にお供えしてください。

現在恋人がいない、という人は自分の名前だけ書き、「恋人がほしい」とお願いしてもOK。白兎神が良縁を授けてくださるかもしれませんよ。白兎起請文は3枚で1セットになっています。1枚は神社に奉納し、のこり2枚はそれぞれが持っておきましょう。

白兎神社の境内や道の駅、海岸周辺には、白兎神社という神社の名前にちなんで、いろんなところに兎が隠れています。見つけたら少しだけ観光が楽しくなること請け合いです。観光のついでに、本殿へ向かう道すがら、注意して探してみましょう。

バス停や道の駅から出ると、すぐに大きな鳥居が見えます。でも、すぐにここに入らないで！実は鳥居の外にも兎がいるんです。駐車場の奥にいる、「大国主命と因幡の白うさぎ像」は必見ポイントです。

神社の屋台や道の駅にも、白兎にちなんだものがたくさん売られています。有名なのが兎の形をしたおまんじゅう「因幡の白うさぎ」。滑らかな口触りがたまりません。ほかにも兎をモチーフにしたお菓子やグッズがいっぱい！白兎神社では観光はもちろん、おみやげ選びもはかどりそうですね。

一の鳥居のそばには、ひときわ目立つピンク色のポストが。手紙を持った兎が描かれた、なんともファンシーなポストですが、じつはこのポストの中には白兎神社の神主さんがお祈りを込めたお札が入れられているとか。かなりご利益がありそうなポストですよね。実際、このポストからラブレターを送る人も多いんだとか。

大きな石の鳥居をくぐると、急な階段が見えてきます。これを登ると参道になっているのですが、注目すべきは道の脇。低めの石の柱が連なっているのですが、そこの上には小さな兎が！実はこの兎、一匹一匹表情やポーズが違うんです。一つ一つ見るだけでも楽しいですね。

中には像の周りや頭の上に、白い石が乗せられた兎もいます。しかしこれはいたずらではありません。後で詳しく説明しますが、白兎のご利益を願ったものなんです。捨てたりせず、そっとしてあげてくださいね。

境内に隠れているのは白兎だけではありません。日本神話の白兎伝説にちなんだものもたくさんあるんですよ。それほど広い境内ではないので、観光ついでにいろんなところをチェックするのがおすすめ。楽しみながら日本神話にも詳しくなっちゃましょう。

最初の鳥居をくぐったすぐそばには、傷ついた白兎が傷口に蒲の穂を当て、休息したという場所があります。ここで休憩したおかげで、白兎は美しい白い毛並みを取り戻すことができたわけですね。重要な場所ではあるものの、ちょっと目立たないところにあるので、見逃さないように注意しましょう。

鳥居の奥、階段を登った先に作られている砂の像に注目しましょう。古風な髪形の男女と、足元に座る兎が見えるはず。もちろんこれは「因幡の白兎」のワンシーン。兎の手引きで八神姫に求婚する大国主命の姿ですね。鳥取砂丘で有名な鳥取らしいモニュメントです。

両脇の兎に癒されながら境内を進むと、神社には必ずある手水舎が見えてきます。ここの向かいには、「御身洗池（みたらいいいけ）」という池があります。御身洗池もまた、神話に登場する池です。というのも、この場所で兎は傷んだ体を清めたといわれているんですよ。

手水舎で手を清めた後は、そのまま参道をまっすぐ進みます。その奥、突き当りを左へ進むと、大きな拝殿が見えてきます。白兎神社の拝殿は、見ての通り大きなしめ縄が特徴。拝殿の柱には前述の「白兎起請文」を収める箱があります。起請文を書いたら、忘れずに持ってきましょう。

ちなみに白兎神社には、白兎の神様に加えて縁結びや子育ての神様である「豊玉比女（トヨタマヒメ）」、食べ物を生み出した「保存食神（ウケモチノカミ）」の二柱もお祀りされています。

拝殿の脇には、御朱印帳やお守りが売られる社務所があります、お守りや御朱印、絵馬なんかも気になるところですが、まずは「結び石」を購入しましょう。結び石は、小さな白い石です。良縁や子宝、商売繁盛などに効果があるといわれており、鳥居の上に投げたり、参道にたくさんいた兎に預けたりします。5つが1セットになっているので、いくつか持ち帰ってもよさそうですね。

兎がいっぱいのかわいい雰囲気の白兎神社。社務所に売られるグッズも、どこかかわいいものが多く女性に人気です。まず必見なのが御朱印帳。神社やお寺で御朱印を書いていただくためのノートですが、神社によってオリジナルの御朱印帳が売られていることも多いんです。

白兎神社オリジナルの御朱印帳は、白を基調にシルバーや桃色があしらわれたとてもかわいらしいもの。御朱印集めをしていない人でも、ついつい手に取ってしまいそうになるデザインです。白兎神社でも御朱印は書いていただけます。御朱印帳を購入し、ここから御朱印集めに繰り出すのもよさそうです。

次に注目したいのはお守り。「白兎」神社だけあって、お守りも兎があしらわれたものが多く、見ているだけで心が和みます。縁結びのお守りや良縁のお守りなど、恋愛に関するお守りが多いですが、健康を願うお守りもあります。

絵馬も独特。馬ではなく、兎や大国主命が書かれているものが売られています。また、縁結びを願う人専用の絵馬はハートの形。普通の絵馬よりもご利益がありそうな気がしますね。神社でついつい挑戦したくなるものといえばおみくじですよね。白兎神社では、恋愛運を詳しく占う「縁結びみくじ」が売られています。

いかがでしたか？白兎神社は神様の結婚をサポートした白兎がお祀りされているだけあって、縁結びのご利益がとても強い神社です。恋愛に関しての悩みは誰もが持っているもの。ぜひ白兎神社へ足を運び、楽しく観光しながら白兎のご加護を得てくださいね。