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三宅坂で東京の美しい景観を堪能!皇居やお濠などを望めるおすすめスポットも紹介

三宅坂で東京の美しい景観を堪能!皇居やお濠などを望めるおすすめスポットも紹介
投稿日: 2019年12月13日最終更新日: 2020年10月8日

東京千代田区には皇居や国会議事堂を望む三宅坂があります。三宅坂は季節を感じるお濠の景色や東京を代表する有名な建築など見どころがいくつもあって散策におすすめです。そこで今回は三宅坂についてご案内いたします。三宅坂から見えるおすすめのスポットもご紹介いたします。

三宅坂とは?見出し

Photo by km058

東京の都心には歴史と由緒のある坂道がいくつもあります。千代田区にある三宅坂もその一つです。三宅坂を歩くと東京ならではの美しい建物や景観が広がり、おすすめです。

そこで今回は東京千代田区の三宅坂についてご案内いたします。三宅坂で見逃せないおすすめのスポットや美しい景色について詳しくご紹介していきます。

三宅坂は東京都千代田区永田町・皇居堀端を国立劇場のほうへ上る坂

Photo by torisan3500

三宅坂は東京都千代田区永田町の内堀通りにある坂です。半蔵門の南側に位置する桜田濠(さくらだほり)に沿って三宅坂はあります。

具体的には半蔵門から警視庁の辺りを三宅坂を呼びます。現在の住所の表示では隼町と永田町一丁目、さらに霞が関二丁目に相当します。

三宅坂のある通りは甲州街道にあたる国道20号線です。警視庁や国立劇場のある桜田門の方向になだらかな坂となっています。

江戸時代にはお濠に沿って樫(かし)の木や皀莢(さいかち)の木が植えられていたことから、橿木坂(かしのきざか)や皀莢坂(さいかちざか)とも呼ばれていたそうです。

東京で一番美しい坂と呼ばれるおすすめ人気スポット「三宅坂」

三宅坂は皇居の西側に位置します。東京にいくつもある坂道の中でも三宅坂は特に美しい景色を見られるスポットとして人気があります。

三宅坂を登りきった所にある半蔵門は現在は皇居内部への通用門として使われています。皇居を最も近くに感じられる場所としても三宅坂は注目されています。

三宅坂に見る春夏秋冬見出し

三宅坂は桜田濠に沿って歩道と車道が整備されています。桜から新緑、紅葉へと桜田濠の景色で四季を感じることができます。

半蔵門から三宅坂を下る形で桜田門の方面を目指すと、視界の先には東京ならではの高層ビル街が広がります。三宅坂は街歩きとしてぜひおすすめしたい人気のスポットです。

三宅坂の春

三宅坂の春と言えば満開に咲く桜です。桜田濠に植えられたソメイヨシノがお堀端の菜の花と一緒に一斉に咲き誇ります。

週末を中心に大勢の方が三宅坂から桜田門交差点までのお花見を楽しみます。桜の花は国立劇場のエントランスでも一気に見頃を迎えます。

三宅坂の夏

新緑が眩しく光る夏は暑さのため街歩きにはあまり向かない季節かもしれません。しかし空の青と緑のコントラストが美しく写真撮影に向いている季節です。

朝焼けあるいは夕焼けというように、三宅坂の景色は時間によってさまざまな表情を見せてくれます。長い夕方の時間帯の街歩きは夏ならではの楽しみ方と言えます。

三宅坂の秋

三宅坂の秋と言えばやはり紅葉です。街路樹のユリノキが一斉に黄色く染まります。葉をよく見ると黄色とオレンジに紅葉していることがわかります。

本格的な秋を迎える前、9月から10月にかけては足元を見るとお濠の縁の緑には白い色の彼岸花が咲いています。シロバナマンジュシャゲという珍しい彼岸花の種類です。

三宅坂の冬

三宅坂は皇居の周りを巡る皇居ランニングコースの通り道としても有名です。特に冬はマラソンのシーズンとあって、大勢のランナーが三宅坂を走っています。

三宅坂の周辺では東京オリンピックにちなんだおもてなしランナーと外国からの観光客の姿も見かけます。春夏秋冬それぞれで三宅坂は美しい景色を楽しめるスポットです。

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三宅坂の名前の由来は?見出し

美しい景色で人気の三宅坂ですが、そもそも三宅坂の名前にはどのような由来があるのでしょうか。三宅坂の歴史はとても古く、かつて三河の国(現在の愛知県)の田原藩主である三宅家があったことからその名が付きました。

江戸時代は現在の隼町の辺りに三宅家がありました。既に三宅家の屋敷はなくなっていますが、地名として名前が残り三宅坂と呼ばれるようになっています。

かつての武家屋敷があった名残りに加えて、皇居の縁を沿うようにして通る三宅坂は歴史が感じられるスポットです。

東京を代表する由緒ある坂道として歴史好きの方かたも三宅坂は支持されています。東京都内の街歩きのスポットとして人気です。

三宅坂のおすすめスポット見出し

ここからは三宅坂で見られる美しい景色をご紹介しながら、それぞれのスポットについて詳しくご案内いたします。

三宅坂の長さは約380メートルほどでとても緩やかな坂道です。周囲の景色をゆっくりと楽しみながらぶらぶらと歩くのにおすすめです。

憲法記念館

憲政記念館は日本での議会制民主主義の歴史を展示解説している施設です。1970年に日本の議会開設80年を記念して開かれました。日本の憲政や歴史的な功労者に関する常設展示のほか随時企画展も開催されています。

現在の憲政記念館の場所にはかつては近江国彦根藩の屋敷と井伊家上屋敷がありました。憲政記念館は国会議事堂の前庭につながっています。

憲政記念館の正式な名称は衆議院憲政記念館です。館内には国会議事堂のミニチュア展示や議会政治の父とされる尾崎行雄にまつわる展示などがあります。

なお近頃では憲政記念館の周辺はテレビドラマ「相棒」の撮影地として人気のスポットになっています。開館時間は9時30分から17時まで、毎月の月末日と年末年始が休館日です。

住所 東京都千代田区永田町1-1-1 
電話番号 03-3581-1651

三宅坂小公園

三宅坂の散策のスタートにふさわしいのが三宅坂の交差点にある三宅坂小公園です。公園の中央には三人の女性が並ぶ平和女人像があり目印となっています。

三宅坂小公園は田原藩の家老であった渡辺崋山の生誕地にあたります。幕末の歴史に興味がある方は公園内の標示にも注目です。園内にはベンチがあり静かで落ち着いた雰囲気です。

三宅坂の景観見出し

歴史のある坂道として人気スポットの三宅坂ですが、三宅坂という標示は坂の途中に道路の中央分離帯にあるだけとなっています。

ここでは三宅坂を訪れたらぜひチェックしたいおすすめの景色を一つずつご紹介していきます。江戸時代から昭和、平成までの歴史を辿れるここだけの景色が揃っています。

片側4車線の道幅の広い道路「三宅坂」

現在の三宅坂は片道4車線の道路です。車道はとても広く整備されています。三宅坂は都心の幹線道路として一日中車の往来は途切れませんが、道路の片側は皇居と内堀なので景色が開けている印象です。

三宅坂では街路樹が規則正しく植えられていて、歩いてもドライブでもとても心地の良い道路となっています。

国道20号線と国道246号線が交差する三宅坂交差点は、平日と休日を問わず交通量がとても多く都心を代表する交通の要所となっています。

なお三宅坂を登り、半蔵門の場所から振り返ってみると国道20号線がまっすぐ伸びていることがわかります。この辺りは明治時代には既に東京有数の美しい坂として人気を集めていたそうです。

国立劇場や最高裁判所など日本を代表する施設が隣接している三宅坂

三宅坂の途中には三宅坂バス停があります。バス停の目の前にあるのが国立劇場です。国立劇場は歌舞伎や文楽、舞踊といった日本の伝統芸能を上演する劇場です。

校倉造りをモチーフにした威厳のある建物が見どころです。大劇場と小劇場、能楽堂などを完備し、公演期間は大勢の観客でにぎわいます。

直線的なデザインが特徴の大きな石造りの建物が最高裁判所です。威厳を感じる正面玄関の前は石の持つ美しい魅力を直に感じ取れます。

最高裁判所は建築家岡田新一によって設計されて1974年に竣工しました。建物内の見学が随時行われているので興味のある方は事前予約の上、三宅坂から足を運んでみるのもおすすめです。

国立劇場も最高裁判所も東京だけでなく日本を代表する有名な建築です。一生に一度は見ておきたい建物が三宅坂には2つも揃っています。

国立劇場での舞台観賞や最高裁判所の見学を事前に予約した上で、三宅坂の散策をしてみるのも一度に二度楽しめるおすすめの過ごし方と言えます。

三宅坂の坂道景観見出し

三宅坂は江戸時代には既に美しい景色の坂道として人気がありました。400メートル足らずの距離に見逃せない景色がいくつもあります。

三宅坂の起点となる半蔵門交差点は国道20号にあたる内堀通りに位置します。ここでは実際に三宅坂に足を運ぶ前に坂道からの景観をご案内していきます。

坂上の半蔵門から桜田門にかけての一帯がステキな三宅坂

三宅坂は半蔵門交差点から桜田門交差点までの坂道です。この2つは半蔵門交差点の方が海抜が高く、海抜で言うと約8メートルの高低差があります。

この高低差の真ん中あたりにあるのが三宅坂交差点です。三宅坂交差点は青山通りと交差し、地下には首都高の三宅坂ジャンクションがあります。

三宅坂ですぐそばにある桜田濠の景色は古くは江戸の時代から美しいことで知られていました。安藤広重が描いた名所江戸百景にも登場して、三宅坂が当時から人気があったことがわかります。

お濠の水面と木々の緑、遠くに東京都心のビル街を望むことができます。快晴の日には東京タワーも見える人気の景色です。

三宅坂で皇居ランニングもおすすめ見出し

皇居の一周約5キロメートルを走る皇居ランニングが人気です。三宅坂は皇居ランニングのコースの一部になっています。

実際に走る時は時計と反対回りに、半蔵門交差点から桜田門交差点に向かって歩道を左側通行で走るのがマナーです。

皇居ランニングコース紹介や注意事項をお届け!便利なランステ情報も紹介! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
皇居ランニングコース紹介や注意事項をお届け!便利なランステ情報も紹介! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
皇居の外周路は一周が5000mと距離的に区切りがよく、東京のどこからでもアクセスが良いことからランニングコースとして高い人気を誇っています。また、最近では皇居ランニングをする人向けにロッカー等を完備したランステーションも増えているのも嬉しいポイント。

三宅坂へのアクセス見出し

三宅坂が名前に付いた駅はありませんが、三宅坂のそばには東京メトロの駅があります。三宅坂を散策する時は地下鉄の駅から歩き始めるのがわかりやすくて人気です。

ここでは三宅坂へのアクセスについてご案内していきます。三宅坂は地下鉄またはバスを使って簡単にアクセスできるスポットです。

公共交通機関を利用して三宅坂へ行く場合

都心の駐車場事情を考えると三宅坂に出かける時は地下鉄やバスなどの公共交通機関の利用がおすすめです。三宅坂の最寄りには東京メトロ半蔵門線の半蔵門駅および東京メトロ有楽町線の桜田門駅があります。

半蔵門駅と桜田門駅は三宅坂の坂道の上に出るか下に出るかの違いです。高低差8メートルの緩やかな坂どちらを起点にしても体力的な負担の違いはあまりありません。

半蔵門駅または桜田門駅から三宅坂まではそれぞれ徒歩2分ほどで到着します。半蔵門駅は1番出口、桜田門駅は1番または3番出口の利用が最もわかりやすくておすすめです。

また三宅坂までは東京メトロ永田町駅2番出口からも徒歩5分の道のりです。永田町駅には半蔵門線と有楽町線のほかに南北線が通っています。

三宅坂にはバス停もあり

三宅坂には都バスのバス停「三宅坂」があります。通るのはバス記号が宿75と都03の便です。宿75は新宿から、都03は四谷から晴海を走る路線となります。

なお東京メトロとは対照的にバス便の数は多くありません。三宅坂にバスで向かう場合は行き帰りの時刻表を前もって調べておくのがおすすめです。

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半蔵門カフェまとめ!朝食やランチおすすめの他電源の使える休憩スポットも! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
半蔵門エリアでおすすめのカフェをご紹介します。半蔵門はビジネス街として有名なところです。そのため、駅周辺で働くビジネスマンのお腹を満たすカフェがたくさんあります。ここではランチ・朝食におすすめなカフェや夜営業もしているお店も挙げていきます。

三宅坂の近くにはこんな見どころも見出し

三宅坂交差点は青山通りの起点となっています。三宅坂から渋谷駅の東口まで続く青山通りには、赤坂や青山、表参道などのエリアが続きます。

青山通りは東京を代表する美しいおしゃれな街並みです。明治神宮外苑や東宮御所など豊かな緑を眺めての散策も楽しめます。三宅坂から青山通り方面に足を伸ばしてみるのもおすすめです。

三宅坂界隈の景色を楽しんで休日を過ごそう!見出し

Photo by torisan3500

東京の千代田区にある三宅坂についてご紹介してきました。三宅坂は桜や新緑など四季を感じる皇居とお濠の景色のほかに皇居ランニングのコースとしても人気のスポットです。

三宅坂までは東京メトロでのアクセスがしやすく、街歩きにも最適のコースとなっています。今回の記事をご参考に皆さんもぜひ三宅坂で美しい眺めを楽しんでください!

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投稿日: 2019年12月13日最終更新日: 2020年10月8日

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