福山市の絶対楽しい観光スポットを紹介！福山の定番名所といえば？

広島県東部に位置する福山市は、穏やかな気候と豊かな自然に恵まれた人口47万人の中核市です。2016年7月には市制施行100周年を迎えており、今後も全国有数の「ものづくり」のまちとして発展していくことが予想されます。

福山市には新幹線停車駅「福山駅」があり、東京や大阪方面、福岡方面からアクセスしやすいのも魅力です。新幹線の窓から見える「福山城」をはじめ、「ばら公園」や「鞆の浦」など歴史・文化・自然を満喫できる観光スポットが目白押しです。

ここでご紹介するおすすめ情報を参考に、事前によく計画を立てて福山市の魅力をじっくり楽しんできてください。

まずは福山市の観光の拠点となる福山市中心部のおすすめ観光スポットを4つご紹介します。福山駅から気軽にアクセスできるので、あまり滞在時間がないという方も是非立ち寄って、福山市の魅力に触れてみてください。

福山城は徳川家康のいとこである水野勝成が築城し、廃藩置県まで藩政の中心として活躍したお城です。現在は「福山城公園」として整備されており、再建された天守閣や国の重要文化財である伏見櫓・筋鉄御門などを見学することができます。

お城の他、ふくやま美術館や広島県立歴史博物館などもあり、"ふくやま文化ゾーン"と呼ばれています。春には約300本の桜が咲き誇る福山市の桜の名所としても有名です。

1945年の福山空襲によって市街地の大部分が焼け野原になってしまった福山市。そんな福山市の復興の象徴のひとつが現在の「ばら公園」です。

1956年に周辺の住民がばらの苗約1,000本を植えたのがはじまりで、1965年にほぼ現在の姿に。そして現在では280種、5,500本に増えています。

5月中旬にはばら公園をメイン会場にした福山市最大のイベント「福山ばら祭」が開催されているので、是非日程を合わせてお越しください。

子どもから大人までワクワクするような体験ができる「福山自動車時計博物館」は福山市の定番観光スポットです。

"のれ・みれ・さわれ・写真撮れ"をモットーとしており、館内では大正時代のT型フォード、昭和初期のダットサンから昭和30年代の車を中心に、江戸時代の和時計や西洋の塔時計まで多彩な展示を楽しめます。

昔懐かしい生活用品の展示は大人に人気です。タイムスリップしたような気分で様々な展示をお楽しみください。外にはボンネットバスや消防車なども展示されています。
 

「ふくやま文学館」は福山市出身の作家・井伏鱒二を中心に、福原麟太郎、小山祐士など郷土ゆかりの文学者を顕彰する施設です。

館内では作家の愛用品の展示がある他、それぞれの業績や主な作品などを資料や映像でわかりやすく紹介しています。白を基調とした壁に瓦葺きの屋根が連なる民家風の外観も必見です。
 

福山市の郊外にはファミリーに人気の高いスポットがたくさんあります。無料で遊べるところも多いので、レンタカーを借りて郊外の公園巡りをするのもおすすめです。郊外の人気観光スポットを4つチェックしていきましょう。

福山市の中心地から北西17kmのところに位置する「福山市立動物園」は、家族連れやカップルに人気のスポットです。約380頭の動物を飼育しており、週末や祝日には動物たちへの餌やり体験など様々なイベントが催されます。

動物園の舞台裏が見られるバックヤード&台所ツアーに参加して、いつもとは違った視点で動物園を見学するのもおすすめです。
 

福山市加茂町には市の天然記念物に指定されている「菅町のシダレザクラ」があります。樹齢は250年と推定されており、高さ約120m、目通り周囲2.4mの巨木です。

枝張りは東西16m、南北18mに及び、春には小さく濃紅色の花が一面に咲き誇ります。満開になるのは毎年4月10日頃です。

福山市で子どもと思いっきり遊ぶなら熊野町にある「ファミリーパーク」がおすすめです。グリーンライン沿いにあり、大型複合遊具やくじゃく園、しか園、展望塔などで様々な楽しみ方ができます。

気候の良い日にはお弁当を持って出かけ、ピクニック気分を満喫してはいかがでしょうか。年中無休で、入園料は無料です。

「福山市園芸センター」は福山市金江町にある自然を満喫できる観光スポットです。標高135〜200mの傾斜地にあり、階段状にバラ園や広場、和庭園などが整備されています。

上部には松永湾を一望できる芝生園やあんず、スモモ、花梅、桜園も。階段を上がりながら様々な植物や風景をお楽しみください。
 

古くから潮待ちの港として栄え、万葉集にも詠まれている「鞆の浦（とものうら）」は、福山市の定番観光地です。史跡や港町ならではの風景が楽しめる魅力的なエリアで、近年は映画のロケ地になるなどし、さらに注目されるようになっています。

「常夜燈」は鞆港西側の南端に立つ燈台で、鞆の浦のシンボル的存在です。安政6年（1859年）に建てられ、この地を訪れる船の出入りを誘導してきました。

燈の高さは5.5m、基礎石は3.6mあり、雁木や船番所とともに鞆の港の歴史が感じられるスポットとなっています。

鞆の浦と仙酔島の間にある「弁天島」は、神秘的な雰囲気のある無人島です。県の重要文化財に指定されている朱塗りの弁天堂には漁師たちの守り神である弁財天が祀られています。

毎年5月には「鞆の浦弁天島花火大会」が開催され、弁天島から打ち上げられる花火が訪れる観光客を魅了します。お堂のライトアップも必見です。

江戸時代に廻船問屋を営んでいた「桝屋清右衛門宅」は、坂本龍馬ら海援隊士が乗った「いろは丸」が沈没した「いろは丸事件」の際に龍馬らが宿泊したいう伝承が残っています。

この家の屋根裏にある伝説的な龍馬の隠れ部屋が、2011年から一般に公開されるようになりました。周辺には龍馬ゆかりの史跡がいくつかあるので、史跡巡りをするのもおすすめです。

海岸山千手院福禅寺の本堂に隣接する「対潮楼」は、江戸時代の1690年頃に創建された宮殿です。座敷からは海を望む絶景が広がり、その美しさは1711年、朝鮮通信使の李邦彦が「日東第一形勝」と賞賛されています。

1748年には洪景海が「対潮楼」の書を残しており、現在は国の史跡に指定されています。江戸時代から変わることのない美しい景色をご堪能ください。
 

いかがでしたでしょうか？福山市には福山城をはじめとした史跡や様々な動植物を見学できる施設、楽しみながら学べる博物館など人気観光スポットがたくさんあります。

桜の名所やばら公園、弁天島での花火大会など季節に応じて楽しめるスポットやイベントも充実しているので、是非イベント情報もチェックして観光計画を立ててみてください。

福山市のより詳しい観光情報は以下の「福山観光コンベンション協会」の公式ページで確認できます。