原村観光連盟おすすめ！絶品グルメから人気観光スポットまで一挙にご紹介！

長野県原村は、八ヶ岳の西麓、標高1,000～1,400ｍに広がる高原に位置します。夏でも朝晩は涼しく、高原野菜や花の栽培に向いた気候で、小さな村ですがセロリの生産量は日本一を誇ります。避暑地としても人気が高く、ペンションビレッジには約60軒の個性豊かなペンションが並んでいます。

東京や名古屋から車で2時間半ほどとアクセスも良いので、セカンドハウスを持って週末を原村で過ごす方もいます。

村内には多くのクラフト作家さんも住んでおり、原村ののどかな空気の中で創作活動にいそしんでいます。今回はそんな原村の名所・観光スポット、グルメ・特産品、人気の体験をご紹介します。

原村には八ヶ岳を中心として様々な観光スポットがあります。天気の良い日は八ヶ岳を眺めながらのドライブが最高です。

アクティブに過ごしたい人には、季節の草花を眺め、広い草原のある場所が人気！家族で楽しく過ごせるスポット5つをご紹介します。

原村に住む人にとって、八ヶ岳は朝日が昇る場所です。八ヶ岳の豊かな伏流水がお米や高原野菜などの作物を育てます。八ヶ岳周辺の市町村の中でも、八ヶ岳の主だった峰がきれいに横並びに見えるのは原村ならではの景色で、ここからの眺めにファンも多いのです。八ヶ岳自然文化園のまるやち湖（水田用のため池です）に逆さに映る八ヶ岳も美麗で写真映えしますよ。

原村を横断するエコーラインは標高1,100ｍほど。田園や森に囲まれた気持ちの良い道路でドライブに人気です。そんなエコーライン沿いにあるたてしな自由農園は、近隣の農家さんの新鮮な野菜がずらりと並ぶ人気の直売所です。お酒やお菓子など長野県のお土産も揃います。駐車場もとても広く、バスで買い物に来る団体客もあります。また、店内には原村観光案内所がありますよ。

隣接した808Kitchen&Tableでは毎日店内でパンを焼いています。レストランのメニューには直売所の野菜が使われ、美味しいと好評です。

原村の八ヶ岳自然文化園は、標高1,300mにある「八ヶ岳の自然とふれあい」をテーマにしたレジャー施設です。園内からは八ヶ岳や蓼科山、車山、北アルプスといった山々を望め、多くの方が四季の植物や景色を楽しみに訪れています。

園内にはパターゴルフやストライダーパークなどのアウトドア施設があります。また広く起伏のあるドッグランは愛犬家から好評です。自然観察科学館にはプラネタリウムがあり宇宙や自然に関する展示も行われています。展示会やイベントが行えるセミナーハウスもあります。

原村の八ヶ岳美術館は、村出身の芸術家、清水多嘉示氏による彫刻や絵画の寄贈を契機として1980年（昭和55年）に開館しました。清水多嘉示の彫刻や絵画、同じく村出身の書家・ 津金寉仙の書を展示しています。

八ヶ岳一帯はかつて縄文文化が花開いた土地でもあります。ここでは村内の遺跡から出土した土器や石器も間近に見ることができます。建物自体も建築家・村野藤吾による設計で、連続ドーム型の大変ユニークなものです。

原村には自慢の温泉があります。八ヶ岳温泉は体がよくあたたまると評判の湯。日帰り温泉の「ふれあいセンターもみの湯」の露天風呂では、この上質な温泉を源泉かけ流しで味わえます。

隣接する樅の木荘は宿泊施設です。こちらは2019年にリニューアルしました。新館の家族風呂も源泉かけ流し。お食事は地元の食材を生かしたお料理です。（※2020年シーズンは一部サービスを休止するなど縮小営業の場合があります）

原村では恵まれた自然環境を生かした農業がさかんです。トマトをはじめ、甘みの強い高原野菜特有の味わいは感動的！

原村でぜひ食べておきたいグルメ・特産品を4つご紹介します。採れたてはもちろんですが、お土産にもぜひおすすめです。

原村は標高が高く昼夜の気温の高低差があります。この気候がおいしく甘みのある野菜を育ててくれます。

トマトもみずみずしく、味が濃いと評判です。村内にはミニトマト狩りのできる農園もあります。
（篠原園芸　https://www.shino-farm.com/）

原村など地元でセロリは「セルリー」と呼ばれています。畑で育つセロリは両手に抱えるほどの大きな株で、この姿を見たことがない方もいるかも知れません。

村内の販売店ではこうした大きなセロリを販売しており、お土産として人気です。夏の夕方には畑でセロリにたっぷりと灌水をするのですが、これもシャワーのようで涼し気な風景です。原村のセロリは柔らかく食べやすいので、セロリが苦手だという方もぜひチャレンジしてみてください。

今年は開催中止となって大変残念ですが、夏開かれる「原村高原朝市」で大人気の品がその日の未明に収穫された朝採りのとうもろこしです。なるべく早く蒸したりゆでたりして食べてください。高原の水と空気と太陽が育てたとうもろこしは糖度が高く、かぶりつくとみずみずしさが口の中にあふれてきます。

トウモロコシも品種でさまざまな味があり、原村では食べ比べができるほど多くの種類が売られています。

近年はサニーショコラなど、生で食べられる品種も増えています。メディアで紹介されたハマラファーム（https://hamarafarm.com/）の「八ヶ岳生とうもろこし」は、通販や八ヶ岳自然文化園など限られた場所で販売しています。メロン同等の糖度があるそうで、まずは生でかぶりついてほしい、と生産者さんが言うほど。チャンスを見逃さず手に入れたいですね。

原村の八ヶ岳中央農業実践大学校（http://www.yatsunou.jp/）では将来の「農」を担う若者たちが学んでいます。広大な敷地に畑や牧草地、花のハウス、食品加工所などがありまさに「実践」の場所。直売所ではこうした学生たちが育てた野菜や花のほか、卵、牛乳、加工製品などを販売しています。

新鮮な牛乳から作ったチーズは、「原村」「原山」など、地元の地名を冠したさまざまな種類があります。夏の間オープンする「農場食堂」では、ジャージー牛のソフトクリームを楽しめます。

原村は八ヶ岳への登山はもちろんですが、八ヶ岳を眺めながらブルーベリーやカシスなどの果実摘みを体験することもできる場所です。

文化的な体験も楽しめるので、上手に組み合わせて原村での観光を楽しんでみてはいかがでしょう。4つのおすすめ体験・イベントをご紹介します。

原村にある八ヶ岳原村ブルーベリー・カシス農園（https://www.go-nagano.net/topics_detail6/id=4606）は、標高1,050ｍ、北・南アルプス、蓼科、八ヶ岳、360°の大自然が遠望できます。

この農園からは、世界的に有名なレストランにも野菜やカシスを納品してもいるそうです。そんな場所でブルーベリーやカシスの摘み取り、農業体験ができるのです。

八ヶ岳の登山口、舟山十字路は標高1,600mほどまで車で気軽に行けるため、登山愛好家に良く知られています。八ヶ岳の中で原村に属するのは阿弥陀岳です。舟山十字路から御小屋山を通り阿弥陀岳へ登る登山ルートは少しきつめですが眺望も良く人気があります。晴れていれば山頂からは周囲の山々や、諏訪湖、遠く富士山まで見渡せます。

標高1,300ｍの八ヶ岳自然文化園内に、夏の夜だけオープンする野外映画館があります。満天の星空のもとで鑑賞する映画はいつもと雰囲気が違い、ドキドキ感にあふれています。

原村の夜は夏でもとても涼しく寒いくらいなので長袖推奨です。そして虫よけもご準備ください。「星空の映画祭」（https://www.hoshizoraeiga.com/）は2020年の開催は中止ですが、来年に向けてスタッフは鋭意準備中です。毎年、上映される作品のリストもこだわりがあり、注目を集めています。

原村の八ヶ岳クラフト市（https://www.yatsugatakecraft.com/）は、八ヶ岳自然文化園で夏と秋、年に2回開催されるにぎやかなクラフト市です。

村内をはじめ八ヶ岳周辺には、周囲の自然にインスパイアされた多くのクラフト作家が住んでいますが、こちらのクラフト市はさらに全国から多くの作家が集まる、作家の皆さんにとっても人気のイベントです。そのため、レベルの高い作品が集まると評判です。2020年の開催は中止です。

原村へのアクセス方法は、車の場合、東京方面からも名古屋・大阪方面からも、中央自動車道・諏訪南ICが最寄りです。八ヶ岳自然文化園などがあるエリアまでは、諏訪南ICから8kmほどです。

電車の場合JR中央本線・芽野駅で下車し、タクシーで25分ほどです。高速バスの場合、新宿から上諏訪・岡谷線が1日16往復しています。中央高速バス・中央道原で下車しタクシーを呼んでください。そこから約10分程です。

いかがでしたでしょうか。原村は豊かな自然の恵みが魅力的な村です。絶景スポットや新鮮な農産物などの美味しいグルメもあり、のびのびとした観光が楽しめます。

自然に囲まれのんびりと過ごしたい方は、ぜひ原村に足を運んでみてはいかがでしょう。ペンションに泊まり、空いっぱいの星を見ながら忙しい日常を忘れてみませんか。