シチリア料理を味わえる東京のお店をご紹介！美味しい本格グルメを堪能！

イタリア料理と言っても地域によってさまざまな郷土料理が存在します。イタリアには20種類もの郷土料理があると言われています。

今回はその中でも日本人に受け入れやすく、美味しいと言われるシチリア料理を見てみます。シチリアの食文化の歴史も一緒に見ながら、本格的なシチリア料理を堪能してみましょう。

皆さんは「シチリア料理」という言葉は聞いたことがあるでしょうか？名前は知っているが実際にイタリアのどの地域の料理で、代表的な料理がこれだと言える方は少ないのではないでしょうか。

イタリアにはイタリア料理という料理は存在しないと言われています。南北に長いイタリアには、それぞれ独自の食文化が生まれて、使う食材や調味料、調理法まで様々だと言われています。

今回はイタリアのシチリア料理を詳しく見てみましょう。まずはシチリアの場所の確認と食文化の歴史を紐解いてみましょう。

イタリアにあるシチリアはイタリア本土の南西部にあるシチリア島になります。地中海のほぼ中央に位置し、面積は九州の6割ほどと言われています。

気候は地中海の中央部にある為、地中海性気候で夏は乾燥し暑く、冬は穏やかな気温で雨が多い気候を持っています。

そして食材は、夏の照り付ける太陽で小麦類や柑橘系が豊富に収穫でき、畜産・酪農も広大な土地で行われます。

地中海からの魚介類も豊富に獲れ、特にマグロ漁が盛んなシチリア島です。その為多くのシチリア料理でもまぐろはお肉のように使われています。

シチリアの歴史はシチリア料理の食文化に大きく影響を及ぼしています。地理的に地中海の十字路に位置するシチリアでは、フェニキア人、ギリシャ人、ローマ人など多くの支配者によって治められてきました。

その際に食文化もともに伝わり、様々な食材が栽培されるようになってきました。そして3000年もの歴史があるシチリア料理の歴史は、シチリア3000m級の山があり、四季のあるシチリアでは新鮮な魚介類、山の幸、野の幸が豊富に揃います。

これらの要素が合わさり、シチリア料理は長い歴史の中で独自の料理を構築しています。イタリアの中でも一番おいしいという人がいるシチリア料理は、日本人の口にもよく合います。

シチリアの食文化はその土地柄、アラブやアフリカの影響を強く受けています。その為ハーブ類のケイパーやオレガノなどを魚やお肉の臭み消しに多く使われます。

そしてダイナミックの味付けが特徴的で、はっきりとした料理が多いと言われて、シチリアを代表するカポナータの料理に分かるように、甘酸っぱい料理がたくさんあります。

それでは実際に人気のシチリアグルメを詳しく見てみましょう。各地域や各家庭でそれぞれ味付けが違うとされるシチリア料理。

定番の郷土料理のカポナータは名物料理で、シチリアを代表するメニューになります。日本では見かけない食材の乾燥そら豆を使ったマッコや、一度聞いたら忘れられない特徴な名前のクスクスもシチリア料理になります。

日本人の口によく合う美味しいメニューばかりですので、材料が手に入れば日本でも再現可能なシチリア料理です。

シチリアで定番で人気グルメのカポナータは、茄子を1度オリーブオイルで素揚げして、別鍋でタマネギ、セロリ、トマト、オリーブなどの野菜を炒め、ワインビネガーで煮た後に砂糖と塩で味付けをしたシチリア島伝統料理です。

その味は、トマトの酸味に加えてワインビネガーの酸味や砂糖の甘みを感じる甘酸っぱいメニューです。日本では夏野菜をたっぷりにハーブを入れると本格的な味わいで美味しいと言われます。野菜がたっぷりと取れるヘルシーな一品で夏には冷やして食べてみましょう。

スープマッコは、紀元前6000年もの昔からシチリアでは使われていた食材そら豆を乾燥したものを使います。

そら豆の他にもヒヨコマメ、インゲンマメ、グリーンピースなどを入れ、玉ねぎをさらに加えて塩の意のシンプルな味付けで頂きます。

フェンネルの葉、ルリチシャ、トマトを入れてアレンジを加えていただく家庭もあるようです。乾燥そら豆を水で戻して鍋に入れ、玉ねぎと共にスープ状になるまで煮詰めます。火が通ったらブレンダーを使ってピュレするのもおすすめです。

ここに折れたパスタやペンネを入れてシチリアの家庭の味を楽しんでみましょう。日本でも手に入るそら豆で簡単に作ることができます。

シチリアで人気の定番グルメと言えばこのクスクスもあります。北アフリカやアラブに起源のある料理で、ナスやチーズや魚のソースを上にかけて食べたりされます。

クスクスは一見お米の粒のように見える料理です。何かの種かキアヌのようにも見えますが、これはシチリアを代表するパスタの一種になります。

世界最小のパスタと言われデュラム小麦を水と共にこねて、何度かこす作業をして、この形状になっています。材料はパスタですのでソースをかけて食べるのも変ではありません。

淡白な味わいのクスクスはサラダや蒸し料理に混ぜてお肉の横に添えられたり、スープと一緒にいただくとパラパラしたクスクスが馴染んで食べやすくなります。

シチリアでは多く獲れるまぐろを、日常的にお肉のように食べる習慣がシチリアにはあります。家庭料理でも人気のまぐろで、分厚い切り身をトマトソースやジャガイモ、オリーブ、ケーパーなどと共に煮込んだまぐろに煮込みグルメがあります。

日本人の口にも美味しいと人気の魚料理になっています。またまぐろの煮込みをパスタにかけてソースとしてもいただきます。

カッツィッリは日本人には聞きなれないメニュー名ですが、実はジャガイモのコロッケになります。別の名前でクロッケと呼ばれています。

揚げ物でストリートフードとしてよく路上で販売されている手軽なシチリア料理になります。ひよこ豆を練って作ったパネッレと共に販売されているメニューになります。両方をパニーノに挟んでいただくのがシチリア風です。

こちらもシチリアでストリートフードとして人気の料理です。スカッチャータはつぶされたという意味の料理で、ピザ生地の間に具材を挟み込んで、片手で食べられるスナックのように提供されます。

一見パンの中に何かを挟んでいるようにも見えるものもあり、中にはピザのように平らで、中に具材が挟み込んであるものなどがあります。

またクリスマスや大晦日などにも食卓に並ぶシチリアの人気メニューです。間の具材はハムとモッツァレラの定番の具材から、チーズとアンチョビにホウレン草やブロッコリーなどの野菜など様々です。

では日本人の口のもよく合うメニューがたくさんのシチリア料理。そんなシチリア料理は家庭で作る前に、本場の本格的な味を確かめてからにしましょう。

日本で多く揃う食材ですので、そのまま作ると日本の味にもなりかねません。そんな時は東京で人気の本格的なシチリア料理を頂けるお店を訪ねてみましょう。

青山学院前を通り過ぎたところにあるカジュアルすぎず、肩ひじ張りすぎないシチリア料理のお店として人気のお店です。

オープンな店内から聞こえるにぎやかで楽しげな雰囲気がいいと評判のお店では、石川シェフの本格的なシチリア料理を頂くことができます。

こちらお店はパスタがおすすめでカジキのショートパスタやシチリア名物 いわしとウイキョウのカサレッチェは、もっちりとした食感とイキョウとイワシのソースが絶妙と人気です。

シェフやスタッフの居心地のいいおもてなしと、本格的なシチリア料理が揃う気軽に通えるお店です。

白山・春日駅から徒歩8分、白山の路地裏にあるシチリアの港町の小さな家庭料理やまかない料理を再現した、本格的な料理をいただけます。

店内には一人でもふらっと入れるようにカウンター席もあり、仕事終わりにシチリアグルメを頂くことができます。

おすすめはシチリア屋のコース料理4000円。イワシのボルベッティーノやかぼちゃのクスクスなどの前菜の盛り合わせは、本格シチリアグルメを少しづつワインにあるおつまみのようにいただけます。そら豆のスープや、パスタを選ぶことができます。

どの料理も素朴な中に柑橘系の香りがし、シチリアのトマトソースパスタは生のトマトから作っている為トマトの適度な酸味が美味しいと言われます。ポルチーニと海老の旨味を感じる本格的なパスタ、ポルチーニ茸と赤海老のヨランダ等シチリアにいるかのようなな本格的なメニューです。

シチリア料理をまず試してみたい時はこちらのお店でランチを頼んでみるのがおすすめです。こちらでは本格的なシチリアグルメをパスタ、ビステッカ、アクアパッツァの3種から選ぶことができます。

パスタはシチリア伝統のパスタから季節の食材を使ったものもまであり、100円追加で大盛にもしてもらえます。ランチのパスタコースは1300円から。

土日限定のアクアパッツァコースは1900円で、魚介がたっぷり入ったシチリアの海の幸をたっぷり味わえる本格的なメニューです。塩味がやさしく魚介のうまみがおいしいと評判です。前菜にドルツェにコーヒー、フォカッチャが付きます。

白金高輪の駅から徒歩7分ほどの食べログでも高評価の本格的なシチリア料理のお店です。メニューはお肉に魚に豊富な野菜メニューもあります。シチリアの珍しいワインも種類豊富にあるので、数十種類の中から選んでみましょう。

そしておすすめは定番のカポナータやトマトがたっぷりと入ったモッツアレラが特に美味しいと言われています。水牛を選べるモッツアレラ共に東京でシチリアワインを片手に楽しんでみましょう。

また、気軽にワインを楽しめるお店としても使い勝手がよく野菜を使ったシチリアの本格的なひよこ豆のフリットや冬野菜と白いんげん豆の煮ものなど野菜の甘さと他との組み合わせが絶妙とのこと。

乃木坂でシチリア気分満点のお店リストランテ ダ ニーノは、食器や店内の雰囲気からしてシチリアの本格的なレストランの印象を受けます。

店主はイタリア人で、上品に作られた本場の本格的なシチリア料理をいただけます。店内には外国の方もいる本場のレストランです。

夜のコースは8000円から様々なコースがあります。まず始めはランチコースを頼んでお店の味を確かめてみましょう。

ランチは前菜とパスタとカフェがついて2200円からあります。パスタが揚げなすのトマトパスタは手打ちの長いパスタスパッカテッレを使い、モチモチでソースは甘く酸味のあるトマトソースが美味しいと評判です。

デザートはきれいにお皿の上でデコレーションされた最後まで手の凝った可愛いデザートが提供されます。プラス500円のカンノーリは、サクサクパイ生地の中にリコッタチーズの入った美味しい一品です。

 

大崎広小路駅から徒歩2分のガード下にある新しくオープンしたお店です。ガード下にあるおすすめのシチリア料理のお店で、さくっと一杯飲むにもおすすめです。

ワインの品ぞろえが多く、大皿料理や揚げ物系のメニューも豊富に揃います。シチリアワインと共にカポナータやフリッターなどの本格的なシチリア料理がおすすめです。

ではお次は本格的なシチリア料理も食べられる、東京のイタリアンのお店を見てみましょう。シチリア料理と共に美味しいその他の地域のイタリア料理も楽しむことができます。

東京都内には10件ほどしかないと言われる本格的なシチリア料理のお店。わざわざ遠方から行くのが難しい方はイタリアンのお店でもシチリア料理を探してみましょう。

江古田駅前のホームが見るイタリアンのお店。ランチは1350円からありスープと前菜とパスタが選べます。

肉厚の蛤のうまみが美味しいハマグリのジェノベーゼや美味しいはっきりしたお味の白魚と空豆のペペロンチーノなど本格的なパスタメニューが揃います。また前菜の盛りだくさんのメニューが人気で、満足感のあるイタリアンを頂けます。

シチリア料理で有名なドンチッチョの3号店としてオープンしたシュリシュリは、6年間イタリアの郷土料理を本場で学んだシェフが作る本格的なイタリア料理がおすすめのお店です。

郷土料理をカジュアルにいただけるお店で1品からでもOKとのこと。ワイン片手におつまみとしてアラカルトメニューを注文してみましょう。

おすすめは短角牛のラグーのペンネ。鶏レバーを加えたペンネでレバーのコクと香りがイタリアグルメの本格的な一品です。

口コミで評価が高く高級イタリアンをランチではお手頃価格でいただけるお店になっています。正統派の本格イタリアンがランチが1500円でいただけます。

パンとサラダにパスタ2種がランチにはついてきます。まず始めに提供されるサラダがボリューム満点でシンプルなドレッシングとよく合うとのこと。

キノコのカルボナーラと鮭とケッパーのオリキエッタやフェデリーニ 葉玉葱とポレンタ 牛肉と鹿肉の煮込み等があります。

華やかな見た目ではありませんが食材の味がしっかりとするパスタとマッチしたメニューが揃っています。東京で貴重な本格的なイタリアンが頂けるおすすめのお店です。

いかがでしたでしょうか。東京にはおすすめの本格的なシチリア料理が食べられるお店があります。しかも高級イタリアンのお店というわけではなく、家庭的な郷土料理としてシチリア料理を頂けるところもあります。ぜひ一度、日本人にも美味しいとされる本格的なシチリア料理をぜひ食べに行ってみましょう。