石垣島から行ける離島おすすめ６選！フェリーで日帰りも出来る！

沖縄には沖縄本島や石垣島の他にもたくさんの離島があり、離島それぞれには、地形や集落、海岸の様子などさまざまな違いがあります。好みや旅行スケジュールによって組み合わせる楽しみもあります。離島ターミナルのある石垣島からのツアーが出ている場合もあります。石垣島から行ける離島6選をご紹介します。

石垣島から最もアクセスのいい離島は竹富島です。石垣島観光のツアーには必ずと言っていいほど竹富島が組み込まれています。離島ターミナルから高速船は30分に1回出ており、たった10分で到着します。

この島の特徴は何と言っても町並みです。高速船で到着する港から徒歩20分のエリアは国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。シーサーの載った赤瓦の屋根の建物、石垣や白い砂の道など沖縄らしい特徴的な集落が見られます。

竹富島では水牛のひく、水牛車ツアーがおすすめ。ガイドの奏でる三線を聞きながら、ゆるりゆるりと進むひとときは竹富島ならではの沖縄時間です。また、山のない平坦な地形であることから、レンタサイクルで回るのも気ままでいいものです。

もちろん日帰りも可能ですが、大きい島なのでできれば宿泊を伴う計画を立てたい島です。フェリーで石垣島離島ターミナルから40分、島の90％が原生林で覆われていて、標高も高いため、沖縄随一のジャングルに似た景色が広がる自然いっぱいの島です。海も山も楽しみたいアクティブ志向の方に特におすすめです。

トレッキングツアーではピナイサーラの滝のコースが一番人気です。所用時間は3時間からとなっています。マングローブを眺めながら水の中を進み、ジャングルを横切り、岩場を登った末に見られる滝には感動もひとしおです。

家族連れでも参加しやすいカヌーツアーでは、操作方法から学び、海と川を進むと陸地からは見ることのできない風景が広がっています。昼食をはさんで半日以上のツアーがより西表島を満喫できます。

他にダイビングやシュノーケル、珍しい動物探しなど、多彩なアクティビティができる点が西表島の魅力と言えます。その分危険なポイントもあり、よほど慣れた人でなければツアーに参加するのが安全に、かつ見どころを見逃さない秘訣になりそうです。石垣島の離島ターミナルからフェリー移動込みのツアーもあるので活用したいものです。

石垣島離島ターミナルからフェリーで30分弱の黒島は、その島の形からハートアイランドと言われます。静けさの漂うのんびりとした島です。島民の数よりもはるかに多い、牛が飼われていることが特徴です。平坦な島に牧草が生え、草を食みのどかに暮らす牛達をいつでも見かけることができます。

ダイバーであれば宿泊を伴っての滞在がおすすめです。島内の観光なら日帰りで回れる島です。島に流れるゆったりとした空気を感じたいのであれば宿泊するのがよいでしょう。

海水浴をしたり、散歩したり、民宿で貸してもらえる自転車で島内を散策するのがおすすめの過ごし方です。ダイビングスポットもあり、民宿がダイバーの情報交換の場になることも多々あります。もちろんウミガメの産卵地となる浜もあるほどの海の美しさはダイバーならずともシュノーケリングでも十分感じることができます。

2001年に放送されたNHK連続テレビ小説『ちゅらさん』で知名度が上がった小浜島は八重山諸島きってのリゾート地でもあります。標高99mの大岳(うふだき)を中心に据えた、周囲16kmちょっとの島です。ターミナル的な位置になるため、晴れた日には他の島々を望むことができます。

はいむるぶし小浜島ではビーチアクティビティ・ダイビングはもとより、乗馬体験やテニスなどのアクティビティが揃っています。プライベートビーチでゆったりと過ごすこともできる広大な敷地が自慢です。八重山の幸をふんだんに使った食事も人気です。

シュガーロードと呼ばれる集落から延びる道は、さとうきび畑に両側を囲まれたゆるい勾配になっており、レンタサイクルやドライブの時に通ると、さわさわと沖縄の風を感じることができます。

人が住んでいる島では日本の最も南に位置しているのは波照間島です。石垣島の離島ターミナルから約1時間の高速船の旅で到着します。いたるところで遭遇するヤギものんびりとした雰囲気を出すのに一役買っており、波照間に来たことを実感させてくれます。

島をほぼ1周できる道が続いているので、のんびりとさとうきび畑を見ながらのサイクリングなどがおすすめです。唯一無二の観光スポットと言うべきニシ浜は、海水浴シーズンでなくても透明度が高く、“ハテルマブルー”と呼ばれるのも納得の美しさです。

また、島内にある竹富町波照間島星空観測タワーでは星空を見るための解説をしてもらえます。周囲に明るい街灯などがないことでより一層星が多く見えます。88ある星座のうちで84もの星座を波照間島で見ることができ、中でも南十字星を見られる国内の貴重なスポットとされています。

波照間島のお土産で幻と言われている泡波は波照間酒造所で作られています。作られる量が少ないため、なかなか島外に出回らないため、波照間島のお土産としては最適です。さっぱりとした飲みやすい泡盛なので、島内で見かけたら是非買って帰りたいものです。

石垣島からフェリー40分で到着する、周囲4kmほどの小さい島、鳩間島は、ドラマ『瑠璃の島』の舞台としても知られています。観光化が進んでおらず、島時間がゆったりと流れているのを感じられます。民謡の『鳩間節』が生まれた土地ということで、ミュージシャンが集まるイベントなどが行われます。

気の向くままに散策しても迷子にならないほどの広さの島ですが、訪れたら鳩間中森と呼ばれるエリアへは足を延ばしてみるのがおすすめです。木の茂った道を登って行くと鳩間灯台があります。また、石を積んでできた遠見台もあり、西表島が見えます。晴れた日は眺めが最高で時を忘れてしまいそうです。

車の交通量も少なく、舗装されていない道も多いため、観光にはレンタカーやレンタサイクルより徒歩が動きやすいです。透明度の高い美しい砂浜で星砂を拾ったり、贅沢なひとときを過ごせます。石垣島から日帰りできる別世界とも言えます。

石垣島から117km、台湾からは111kmという絶海にある与那国島は、日本の最も西に位置する島です。週2回離島ターミナル対岸からフェリーも出ていますが4時間ほどかかるため、飛行機でアクセスするのがいいようです。飛行機でも30分かかります。

与那国島と言えば、ダイバーにはおなじみの海底遺跡が有名です。この海底遺跡はグラスボートで見物することもできます。島内を観光するならば、自転車でなく自動車がおすすめです。山が連なる起伏の富んだ地形なので、島を1周するだけでもかなりのアップダウンがあるからです。

そんな地形の与那国島で昔から農作業や荷物を運ぶ時に重宝されてきた、ヨナグニウマと触れ合うことができるのが「ヨナグニウマふれあい広場」です。日本の在来馬で、茶色い毛色と小柄なところが特徴です。乗馬体験もでき、海の中を歩くなど、与那国島でしか体験できません。

西表島に隣接している小さな島は由布島と言います。西表島から400mほどに位置し、由布島に至るまでずっと浅い砂地であるため、フェリーなどはなく徒歩で行けます。でも、せっかくなので、水牛車で渡るのがおすすめです。

重い荷物を運ぶために飼われていた水牛。力強く、ゆっくり進んで行くのでなごみます。由布島の特徴は、島全体が植物園として整備されている点で、観光で島に入る時は入島料を支払います。その分、手入れされた植物や、水牛だけでなくヤギやリュウキュウイノシシなどの姿を見ることもでき、小さいこどもでも楽しめるスポットです。

以上、八重山諸島を中心とするおすすめの離島6選をご紹介しました。多彩な特徴に驚かれた方もいるでしょう。1つの島に訪れると、また違う島に行ってみたくなるものです。石垣島から気楽に日帰りで訪れられる島もあるので、1度訪れてみることをおすすめします。