小浜島の観光人気スポット！「ちゅらさん」の舞台！ビーチや展望台もおすすめ！

石垣島からフェリーで約30分の小浜島は、沖縄の離島・八重山諸島のひとつです。小浜島は八重山諸島のちょうど真ん中あたりにあることから、地元では「八重山のへそ」の愛称でも呼ばれています。沖縄の離島旅と言うと「石垣島」や「西表島」が人気の島リゾートに選ばれがちですが、小浜島には「小浜島ならでは」の魅力が詰まっています。小浜島観光に便利な情報をあつめてみました!最後までご覧ください。

2001年、沖縄を舞台として人気を集めたNHK朝の連続テレビ小説「ちゅらさん」。放送をきっかけに、主人公の出身地として紹介された小浜島が一躍有名になりました。八重山諸島のほぼ中央にある小浜島は、透明度が抜群な青い海に囲まれた小島です。島面積もわずが7.84㎢、そのほとんどが「さとうきび畑」でのんびりとした風景が広がっています。

沖縄と言えば「さとうきび畑」の風景はどこでも見られるかもしれませんが、ここ小浜島のさとうきび畑はどこか懐かしさを感じる穏やかな景色。さとうきび畑の真ん中を走る「シュガーロード」と呼ばれる道路は、小浜島では欠かせない生活道路でもあり、観光客からは人気の撮影スポットになっています。

先ほど小浜島は透明度が抜群な青い海に囲まれているとご紹介しましたが、島内の至る所にビーチがあります。観光客が気軽に行けるビーチから、地元民が行く穴場ビーチまで色々。また、ホテルのプライベートビーチもありますので、小浜島滞在中にいつでもビーチでのんびり過ごすことができます。

島内のビーチもおすすめですが、小浜島からほど近い「幻の島」と呼ばれている浜島のビーチもおすすめです。小浜島と竹島のちょうど真ん中あたりにある三日月型の無人島で、潮がひいている時にしか現れません。自然からのプレゼントとも言えるこのビーチへ、折角なのでオプショナルツアーなどで訪れてみてはいかがでしょうか。

沖縄離島の小浜島へ行く方法は2つ、石垣島からの高速船かフェリーのみです。石垣島離島ターミナルから出ている「離島定期船」で島へと渡ります。小浜島へは「安栄観光」「石垣島ドリーム観光」「八重山観光フェリー」の3社が出航しています。定期船の3社、どちらも同じ航路で運航していますので、目的や時間帯によって乗船する船を選べます。

3社の中でも定期船の便数が一番多いのが「安栄観光」で1日12便あります。観光フェリーの所要時間は35分、「石垣島ドリーム観光」が週4回運航しています。但し、1日1便運航なので予定と合うか事前に調べておく必要があります。また、乗船する便によっては混雑が予想されますので、チケット入手を含め早めに手続きを済ませておくことをおすすめします。

小浜島に泊まるのならレンタカーが便利です。小浜港からホテルまでは送迎のサービスを行っている場合が多いので、事前に確認しておくと良いです。また、自転車や自動車をホテルでレンタルできるところもあるので、予約の段階で合わせて検討しておくことをおすすめします。

日帰りで小浜島を観光したい方は、レンタサイクルやレンタルバイクがおすすめです。島内では車もそれほど多くは走っていないので、目的のスポットまで自転車を使っても安全に移動できます。また、公道でも走れるカートレンタルもありますので、予算や目的に合わせて選んでみてはいかがでしょうか。

住所:沖縄県竹富町小浜3400-38 電話番号:0980-85-3571(小浜島総合案内所)

小浜島でおすすめの観光スポットと言えば、有名なのが「大盛家住宅」です。この沖縄らしい古民家は、ドラマの中でも登場しました。ドラマの中で「こはぐら荘」として登場したこちらの古民家は、大正時代に建てられたもの。伝統的な沖縄の民家は保存状態もよく、後世にも伝えていくものとして国の有形文化財にも指定されています。

主屋には沖縄らしい赤瓦屋根にシーサー、家の入口には家の中を隠す目的でつくられた石塀(ひんぷん)があり、井戸と洗い場が配置されています。見学は自由ですが、現在は一般の民家で実際に住まれている方がいます。住民の迷惑のかからないようにマナーを守って、外からのみ、その世界観に触れるようにしましょう。

住所:沖縄県八重山郡竹富町小浜15 電話番号:0980-82-5445(竹富町観光協会)

ドラマのロケ地巡りで人気の観光スポットが「シュガーロード」です。ドラマを知らなくても感動するこの風景は、いつ訪れてものんびりとしていて、心がほどけていくのを実感することでしょう。真っすぐな一本道の両サイドにはさとうきび畑が広がり、どこを切り取っても絵になります。こちらは人気のスポットなので観光バスもよく通ります。撮影する際には車の往来にご注意下さい。

特に夏から秋にかけては、背が伸びたサトウキビが沖縄らしい景色を作っていきます。途中には牛ややぎの放牧シーンに出会う事もありなんとものどかです。また、こちらの道は坂道になっていて、さとうきび畑に向かって下り、そしてその後はまた登りとなっています。自転車で訪れる際にはこの坂道がきつく感じるかもしれないのでご注意を。

次におすすめしたい観光スポットが「大岳展望台」です。小浜島唯一の山と言える大岳の海抜は99m。その山頂にある展望台からは360度パノラマビューが楽しめます。また、こちらの展望台からは八重山諸島の「石垣島」「竹富島」「黒島」「新城島」「西表島」「鳩間島」「嘉弥真島」、天気が良ければ「波照間島」まで見ることができます。

大岳展望台入り口から山頂までは徒歩で10分、急な階段が続くところもあるので途中で休憩しながらゆっくり登のがおすすめです。また、展望台までの階段脇は茂みが続きますので虫よけスプレーで対策をしておくのもお忘れなく。

階段を10分ほど登った先には目当ての展望台があります。展望台の内側の両壁にはベンチシートがありますので、軽く休憩ができます。少し休んだら展望台の眺めを楽しんでください。天気が良ければ小浜島全体の形が見渡せますので、色んな方角から見てみると楽しいです。

美しいビーチと言えば、小浜島の最西端にある「細崎海岸」です。ビーチからは対岸にある西表島を確認することができます。晴れた日なら間近に感じられるので泳いで渡れそうですが、実は結構距離があるのだそう。潮の流れも速いので遠泳には向きません。観光客も多くないので、のんびりとビーチで過ごすにはこちらがおすすめです。

また、細崎海岸で知る人ぞ知るスポットと言えば「貝殻のお店」です。可愛い貝殻を購入できるのですが、無人のお店なので購入した分のお金を缶に入れて行くというシステムです。お土産に立ち寄ってみてはいかがですか?直ぐ近くには漁港と海人が暮らす集落があるので、離島らしいのんびりとした地元民の暮らしも垣間見ることもできます。

細崎漁港のすぐ隣、細崎海岸から徒歩3分ほどの「海人公園」は、小浜島の最西端にある公園です。小さな公園ですが、この公園一番のシンボルは大きなマンタがのった展望台です。その大きなマンタはまるで空を泳いでいるよう!展望台に登ってみると大海原に浮かぶ緑豊かな島・西表島が一望でき、ダイナミックな光景が広がっています。

見晴らしの良いマンタの展望台からは滑り台があり、子供連れファミリーにもおすすめのスポットです。こちらには芝生やトイレもあるので、島内ドライブの立ち寄りにも人気。お弁当を持参してピクニック気分も味わってみてはいかがでしょうか。

小浜島で居酒屋と言えば「あーじゅ」がおすすめです。予約をしておくとホテルまでの送迎付きなので、安心して泡盛と沖縄料理を楽しむことができます。「てんぷら」や「チャンプルー」など沖縄の料理に合わせるのは、やっぱり泡盛が一番!種類も豊富なので、おすすめを尋ねてみると好みの一杯に出会えるかも。呑みの〆には「八重山そば」もおすすめです。

住所:沖縄県八重山郡竹富町字小浜3278-3 電話番号:080-2736-5008

おすすめスポットでも紹介した「細崎海岸」にほど近い「Sanufa細崎」は、お店の前に設置されたサバニと呼ばれる小型ボートがトレードマークの居酒屋です。目の前には海が広がるロケーションなので、小浜島の美しい景色と沖縄ならではの料理を一緒に味わうことができます。

こちらのおすすめポイントは「石垣島の美崎牛炙り寿司」250円(一貫)や、「スーチカーおろしポン酢」650円、「ナーベラと豆腐の辛みそ炒め」など沖縄の一品料理の数々です。種類も豊富でメニュー選びも迷ってしまいそう。ランチタイムメニューもあるので、島内巡りの際のランチスポットにもおすすめです。また、こちらでも事前に予約しておけばホテルへの送迎のサービスが受けられます。

住所: 沖縄県八重山郡竹富町小浜1496-163 電話番号:0980-85-3281

小浜島の離島ターミナル前にある「島夢人」は、地元島民にも人気の食堂です。小浜島観光に訪れて、高速船に乗る前の腹ごしらえにも便利なお店とあって、観光客も多く利用しています。特におすすめなのがランチタイムの定食メニュー。観光地値段が多い中でリーズナブルな上にボリューム満点!

離島らしさを味わいたい方は「我の八重山そば」500円もおすすめです。鰹の効いたスープに薄焼き卵の細切りと棒切りチャーシューとシンプルですが、麺の量が通常の1.5倍はあるとか。お腹いっぱい食べたければこちらがおすすめです!夜の営業もありますが、こちらでは送迎サービスが無いので、フェリー乗り場とホテルの送迎シャトルバスを利用すると便利です。

住所:沖縄県八重山郡竹富町小浜 電話番号:0980-85-3881

小浜島で人気のリゾートホテル「星野リゾート リゾナーレ小浜島」は、2017年4月1日より「ホテルニラカナイ小浜島」として生まれ変わりました。女子の憧れが詰まったホテルのコンセプトは「真南風(まはえ)ロマンティック」。沖縄の言葉で真南風とは、初夏に吹く風のこと。滞在者が心地よく過ごせる為の工夫が随所に散りばめられています。

ホテルニラカナイ小浜島では、浅瀬のプライベートビーチをはじめ、3つの異なるスタイルで個性あるプール、沖縄の食材を用いた美食レストラン、大人の女性におすすめな癒しの琉球スパ、日本最南端のゴルフ場でプレーなど、過ごし方は自由自在です。

住所:沖縄県八重山郡竹富町小浜東表2954 電話番号:0570-073-055

日本最南端のビーチリゾート「はいむるぶし」は、小浜島屈指の人気ホテルです。ホテル名の「はいむるぶし」とは、沖縄の方言で南十字星を中心とした南に群れている星「南群星」のこと。その名の通り、雲一つない夜空の日にはビーチから天の川がくっきり見えます。

広々とした敷地内はレンタルカートで楽々移動!オープンカフェ&バーでのんびり過ごすのも贅沢な時間です。また、沖縄唯一の「屋外ビーチトリートメント」や「ビーチテラス」、夜行性の動物や空いっぱいに広がる星、ホタル(季節限定)などを観察する「ナイトツアー」もここならではの楽しみ方です。自分にご褒美の旅行にもピッタリ!

住所:沖縄県八重山郡竹富町小浜2930 電話番号:0980-85-3111

エメラルドグリーンに輝く海まで20歩、すぐ目の前がビーチという「ゲストハウス パナパナ」は、小浜港から車で約10分の静かな村にある小さなゲストハウスです。西表島を望むテラスでは読書したり、ビールを飲んだり、夜には星見をしたりと、のんびりとした島時間を過ごすことができます。

宿一番のおすすめはオーシャンビューの「デラックスルーム」。お部屋は20畳と広々、リビング、キッチン、シャワールーム付きでゆったりと過ごせそう。こちらの宿泊プランは基本的に夕食の用意はなく、朝食付きのみなので、夜の食事の手配もお忘れなく。

住所:沖縄県八重山郡竹富町小浜1496 電話番号:0980-85-3239

小浜島の人気観光スポットはいかがでしたか?小浜島は離島巡りの拠点石垣島からも近く、島内もこじんまりとしているので日帰りでも十分楽しめそうです。ですが、せっかく小浜島まで足を伸ばしたのなら2泊3泊としてゆったりとした島時間を楽しんでみてはいかがでしょうか?是非、沖縄離島旅へのご参考になさって下さい。