ドバイの通貨aed（UAEディルハム）を解説！日本円との為替レートや種類も！

アラブ首長国連邦を代表する都市ドバイ。世界一の観覧車やドバイフレームなど高層ビルとネオンきらめくゴージャスなリゾート地ドバイを満喫するにはaed通貨が必要です。

ドバイ観光に出かける前に知っておきたいaed通貨が使える場所やおすすめの両替所などaed通貨の基本情報を一挙ご紹介します。

そもそも今回ご紹介するaed通貨とはどこで使えるお金なのでしょう。aed通貨が使われている場所や通貨の詳細についてご紹介します。観光に先立つお金、aed通貨についてしっかり確認しておきましょう。

aed通貨はドバイのあるアラブ首長国連邦で使われている通貨です。アラブ首長国連邦は中東の7つの首長国から構成される連邦国家で、首都はアブダビ市です。石油発見により急速に経済発展した国で、サッカーなどスポーツを中心に国際的にはUAEと表記されるのが一般的です。

aed通貨の正式名称はUAEデュラハムです。アラブ首長国連邦ではメインで使われている通貨ですが、他に補助単位となる硬貨Fils(フィルス)があります。1aedは100Filsで、25、50、1デュラハムの3種類の硬貨が主に流通しています。

ドバイのあるアラブ首長国連邦で使われているaed通貨は「AED」の表記以外にも非公式の「Dh」「Dhs」というラテン文字で表記されていることもあります。AED=Dh=Dhsと考えて問題ありません。

UAEで人気の観光スポットがたくさんあるドバイは、ペルシャ湾に面した温暖な気候で、平均気温が20℃前後の11～3月が観光シーズン。

世界一美しいスタバのあるイブンバトゥータやゴールドスークやスパイススークなどの市場、高級ホテルやショッピングモールなど多くの観光スポットがあります。

aed（UAEディルハム）通貨にはどんな種類があるのでしょう。ドバイなどアラブ首長国連邦で使われているaed（UAEディルハム）通貨の種類は紙幣と硬貨を合わせて全部で11種類あります。aed通貨の全種類について詳しく説明します。

aed（UAEディルハム）通貨の種類は5aed～1000aedまで全8種類です。5aed、10aed、20aed、50aed、100aed、200aed、500aed、1000aedで、観光で使いやすいのが5aed、10aed、20aedの3種類でそれぞれ図柄と主色、寸法が違います。

1982年に導入された第2次紙幣では、5aedは茶色でシャージャ中央市場、北部海岸の入江とハイタカデザイン、10aedは緑色でアラブ・ダガー、樹木農場とヤシの木とハイタカデザイン、20aedは青色でドバイクリーク・ゴルフ&ヨットクラブ、ダウ船サマアとハイタカデザインです。

aed（UAEディルハム）通貨の硬貨は実際は1、5、10、25、50Fils、1dhの6種類ありますが、日常生活で実際に使われているのは記念硬貨などを除き1dh、50Fils、25Filsの3種類です。数字にはインド数字が使われ、文字はアラビア語が刻まれています。

1995年に発行された新しい硬貨の3種類を比べると25Filsが最も大きく、1dhが小さい円形、50Filsは1dhと同じサイズの7角形のデザインです。サイズ・デザインが違うため見分けやすいですが、1973年式の旧50Filsと新1dhがほぼ同じ大きさなので両替の際など注意が必要です。

日本と比べると全体的な物価は高めのドバイ。ホテルやレストラン、ブランドショップなどではカード払いが一般的です。通貨を使うのは公共交通機関や市場でのちょっとした買い物などです。

財布に入れておくと便利なaed（UAEディルハム）通貨は紙幣の5、10、20dhと硬貨の1dh、25、50Filsです。5dhはおよそ200円、25Filsはおよそ30円で覚えておくと良いでしょう。

ドバイの地下鉄では、切符自動販売機で利用できる紙幣が5、10、20asdの3種類のみです。高額な買い物を現金でする予定が無い場合は、20asd以下の紙幣とコインを持つのがおすすめ。30asdはおよそ1200円ですが、30asd以上のaed（UAEディルハム）通貨は使いにくい印象があります。

aed（UAEディルハム）の通貨の為替レートは毎日変動していて、インターネットでも簡単に確認することができます。2023年6月現在のレートは非常に高く、過去20年間と比べても2022年10月の最も高いレートに迫る勢いです。

2023年6月23日時点のUAEディルハムのレートは日本円にして1aed=39.6円です。2023年に入ってレートは上昇傾向にあり、現在は過去2022年10月14日に記録した日本円の最高値1aed=40.5円に迫る高いレートです。

アラブ首長国連邦やドバイ観光に出かける場合、aed（UAEディルハム）通貨への両替はどこでするのが良いのでしょう。aed（UAEディルハム）通貨を両替するのにおすすめの場所をご紹介しましょう。

ちなみに、1米ドルのレートは常に3.5725aedの固定相場制です。円高の時なら、日本円をaedに両替するよりも、日本でドルに両替してから現地でドルをaedに両替するのがお得です。

日本円をaed（UAEディルハム）通貨へ両替する場所は、日本国内かアラブ首長国連邦現地の2択です。どちらで両替するのが良いかと言えば、日本国内での両替がおすすめです。その理由について詳しく説明しましょう。

国内で両替したほうが良い理由は2つあります。1つめは、アラブ首長国連邦で両替するよりも有利なレートで交換できる可能性が高いこと。2つめは安全性が高いことです。

アラブ首長国連邦国内にも安いレートで交換できるスポットはありますが、そのような場所は限定され、必ずしも予定の観光ルート近くにあるとは限りません。現地の安いレートで交換できる両替所に行くためには、その分の交通費がかかり、逆にコストが高くなってしまいます。

また、いくら治安が良いと言われるドバイとはいえ、両替には詐欺や盗難などのトラブルがつきものです。そういったリスクを減らすためにも両替は日本国内で済ませておくのがおすすめです。

日本国内での両替がおすすめのaed（UAEディルハム）通貨。日本国内で両替できるのは銀行、外貨両替専門店、金券ショップの3ヶ所です。それぞれの両替にはメリットやデメリットがあるため、利用方法に応じて使い分けるのがおすすめです。

日本国内の銀行でaed（UAEディルハム）通貨に両替する時のメリットは、レートが高いことと偽札がまぎれる可能性が無いことです。東京都内などの主要都市には外貨両替専用の窓口やATMを設置している銀行も多く、日本円をスピーディーにaed通貨に両替することができます。

また、近年は自宅や会社にいながら両替ができる外貨宅配に対応している銀行も増えているため、旅行まで期間がある場合は、よりレートの高いタイミングで両替を申し込んで自宅や職場に届けてもらうこともできます。

一方、銀行でのaed通貨両替のデメリットは旅行当日の両替が難しいことと平日15時までの対応であること、書類の記入が面倒なことです。

外貨宅配に関しては15時以降も対応可能な銀行が増えていますが、すぐに宅配可能かどうか、宅配に関する手数料、紙幣の内訳の指定の可否に関しては銀行ごとに対応が異なるのでHPなどで詳細を確認する必要があります。

直前までaed通貨に両替できなかった場合は主要空港に設置してある外貨両替機を利用する方法があります。空港では銀行などの店舗近くに両替機が設置してあります。

外貨両替機を利用するメリットは直前でも両替ができるところですが、デメリットは混雑している場合利用できないこと、空港や機械によっては取り扱っている外貨の種類が少ないことです。

日本国内の金券ショップでaed通貨に両替するときのメリットは、銀行よりもよりお得に両替できることと面倒な書類記入などが必要ないことです。

ただし、必ずしもお店にaed通貨があるとは限らず、レートもショップによって異なりますが、公式HPでは公開されていないので実際に店舗で確認する必要があります。

また、在庫状況や1日の両替上限額も店舗によって違うため、事まとまった金額を両替したい場合は銀行を利用するのがおすすめです。さらに偽造紙幣が紛れ込んでいる可能性がゼロではないことも否めません。

近年はインターネットで申し込む外貨宅配サービスに対応している金券ショップもありますが、配送料がかかるため両替金額やレートなどをトータル的に比較して検討すると良いでしょう。

レートはショップによって異なりますが、公式HPでは公開されていないので実際に店舗まで足を運ぶ必要があります。また、在庫状況や1日の両替上限額なども店舗によって違うため、事前に確認してから店舗へ行くか、まとまった金額を両替したい場合は銀行を利用するのがおすすめです。

外貨両替専門店には三菱UFJフィナンシャル・グループの運営するワールドカレンシーショップやトラベレックス、GPAなどがあります。

外貨両替専門店のメリットは取り扱っている外貨の種類が多いことと、偽札の紛れ込みが少ないこと、配送無料の宅配サービスを実施している店舗が多数あることです。

外貨両替専門店の無料宅配サービスのデメリットは当日受け取りができないことですが、GPAは空港に店舗がある他、外貨両替機を設置しているため、そちらを利用すれば当日利用も可能です。

aed通貨への両替は日本国内がおすすめですが、万が一日本国内で両替することができなかった場合は、現地で両替することになります。現地の両替可能な場所は、両替屋、ドバイ国際空港の両替コーナー、大手銀行、ホテルのフロントです。

現地での両替はレート的には両替屋が最も高くお得です。しかし、現地に慣れていない場合や観光の時間をしっかり確保したい場合は安全な空港の両替所を利用するのがおすすめです。

また空港の両替所なら日本国内から出発する時に手持ちのaed通貨が全くなくても安心。24時間営業しているのでいつでも両替が可能です。

aed通貨の両替が面倒という方はクレジットカードがあれば簡単に支払いをすることができます。両替なしでドバイ観光を楽しむ便利で手軽な方法をご紹介しましょう。必要なのは自分の持っているクレジットカードがドバイで利用可能かどうか、キャッシング枠があるかどうかのチェックです。

ドバイでのショッピングや支払いは基本カード払いがおすすめですが、クレジットカードが使えない場合、両替ではなくATMからaed通貨をキャッシングするのがおすすめです。

両替所の手数料と比べるとレートも良く、銀行内のATMを利用すると人目もあるので安全にaed通貨を引き出すことができます。

先にも少し触れていますが、ドバイでクレジットカードが使えるのはほとんどのホテルやレストラン、ショッピングモール、スパ、タクシーなどで、使えない場所は高額取引のない市場や小型店、路面レストランなどです。

ビザ、マスターカード、アメリカンエクスプレス、ダイナースクラブはほぼどこでも使用可能ですが、ジェーシービーは使えない場所もあるので事前の確認が必要です。

ドバイ観光でaed通貨が全部使い切れなかった場合はどのようにしたらよいのでしょう。aed通貨はできれば現地で全て使って帰ってくるのがおすすめです。カードが使えるところでは出来るだけカード払いをして、現金は必要最低限の両替やキャッシングにとどめておきましょう。

ドバイで余ったade通貨を日本に持ち帰った場合、日本円に両替できる場所は限られています。また、aed通貨で預金できる銀行もありますが、現金振り込みの手続きが必要で窓口入金できないのも難点。さらに、aed通貨→円への両替はレートが低くとても損した気分になります。

万が一最終日まで残ってしまったaed通貨があれば、免税店での買い物や当選確率の高い現地の宝くじ、空港や航空会社が行っている基金に寄付するのがおすすめです。

いかがでしたでしょうか。ドバイは日本人にも人気のおすすめの観光スポットです。温暖な気候と色々なショッピングスポットは日常を離れてリフレッシュするにはぴったりです。ぜひ自分に合った両替方法で日本円をaed通貨に両替し、ドバイ観光を楽しんでみてください。