世界一高いビルランキング！現在の超高層建物の高さや場所を紹介！

世界一高いビルはどこでそうか？2018年現在、世界一高いビルはドバイのブルジュ・ハリファで、その高さは第2位の上海中心を大きく引き離し、828メートルあります。ここでは「世界一」と言われる高いビルのランキングを紹介しましょう。展望台があるビルが多く、機会があったら、ぜひ展望台に登って眺望を楽しんでください。

「長沙IFSタワーT1」は中国湖南省の長沙に2017年に作られた超高層ビルで、452メートルの高さがあります。タワー1が452メートル、タワー2が315メートルのツインタワーで、湖南省を代表する高層ビルの1つです。このビルは、ホテル、オフィス、ショッピングモールなどに利用されています。

2018年現在、世界で第10位の高さを誇るのは、台湾・台北にある台北101です。高さ509メートル、地下5階・地上101階からなる超高層ビルで、「台北101」という名前もこの階数から付けられました。2007年にドバイのブルジュ・ハリファに抜かされるまで、世界一高いビルでした。風水に従い8層おきに「節」が付けられた、ユニークなデザインです。

台北101にはもう1つ、世界一がありました。それは、ドバイのブルジュ・ハリファに抜かされるまで世界一だった「最速エレベーター」です。この東芝製のエレベーターは分速1010メートルで、地上1階から展望台がある89階までを39秒で結び、世界中から注目を浴びました。展望台からは360度のスカイビューを楽しめます。

台北101は、日没から22時まで毎晩ライトアップされます。照明の色は虹の7色の中から1つずつ、曜日ごとに決められているので、写真に収めたい色の日に見に行くのもおすすめです。象山や国立国父記念館からは、ガイドブックに掲載されているような、きれいな姿の台北101を撮影することができます。

現在世界9位の高さを誇るビルは、アメリカのシカゴにあるウィリス・タワーです。2013年にワン・ワールドトレードセンターができるまでは、アメリカで最も高いビルでした。高さ527メートル・階数110の建物で、1973年の建設と世界一のビルの中でも比較的歴史があります。以前はシアーズタワーと呼ばれていました。

ウィリス・タワーに展望台「スカイデッキ・シカゴ」があります。階数103階に位置し、展望台からはシカゴの街並みを360度見渡すことができます。晴れた日には80キロ先まで見えると言われ、ミシガン湖やイリノイ州の光景を存分に楽しめます。特に夜景はおすすめで、夕方からは多くの人が訪れます。

2009年には展望台の外側にシースルーのデッキ「ザ・レッジ」が作られました。足元から地上までまっすぐに見下ろすことができます。「ザ・レッジ」は全部で4か所に設置されていて、地上412メートルからまるで空中に浮かんでいるような体験ができます。この展望台はシカゴの人気観光スポットの1つになってます。

CTF金融センターは中国の広東省にあるビルで、2018年現在、世界で第8番目に高いビルです。高さ530メートル・階数111のビルで、2010年着工し2016年に完成しました。CTFとは、建築主である周大福の英語名・Chow Tai Fookに由来します。現在、広州で最も高いビルで、中国では2番めの高さを誇ります。

CTF金融センターには、世界で最も速いエレベーター、日立製作所の超高速エレベーターが2基設置されていることで有名です。このエレベーターは分速1260メートル(時速76キロ)という速さです。CTF金融センターは主にオフィスとして使われていて、展望台などはありません。

ワン・ワールドトレードセンターは、アメリカ・ニューヨークにある、2018年現在世界で第7番めに高いビルです。アメリカの独立の年にちなみ高さは541メートル・階数104階です。2001年のアメリカ同時多発テロ事件で崩壊した、ワールドトレードセンターの跡地に建てられました。建設が着工された当時はフリーダムタワーという名称でした。

この建物は紆余曲折を経て2014年に完成し、翌年、階数100～102に展望台ができました。その他の階数は、オフィスになっていて一般の人は入ることができません。現在、展望台にはレストラン、カフェ、お土産店などがあり、ニューヨークの観光名所になっています。隣接するエリアはメモリアルプラザになっています。

展望台の「ワン・ワールド・オブザーバトリー」は、100～102階の3フロアに渡る展望台で、天気がよければここから80キロ先まで見ることができます。チケットは当日でも購入できますが、観光シーズには混み合うのでできたら事前にネットで購入しておくといいでしょう。地下はショッピング街になっていて、食事やお買い物が楽しめます。

2018年現在、世界一で6番めに高いビルは、韓国のソウルにある第2ロッテワールドタワーです。高さ555メートル・階数123の超高速ビルで、2017年にグランドオープンしました。1987年に構想が発表され、2010年に着工、長い月日をかけて作られた、ロッテグループのランドマークです。現在、韓国では最も高いビルです。

低層階は大型ショッピングモール「ロッテワールドモール」となっています。約1000店舗が入り、韓国初出店のブランドや日本未上陸のブランドなど、ショッピングが楽しめます。117～123階に展望台「ソウルスカイ」があり、ソウルの街並みを眼下に見下ろすことができる、新しい観光名所になっています。

123の階数を誇るロッテワールドの118階には、展望台「スカイデッキ」があります。床がシースルーの強化ガラスになっていて、ここから地上まで見下ろすことができます。また、階数120にある「スカイテラス」は屋外展望台になっていて外気を感じることができ、まるで空中散歩をしているような気分が味わえます。

高銀金融117は、中国・天津にある超高速ビルで、現在、世界で5番めに高い超高層ビルです。高さ597メートル・階数117で、2015年に完成しました。完成した当時はドバイのブルジュ・ハリファに次ぐ、世界で2番めに高いビルでした。116階に展望台があり、115階には世界で最も高い階数にある室内プールがあります。ホテルとオフィスが入っています。

世界で4番めに高いビルは平安国際金融中心は、中国の深圳(しんせん)にある超高速ビルです。高さは600メートル・地上115階あり、2016年1月に完成しました。計画では660メートルの現在中国で最も高い上海中心を抜いて世界で2番めに高いビルとなる予定でしたが、航空管制の妨げになるとして600メートルの高さになったという経緯があります。

平安国際金融中心は、最先端技術を取り入れた美しいスタイルのビルで、韓国の人気ネットドラマの撮影などにも使われています。主にオフィスとして利用されていて、超高速のエレベーターが話題になっています。この建物はまた、驚異的なスピードで建設されたことでも世界から注目を浴びています。

2018年3月に平安国際金融中心の展望台がオープンしました。この建物は深圳の中心部にあるので、展望台からは深圳の街並みを一望することができます。また、こちらの展望台にもシースルーのデッキがあり、真下を見ることができます。展望台にはお土産店があり、Tシャツなど記念グッズなどを販売しています。

高さ601メートルあるアブラージュ・アル・ベイト・タワーズは世界で第3番目に高いビルで、サウジアラビアのメッカにあります。この建物は7つの超高層ビルから成り、2012年に全てのビルが完成しました。オープンした当時はドバイ国際空港を抜いて世界一の床面積を誇っていました。同時に総工事費は約150億ドルとなり、過去最高額となっています。

このビルには「世界一」がいくつもあり、ビルに入っているホテルは現在世界一の高さを誇るホテルです。またビルの先端に付けられた大時計は世界最大で、200万個を越すLEDライトが付けられています。さらにビルの上部の尖塔は世界最大のミナレット(尖塔)です。ホテルは10万人が宿泊でき、超大型ショッピングモールも入っています。

上海中心は2016年に完成し、ドバイのブルジュ・ハリファに次いで世界で2番めに高いビルです。高さは632メートル・127階あり、中国で最も高いビルとなっています。最上階は展示会場、118階に展望台「上海之嶺観光庁」があります。オフィス、ホテル、レストランなど多目的に利用されています。

118階の展望台は2017年4月に正式にオープンしました。上海タワーのエレベーターは三菱電機製で、世界最高速度を誇ります。地上から546メートルの地点にある展望台までは55秒です。展望台にはカフェもあり、アフタヌーンティーも楽しめるようになっています。展望台からは外灘(バンド)など、上海の観光スポットを一望することができます。

37階は「観複博物館」となっていて、多くの芸術作品が展示されています。中国庭園には小川が流れ楼閣が点在し、清朝のチャイナドレスや金製品などが展示されています。8階は「空中花園」として、緑が多く自然を楽しめるスペースとなっています。展望台を訪れたら、館内の観光スポットを訪れてみるのもいいでしょう。

2018年現在、世界で最も高いビルはアラブ首長国連邦のドバイに作られたブルジュ・ハリファです。その高さは828メートルもあり、第2位の上海中心よりも196メートルも高いビルです。206階建てで、2010年1月にオープンしました。124階に展望台、122階にレストランがあり、ホテルやオフィス、住居などに利用されています。

ドバイのブルジュ・ハリファは39階までは高級ホテル「アルマーニホテル ドバイ」が入っており、121階まではオフィスや住居となっています。空に向かってらせん状に伸びる塔のような美しいデザインのビルで、上空から見るとヒメノカリスという花が咲いたような形となっています。

ドバイのブルジュ・ハリファは夜にはライトアップされ、祝日やイベント時にはビルに文字が描かれることもあります。大晦日のカウントダウン花火は特に有名で、ビルの各層から打ち上がる花火を見ようと世界中から多くの観光客が集まり、テレビでも放映されます。なお、2017年は花火ではなくレーザーショーが催されました。

中国湖北省の武漢に世界一の超高層ビルを建設する計画が進んでいます。その高さは1000メートルを超える予定で、完成すれば世界1、2位を争う高さとなります。このビルはフェニックス・タワー(鳳凰塔)という名称で、市内の湖に浮かぶ島に建設されるツインタワーとなります。

ジッダ・タワー(旧称キングダム・タワー)は、サウジアラビアのジッダに建設中の超高層ビルです。その高さは1008メートルとなる予定で、2019年6月に完成する予定です。完成すれば、ドバイのブルジュ・ハリファを抜き世界一の高さとなります。階数は200階となり、細い塔のような美しいデザインの建物となります。

2018年現在、世界で最も高いビルはドバイのブルジュ・ハリファですが、間もなくサウジアラビアに1000メートル級のビルが完成する予定で、世界一の座を奪われそうです。サウジアラビアにはなかなか行けそうもありませんが、ドバイなら観光に行きやすく、世界一のビルにも登れそうです。ここで紹介した世界一のビルにもぜひ登ってみてください。