愛媛のグルメ名物！人気ランキング10選！鯛めし・もぶり飯・せんざんき！

愛媛名物グルメと言えば、「鯛めし」思い浮かべる方も多いでしょう。愛媛は瀬戸内海に面し温暖なため、柑橘類を中心にフルーツの宝庫としても有名です。そんな愛媛ならではの名物グルメをランキング形式で、更におすすめ有名店の美味しさを合わせてお届けします！

「いもたき」とは愛媛県内の独特の風習で、秋のお月見を兼ね河川敷等で芋を炊き大勢で宴会することを指します。通常調理する芋は里芋、その他具材は地方によって様々ですが鶏肉等が使われ、薄口醤油で味付をした言わば里芋の煮物なのだとか。大勢で楽しむいもたきもいいですね！

「いもたき」は愛媛では仲秋の風物詩。もともと大洲市が始まりとされるいもたきを、多くの観光客に知ってもらうため年中食べられるよう地元名物と開発したのが、いもたきのコロッケバージョン「大洲コロッケ」です。市内でも6店舗で販売され、それぞれお店の個性が光る一品です。

愛媛県は鯛の生産量が日本一。捕れる鯛は真鯛が主流で、この鯛を使った郷土料理が愛媛県にはたくさんあります。鯛めしと共に有名な「鯛めん」は文字通りの鯛＋麺ですが、鯛めんには素麺が使われ、鯛と素麺の盛付けはまさに愛媛の郷土料理！鯛と共に波のように盛付るのがコツです。

「郷土料理・五志喜」は松山を代表する郷土料理店です。瀬戸内の新鮮な魚を使った料理は地元でも愛され、中でも「鯛めん（鯛そうめん）」は松山名物として観光客にも絶大人気。新鮮な天然鯛を使用し、醤油ベースのタレで煮込んだ鯛は箸を入れるだけで崩れるほどのやわらかさです。

瀬戸内産タコは大変柔らかく刺身・煮物・焼き物・揚げ物など、どんな料理でも食べやすいのが特徴です。松山市を中心とした地域では、この柔らかいタコを使った「タコ飯」が有名。特に春先には「木の芽ダコ」という小ぶりのタコが出回り、春の訪れを告げる風物詩にもなっています。

薄切りしたタコがいっぱい入ったタコ飯は、食べ応え十分で大満足の一品。ご飯そのものはやや柔らかめで薄味仕上げのため、タコの風味はもちろん旨味も凝縮され鮮度が伝わる美味しさです。他にも酢だこやたこ天など、タコづくしのメニューがズラリとあるので存分に楽しめます。

宇和海で捕れた新鮮な小魚を骨ごとすり身にし、油で揚げたものを「じゃこ天」と言います。一般的な天ぷらのように衣をつけるのではなく、すり身をそのまま揚げるため旨味が凝縮され風味も大変豊か。カルシウム・DHA・EPAが豊富でヘルシーなので、自分用にもお土産にもぴったりです。

一般的にはあまり知られていませんが、じゃこ天には宇和海で水揚げされた「ほたるじゃこ」を使用します。一匹一匹手作業で頭を切り落とし、すり身にしたものを型を取って油であげるというシンプルな工程です。そのままでももちろん、酢の物と和えたり巻寿司にしても美味しいです。

安岡蒲鉾同様に宇和島で有名なかまぼこ店「島原かまぼこ」。こちらでは、通常のじゃこ天（宇和島じゃこ天）に加え、鯵じゃこ天、野菜じゃこ天などメニューも豊富です。小魚独特の風味が生かされた逸品はどれも魚本来の味を味わうことができ、お土産に便利な真空パックもあります。

「じゃこカツ」とは近海で獲れたホタルジャコをすり身にし、ゴボウ・ニンジン・玉ねぎ等細かく刻んだものとを混ぜ合わせ、オリジナルの味をつけパン粉を付けて揚げたもの。愛媛県内には、このじゃこカツを販売するお店が多数あり、お店によって味が違うので食べ比べも楽しいです。

「嘉っちゃん本舗」では、愛媛の郷土料理「じゃこ天」の生地にたまねぎとニンジンを加え、パン粉をつけて揚げてあります。通常のじゃこ天も美味しいですが、新しくカレー味が登場し、スパイスが効いた仕上がりです。あっさりした鯛めしのお供にもぴったりあう愛媛グルメです。

プルプルとした目玉焼きが二つのった「焼豚玉子飯」。その名の通り、目玉焼きの下にはホカホカご飯と焼豚が隠れています。材料はいたってシンプルで、味付けは愛媛県人が好む甘めのタレ。かつて「五番閣」という中華屋の賄い料理として作られたのが始まりとされています。

焼豚玉子飯は今治では重松飯店、通称「しげはん」が有名です。「しげはん」の焼豚玉子飯はどこか懐かしく、県外からもこの味を求めて多くのお客さんで連日賑わっています。ラーメンセットは特に人気で、甘いタレも気にならずラーメンと一緒なら食欲もドンドン増すのだとか。

「三津浜焼き」のルーツは大正時代に遡り、小麦粉を水で溶き焼き上げた上にネギなどを乗せ、ソースをかけたものが始まりとなっています。現在では、鉄板で生地を焼き、その上に味付けした麺をのせるものを「三津浜焼き」と言い、広島のお好み焼きとは焼き方が違うのが特徴です。

知る人ぞ知る、三津の「日の出」。メディアでも度々紹介され、美味しいと評判だけあって時間をずらさない限り満席状態です。店内はカウンター席のみですが、昔ながらの趣きがあり雰囲気はバツグン！お持ち帰りもできますが、やっぱり出来たてを味わいたい方は予約がおすすめです。

鶏肉に下味をつけから揚げにしたものを、愛媛では特に「せんざんき」と呼びます。から揚げの原点とも言われ、通常よりもやや大きいのが特徴です。味付けは醤油、みりん、酒、砂糖に、すりおろしたニンニクやショウガで味を調え、外はカリッと中はジューシーな味わいになります。

今治市内で鶏料理と言えばここ「世渡（せと）」。愛媛名物「せんざんき」をはじめ、鉄板で焼く焼鳥が人気のお店です。営業時間は17時から22時までですが、ネタ切れになり次第閉店してしまうこともあるようです。食事をしながら、職人技が光る店主との会話も楽しめる一軒です。

「焼鳥四天王in今治」の一つと言えばここ「鳥林」。名物の皮焼きは一皿250円とリーズナブルで、せんざんき等他メニューも充実しお酒と合わせても2,000円前後でお腹いっぱいになります。駅からも近くメディアでも紹介されたこともあり、観光客の利用も多く時間によっては行列必至です。

「もぶり飯」とは愛媛県松山を中心に、お祝い行事に振舞う「ちらし寿司」のこと。「もぶる」とは「混ぜる」という方言で、地元では「もぶり鮓」とも呼ばれています。瀬戸で捕れた小魚でダシをとり、甘めの合わせ酢、刻みアナゴや旬の野菜、錦糸卵を彩りよく盛付け完成です。

松山の名物料理を味わうなら、「すし丸本店」がおすすめです。新鮮な魚介類を使用したもぶり飯（松山鮓）を、心ゆくまで堪能できると地元でも人気のお店です。「松山御膳」、「活き鯛めし膳」、「海鮮丼」の三種は、すし丸ならではの名物料理。正岡子規も好んだ愛媛グルメです。

お店の数だけ名物料理の調理法もさまざまです。もぶり飯（松山鮓）に使用される具材のうち最も共通的なものは穴子で、どこのお店でもたっぷりと使われています。「すし徳」では、〆鯖、鰈、鯵、勘八、ハマチ、海老、蛸も惜しみなく使用し、食欲をそそる豪華さが特徴です。

「ふなや」は1624年頃に創業し、以来道後温泉の中でも老舗の温泉旅館として有名です。ふなやのもぶり飯（松山鮓）の特徴は、瀬戸内の小魚のダシを使った甘目の合わせ酢、酢飯の上には錦糸卵、薄味の天然鯛の漬け、海老、タコ、煮穴子等、シンプルな中にも上品さが漂う逸品です。

「宇和島鯛めし」は別名「ひゅうが飯」とも呼ばれ、愛媛県南部（南予）に伝わる伝統料理です。特徴は鯛の刺身を特製タレに漬け込み、炊きたてのご飯の上に生卵やネギなどの薬味と一緒に豪快にのせた丼ぶり飯。季節によっては、特産のみかんの皮を彩りに添え香りも楽しむそうです。

瀬戸内海沿岸に近い地域では、「鯛めし」と言えば炊き込みご飯です。特に今治では新鮮な鯛をお米と一緒に炊き込み、食べる直前に鯛の身をほぐし香ばしい香りと共に味わうのが主流なのだとか。電気釜よりも土鍋で炊き上げるとより旨味が凝縮し、美味しい鯛めしが味わえるそうです。

「かどや」は宇和島鯛めしはもちろん、南予の郷土料理が充実した一軒です。こちらの鯛めしの特徴はお椀に鯛の刺身が卵と出汁つゆに入れられ、それを温かいご飯に豪快にかけて食べるというもの。豪華なたまごかけご飯を口いっぱいに頬張れば、新鮮な鯛の旨味を堪能できます。

「ほづみ亭」は、「かどや」と並び愛媛郷土料理が味わえるお店として有名です。宇和島鯛めし・鯛そうめん等が人気で、地元の人のみならず県外からのお客さんも多いようです。お店の外観・内観共に、老舗を感じるような高級感が漂い、愛媛グルメを満喫するにはぴったりの一軒です。

創業380年も続く老舗「郷土料理・五志喜」では、本格的な愛媛郷土料理が味わえます。こだわりの炊き込み鯛めしは、天然鯛を使用した旨味凝縮の一品。また宇和島鯛めしは、その日に仕入れた新鮮な鯛のみを使用し、プリプリの食感を堪能できます。メニューは全て瀬戸内産の素材です。

愛媛の名物グルメを家庭でも気軽に味わいたいという方におすすめなのが、炊き込みご飯「鯛めし」の素です。明治15年から創業している老舗「程野商店」では、お米を入れるだけで簡単に本場の郷土料理が味わえる鯛めしの素を販売しています。オンラインショップでも購入できますよ。

愛媛には全国規模で知られていないB級グルメがたくさんあります。愛媛ならではの郷土料理は以上、ご紹介したとおりなのでここからは「グルメ通」をもうならせる愛媛B級グルメをお届け！さて、あなたはいくつご存じでしょうか？有名店情報と共におすすめB級グルメのご紹介です。

爽やかなネーミングが印象的なご当地グルメ「レモンポーク丼」は、その名のとおりレモンの搾りかすを与え飼育したブランド豚を使った丼ぶりメニューです。甘辛いタレにレモン果汁を加えた特製タレはやみつきになり、やわらかいレモンポークとの相性は文句なしの美味しさです。

岩城港から徒歩1分のところにある喫茶店「レモンハート」では、元祖レモンポーク丼が味わえます。定食がメインの喫茶店で、港も近いことから地元の漁師さんもよく利用するそうです。釣り好きのマスターが経営しているので、海に関することから食の話題まで会話も弾む一軒です。

松山市のご当地グルメ「かめそば」は、ちりめんじゃこと鰹節をかけた焼きそばのことです。「想像ができない味」という印象を受けるかもしれませんが、固い食感と軟らかい食感を合わせ持ち、噛めば噛むほど味わい深い一品です。言葉では表現できない、松山のおすすめグルメです。

かつて昭和の時代に繁盛した飲食店「かめ」の味を受け継いだのが、「かめそば・じゅん」です。40年以上もの長い間、地元市民に愛され続けた味を復活させようと、「じゅん」の店主が足を運び復元した幻の味を堪能することができます。懐かしさと店主の想いが感じられる逸品です。

愛媛には私達の知らないご当地グルメがまだまだたくさんあります。「とんかつパフェ」もその一つ。ケーキのスポンジ部分をとんかつに見立て、リンゴやキウイなどのフルーツ、生クリームをトッピングした松山ならではのデザート。女性をターゲットにしたそのお味と人気はいかに!?

豚カツがメインのお店「清まる」での変わりメニューと言えば、「とんかつパフェ」。既にお店の登録商標にもなっていて、松山では知らない人はいないほど有名です。男性が好む豚カツを女性にも食べてほしいという理由で生まれた一品ですが、食べた人のみその魅力がわかる逸品です。

愛媛県八幡浜市は、四国の西の玄関口として九州や関西と海上交易で栄えた港町。長崎の名物グルメ「ちゃんぽん」を、八幡浜風にアレンジしたのが「八幡浜ちゃんぽん」です。長崎ちゃんぽんと比べ、鶏ガラ・昆布・鰹でダシをとっているため黄金色のスープとあっさり味が特徴です。

八幡浜名物のちゃんぽんを食べるなら、「イーグル」がおすすめ。あっさりとした鶏ガラスープと中太麺がよくからみ、野菜もたっぷりと入っているので野菜本来の旨味も感じられ上品な仕上がりです。愛媛名物の鯛めしやもぶり飯、せんざんきを食べた後でも味わいたくなる一杯です。

愛媛名物グルメはいかがでしたか？二種類の鯛めし、もぶり飯、せんざんき等、お店の数だけ味がある名物グルメを制覇したいというのは、愛媛を旅した方でないとわからない醍醐味かもしれませんね。愛媛を旅する際は、お気に入りの一軒を見つけてみてはいかがでしょう。