小説と坂の上の雲ミュージアム
愛媛県松山市にある坂の上の雲ミュージアム。1970年代に書かれた司馬遼太郎の連載作品「坂の上の雲」。のちに小説として出版されたこちら作品がテーマとなっているミュージアムとして知られています。小説で描かれた世界を、様々な角度から紹介している人気のミュージアム。作品の展示の仕方などにもたくさんの工夫が見られます。
坂の上の雲ミュージアムは本日28日は会館記念デーで無料です。 pic.twitter.com/YHn3Grd6P0
— いと (@blackhat1972) April 28, 2017
こちらのミュージアムは、司馬遼太郎の作品をまだ読んだことがない方も、その世界を知ることができるのでおすすめです。坂の上の雲ミュージアムがオープンしたのは2007年。比較的新しく建てられたことでも注目を受けています。現在も影響力を持つ司馬遼太郎の作品。一体どんな見どころが詰まったミュージアムとなっているのでしょうか。気になるところですね。
坂の上の雲ミュージアムの見どころ#1
建物
日本を代表する建築家、安藤忠雄の建築研究所がこちらの建物の設計を行ないました。小説に描かれている世界が展示されているミュージアムと、安藤忠雄の世界のコラボレーション。この建物だけを見るためにも訪れる観光客の方もいるようです。鉄筋コンクリートで作られた、がっしりとしたモダンな建物。外から眺めてみると、ガラス張りの外観は周りにある自然を映し出しています。
大きな窓から外の光によって室内が明るく照らされています。コンクリートの内装は、無駄がないシンプルな作りとなっているようです。建物にはスロープが設けられているので、歩きながら館内をゆっくりと観察してみても面白いかもしれませんね。その高い建築技術にも注目です。
松山城の近くに建てられた坂の上の雲ミュージアム。司馬遼太郎の世界は、現代の都市作りにも影響をもたらしているようです。周辺にある歴史的建造物とモダンな建物のコントラスト。三角の形をした建物は様々な角度から眺めて見ると、違う発見があるようです。ミュージアムを訪ねる際は建物にも注目して、じっくりと観察してみてみることをおすすめします。
坂の上の雲ミュージアムの見どころ#2
展示作品
歩きながら展示作品を楽しむことができるような工夫がされているこちらのミュージアム。小説がドラマ化されたこともあり、お客さんで大変混んでいた時期もあるようです。企画展示なども随時開催されているようですが、普段は静かに展示品を眺めることができるようです。
司馬遼太郎の小説を読んだり、ドラマを見てからこちらのミュージアムを訪ねた方は、その世界を確認することができるかもしれません。旅のプランに本を読むというのを組み込んでおくのも良さそうですね。小説を持って旅に出て、空いた時間い読んでみるのもアイディアです。忙しくて読むことができなかった!という方もミュージアムを楽しめる工夫がされているのでご安心を。
坂の上の雲ミュージアムの2階には明治時代についての調べ物ができる検索コーナーがあり、3階は映像なども用いた資料室があります。そして、4階が作品に出てくる人物たちについての展示コーナーとなっています。展示室やライブラリー書籍販売コーナーなどを通して、総合的に小説が書かれた時代背景などを理解することができそうです。
坂の上の雲ミュージアムでおすすめ#1
歴史を学んでみる
ただ展示作品を眺めるだけでなく、自分で日本の近代化の事やジャーナリズム、明治時代以降の歴史などについて調べることができるのも、このミュージアムの人気の理由となっています。デジタル化された情報や、映像などを通して学ぶことができる、画期的な取り組みにも注目です。旅のプランにこちらの資料室などに立ち寄る予定を入れておくと面白そうですね。
坂の上の雲ミュージアムでおすすめ#2
ミュージアムカフェ
2階にあるライブラリーラウンジに立ち寄るついでに、こちらのミュージアムカフェもおすすめです。ミュージアムカフェは展示会のチケットを持っていなくても入ることができます。館内を見てからホッと一息つくのも良さそうですよね。カフェでは愛媛県で作られた特別な器などを使って、コーヒーやお菓子を楽しめることでも人気となっています。
坂の上の雲ミュージアムから見る萬翠荘 pic.twitter.com/27URpCqDRD
— 遊行七恵 (@yugyo7e) April 24, 2017
重要文化財としても知られている萬翠荘。こちらを外から眺めて見たい!という方もこのミュージアムカフェを訪れるようです。ガラス越しに眺める美しい景色。坂の上の雲ミュージアムで人気の撮影スポットとなっているようです。写真撮影もかねて坂の上の雲ミュージアムでカフェに立ち寄ることも、旅のプランに組み込んでみてくださいね。
ミュージアムではおいしいコーヒーをいただけるだけでなく、ミュージアムセットというお菓子のセットが人気のようです。ミュージアムセットはワンコインとなっているようなので、3時のおやつにもおすすめです。ガラス窓からの自然の眺めがとても美しいこちらのミュージアムカフェ。時間を忘れてゆったりとした時間を満喫してください。
坂の上の雲ミュージアム周辺情報
さて、先ほど紹介した萬翠荘は、坂の上ミュージアムから徒歩で行ける距離にあるようですね。ミュージアムを訪ねるついでに旅のプランに組み込んでおくと良さそうです。萬翠荘は、月曜日が休館日となります。開いている時間帯は朝9時から夕方の18時までとなっています。ミュージアムとは異なる建築やその歴史を楽しんでみてください。
ミュージアム周辺には、他にも旅のプランに一緒に組み込んだ方がよさそうな、観光スポットがあります。愛媛県松山市で有名な松山城。こちらへのアクセスは、ロープーウェイを使って行くようです。またミュージアムから松山駅方面に行くと、城山公園もあります。こちらもおすすめとなっています。坂の上の雲ミュージアムと一緒に周辺の観光スポットを訪ねてみましょう。
坂の上の雲ミュージアムイベント情報
さて、坂の上の雲ミュージアムではどんなイベントや企画が行われているのでしょうか?ここでいくつか簡単に紹介してみます。まずは、ミュージアムカフェで書くことができる「ミュージアムレター」。こちらは未来の自分や大切な誰かにに向かって手紙を書くことができる!という人気の企画となっています。
『北斎娘・応為栄女集』で紹介した作品以外にも、関羽割臂図には、千葉大学附属図書館亥鼻分館古医書コレクションに歌川国芳による錦絵版画(三枚続)が知られます。https://t.co/0pxocE62aZ pic.twitter.com/0yWI8Yngcv
— 北斎娘・応為栄女集 (@OiEijo) June 4, 2016
他にも観光客に人気の企画が、明治時代の綿絵版画を体験できるワークショップ企画です。明治時代がテーマとなっているこちらのミュージアムならではの企画。実際に手を動かして、この時代の人たちの文化を体験してみることができる、人気のワークショップです。体験できるのは、綿絵版画で使われていた多色摺の技術となっています。
他にも観光客に人気のイベントがいくつか開催されている坂の上の雲ミュージアム。夜に行われるイルミネーションなども人気です。ミュージアムを囲む自然が幻想的に映し出されるイルミネーション。イルミネーションが行われるのは、12月から1月にかけての冬の時期となっています。冬の寒い時期に心が温かくなる素敵なイルミネーションを楽しんでみてください。
坂の上の雲ミュージアムの料金と営業時間
さて、次は気になるミュージアムの入館料金や営業時間をご紹介いたします。まず入館料は、一般が400円となります。高校生が200円となり、それ以下の年齢の方は無料となっています。休館日は月曜日となっていますが、月曜日が祝日の際は振替休日となるのでご注意を。また営業時間は午前9時から午後の18時までとなっています。
坂の上の雲ミュージアムアクセス情報
ミュージアムを訪れる際は、JR松山駅から電車でのでアクセスが便利となっています。松山駅から電車に乗り、「大街道」で降りると便利です。空港から来られる方は、リムジンバスの利用が便利となっています。旅のプランは余裕を持って立てたいところですね。合わせて天気の情報や、周辺情報なども調べとくと良さそうですね。
坂の上の雲ミュージアムは駐車場なし
さて、気になるミュージアムの駐車場情報ですが、坂の上の雲ミュージアムには駐車場がないとのことです。周辺の駐車場を調べることをプランに組み込むことをおすすめします。また、駐車場が必要のない電車などの公共の乗り物をを利用するのもおすすめです。車椅子をご利用の方の駐車場のスペースはあるようですのでご安心を。
坂の上の雲ミュージアムに行ってみよう!
いかがでしたか?三角の形をした坂の上の雲ミュージアム。安藤忠雄の建築物と、司馬遼太郎の世界が作り出すユニークなミュージアム。観光客が様々な理由で訪れる人気の観光スポットとなっています。自然に囲まれた環境の中で、日本の歴史について静かに考えることができるユニークな場所。愛媛県松山市を訪れる機会があったら、足を運んでみてくださいね。
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