シンガポールの治安は？現地情報・トラブル防止・対策もご紹介！

私達日本人にも人気の旅行先であるシンガポール。シンガポールというと平和で治安が良いイメージが強い方が多いかと思いますが、実際のところどうなのでしょうか。今回は、シンガポールの治安情報と、トラブル防止対策をご紹介させていただきます。現地の治安情報を知って、シンガポールをより楽しく安全に過ごしましょう!

現在のシンガポールの治安につきまして、2017年9月22日現在、外務省の海外安全ホームページの情報によると、シンガポールの治安は安定しており、危険情報は出ておりません。各国がどれ位平和であるかを表す指標の2017年平和度指数ランキングの情報によると、日本は10位に対し、シンガポールは21位となっています。

平和度指数ランキングを見ると、シンガポールの治安は日本と比べると、良くないということが分かります。シンガポールでは、殺人などの凶悪犯罪などは大変少なく、そういった意味では治安は悪くないのですが、スリやひったくり、置き引き、詐欺、強盗などの軽犯罪が多発しているので、十分なトラブル防止をするための対策が必要です。

現地シンガポールでは、スリのトラブルが多く起きています。例えば観光地では、外国人観光客を狙ったスリが多いです。特に日本人はお金を持っていて警戒心が弱いというイメージが強いため、ターゲットになりやすいです。例えばアイスクリームなどの食べ物を洋服にかけられしまい、拭き取ってもらう間に財布などを盗まれる手口があります。

また二人組の犯罪もあり、歩行中一人が突然前にかがみこみ、立ち止まった際に、もう一人が後ろからバックや財布を盗むという巧妙な手口があります。観光地以外にも、シンガポールに走っている地下鉄MRTにも、犯罪者が潜んでいます。例えば車内で気づかぬうちにバックをカッターやナイフで切られて財布などを盗まれることもあります。

その他、地下鉄の改札を通過するとき、突然前の人が立ち止まり、進めず立ち止まっている間に、後ろからも人が来て、身動きができなくなってしまっている間に財布やパスポートなどの貴重品を盗まれてしまうという被害もあります。また空港内やレストラン、ショッピングモールなど、金品やパスポートの盗難被害が経ちません。

シンガポール現地では、スリが最も多いのですが、ひったくりも頻繁に起きています。特に多いのは、道路を歩いているときです。車道側を歩いていると、後ろからオートバイでバックをひったくるという犯行で、二人組のケースもあります。肩掛けのバックを道路側に持っていると、特にターゲットになりやすいので注意が必要です。

シンガポールで道路を歩く場合、なるべく車道側を歩かないことが一番の対策ですが、トラブルを防止するためには、バックは肩掛けではなく、服装の中に入れるウエストポーチにすること、肩掛けのバックの場合には、車道側とは反対側に持つようにすることが対策です。ひったくりトラブルにあう日本人は少なくないので、注意しましょう。

シンガポールでは、置き引きにも注意が必要です。日本ではほぼあり得ないことですが、ホテルのフロントでチェックインやチェックアウトをしている間に後ろから荷物を盗まれてしまうというトラブルや、レストランやフードコートなどでも、荷物から目を離している間に盗まれてしまうというトラブルが発生しています。

現地で置き引きのトラブル防止対策は、とにかく自分の荷物から目を離さないということです。日本と同じように、自分の荷物を席に置いて席取りをしてしまうと、バックごと盗まれてしまう可能性が高いです。席取りをする時は、現地ではティッシュペーパーなどを置くことを多いそうです。

また電車やバスなどの中で、自分の隣の席に荷物を置いてしまうと、万が一寝てしまった時などに荷物を盗まれてしまったり、起きていても素早い動きで盗まれてしまうことがあります。シンガポールは日本のように安全ではないため、トラブルを防止するために、しっかりと自分の荷物から目を離さないように対策をするようにしましょう。

日本ではホテルは安全なところというイメージですが、シンガポールのホテルでは安全とは言えません。高級ホテルなどですと、安心だろうと油断をしてしまいそうですが、シンガポールではホテルでの盗難が大変多いため、十分なトラブル防止対策が必要です。ホテルの部屋の清掃員が盗みを働いたり、スタッフを装い貴重品を盗むケースがあります。

現地のホテルでトラブルを防止するためには、部屋の鍵を閉めたとしても、スーツケースには鍵をかけておくこと。また外出をするときは、貴重品をセーフティボックスに入れることです。高級ホテルであっても油断はせず、基本的に部屋にスタッフを入れないよう心掛け、部屋のチャイムが鳴ったとしても簡単に開けないようにしましょう。

シンガポールのタクシーは、日本とは異なり外国人観光客をターゲットにして、料金をぼったくるという犯罪が勃発しています。現地のタクシーはメーター式です。メーターをわざと使わなかったり、料金を上乗せして請求をしたり、現地通貨に不慣れな外国人観光客が気がつかないように詐欺を働くことが多いので、注意が必要です。

シンガポールのタクシーに乗った時には、きちんとメーターが動いているか確認をし、伝えてもメーターを回さない場合には、降りることをおすすめいたします。また流しのタクシーではなく、なるべくタクシー乗り場から乗車をするか、ホテルからタクシーを呼んでもらうようにしましょう。タクシーの場合泣き寝入りすることが多いので要注意です。

シンガポールでは、睡眠薬で眠らせている間に財布などの貴重品を盗んだり、最悪の場合、性犯罪に繋がる犯罪があります。それらの犯罪を防ぐためには、知らない人から食べ物や飲み物を渡されても、絶対に断ることです。いくら親しげに話しかけてきたり、親切に優しくしてくれたとしても、渡された飲食物を口に入れないようにしましょう。

また、その場で買った飲み物に見せかけて、裏で睡眠薬入りのものにすり替えて渡してくる場合もあります。その他には、偽の観光ガイドを装い、親しげに話しかけてくる場合もあります。色々なケースがあるので、簡単に人を信用して付いて行かず、少しでも怪しいと思ったらその場から立ち去るようにしましょう。

上記の通り、シンガポールで考えられる犯罪についてご紹介いたしました。シンガポールというと安全なイメージが比較的強く、治安が安定しているイメージなのですが、実際にはスリやひったくり、置き引きなどの軽犯罪が勃発しているので、油断はできない状況です。シンガポールで安全に過ごすためには最低限のことを気を付けて過ごしてください。

シンガポールで安全に過ごすためには、例えばバックをウエストポーチにして、洋服の中に入れて周りから見えないようにすること。ホテルの中でもどこでも油断せずに、自分の荷物から目を離さないこと。知らない人から親しげに話しかけられても、簡単に信用しないことなどが挙げられます。最低限のことを気をつけて楽しく過ごしましょう。

いかがでしたか?今回は、シンガポールの治安情報と、トラブルの防止対策などをご紹介いたしました。シンガポールは殺人などの凶悪犯罪は少ないものの、スリやひったくりなどの軽犯罪が多いため、シンガポールへ行った際には、日本と同じようには過ごさず、自分の荷物などをしっかりと守るように気をつけて過ごしてください。