羽田空港と成田空港間の乗り継ぎはどうする？時間・料金は？移動情報まとめ！

LCCが普及して、国内線でも成田空港を利用することが多くなりました。そして羽田空港の国際線が増え、羽田空港から海外へ飛び立つことも増えました。しかし、今でも地方から海外に行く場合は、羽田空港に行ってから成田空港に乗り継ぎする場合が多いです。そんな羽田空港と成田空港との移動方法や時間、料金などご紹介します。

羽田空港があるのは東京都大田区の埋立地で、成田空港があるのは千葉県成田市です。この2つの空港の距離は直線で約63km離れています。この空港間の移動方法は、電車やバスや車です。羽田空港へアクセスする電車は、京浜急行と東京モノレールです。京浜急行空港線には成田空港直通の「エアポート快特」があります。

成田空港へアクセスしている電車は、JRと京成線です。JRの成田空港発着の特急は「成田エキスプレス」です。また、成田空港行きの総武線快速を「エアポート成田」といいます。京成線は、成田スカイアクセス線経由で最速の「スカイライナー」、特急料金不要の「アクセス特急」、京成本線経由の快速特急・特急があります。

羽田空港と成田空港間の移動で、乗り換えなしで一番楽なのが「リムジンバス」です。料金は大人3100円、子供1550円です。リムジンバスは羽田空港発・成田空港発ともに、朝は6時台から夜は21時台まであります。移動にかかる所要時間は、65分から85分位で道路状況によって変わるので、時間にゆとりをもって移動する必要があります。

羽田空港発のリムジバス乗り場は「羽田空港国際線ターミナル」「羽田空港第2ターミナル」「羽田空港第1ターミナル」の3箇所です。各ターミナルにあるのでとても便利。「羽田空港国際線ターミナル」発のバスは本数が少ないです。成田空港の降り場は「成田空港第2ターミナル」「成田空港第1ターミナル」「成田空港第3ターミナル」の3箇所。

成田空港発のリムジンバス乗り場は「成田空港第3ターミナル」「成田空港第2ターミナル」「成田空港第1ターミナル南ウィング」「成田空港第1ターミナル北ウィング」の4箇所。羽田空港の降り場は各ターミナルにあります。羽田空港や成田空港発のリムジンバスは予約不可で、当日に空港到着ロビー内のチケットカウンターや自販機で購入します。

「エアポート快特」とは京急・都営地下鉄が運営する、羽田空港発の列車です。成田スカイアクセス線経由の京成線にも乗り入れすることで、羽田空港と成田空港間を直通で移動できるのが最大の魅力です。電車で乗り換えなしで安く移動するなら、この電車です。なお同電車は京成線内では「アクセス特急」と名称が変わるのでご注意ください。

「羽田空港国内線ターミナル」から「成田空港」のまでの所要時間は約110分、料金は1800円です。羽田空港の停車駅は、京急線「羽田空港国際線ターミナル」「羽田空港国内線ターミナル」の2駅。羽田空港の停車駅は、京成線「空港第2ビル」「成田空港」の2駅です。座席指定はなく自由席で、特急料金不要で料金が安いのが特徴です。

リムジンバスより所要時間はかかりますが、道路状況が左右するリムジンバスより時間が正確で、乗り換えも不要、さらに料金が安いのがポイントです。ただし直通電車は本数が少ないので、駅に向かう前に到着ロビーで時刻表を確認するのがおすすめです。ちょうどよい時間に電車があるなら、直通で運賃が安く、時間も正確なのでおすすめです。

羽田空港と成田空港間を京成本線経由で、京急・都営地下鉄・京成で移動する方法です。直通ではなく、「青砥」または「京成高砂」での乗り換えが必要になる場合がほとんどです。「羽田空港国内線ターミナル」から「成田空港」までの所要時間は早くて約115分、料金は1610円です。値段が安いのがこのルートの魅力です。

京成線は京成本線経由と成田スカイアクセス線経由とで料金が異なります。京成本線経由の本ルートは、直通の「エアポート快速」「アクセス特急」に比べると乗り換えが必要で時間がかかりますが、本数が多くて料金が安いので便利です。時間にゆとりがあって乗り換えが面倒でなく、料金を抑えたいならおすすめのルートです。

羽田空港から品川までは京急、品川から成田空港まではJR「成田エキスプレス」を利用する方法です。「成田エキスプレス」は座席指定なので、通勤ラッシュなどの時間を気にせずに利用することができるのが利点です。料金はやや高めの3600円、所要時間は早くて110分ですが、乗り換え時間などでかなり変わります。

品川から成田空港までの「成田エキスプレス」の乗車時間は約1時間10分です。「成田エキスプレス」は指定席で、快適な車内でのんびりと過ごせるのが魅力です。「成田エキスプレス」は乗車1ヶ月前から窓口や旅行会社でも購入できます。乗車には乗車券と指定席特急券が必要です。料金は高めですが、快適さを求めるならおすすめです。

成田空港から品川まではJR「エアポート成田」、品川から羽田空港まで京急を利用する方法です。「エアポート成田」とは成田空港行きの総武線快速の名称で、成田空港発の方は「総武線快速」です。所要時間は乗り換え時間にもよりますが、早くて約120分。料金は1900円。「成田エキスプレス」より時間はかかりますが、料金がかなり安いです。

「エアポート成田」は自由席の他に、グリーン席もあります。グリーン席の事前購入なら980円、車内購入なら1240円です。グリーン車にしたとしても「成田エキスプレス」より安くおさまります。成田空港と品川間を行く「エアポート成田」は本数が少ないので、時刻表を確認して時間の都合が合えばおすすめです。

羽田空港から品川まで京急、品川から日暮里へはJR山手線、日暮里から成田空港まで成田スカイアクセス線経由で「スカイライナー」を利用する方法です。「スカイライナー」は京成成田空港線特急の名称です。「羽田空港国内線ターミナル」から「成田空港」への料金は3080円で、所要時間は乗り換え等がスムーズなら約95分からです。

「スカイライナー」の座席は指定席で、在来線では最速の最高時速160kmで走行するのが魅力。最速の「スカイライナー」を堪能したいならおすすめです。乗り換えが2回あるのと、時間帯によっては途中の山手線が混むので、大きな荷物があるなら厳しいかもしれません。乗り換えの品川と日暮里にはエキュートがあるので食事ができて便利です。

羽田空港から浜松町まで「モノレール」を利用する方法です。東京湾岸の景色を楽しみたいなら「モノレール」がおすすめです。浜松町から成田空港への行き方はいくつかあります。時間最短で選ぶなら、JR山手線で日暮里に行き、日暮里から成田空港へは「スカイライナー」。所要時間は早くて約90分、料金は3130円です。

料金で選ぶなら、山手線で新橋に行き、新橋から成田空港へは「アクセス特急」で、所要時間は約120分、料金は1960円。人気のお台場やレインボーブリッジなど、「モノレール」からの景色は素晴らしく、特に夜景は最高。空港間の移動で東京観光もできるのが魅力です。大きな荷物がなくて時間にゆとりがあるなら、このルートもおすすめです。

他の交通機関が動いてない時間帯に移動するなら、タクシーの利用が有力になります。現在は羽田空港・成田空港発の定額タクシーが増えてきています。タクシー1台分の料金なので、複数人で移動するならタクシーも選択肢として考慮するのもありかもしれません。定額タクシーは要予約で、待ち時間がないのも魅力です。

成田空港と羽田空港間の移動で定額タクシーを利用するなら、定額運賃の他に高速代金や駐車料金などが必要です。また深夜や早朝は料金が高くなります。タクシー会社によって料金は異なりますが、安くて約25000円から、深夜や早朝なら約29000円から。定額タクシーは事前予約が必要です。詳しくはタクシー会社にお問い合わせください。

羽田空港と成田空港間の移動方法は、バス・電車・タクシーを使い、そのルートは様々です。移動する時間帯や状況に応じて、複数の選択肢の中から選べることができるのが魅力です。移動を旅の一部として有意義に楽しむことも、移動中に体を休めることもできます。便利になった羽田空港と成田空港を快適に移動して、素敵な旅をお楽しみください!