東京駅から羽田空港へのアクセスは？所要時間や料金を比較！おすすめの方法！

羽田空港の国際線ターミナルが開業してから、地方から東京駅経由で羽田空港へアクセスする人が増えています。そのニーズに合わせ、東京駅から羽田空港へのアクセス方法も進化しつつあります。それぞれのアクセス方法の料金や所要時間、メリットやデメリットについて比較し、おすすめのアクセス方法をご案内します。

日本を代表するターミナル駅の東京駅は、1日に3000本もの電車が発着します。東京駅では広い構内での乗り換え時間もきちんと考慮しておく必要があります。新幹線で東京駅に着くなら、そこから山手線のホームまでは10分位かかります。また東京駅構内には有名なレストランや人気のお店が充実しているので、時間にゆとりを持ってゆっくり過ごすのもおすすめです。

羽田空港は、国際線ターミナルと国内線ターミナルに別れています。さらに国内線ターミナルは利用する航空会社によって、第1旅客ターミナルと第2旅客ターミナルに別れています。第1旅客ターミナルの航空会社は、日本航空・日本トランスオーシャン航空・スカイマーク・スターフライヤー(北九州空港行き)。第2旅客ターミナルは、全日空・AIRDO・ソラシドエア・スターフライヤーです。

羽田空港へは京浜急行・東京モノレールがアクセスしています。羽田空港国際ターミナルへ行くには、京浜急行なら「羽田空港国際線ターミナル駅」、東京モノレールなら「羽田空港国際線ビル駅」で降ります。国内線ターミナルへ行くには、京浜急行なら「羽田空港国内線ターミナル駅」、東京モノレールは「羽田空港第1ビル駅」「羽田空港第2ビル駅」で、それぞれ第1・2旅客ターミナルへと繋がっています。

羽田空港のリムジンバスの降り場は、第2ターミナル・第1ターミナル・国際線ターミナルの順に停車します。また、各ターミナルをつなぐ無料連絡バスがあるのも便利です。この無料連絡バスは、第1ターミナル・第2ターミナル・国際線ターミナルの順に5時から23時までおよそ5分間隔で運行しています。

昔から羽田空港へのアクセスといえばモノレールが定番です。JR浜松町駅から羽田空港国際線ビル駅(最短13分)・羽田空港第1ビル駅(最短16分)・羽田空港第2ビル駅(最短18分)へアクセス可能です。浜松駅から各羽田空港の駅までの料金は490円です。平均4分間隔で運行しているので、比較的待ち時間少なくスムーズに乗り換えできます。

東京駅から浜松町駅へのアクセスは、JR山手線(5番線)か京浜東北線(6番線)に乗って、東京駅から3つ目が浜松町駅です。京浜東北線の快速なら東京駅の次が浜松町駅なので最速です。どちらとも同じプラットホームなので、快速以外なら早く発車する方に乗車すればいいのでわかりやすいです。東京駅から浜松町駅への料金は160円、所要時間は6分です。

東京駅から浜松町駅までJRで移動する場合、ラッシュ時だと大きな荷物をもって乗車するのはとても辛いです。そんな時はタクシーという手もあります。東京駅から浜松町駅まで約4㎞弱、走行時間約11分、料金は約1400円です(混雑状況によって大幅に前後します)。東京駅のタクシー乗り場は、八重洲中央口と丸の内南口前にあります。

浜松町駅から東京モノレールを使う方法のメリットは早くて時間が正確、さらに比較的料金が安いということです。東京駅から一番遠い羽田空港第2ビル駅まで計650円で、乗り換え時間を含めて34分程度です。東京駅まで新幹線で来るなら、都区内の乗車券がそのまま使えるので、料金は東京モノレール代の490円のみとなります。

そして東京モノレールの魅力は、何と言っても眺めの良さです。レインボーブリッジや首都高などの大都会・東京らしい風景を楽しむことができます。逆にデメリットは、朝夕のラッシュ時は東京駅から浜松町駅までの移動が辛いという点です。特に大きな荷物があるなら乗車困難です。ラッシュ時以外で荷物が少なめなら、おすすめのアクセス方法です。

安くて比較的に早いのは京浜急行です。品川駅から羽田空港国際線ターミナル駅/国内線ターミナル駅とを結ぶエアポート快速特急・快速特急・エアポート急行があります。羽田空港国内線ターミナル駅へはエアポート快速特急が最短で14分、料金は410円です。ちなみに成田空港へのアクセスもよく、羽田空港から成田空港へも電車移動しやすくなりました。

東京駅から品川駅へのアクセス方法と所要時間は、JR東海道本線が最速で8分、山手線・京浜東北線は11分ほどかかります。いずれも料金は170円です。品川駅構内には「エキュート」があるので便利。カフェやレストランをはじめ、有名な専門店がたくさんあるので、ここで時間を作ってショッピングや食事をするのもおすすめです。

このアクセス方法の料金は最安値の580円で、所要時間は36分前後(羽田空港国内線ターミナル駅まで)。東京駅まで新幹線利用なら都区内の乗車券があるので料金は京浜急行代の410円のみ。この京浜急行を利用するメリットは、料金が安いことと、品川駅が便利なことです。デメリットは、電車なのでラッシュ時に大きな荷物を持って乗車するのが辛いという点です。

昔からあるリムジンバスも東京駅から羽田空港への定番のアクセス方法です。東京駅からは八重洲北口(鉃鋼ビル)から出ています。羽田空港第1ターミナル・第2ターミナル・国際線ターミナルへと停まり、所要時間はそれぞれ40分・45分・55分です。料金は930円で1時間に1、2便の頻度で、朝は東京駅春3時55分から夜は20時45分まであります。

リムジンバスのメリットは何と言っても楽なこと。乗り換えもなく、大きな荷物も預けられるので気になりません。シートに座ってのんびりとできるのが魅力です。逆にデメリットは道路の混雑状況によって所要時間が前後するということ。時間にゆとりを持って移動できるなら、リムジンバスはおすすめです。なお、東京駅発の便は予約不要で、ロビー内の自動発券機にて乗車券を購入します。

東京駅から羽田空港までタクシーが定額料金で利用できます。料金は一台6000円前後で羽田空港までの所要時間は30分から40分程度です。たとえば4人で利用するなら一人当たり1500円なので、人数が集まれば比較的割安です。事前に電話かネットで各タクシー会社に予約する必要があり、時間指定ができるので移動がスムーズです。なお深夜は別料金となります。

タクシーのメリットは、自分の時間の都合に合わせて楽に移動できることです。定額制なのも安心ですし、大きな荷物があっても問題ないのが魅力です。デメリットは、他のアクセス方法に比べて割高になること。それから道路の渋滞状況によって所要時間が前後することです。比較的に時間とお金にゆとりがあり、人数が揃っている場合におすすめの方法です。

例えば、友人を東京駅に迎えに車で行き、そのまま羽田空港まで見送りに行く場合など、自家用車を利用することもあると思います。自家用車で行く場合、最速ルートは首都高速湾岸線経由で約20㎞。羽田空港国内線の駐車場は各ターミナルに2つずつ有り、ターミナルに直結しているので便利です。駐車料金は1日最大1500円です。国際線ターミナルの駐車場は1つで、こちらも同料金でターミナルに直結しています。

自家用車のメリットは自由であることと、荷物が運べること。東京駅から羽田空港へ向かう途中で大江戸温泉やスカイツリーなど東京観光ができます。また、離陸する飛行機を間近に見ることができる城南島海浜公園もおすすめです。デメリットは、道路の渋滞状況によって所要時間が変わってくることや、高速代や駐車場代がその都度かかるというところです。

東京駅から羽田空港まで、安いのは品川駅から京浜急行を利用する方法の590円(約36分)。早いのは、浜松町駅から東京モノレールを使用する方法で約34分(650円)。車窓からの景色が良いので旅気分が盛り上がります。大きな荷物があるならリムジンバスがおすすめです。時間はかかりますが(約55分)、乗り換え不要で座ってのんびりできるのが魅力です。以上ご参考になれば幸いです。