羽田空港のラウンジで必要なカードは？国際線・国内線それぞれのサービスは？

国際線と国内線ともにある羽田空港。利用者がとても多く、ゴールデンウィークや年末年始などかなりの人で混雑します。空港は搭乗までの待ち時間が長いため、ラウンジの利用がおすすめです。そんな羽田空港のラウンジを利用するための条件などをご紹介していきます！

羽田空港は東京都大田区に位置している日本最大の空港です。国際線と国内線が存在し、国際航空輸送網又は国内航空輸送網の拠点となる空港と言われています。2016年では国際線と国内線を合わせて利用者数が遂に8000万人を超えたそうです。

また、国際線は主に韓国、中国、台湾などとアジア諸国との短距離路線で繋がっています。国内線は日本最大規模の空港で日本のスカイネットワークのハブ空港として全国どの空港とも繋がっており、2017年には国際線と合わせて日本初の星5級空港として選定されました。

ラウンジを直訳すると休憩室という意味になります。何かの施設や乗り物などを利用する人が休憩を取ったり、待ち合わせをしたりする場所ということです。特にホテルでは必ずと言ってもよいほどラウンジがあり、ホテルへ訪問する人が自由に利用できる場所となっています。

空港ラウンジも基本的な意味としてはあまり変わらないですが、空港の施設ならではの特徴があります。それは“搭乗客待機室”としての意味が強いということです。これは空港には来た人ではなく、当日の飛行機に搭乗する乗客ではないと利用はできないということにもなります。

空港ラウンジの運営・管理はそれぞれ航空会社やカード会社がしています。その為、提供されるサービスもラウンジそれぞれです。ラウンジではソフトドリンクは無料で提供され、コンセントやwifiなども無料です。ちょっとした休憩室よりはもっと贅沢なサービスを受けれるのが空港のラウンジです。

ラウンジによってはシャワールーム、睡眠室、マッサージチェアがあったりします。グレードが上がるとフードやアルコールも無料で提供されます。まさにホテルのラウンジと同じです。飛行機へ搭乗する前にラウンジでゆっくりとしたひと時を過ごすのもおすすめです。

まず大前提として“当日の飛行機に搭乗する”ということです。空港ラウンジはあくまでも搭乗待合室なので、これは当然の前提です。そのため、世界中の空港ラウンジはほとんどが保安検査と出国審査を通った先にあります。ラウンジによっては、飛行機を乗らない方も利用できる場所に存在するラウンジもあります。

また、飛行機に乗れる＝空港ラウンジに入れるではありません。更に必要条件として、空港ラウンジと提携しているクレジットカードを提示する事、航空会社の会員カードを提示する事、一定以上クラスの飛行機座席に搭乗する事のいずれかが必要です。場合によっては利用代金が発生することもあります。

最も一般的な利用方法には空港ラウンジと提携しているクレジットカードの所持です。これはカードを提示するだけで無料でラウンジへ入場できます。頻繁に飛行機を利用していない方でもラウンジが利用できるので、多くの方が利用しやすくなっています。

ラウンジ入場の機能を備えているクレジットカードはとても種類が多いです。ただし、クレジット会社によってはそのランクやカードの種類によって利用できるかが変わります。空港ラウンジを利用する前、お手持ちのカードはどのラウンジと提携を結んでいるかを確認することをおすすめします。

世界中の航空会社は会員サービスがあります。もちろん会員ではなくても飛行機のチケットを購入し利用することはできますが、会員になっていれば航空会社の様々なサービスを利用することができます。特にマイルの積立がよく知られていますが、実は空港ラウンジ利用もサービスの一つとなっています。

しかし、航空会社の会員になっただけではラウンジを無料で利用できるわけではありません。航空会社の会員にはは等級があり、ランクによってサービス内容が変わります。基本的にはその航空会社の飛行機をよく利用していた方がすぐ等級が上がる仕組みになっています。飛行機に沢山乗る方は航空会社の会員になる事をおすすめします。

カードや航空会社の会員にならなくともラウンジを利用する事が可能です。それは、自分が搭乗する飛行機チケットのクラスです。ビジネス以上の場合にはその搭乗する飛行機の航空会社が運営するラウンジの利用ができる事が多いです。

特に航空会社で運営しているラウンジは普通の空港ラウンジより質の高いサービスが提供されます。長距離の移動も、搭乗を待つ時間も楽しく贅沢に過ごしたい方には空港のラウンジ利用もできてしまうビジネス以上のクラスもおすすめしたいです。

また、ラウンジで入場料を支払うことでも利用は可能です。羽田空港ではANAとJALの運営するラウンジ以外は事前予約がなくても利用できる場所が多いです。急な出張な移動でシャワールームやプリントサービス、FAXを利用したい方はそのような方法でラウンジを利用するのもおすすめです。

羽田空港の国際線には全部で7ヶ所のラウンジがあります。そのうちの3ヶ所は航空会社の直運営のラウンジで、他の4ヶ所は航空会社の共用運営とカード会社で運営しているラウンジです。羽田空港の国際線で利用できるラウンジを紹介していきます。

sakuraラウンジは113番ゲート近くに1つ、114番ゲートの先にスカイビューラウンジと2ヶ所あります。共にデザイナーが手がけた室内は贅沢な気分を味わうことができます。なお、sakuraラウンジは6時から翌日1時半まで、スカイビューは朝6時半から12時、21時から翌1時半までです。

アルコールと食事も無料で提供されます。ビュッフェスタイルのため、好きなものをゆっくりと選ぶことが可能です。スカイビューでの絶景を楽しみながら食事はおすすめです。またクロークやシャワールームもありますし、無線LANや有線LAN、プリントサービスもあり、忙しいビジネスマンにもおすすめです。

JMBサファイア会員以上の方、JALグローバルクラブ、JALのプレミアムエコノミークラス以上に搭乗する方が利用可能です。JMBクリスタル会員の場合にはラウンジクーポンが必要となります。JALグループ便以外の他社便を利用する方は対象外となりますのでご注意ください。

JAL便のファーストクラス、JMBダイアモンド、JGCプレミアの方のみが利用できるラウンジです。食事のサービスにはこだわっており、鉄板ダイニングやバーなどでは美味しい食事と日本酒やシャンパンを嗜むことができます。また、靴磨きのサービスやビジネスコーナーも完備されており、最も贅沢なサービスを受けることができます。

ANAが運営するラウンジです。ANAのラウンジも2ヶ所であり、出国審査を通ったらすぐ右側に1ヶ所、もう1ヶ所は左に進んだ所にあります。両方とも4階までエスカレータで昇った先にあります。

時間帯によって変わる食事のメニューがとても多く容易されています。もちろんドリンクバーもあって飲み物やアルコールも沢山あります。滑走路が見える窓際のシートを始め、幅が広くなっているソファーもあり飛行機に乗るまでくつろぎの時間が過ごせます。

ANAプラチナサービスメンバー以上の会員、スーパーフライヤーズ会員、プレミアムエコノミークラス以上に搭乗する方、スターアライアンスゴールド会員は無料で利用することが可能です。なお、会員ではなくとも事前予約で4000円、当日は6000円の利用料金で利用することも可能です。

ANAダイヤモンドサービスメンバー、ファーストクラスに搭乗する方のみが利用できるラウンジです。110番または114番ゲート付近に2ヶ所あります。アルコール、食事はビュッフェスタイルが基本ですが、専用のシェフがいで、作りたての食事を味わうことができます。黒を基調とした室内は洗練された雰囲気があり、贅沢な気分を味わえます。

香港を拠点とするイギリス系の航空会社のキャセイパシフィックが運営するラウンジです。出国審査を通って左に進み114番ゲート付近にあるエレベーターで6階へいくとラウンジがあります。6階という立地もあり、開放的な作りとなっています。眺めもサービスもよく、贅沢な気分を味わえます。

食事や飲み物ができるのはもちろんですが、何より中華麺が楽しめるザ・ヌードルバーが特徴です。特性の担々麺やワンタンメンと言った本格的な麺料理が容易されていますので、中華料理がお好きな方におすすめです。またビジネスライクな空間もあり、パソコンの利用やプリントアウトもできます。

キャセイパシフィックのビジネスクラス以上に搭乗する方、JALのJMBサファイヤ以上のクラス、ワンワールドのエメラルド、サファイヤのステータス会員であれば利用可能です。利用時間は7時半から17時、22時から翌1時半です。

航空会社で直接運営しているラウンジの他にも4ヶ所のラウンジがあります。ここは航空会社やカード会社会社が運営していますので、利用可能な方が多いです。ここでは軽い食事とドリンクが無料です。アルコールは別料金なため、注意しましょう。

各種銀行のカードのVJAグループやJCB、ダイナースクラブカード、DCカード、UFJカード、ニコスカード、三菱東京UFJカード、UCカード、セゾンカード、アメリカン・エキスプレス、JACCS、エポスカードが利用可能です。なお、ほとんどがゴールドカード以上が必須となりますのでご注意ください。

また、カードがなくとも利用料金を支払えば入場が可能です。大人1人につき1030円、4歳から12歳は520円となります。このラウンジは24時間開いています。場所はイミグレーションを出てすぐ目の前にあるエスカレータで4階へ登るとあります。

ここでは2通りの方法で利用可能です。まずは各航空会社発行のラウンジクーポンの提示です。チャイナ・エアライン、ハワイアン航空、デルタ航空、ガルーダ・インドネシア航空、中国南方航空、上海吉祥航空、天津航空、海南航空、山東航空が対象となります。

使用できるカードはTS CUBICのゴールドカード、ポルシェカード、三越伊勢丹グループのゴールドカード、Luxuryカード、マンチェスターユナイテッドのゴールドカード、ボルシア・ドルトムントのゴールドカードが対象となります。このラウンジはイミグレーションを出てすぐ目の前にあるエスカレータで4階へ登るとあります。

このラウンジはSKY LOUNGEと全く同じ条件となります。異なるのはシャワールームがあるということと場所が違うということです。場所はイミグレーションを出て左側へ進み、突き当りまでまっすぐ向かいます。すると左手側に4階のラウンジへ向かうエスカレーターがあります。目印としては146番ゲートへ向かいましょう。

このラウンジはSTIAT LOUNGEと全く同じ条件となります。場所はSKY LOUNGE ANNEXと同じ場所にあります。こちらも146番ゲートを目指して向かいましょう。注意としては乗る飛行機の搭乗ゲートが105番から111番の場合には、かなり距離が離れてしまいます。その場合には中央にあるラウンジを利用しましょう。

国内線は出国審査がなく、保安検査も国際線に比べるととても簡単です。そのため、国際線の様に搭乗時刻の１時間も２時間も前に保安検査を通る方は多くありません。それもあってか、国内線のラウンジは国際線のサービスほど贅沢ではなく、ほんの少し休んでいくような場所となっています。

羽田空港の国内線には6ヶ所のラウンジがあります。第1ターミナルと第2ターミナルでそれぞれ3ヶ所ずつのあります。サービス内容はほぼ変わりませんので、搭乗口近くのラウンジを利用するのがおすすめです。

どのラウンジもソフトドリンクがフリーとなっています。雑誌や新聞が容易されていたり、無線LANが使えたりしますので、待合室としては完璧です。アルコールと軽い食事などもできますが、こちらのサービスは入場料とは別料金となります。場所によっては有料でシャワーの利用も可能です。

国内線第1ターミナルは主にJALグループ、スカイマーク、スターフライヤーの航空会社の飛行機が離着陸する場所となります。第2ターミナルは主にANA、エア・ドゥ、ソラシド・エア、スターフライヤーの航空会社の飛行機が離着陸する場所となります。2つのターミナルにはカード会社共有のラウンジがあります。

第1ターミナルの保安検査場を出て左側には南ウイングがあります。8番と9番ゲートの間にこのラウンジがあります。ここは完全分煙で席数は133席。ドリンクを飲みながら滑走路を一望できる様な空間となっています。利用時間は6時から20時までです。

第1ターミナルの保安検査場を出て右側には北ウイングがあります。16番ゲートの隣にこのラウンジがあります。ここは完全分煙で席数は150席。モダンな雰囲気で南側のラウンジよりは少し落ち着いた雰囲気となっています。利用時間は6時から20時半までです。

第1ターミナル１階到着ロビーにあるラウンジで、一般エリアのため飛行機に乗らない方も利用可能です。ここにはビジネスルールと呼ばれる会議室やシャワーもあります。待ち合わせなどにはおすすめの場所です。ここは席数が少なく28席です。利用時間は6時から20時、シャワーの最終受付は19時半です。

第2ターミナルの保安検査場通過後の南側のゲートラウンジ3階にあります。52番ゲートの前にあるエレベーターからいく事ができます。ここは完全分煙で席数は140席。シンプルなデザインの空間で、開放的な窓からは外の景色を見ることが可能です。利用時間は6時から21時半までです。

第2ターミナルの保安検査場を出て65番ゲートの隣にラウンジがあります。ここは完全分煙で席数は100席。落ち着いた雰囲気となっており、出発までゆっくりとしたい方にはおすすめです。利用時間は6時から20時までです。

第2ターミナルの1階到着ロビーにあるラウンジで、一般エリアのため飛行機に乗らない方も利用可能です。席数は70席でパソコンブース2室、シャワールーム2室あります。大きめのソファでゆったりと座れるスペースがあり、荷物が多くても周りを気にせず座れます。利用時間は6時から20時、シャワーの最終受付は19時半です。

この6か所のラウンジの利用は予約が不要で、大人1030円、4歳から12歳は520円で利用できます。アメリカンエキスプレスカード、ポルシェカードをお持ちの方はランクに関わらず提示するだけで無料でラウンジを利用する事が可能です。また同行者も1名無料になるサービスも付いています。

また、ゴールド以上であれば無料でラウンジの利用が可能なカードは以下の通りです。ダイナースクラブ、VISAカード、JCBカード、MUFGカード、DCカード、UCカード、UFJカード、ニコスカード、オリコカード、TS3カード、楽天カード、AEONカード、エポスカード、ライフカード、MIカード、JACCSカード、アプラスカードとなります。

sakuraラウンジは南と北どちらにも有り、朝5時半から最終便出発まで利用可能です。どちらも350席以上あり、様々なスペースがあります。化粧室やシャワー、クロークだけでなく女性専用のラウンジ、子供用のラウンジも完備されています。アルコールや食事も無料で提供されます。

事前予約をすれば誰でも利用可能で、利用料金は3000円です。なお、JALのグローバルクラブに加入している方やビジネスクラス以上の飛行機に搭乗する方は事前予約は不要です。また、JALのビジネスクラス以上の方とJMB会員でサファイア以上の方は無料で利用できます。クリスタル会員はクーポンで利用可能です。

第2ターミナルにはANAの運営するラウンジがあります。南側は62番ゲート前から北側は60番ゲート前から入場が可能です。ともに朝5時15分ごろから最終便出発まで利用可能です。アルコール、食事も無料で提供されます。座席数は共に400席以上あり、プリントサービスやFAXもありビジネスマンに嬉しいサービスが揃っています。

事前予約をすれば誰でも利用可能で、利用料金は3100円です。ANAプラチナサービスメンバー以上の会員、スーパーフライヤーズ会員、プレミアムエコノミークラス以上に搭乗する方、スターアライアンスゴールド会員は無料で利用することが可能です。

羽田空港の国際線、国内線ともにラウンジのご紹介をしました。様々な方法でラウンジを利用することが可能です。空の旅の前に、ラウンジでゆっくりと食事をしながら贅沢なひと時を味わうのは如何でしょうか。