芦屋ダニエルのカヌレ完売必至！大人気洋菓子は東京でも手に入る？

優雅なティータイムのお供に美味しいスイーツを食べたい！相手に喜ばれるセンスの光る手土産を選びたい！スイーツ選びはワクワクして楽しいけれど、頭を悩ませる問題でもあります。今、選んで良かったと思えるスイーツとして話題の、芦屋ダニエルのカヌレ。お店や特徴、人気の秘密など詳しくご紹介していきます。

カヌレとは、フランス・ボルドー女子修道院で古くから作られていたお菓子です。蜜蝋（みつろう）を入れることと、カヌレ型と呼ばれる小さな型で焼くことが特徴です。カヌレ型は周りにたくさん溝のついた容器で、これがフランス語で「溝のついた」という意味である「カヌレ」という名前の語源となっているそうです。

フランス・ボルドー地方といえばワインが有名ですが、ワインの澱（おり）を取り除くために卵白を使用しており、残った卵黄を有効活用するためにカヌレが考え出されたものといわれています。フランス・ボルドー地方にはカヌレの専門店もあります。

ひと昔前のカヌレブームでは、フランスのおしゃれなお菓子という位置づけで話題となりましたが、今となっては知らない人はもちろん、「聞いたことがあるけれど、どんな洋菓子だっけ？」という声もあるかと思います。その一方で、カヌレは根強いファンがいる洋菓子でもあります。

ダニエルのカヌレは、そんなカヌレファンからも太鼓判を押される存在でしたが、近年雑誌などの洋菓子特集でも紹介され、多くの人の目にとまったことで、話題となっています。

朝の段階で当日分が即売り切れとなってしまう芦屋ダニエルのカヌレとは、どのようなものなのでしょうか？

ダニエルは芦屋にある地元でも大人気のパティスリーです。約30年程前に神戸御影で誕生したお店ですが、店舗の増減を経て、現在は芦屋に2店と大阪に1店の合計3店舗展開となっています。

芦屋川沿いのテラスダニエルはカフェも併設しており、洋菓子の他に美味しい焼きたてパンも食べることができます。

閑静な住宅街に佇む芦屋本店は、今あるダニエルのお店の中で一番新しい店舗です。工房も併設されていて、人気のカヌレや生ケーキ、焼き菓子、ギフトやパンなど様々な種類の商品が店頭に並び、あれもこれも欲しくなります。街の雰囲気にぴったりな、明るく開放感のあるお店です。

大阪の商業施設ルクアには、ダニエルの焼き菓子専門店があります。以前は、神戸三宮や京都伊勢丹にもお店があり、大丸神戸にはレストランもありました。どのお店もそれぞれの個性があって素敵で、なくなってしまったのは残念ですが、変わらないダニエルらしさを残しつつ、常に新しいことにチャレンジしてきた歴史がうかがえます。

ダニエルは生ケーキ、焼き菓子、パンのどれをとっても美味しいのですが、チョコレートケーキ「うなぎの寝床」もダニエルを代表する洋菓子として有名です。チョコチップ、アプリコット、いちじくが入っており、手土産にもよく使われている創業時からの定番です。ホワイトチョコを使った白バージョンもあります。

芦屋川沿いにあるテラスダニエルでは、芦屋さくらまつりの期間中だけ、お店の前でクレープを焼いています。

中身のチョイスがダニエルならではのひと味違ったメニューで、どれもこれも気になって目移りしてしまいます。毎年朝から長蛇の列ですが、並んででも食べたい一品です。

ダニエルのカヌレは、伝統的なフランスのカヌレに比べると、一口サイズでたくさんの種類があります。外側は焼き色がついてパリッと香ばしく、底の部分はクッキーのような風味と食感で、中はしっとりもっちり。程よい小ぶり具合で上品な味わいに仕上がっています。一つ食べるとまた食べたくなるような、そんなカヌレです。

気になるお値段ですが、何とひとつ108円（税込）。10個入で1080円です。オーバルのオシャレなボックスに入った20個入（2484円）、35個入（4320円）もあります。このビジュアルとこの味、どう見ても価格以上。このあたりのコストパフォーマンスは、芦屋とはいえ、さすが関西という気がします。

カヌレの種類の多さは、ファンにとっては嬉しいところ。常時8種類の味は楽しめます。プレーン、チョコ、抹茶、カカオ、シトロン、カフェ、イチヂクくるみといった定番のものから、季節によって、ゆず、洋ナシ、栗、甘夏、マンゴー、かぼちゃなど様々な種類のカヌレが登場します。

種類豊富なダニエルのカヌレ。何を買えば良いか迷ってしまうと思います。店頭では「全種類１つずつ下さい」とオーダーするお客様も多いとのことですが、それには納得です。

抹茶、あずき、黒ごま、ゆずなどの和のカヌレは、本場フランスはもちろん、海外の方へのお土産にも最適です。

ここで人気フレーバーの紹介をしたいと思います。外せないのはプレーン。ラム酒が香る王道のフランス菓子といったシンプルカヌレです。そしてトップの人気を誇る味は、イチジクくるみ。トッピングされたクルミの香ばしさと、中に入ったドライいちじくの甘酸っぱさが最高の組み合わせです。

カカオは、苦味がしっかりしていて濃厚なカヌレ。抹茶は、生地に練りこまれた上品な抹茶と中に入った餡が、和テイストのカヌレ代表ともいうべき一品。トップの窪みにレモンの酸味のあるアイシングが詰まったシトロンは、とても爽やかなカヌレです。

ジャンドゥヤは、香ばしいナッツと濃厚なプラリネがマッチした大人のチョコ味。大人味のカヌレとしてラムレーズンも人気で、生地に混ぜ込まれたレーズンとラム酒の効いた贅沢な味です。新しいフレーバーが期間毎に登場するのも、ダニエルのカヌレが人気の理由です。

さて、食べたくなってきたところで、人気のカヌレ、どうやって手に入れられるのでしょうか。残念ながら、現在は東京には店舗がありません。でも、京阪神にお住いの方以外でお店に行く機会のない方も、ダニエルのオンラインショップで注文することが可能です。ただし、人気店につき、売り切れ必至となっていますので覚悟が必要です。

オンラインショップでの購入は、火曜から木曜の10時から15時の受付限定となっています。カヌレは限定数、先着順となりますが、瞬時にして売り切れますので朝一番の購入をお勧めします。カートまで進んでも購入できないということもありますので、注文時には時間をかけず、すぐに購入に進むことをお勧めします。

ホームページによると、多くの注文に応えることができないことを心苦しく思っているとのお店からのコメントが記載されています。オーブンの増設など生産体制を検討し、増産に向けて努力しているとのことですので、安定して手に入るようになる日も近いかもしれません。

実はダニエルは10年ほど前に、期間限定で銀座松屋に出店していたことがあります。それまでも催事などで時々出していたのですが、この数ヶ月の限定店は洋菓子だけではなく、パンも販売していました。ダニエルファンはこの期間中に何度もリピートしたとのこと。いつかまた東京でもお目にかかれる日がくるかも知れません。

ダニエルのカヌレは結婚式や二次会にもお勧めです。芦屋はもちろん阪神間の新郎新婦には定番です。10個入りを引き菓子にするのはもちろん、小分け対応もしてもらえるので、お見送り時に手渡しするプチギフトとしてもセンス抜群。見た目、味ともに、参列者の皆様に喜ばれ記憶に残るギフトとなるはずです。

オーバルの箱入のカヌレは、オシャレなだけではなくきちんと感もあるので、会社などでの挨拶ギフトにもお勧めです。退職時のお礼として、チームメンバーの数に合わせて色々な種類のカヌレを選ぶのも、なかなかハイセンスなチョイスだと思います。

ダニエルのカヌレはパッケージも素敵で、賞味期限も５日間と日持ちがするため、手土産にも最適です。ちょっとしたギフトやお返しはもちろん、ママ会や女子会などでも喜ばれること間違いなし。手軽なお値段で購入できるリッチで可愛いお菓子は、手土産リストの定番となることでしょう。

以上、芦屋ダニエルのカヌレをご紹介しました。カヌレという洋菓子があまり身近でなかった方も、そのイメージが変わったのではないでしょうか？美味しいスイーツを食べる幸せのひととき。優雅なティータイムを過ごしたいときはもちろん、来客時のデザートや喜ばれる手土産として是非お試し下さい。