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ミキモト真珠島はパールのテーマパーク!博物館や海女さんの実演も!

ミキモト真珠島はパールのテーマパーク!博物館や海女さんの実演も!
投稿日: 2017年10月10日最終更新日: 2020年10月8日

ミキモト真珠島は、国内外から訪れる人々に真珠の魅力を伝えています。博物館や養殖真珠の説明、展示品、そして海女さんの実演ショー等が楽しめる、パールのテーマパークです。パールプラザでお土産ショッピングも楽しい、ミキモト真珠島の見どころをまとめました。

ミキモト真珠島の見どころを一挙ご紹介!見出し

豊かな自然に包まれ、穏やかな鳥羽湾に浮かぶミキモト真珠島は、昭和26(1951)年に設立された、真珠のテーマパークです。養殖真珠に関する知識を学べる真珠博物館や、貴重な美術品、そして海女さんの実演も見ることができます。お土産のそろう、パールプラザでのショッピングも満喫できるここ、ミキモト真珠島の見どころをご紹介いたします。

ミキモト真珠島は世界初の養殖真珠発祥地見出し

ミキモト真珠島は、明治26(1893)年にミキモト創業者の御木本幸吉が、世界で初めて、真珠養殖に成功した島です。昭和4年、特別なお客様をお迎えする為の、民間外交の場としてオープンした真珠島ですが、その後昭和26年に一般公開されました。そして現在まで、5000万人以上の方々が島を訪れているそうです。

昭和26年には、昭和天皇も行幸されています。グレース・ケリー元王妃や、エリザベス女王もご訪問されました。帰国前に空港で撮影された、ケリー王妃の片手には、しっかりとミキモトパールのショッピングバッグを、お土産に持っていらっしゃる姿が残っています。またマリリン・モンローも、新婚旅行のお土産に、ミキモトパールのネックレスをご購入された話は有名です。

ミキモト真珠島の見どころ1: 御木本幸吉銅像見出し

パールブリッジを渡り、真珠島へ入っていくと、まず世界初養殖真珠に成功し、商品化にも大成功した「御木本幸吉」像の、さっそうとした出で立ちに圧倒されます。銅像の高さは375cmもあります。山高帽にマント、そして貞明皇后より賜った杖を持った真珠王が、我々を出迎えてくれます。

銅像の前は鳥羽湾を一望できる広場になっており、多くの観光客を真珠王があたたかく見守っているようです。目の前には海女さんの実演ショーの舞台があり、ま左手には真珠博物館とパールプラザが隣接する、まさにパールのテーマパーク中心部と言っていいでしょう。ここから真珠島の探索がスタートします。

ミキモト真珠島の見どころ2:ラブラブの石見出し

御木本幸吉の銅像近くにある、ソテツの植え込みを囲う縁石のひとつに、ハート型の石があります。真珠島の海女さんが発見し「ラブラブの石」と命名しました。見つけたら撫でてみましょう。発見者の海女さんは、旦那さんとの夫婦仲もよく、家庭も円満だそうですので、きっとご利益があるはずです。

ミキモト真珠島の見どころ3: 真珠博物館見出し

博物館1階では、真珠のできるしくみと養殖方法のすべて、そして真珠がもつ独特の色彩と光沢などを、映像やパネル、貝の標本等の展示で、科学的に紹介されています。養殖真珠コーナーでは、選び抜かれたミキモトパールが、様々な行程を経て、一本のネックレスが生み出されるまでを、スタッフさんの説明や映像で、分かりやすい案内がされています。

博物館の2階に上がると、ここではパールジュエリーの歴史を、素晴らしいアンティークジュエリーの展示品とともに紹介されています。天然真珠全盛時代から、養殖真珠発明後のジュエリーの変遷、ミキモト創世期から昭和初期にかけてのジュエリー等、見るもの全てが芸術的に価値の高いものばかりで、実に圧倒されてしまいます。

ミキモト真珠島の見どころ4: アンティークジュエリーの数々見出し

真珠博物館2階には、天然真珠を使った、アンティークジュエリーコレクションが展示されています。館長が自ら試行錯誤の末、ゼロから始めたコレクションは、国内でも有数のコレクションへと発展しました。人類の真珠への憧れは、太古の時代から現代まで、まさに人類の歴史とともにあると言っても、過言ではありません。

そんな人類の真珠への憧れを、御木本幸吉は、19世紀後半に養殖真珠の発明、商品化という偉業を成し遂げたのです。天然真珠全盛時代から養殖真珠の出現で、ヨーロッパの真珠商人は、ミキモトパールを偽物であると抗議し、1924年「パリ裁判」で、ミキモトパールは本物の真珠であると、御木本側が全面勝利しました。以来、養殖真珠全盛時代が始まったのです。

ミキモト真珠島の見どころ5: 美術工芸品の数々見出し

また博物館2階には、アンティークジュエリー・コレクションに加え、ミキモト黎明期の美術工芸品が展示されています。御木本幸吉は「博覧会男」という異名を取る程、精力的に国内外の博覧会に参加しました。養殖真珠をアピールする為に、真珠をふんだんに使用した美術工芸品の素晴らしさに圧巻する事間違い無しです。博物館内の豪華なコレクションは必見です。

日本の伝統技術法とジュエリー製作技術が、いかに最高であるかを世界にアピールする格好の機会として、御木本幸吉は万国博覧会参加に熱心であったといいます。出品するものはとにかく話題になり、一目を引くようなものでなければならないという考えは、これらの美術工芸品のスケールの大きさからも容易に伺えます。

自由の鐘

アメリカ独立宣言で打ち鳴らされた「自由の鐘」を3分の1に縮小した工芸品は、1939年のニューヨーク万国博覧会に出品されました。当時の日米関係の険悪感が増す中、御木本幸吉は平和への願いを込めて、1万2250個の真珠と366個のダイアモンドを使った作品を出品し、アメリカ国民にも人気を博しました。博物館にはレプリカが展示されており、実物は、フィラデルフィア独立記念館に保存されています。

ミキモト真珠島の見どころ6: 矢車「やぐるま」見出し

部品の分解・組み立てにより12通りの使い分けができる多機能ジュエリーで、1937年のパリ万国博覧会に出品されました。付属のドライバーを使用し、帯留め、指輪、髪飾り、ブローチ等、多種多様の顔に変身するジュエリーは、当時のヨーロッパの人々の間で、大変な話題になりました。

博覧会終了後に販売に出された矢車ですが、その行方は半世紀にも渡り不明になっていました。1989年にニューヨークのオークションに登場し、現在はミキモト真珠島で、その素晴らしいジュエリーを見る事ができます。昭和初期を代表する、世界中のジュエリー業界をも驚愕させた、ジュエリーの逸品です。

ミキモト真珠島の見どころ7: 海女さんの実演ショー見出し

養殖真珠発明の影には、海女さんの存在なくしてはありえませんでした。現在は養殖技術の発達により、海女さんによる作業の必要性はなくなりましたが、昔ながらの海女の作業を知ってもらうために、真珠島では開島以来60年以上、今も一年を通し、海女さんの実演が行われています。

浮き輪を兼ねた磯桶とともに飛び込んだかと思うと桶だけを水面に残し、海女さんは海の底へもぐっていきます。1分程経ってアコヤガイを手にし海女さんが海面に上がってくると、辺りは観衆からの拍手喝采で埋め尽くされます。海女さんの口笛「スィー・スィー」は、潜水後の呼吸を調整する音で「伊勢志摩の海女の磯笛」として有名です。

海女さん実演ショーの時間は?

季節と天候によって若干の変化はありますが、初回の実演時間は午前9時20分からで、15時20分迄1時間おきに行われます。最終実演時間は16時です。真珠博物館、パールプラザ内の館内放送で、海女さんの実演ショーのお知らせが、事前にあるのも嬉しいです。昨今、白衣姿の海女さんの活躍ぶりを見る機会は、ごく稀になってしまいました。旅のお土産話になる貴重な実演ショーです。

ミキモト真珠島の見どころ8: 御木本幸吉記念館見出し

真珠に人生を賭け、郷土を愛して止まなかっ御木本幸吉の、生い立ちから偉業を成し遂げるまでの波乱に満ちた人生がテーマの記念館です。独特の人生哲学、個性あふれるエピソードなどを交え、彼の偉業を影で支えたうめ夫人や、養殖真珠の可能性を示してくれた、様々な人々等も紹介されています。

彼は貧しい一家を支える為、様々な行商に挑戦しました。20歳の頃東京で、中国商人が驚愕の高値で真珠を購入する所を目撃したことで、真珠や海産物商人になった事が、養殖真珠発明のきっかけとなりました。記念館に入りると、幸吉の生家が復元された、うどん屋「阿波幸」があります。また幸吉が、常に腰に下げていた矢立て(携帯用の墨と筆)や、恵比寿像の収集品も展示されています。

ミキモト真珠島の見どころ9: 島内散歩見出し

ミキモト真珠島内は、素晴らしい自然にも恵まれています。夏には浜木綿が咲き誇る海岸沿いの遊歩道を、海風心地よく歩き進むと、落ち着いた雰囲気の日本庭園にたどり着きます。また丁度パールプラザの裏側には、島の4分の1を覆う自然林があります。「野鳥の森」と呼ばれるこの場所には、樹齢200年を越える樹木が生い茂り、野鳥達のさえずりで心が洗われます。

パールプラザ横の階段を上がると「見晴台」があります。小高い丘の上にあがると、鳥羽湾に浮かぶ坂手島や答志島などの島々が望め、鳥羽湾を行き交う船舶を眺める事ができます。ベンチやテーブル、パラソルも設置してあるので、博物館やパールプラザ散策後、または食後の休憩にも最適の場所です。

ミキモト真珠島の見どころ10: 珠の宮見出し

珠の宮は、ミキモト真珠島と呼ばれる前から、この島を見守り続けてきた鎮守様です。創建は和銅年中710年頃といわれており、主祭神は豊受気姫命(とようけひめのみこと)です。明治40年に、鳥羽城跡にある大山祗(おおやまずみ)神社に合祀されましたが、信仰心の篤い御木本幸吉が、戦後この島に再建しました。

願いの井戸

豊受気姫命と大山祗命は夫婦ですが、ふたつの神社は海に隔てられているので、夜な夜な白い龍蛇と化して海を渡り、通われたという伝説があることから、珠の宮は、縁結び、長寿、繁栄などのご利益があるとされています。境内には心願成就の「願いの井戸」があります。貝殻に願い事を書き、井戸に沈む迄願い事を念じると、成就するという言い伝えがある、島内のパワースポットです。

ミキモト真珠島のお土産スポット: パールプラザ見出し

真珠博物館に隣接したパールプラザで、お土産散策はいかがでしょうか。ミキモトのパールジュエリーをはじめ、ここパールプラザでしか扱っていない、真珠島限定のオリジナルジュエリーも勢揃いです。ミキモトパールは、お土産には高価と思いきや、パールプラザのジュエリーは、お手頃価格から、パールのお土産品が豊富に揃う、穴場スポットです。

パールプラザには、パールジュエリーの他、パールを使用したギフトアイテムも充実しています。なかでも真珠しおりは、お土産に最適アイテムです。地元で育まれた真珠をあしらったしおりが、お手頃価格で販売され、しかも開運成就が施されています。自分へのお土産としても大切な友人や家族へのお土産にも、必ず喜ばれる開運グッズです。

ミキモト真珠島ブランドジュエリー

ミキモトパールの他に、ミキモト真珠島オリジナルのジュエリーが豊富に揃うパールプラザですが、いづれも真珠は最高品質のものを使用しています。これも創業者、御木本幸吉の思いを受け継いでいる証でしょう。かつて御木本幸吉は品質が劣化している真珠を公衆の面前で焼き払うという、驚きのパフォーマンスをした事でも有名です。

ミキモト化粧品

ミキモトは真珠化粧品でも有名です。真珠はカルシウムの塊ですから、かつてから御木本幸吉は、ジュエリーのみならず、カルシウムの栄養補給食品を生産、病院を中心に納品していました。幸吉は健康維持の為に、毎日真珠一粒を摂取していたそうです。女性へのお土産に絶対喜ばれるアイテムの一つです。

パールパウダー入りスイーツ

ミキモト真珠島のお土産人気No1のお菓子です。アコヤガイから抽出した、パールシェルカルシウムを配合して、かわいらしいアコヤガイの形に焼き上げたオリジナルのマドレーヌなんです。パールパウダー入りだなんて、ちょっと贅沢で、かつカルシウムも豊富にはいった健康にもいいスイーツです。

ドーマン・セーマンアクセサリー

アコヤガイの貝殻に、伊勢志摩地方で「ドーマン・セーマン」 と呼ばれるマークが、手作業で彫り込まれたアクセサリーです。「ドーマン・セーマン」は、海女さんたちが用いる魔除けのマークで、頭に巻く手ぬぐいに刺繍したり、アワビを採るための道具に彫刻したりするそうです。お土産にもかわいいラッキーアイテムとして、こちらも人気です。

ミキモト真珠島のお食事処: 阿波幸見出し

御木本幸吉の生家であるうどん屋の名がついた、パールプラザ2階にあるレストランです。ここでは、伊勢志摩地方の名産を中心に、様々な味が、美しい鳥羽湾の眺めを楽しみながら、いただく事が出来ます。真珠貝の貝柱を使った料理も豊富です。真珠島ならではの味を、是非試してみない訳にはいきません。

ミキモト真珠島へのアクセス方法見出し

ミキモト真珠島はJR、近鉄両腺線の「鳥羽駅」から歩いて5分程の場所にあります。駅を出るとすぐに、真珠島への遊歩道が整備されており、鳥羽湾を見渡しながら、真珠島へ向かう事が出来ます。乗用車利用の場合は、鳥羽駅周辺に専用駐車場が完備されています。カーナビ検索番号は「0599-25-2028」です。

真珠の歴史薫るミキモト真珠島へ行ってみよう見出し

ここでは鳥羽湾に浮かぶミキモト真珠島の魅力を、みどころやおすすめスポットを中心にご紹介いたしました。日本の戦後経済を大いに支えた真珠養殖産業の生みの親である、御木本幸吉の偉業の全てがこの真珠島で楽しみながら学ぶ事のできる、いわば真珠のテーマパークです。みなさんも是非ミキモト真珠島で、パールとともに素敵なひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか。

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投稿日: 2017年10月10日最終更新日: 2020年10月8日

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