モリチクでかき氷！熊本で人気のお店情報・おすすめメニューをご紹介！

かき氷と言えば以前は夏の風物詩と決まっていましたが、最近では四季を問わず、さまざまな種類のものが味わえるようになってきました。人気のお店も全国にありますが、熊本にもとても有名なかき氷店があるということなので、その場所やメニュー、人気の秘密などのおすすめ情報を紹介します。

その有名なかき氷店は「モリチク」といいます。住所は熊本県上益城郡甲佐町というところで、熊本県の中央部、熊本市から約20キロのところにあります。九州山地にあり、比較的標高の高いところが多い地域ということになります。

さて、その甲佐町ですが、町内にJRの駅はありません。ですからモリチクにいくためには、バスか車を利用するということになります。まずバスの場合ですが、熊本市内の交通センターから出る乙女・小市野線に乗り、山口、または迫のバス停で降ります。ここからモリチクまでは徒歩で5分かからないくらいです。

新幹線などを利用してくる場合、熊本駅で下車することになるかと思います。ですがこのバスは熊本駅前を通りません。熊本駅で降りた場合は路面電車を利用してバス停の近くまで移動するか、南熊本駅まで行く必要があります。

車の場合は九州横断自動車道の小池高山IC、九州縦貫自動車道鹿児島線の益城熊本空港ICが最寄りとなります。小池高山ICからは約8.9キロ、22分ほど、益城熊本空港ICからは約14.1キロ、35分ほどかかります。

遠方から公共交通機関を利用して来る場合は、熊本空港を利用することになります。東京、大阪、中部のほか、那覇や天草との便が就航しています。空港駐車場からモリチクまでは約20キロ、車で50分ほどかかります。

さて、そのモリチクなのですが、実はかき氷だけを売っている店ではありません。実は本業は森田竹材店という店で、鯉のぼりなどの竹材業、結納や節句用品などの販売を行っています。モリチクそのものも節句用品などの販売をするショップに併設されたカフェでかき氷の販売を行っているのです。

ところが、モリチクの情報を調べるとかき氷がすぐ出てくるように、モリチクのかき氷は大人気で、たくさんの観光客が訪れます。モリチクを訪れる人はほとんどがかき氷を食べるために訪れるのではないかと言われるほどだそうです。

なぜこれほどに人気があるのかというと、モリチクのかき氷はふつうのかき氷と違い、果汁やミルク、ヨーグルトなどを凍らせて氷を作り、それをかき氷にしているからだそうです。ですから、どこを食べてもその素材の味が直接楽しめる上、氷もふわふわしていて口当たりもよくなっています。

その時の気温などの要因にもよりますが、子どもでも一人分のかき氷を食べてしまう、かき氷をおかわりした、などの情報があるほど、食べやすくおいしいかき氷とのことです。毎年たくさんのかき氷ファンがこの店を訪れています。

モリチクにはいろいろなかき氷のメニューがあります。さらに後述しますが、トッピングの種類が多く、組み合わせることで自分好みのかき氷が味わえるというのもモリチクのかき氷の人気の秘密と言えるでしょう。

ベースとなる氷は、ヨーグルト、みるく、抹茶、プリン、マンゴー、イチゴなどがあります。前述したように、これらはその素材そのものを凍らせたシェーブアイスです。これにそれぞれの味にあうトッピングが最初からついたメニューがあります。初めてならば、この中から選ぶのがおすすめです。

中でも人気が高いのは、マンゴーシェイブや抹茶シェイブなどだそうです。マンゴーはマンゴーそのものを味わっているかのような濃厚な味わいが、抹茶も濃厚な抹茶の味わいが和の雰囲気を漂わせます。また、ヨーグルトは他のかき氷店ではあまり扱われていないですが、暑さの中ですっきりした味わいが楽しめるのでおすすめです。

前述したように、モリチクのかき氷はトッピングの種類が多いことでも人気です。もちろん、そのかき氷だけでも味がついているわけですからおいしいのですが、トッピングでさらにおいしさが増すものです。トッピングは50円から150円の追加料金で追加できます。

フルーツやヨーグルトなどの場合は果実ソースや練乳などをかけるセットが、抹茶には白玉やあんこ、きなこなどのトッピングがあるセットがすでにメニューにあります。これだけでも多様な組み合わせが楽しめます。

もっと他の組み合わせを試してみたいという場合には、追加トッピングがおすすめです。たとえば白玉が大好き、と言う方ならば、白玉を追加トッピングすることができます。白玉トッピングの場合はもともと5個ついているので、更に追加すれば白玉を10個乗せることもできるということです。

また、イチゴシェーブやマンゴーシェーブは果実ソースか練乳を選べますが、もう片方を追加トッピングすれば両方味わうことも可能です。イチゴなどにに白玉を乗せることももちろんできます。

中でもいろいろな組み合わせがあるのがミルクシェイブです。その名の通りミルク味なので、いろいろな素材と合わせることができるのが強みです。白玉やきなこなどと合わせると和風の味わいが楽しめますし、果実ソースを合わせるとミルクとフルーツの絶品のコラボレーションを楽しむこともできます。

また、ミルクシェイブにはコーヒー系と合わせるという選択肢もあります。コーヒー粉とコーヒーゼリーを合わせるエスプレッソ・オレは、かき氷でありながらコーヒーの苦みが大人の味わいとなっています。男性などで甘いのはあまり得意ではない、という方にはおすすめの味です。

このように、一言でかき氷といっても、トッピングなどを選ぶことでまさに無限大とも言える組み合わせを作ることができます。家族や友達などと行った場合には、いろいろな味とトッピングを選んで食べ比べるということもできるので、ぜひ自分だけのおすすめな組み合わせを探してみましょう。

さて、このように人気のモリチクですから、気になるのは混雑情報です。実際、夏休みの時期は気温が高いこともあって、長蛇の列ができるほどだという情報があるほどです。並んでいる間にメニューが渡されるので、それを見ながら並ぶことになります。

ただ、かき氷ですから、店の回転は早く、列の長さの割には待ち時間は少なめとのことです。ゆっくりかき氷を味わいたい、待ち時間が長いのはできれば避けたいというならば、平日の午前中ならば比較的人が少なめだという情報があるので、このあたりをおすすめします。

モリチクはこのように、メニューも豊富で人気のあるかき氷の店なのですが、いくつかの注意点があります。まず1つめは、アクセスがあまりよくないという点です。特に公共交通機関を利用する場合は注意が必要です。

モリチクのある甲佐町の最寄り駅は、JR松橋駅なのですが、ここからモリチクまではかなりの距離があります。また前述したように、モリチクのそばを通るバス路線は熊本駅を通りません。そのため、もし公共交通機関を利用する場合は、JR南熊本駅まで行き、その近くの南熊本のバス停から乗るといいでしょう。

2点目は、人気があるゆえの注意点と言えることです。モリチクのかき氷は、果汁やミルクなどを凍らせて作った氷を使います。そのため、たくさんのお客さんがくると売り切れてしまう可能性があるということです。氷が売り切れた場合には定休日以外でも休みになることがあります。その場合はフェイスブックにアップされるので、行く前に確認することをおすすめします。

3点目は、モリチクのかき氷店は夏季限定営業だということです。実はモリチクのかき氷は年中食べられるのではなく、夏だけの期間限定営業となっています。営業期間は5月もしくは6月から10月ごろまでとなっており、年によって違いがあるようです。こちらもフェイスブックに営業日程が出ますので、ギリギリの時期の場合は確認していくといいでしょう。

モリチクのかき氷は素材をそのまま凍らせた味わいと、多様なトッピングで、何度行っても新しい味わいが楽しめます。アクセスは多少不便ですが、それでも行ってよかったと、思えるのではないでしょうか。残念ながら夏の間限定のお店で、2017年の営業は10月10日で終了しています。来年は予定を組んで、ぜひ味わいに行きましょう。