ラーメン「蔦」は巣鴨の行列店！ミシュラン一つ星の味とは？

行列の絶えない人気のラーメン店である「蔦」は巣鴨の住宅街に店を構える名店でおいしいラーメンと充実したサイドメニューが高い指示を受けています。コンビニ限定のカップラーメンになるほどの知名度を誇るラーメン店でミシュランの星も獲得するという実績も誇ります。絶品ラーメンを提供する蔦の魅力を特集します。

「Japanese Soba Noodles蔦」は2012年1月に巣鴨で産声を上げました。創業者の大西祐貴氏は1997年、当時藤沢に父が開いていたラーメン店「七重の味の店めじろ」にてラーメン修行を開始します。一時期違う職種に転職などをしますが2008年には渋谷区代々木に移転していた七重の味の店めじろで修行を再開します。

後に代々木店を任されることになった大西祐貴氏は父親の味を守りつつも独創的な限定メニューを提供するなど、当時のラーメンマニアを唸らせていました。その後、満を持して巣鴨にて独立を果たし名店めじろの味を捨て全く新しいコンセプトの「蔦」をオープンしました。数々の実績があることから開店当初から行列のできるラーメン店になりました。

創業当時から斬新な味を提供しつづけており、大西氏の貪欲なまでのラーメンへの探究心は、ラーメン雑誌で1位を獲得した人気ラーメンでさえ、あっさりとメニューから外してしまうほど。現在では、コンビニ限定のカップラーメンやJALの機内食になるなど、日本国内のみならず世界へ発信する大人気のラーメンになりました。

行列の絶えない人気ラーメン店「蔦」は2016年に世界で初めてラーメン店としてミシュラン1つ星を獲得するという偉業を成し遂げてから、更なる行列に変わりました。早朝から並ぶ人の列は世界中からラーメンを食べに訪れる方で長蛇の列になってしまい周辺の人々に迷惑がかかるということで現在は整理券を配布するようになりました。

11時から16時のランチ営業では早朝7時から整理券を配布するようになっています。整理券をもらう際に預り金として1000円を支払い、指定の時間に店に戻ります。18時から21時までのディナータイムでは整理券を受け取る必要なく並ぶことができるようになっています。公式Twitterから常に最新情報がアップされています。

蔦でもっとも注文率の高いラーメンが「醤油Soba」900円です。わざわざ行列に並んでまで食べる価値のあるおすすめラーメンにはこだわりの高級食材が贅沢に使われています。じっくり抽出された絶品スープには青森シャモロック、純系名古屋コーチンなどをベースに魚介や真昆布が使用され国産小麦100%の自家製麺と絡み合って非常においしい1杯になっています。

透き通ったスープが綺麗な「塩Soba」900円も人気ラーメンの1つで定期的にタレのアップデートをしているのも魅力です。賛否両論を生む味の変更ですが、大西氏の絶妙な味付けは常に前に進み続ける進化が体感できるおいしいラーメンになっています。チャーシューに使われる豚肉も産地からこだわったものを使用しており、味の変更と共にアップデートされています。

ミシュラン星獲得の実力店が作り出す「煮干しSoba」800円も他店とは一味違うおいしい1杯になっていておすすめです。淡口醤油を使った綺麗なスープは非常に濃厚な煮干しの香りが特徴的なラーメンで動物系の素材を一切不使用とは思えない深みとコクのあるスープになっています。丁寧に火入れされた片口鰯や鯵煮干しのえぐみのないラーメンは絶品です。

徹底的なこだわりがミシュランでも評価された名店ではチャーシューにも一切妥協を許しません。低温調理されたイタリア産ホエー豚の肩ロースやスペイン産の上質なイベリコ豚を赤ワインで柔らかく調理したものが使用されています。おいしいチャーシューはラーメンに更なる旨味を加えますので、肉好きの方には非常におすすめのトッピングと言えます。

食べ応えのあるチャーシューは300円でトッピング可能な他、ラーメンメニューとしても食券機で購入できるのでおすすめです。定期的な味の変更で使用する素材も変わるので、その時々のベストのラーメンを食べることができます。ミシュランでも認められた絶品ラーメンは終わることのない探究心に裏打ちされてた斬新さを持っています。

人気のトッピングになっている蔦特製のワンタンもおすすめの一品で料金300円で2個入りで提供されます。現在のワンタンは今帰仁アグーが使われており、コクのある深い味わいが特徴になっています。食べ応えのあるワンタンは一見小さく見えるのですが、大きな皮で餡を包んで二つ折りにされているので、実際は満足度の高いトッピングになっています。

おいしいワンタンはトッピングメニューだけでなくサイドメニューでも「皿ワンタン」350円として提供しているので、単品でも味わうことができます。青ネギが振りかけられた綺麗な見た目のワンタンはぎっしりと凝縮された餡が絶品です。ワンタン自体も大幅にアップデートされることもあるのは研究熱心な蔦ならではです。

せっかく行列にならんでラーメンを食べるなら贅沢に全部のせを注文するのは如何でしょうか。「チャーシューワンタン味玉醤油Soba」1700円は店によっては2杯注文できるような値段ですが厳選された食材を使用して作られたおいしいラーメンが味わえるおすすめメニューになっています。ラーメンの味は醤油、塩から選択可能です。

蔦では、あまり目立たないつけ麺でも全部のせを満喫することができます。「チャーシューワンタン味玉味噌つけSoba」1800円は、食券機で購入したチャーシューワンタン味噌つけSobaに単品の味玉をトッピングしたつけ麺で味噌、醤油から選択することができます。お好みで更にメンマなどを追加する方もおり、ボリューム満点のラーメンに仕上げることも可能です。

食材にとことんこだわったラーメン店が提供するサイドメニューが不味いはずがありません。見た目も美しい「ロース飯」450円は、厳選された、その時々の肩ロース肉のスライスが使われており、バラの花のようなもりつけも美しい1品になっています。非常においしいロース飯はサイドメニューの域を超えた贅沢な丼ぶりになっています。

ぶつ切りのチャーシューがおいしい「肉飯」300円はロース飯よりも手頃な価格ながら非常に満足度の高い一品になっており、各ラーメンとの相性も抜群です。味付けされたチャーシューの香ばしい香りはご飯が進むこと間違いなしで男性の方を中心に人気のサイドメニューになっています。

サイドメニューの中で一風変わった「からすみ茶漬け」350円は、蔦特製のオリジナルメニューで珍味のカラスミを贅沢に使用した色合いの綺麗な一品です。適度な塩気が特徴のカラスミはスペイン産でご飯に散りばめられた状態で提供されます。ここにラーメンのスープをかけることで他の店では味わうことのできないおいしい1杯が完成します。

ミシュランを獲得することで世界から注目を受けた名店「蔦」はシンガポール店を筆頭にアジア圏に複数の店舗を構えるようになりました。世界中で大ブームとなっている日本のラーメン店の中でもミシュランで星を獲得したのは蔦だけです。店内の内装なども創業者の大西氏がしっかりと関わってコンセプトを決めています。

シンガポール、台湾、香港にまで店舗を拡大する蔦のラーメンは本店との味やトッピングも微妙に異なるので、店舗の違いによっても味を楽しめるのが特徴です。これは創業者の意図していることではないかもしれませんが各国の蔦を食べ歩く海外のラーメンブロガーなどもそれぞれの店舗を格付けしている面白い現象も起きています。

世界初のミシュラン一つ星獲得店である「蔦」の魅力を特集しました。飽きることなく通い続けられるのは、こだわりを持って現状に満足することなく前に突き進む創業者大西氏の探究心にあり、どんどんアップデートされていく絶品ラーメンは期待せずにはいられません。魅力溢れる名店へ是非、食べに来てみてください。