「サナギ新宿」とは？人気メニューやおすすめなど楽しみ方を紹介！

新宿は様々な食やカルチャーが集まるカオスな街。そんな新宿を象徴するかのような新スポット「サナギ新宿」にはもう行きましたか?「気になっているけれどまだ行ったことがない」という人のために、今回は魅力いっぱいのサナギ新宿のおすすめポイントや人気のフードメニューをご紹介します。

サナギ新宿は、2016年12月に国道20号線の高架下に誕生したフードコートとイベントスペースの融合スポットです。サナギ新宿には広々としたイベントスペースの奥にフードコートがあり、ランチやカフェ、夜の食事と様々な利用シーンで楽しめるお店。

ちなみにキャッチフレーズの「dOVE-AND-PEACH」は「LOVE-AND-PEACE」をもじったものだそう。入口からは分かりづらいですが、中には独創的な空間が広がっています。

ぱっちりお目目が印象的なサナギ新宿の公式キャラクター「サナD」。デザインを手掛けたのは、アジアを始め世界各地で個展を開いたり数々のアートフェスティバルに参加している日本画家のトヲハジム氏です。

サナギ新宿のイベントスペースは道路に面していて、通行人の目に留まりやすくなっています。ここでは企業や自治体のPRイベントが行われたり、期間限定ショップが登場したりと新しい発見があります。イベントによっては有名人がゲストで登場したりトークショーが行われたりするので注目してみましょう。

サナギ新宿のイベントスペースを通っていよいよ店内に入ってみましょう。入口右側は銀色の壁がゴージャスな印象のスタンディングバーになっています。

中央に置かれたメインテーブルはガラスのショーケースのようで、中は色鮮やかなバラの花から懐かしいキャラクターのぬいぐるみまで、かわいいものがたくさん詰まった小宇宙のよう。仕事帰りのちょい飲みや待ち合わせなどにおすすめの立ち飲みエリアです。

この雰囲気の中で飲むお酒はさぞかしおしゃれなカクテルかと思いきや、おすすめはなんと日本酒カップ酒なのだとか。サナDが描かれたサナギ新宿オリジナルのカップ酒で、その名も「サナカップ」。飲み終わったカップは持ち帰ることもできるそうで、持ち帰りを申し出ると洗ってジップバッグに入れてくれるという気配りもうれしい!

サナギ新宿の店内は様々なテイストのエリアに分かれていて、どこに座るかは自由。その日の気分に合わせて好きな場所に席を取りましょう。

まったりと過ごしたい時は畳と座布団の「サナDの寝床」がおすすめ。ピンクの照明が和の空間にオリエンタルなテイストをプラスし、妖艶な雰囲気!カップルや女子会に人気のゾーンです。

こちらもまったりと過ごせそうな「サロン桟敷」。イベントスペースに面した小上がりのエリアで、カーテンの仕切りが個室のような雰囲気も演出しています。イベントによってはステージに変身することもあるフレキシブルなエリア。寒い日にはこたつが出されて長居してしまいそうです。外国人観光客にとってもこたつ体験は新鮮!

ガールズトークに花が咲きそうな、ロマンチックなカフェ風のラウンジは「噂話の小部屋」。空間デザインを手がけたのは人気スタイリストの相澤樹氏です。

相澤樹氏のスタイリングはハイファッション誌の他、アーティストやCMでも一度は目にしたことがある前衛的なファッション。椅子も一つ一つ違って、どこを切り取ってもフォトジェニックな空間!

色とりどりのランタンが下がった、SNSでもよく見かけるエキゾチックなこの風景はサナギ新宿のフードコートのメインエリア。広々とした空間に整然とテーブルが並び、まるでアジアの屋台村のような雰囲気です。大勢でワイワイ楽しみたい時におすすめのエリア。アジア旅行をしている気分で盛り上がりそう!

サナギ新宿のランチタイムは午前11時から15時まで。4つのレストランブースのフードコートになっており、ランチでは4つのブースのコラボ定食が楽しめます。

タイ風ロティサリーがおいしいお店「炎のガイヤーン」の人気ランチメニューはスパイシー豚サテ丼。ご飯もタイ米にこだわって、パクチーの香りと共にエスニック感たっぷりです。

辛味の少ないまろやかな味わいのバターチキンカレーも人気です。ランチ定食のドリンクはスタンディングバーエリアでのドリンクバー。トムヤムクンも選ぶことができます。セルフサービスなので、サクッとランチしたい時でもサナギ新宿なら大丈夫。席もたくさんあって順番を待つことがないのもおすすめポイントです。

点心と麺類のお店「点心爛漫」からは、サイドメニューのせいろ蒸し点心3つが提供されます。メインの麺類は季節ごとにメニューが変わり、秋のおすすめメニューはマッサマンカレーと和風だしのスープがおいしい鍋焼カレーうどんとなっています。あっさり風味の海老柚子塩香港麺やクラムチャウダー風のクラムヌードルも人気メニューです。

サナギ新宿のカフェタイムは15時から17時まで。人気のスイーツは、ミニたい焼きがトッピングされた豆乳プリンアラモード。いちごソースがかわいらしいベリー味と、マーブルチョコが散りばめられたチョコミント味があります。ドリンクは中国茶やソフトドリンクに、ビールなどのアルコールも。ビールのおつまみには黒七味風味のフライドポテトがおすすめです。

サナギ新宿の夜の部は17時から閉店の23時30分まで。店内にはお客も増えて盛り上がって来る時間帯です。この頃にはフードブースもバーもフル回転。おでんとロール寿司の店「TOKYO-CALLING」の人気メニューはマグロとコチュジャンのロール寿司。味の染みたおでんは3種の盛り合わせで800円です。生ビールも日本酒も進みそう!

サラダやおつまみなどのアラカルトメニューは、野菜デリの「緑黄色人酒」がおすすめ。野菜を使ったアジア風創作料理で、気になるメニューはアップルキムチ。やみつきになる人が続出なのだとか。

また、アジアンリゾートの雰囲気たっぷりのフォトジェニックなカクテルも揃っていて、どれを飲もうか迷ってしまいそうです。

サナギ新宿にはテイクアウトカフェブースもあります。鹿のロゴでおなじみ、台湾発の人気カフェ「ジ・アレイ・シェージャオシャン」がサナギ新宿に登場です。サナギ新宿の斜角巷は持ち運べるカップやボトル入りで、店内で飲んでもテイクアウトしても大丈夫になっています。タピオカとナタデココが入った、食感が楽しい三食感ミルクティーが人気。

もう1つ気になるメニューは、一見ボディーソープか何かと間違えてしまいそうな色鮮やかなオーロラドリンク。飲んでみると、ジュースではなくフレーバーティー。台湾で人気の蝶豆花茶をベースに、緑茶をブレンドしたりフルーツのフレーバーを加えたりしたもの。サナギ新宿の雰囲気に良く似合う、飲むのがもったいない美しさ!

サナギ新宿のフードスペースの一角はギャラリーになっています。ここはアジア各地で活躍する新進気鋭のクリエイターたちの情報発信の場。展示は定期的に入れ替わるのでこまめにチェックしましょう。また、桟敷ステージではDJによるパフォーマンスが行われることもあります。ただのフードコートではないサナギ新宿の魅力はここにもあります。

サナギ新宿は、JR新宿駅の東南口を出てフラッグスストア前の階段を降りると高架下に見つけることができます。車の人は、国道20号線の新宿四丁目交差点から側道に入り新宿駅南口方面へ進んだ所にあるミスターP新宿駅南口第1駐車場が停めやすいです。営業時間は11時から23時30分で、定休日はありません。

食とイベント、そしてアートの発信基地「サナギ新宿」についてご紹介しました。サナギ新宿のフードコートは、ランチにカフェに飲み会にと様々なシーンで利用できそうです。どんどん入れ替わるクリエイターたちのカルチャーやイベントも楽しみなサナギ新宿へ足を運んで、最新の「トーキョー」シーンを感じてみてはいかがでしょうか。