Japanese Soba Noodles蔦はミシュラン掲載店！おすすめは？

世界で初めてラーメン店としてミシュランの星を獲得したJapanese Soba Noodles蔦。外国から訪れる客も多く、今や入店するのも難しい超行列店となりました。しかしおばあちゃんの原宿と形容される東京:巣鴨にあるJapanese Soba Noodles蔦は、誰でもおいしいラーメンを楽しめる、上品ながら気取らない雰囲気が嬉しいお店です。そんなJapanese Soba Noodles蔦についてご紹介します。

今や海外でも人気のフード「ラーメン」。ミシュランガイドにも最近では人気ラーメン店の名前がよく載るようになってきました。しかしそれはミシュランガイドのビブグルマンという、5000円以下で楽しめるコスパの良い料理を提供している飲食店が選ばれるカテゴリー。星が付く本来のミシュランの評価を得たものではありません。

Japanese Soba Noodles蔦は、2012年に東京の巣鴨で創業。ミシュランガイド東京2015に、他多くのラーメン店と共にビブグルマンのカテゴリーに選ばれました。その翌年のミシュランガイドでは、ビブグルマンではなく、ラーメン店として初のミシュランの一つ星を獲得。世界の名だたる有名レストランと並ぶ名誉を与えられました。ミシュランガイド2017でも連続して一つ星を獲得しています。

巣鴨と聞いてまず頭に浮かぶのは、シニア世代が元気な街、ということ。そんな気さくな雰囲気のエリアにJapanese Soba Noodles蔦はあります。巣鴨駅から近い場所にあり、JR山手線の巣鴨駅利用の場合は南口から行くのが便利です。都営三田線の巣鴨駅利用の場合はA1出口を利用します。どちらからも徒歩2、3分ほどの距離です。

住所:東京都豊島区巣鴨1-14-1 Plateau-Saka 1F 電話番号:03-3943-1007

Japanese Soba Noodles蔦は今やラーメン界の有名人である大西氏がオーナーを務めるお店。ご自身のブログのタイトルには「生涯ラーメン一本勝負 今は地上に生える草でもいつかは空を翔ける鳥のように」とありますが、まさにその通り、志がとても高いラーメンの名店です。よりすぐったこだわりの厳選素材を使った数々のラーメンメニューを生み出し、そして、その味はどんどん進化し続けています。

Japanese Soba Noodles蔦の麺メニューは大きく分けて2つになります。1つはラーメン系の「Soba」。もう1つはつけそば系の「つけSoba」です。「Soba」は醤油ベース、塩ベース、煮干ベースの3種があり、「つけSoba」は醤油ベースと味噌ベースの2種類です。それぞれ、基本のもの・味玉入り・ワンタン入り・チャーシューワンタン入りの計4つの選択肢があります。

「醤油Soba」900円は、Japanese Soba Noodles蔦のラーメンを代表するおすすめの一杯です。お店のこだわりが詰まったこのラーメンの醤油ダレは、和歌山県の北海道丸大豆二年熟成生揚げ醤油を中心に3種の醤油をブレンドして作られています。そこに加えるのは純系名古屋コーチン、青森シャモロックといった普通の鶏とは旨味の深さが違うブランド鶏から作られたスープです。

そのスープの味を更に複雑にするのは、天草大王の清湯・アサリ・真昆布などの魚介系と野菜のダシ。旨味エキスがたっぷり抽出されたスープに合わせるのは、口の中で小麦の味が広がる天然小麦100％の自家製麺です。相性抜群のスープと麺をラーメンから1つの「料理」に変化させるのは、イタリア産の最高級黒トリュフオイル。さすがミシュランが認めた味、と納得出来る渾身の一杯です。

そんな醤油Sobaはプラス200円で「味玉醤油Soba」に。チャーシューとメンマとネギのトッピングに味玉が加わります。この味玉にもお店の強いこだわりが。使用する卵は、スープの鶏ダシにも使う青森シャモロックの卵です。青森シャモロックの味玉は一般的な味玉とは全然違う、とても濃厚な味。また、青森シャモロックの味玉は世界でこのお店でしか食べることが出来ません。

Japanese Soba Noodles蔦の一番人気は醤油Sobaですが、塩ベースのメニューにもこだわりがたくさん詰まっています。「塩Soba」900円は、塩ラーメン好きにおすすめの一杯。沖縄県ぬちまーすを始めとする各地のブランド塩のブレンドに、アサリや真鯛といった魚介の旨味が加わります。塩Sobaに加えられるのはイタリア産最高級白トリュフオイルとドライトマト。魚介の旨味が更に引き立ちます。

Japanese Soba Noodles蔦の麺メニューは種類が豊富です。常に進化し続けるラーメン店なので、今後また大きくメニューの名称や内容が変わる可能性がありますが、上でお伝えした醤油Soba、塩Soba以外にもおすすめの麺メニューはたくさんあります。こちらではその中から2つをご紹介します。

「煮干Soba」800円は、醤油Sobaや塩Sobaと並ぶ、麺メニューの3本柱のうちの1つです。豚や鶏などの動物系のダシは使わず、数種の煮干しだけで作った煮干し感満点のスープに合わせるのは、非加熱処理の薄口醤油。煮干しラーメンでよくあるパンチのある味ではなく、旨味をより感じられる優しい味わいの人気ラーメンです。

Japanese Soba Noodles蔦では有名な醤油Sobaほか、ラーメン系のメニューを注文する人が多いですが、つけめん系のメニューももちろんおすすめです。「醤油つけSoba」1000円は、ナッツペーストを合わせた甘みと旨味のバランスが良いクリーミーなスープに、モチモチ食感の自家製平打ち麺をつけていただきます。自家製ポルチーニ茸オイルとポルチーニ茸パウダーが味のアクセントです。

Japanese Soba Noodles蔦は麺メニューだけでなく、ご飯もののサイドメニューにも力を注いでいます。現在単品のご飯ものサイドメニューは普通の白飯を加えて全6種類。使用するお米は山形県の契約農家から直送されるブランド米です。それを土鍋で炊き、その後おひつの中で一休みさせて米粒の水分調整を行う、というこだわりようです。

こだわりのご飯は、黒トリュフが載ったたまごかけご飯でいただいても十分おいしいですが、肉が好きな方におすすめなのは炙りチャーシューがたっぷり載った「肉飯」300円と、スライスされた焼豚が載った赤ワインソースの「ロース飯」450円。そのほか鶏油がバターのように香る「鶏油ご飯」250円や、「からすみ茶漬け」350円も試してみたい人気のメニューです。

Japanese Soba Noodles蔦はカウンター9席だけの小さなラーメン店。もともと人気が高いお店でしたが、ミシュランのビブグルマンに選ばれて更に人気が高まると同時に行列が出来る頻度が高くなり、その行列はミシュランの一つ星を獲得してから更に長いものになりました。ご近所への迷惑を気にしていましたが、現在では整理券制度を導入、行列の緩和に役立てています。

整理券は朝7時頃から配布が始まります。正確な情報はJapanese Soba Noodles蔦の「公式整理券情報」で確認するのがおすすめです。整理券は1人1枚必要ですが、1人で必要人数分受け取ることが出来るので、あとで子供と一緒に来店したい親御さんたちからも好評です。また整理券を受け取る際には1枚につき1000円の預り金が必要です。お釣りの用意はないので、必要金額ぴったりを準備しましょう。

預り金は再度来店した時に整理券と引き換えに返却されます。お店に戻らないと返金されません。どうしても戻れなくなった時は整理券に書かれている電話番号に連絡します。この制度によって行列が緩和されましたが、それでもやはりお店に戻って来た時には行列に多少並ぶことになるでしょう。人気店なので商品が売り切れになる可能性もあるので、早めの時間の整理券を受け取るのがおすすめです。

Japanese Soba Noodles蔦の営業時間は昼の部と夜の部の2部構成になっています。昼の営業は午前11時から午後4時まで。夜の営業は午後6時から午後9時までになっています。ただ上の項で説明した通り、現在は整理券制となっているので、お店に行ってしばらく行列に並べば入店することが出来る、という可能性は低そうです。また、定休日は水曜日となっています。

おそらく日本で一番有名なラーメン店「Japanese Soba Noodles蔦」についてご紹介させていただきました。こちらでご紹介した内容は今現在のもの。常に進化し続けているので、今後はまた内容が変わって来ることでしょう。2017年秋にはJALのファーストクラスとビジネスクラスの機内食に登場。海外にも出店し、ますます世界に羽ばたく「Japanese Soba Noodles蔦」です！