地域

地域から探す

  • 日本
  • 北米
  • 中南米
  • アフリカ
  • 中東
  • アジア
  • ヨーロッパ
  • オセアニア
キーワード

キーワードから探す

妙高山登山ガイド!初心者にもおすすめのコースや山小屋情報もあり!

妙高山登山ガイド!初心者にもおすすめのコースや山小屋情報もあり!
投稿日: 2017年12月1日最終更新日: 2020年10月8日

「妙高山」はコシヒカリ等の米の産地、スキー場がある雪国として有名な新潟県妙高市のシンボルです。そんな「妙高山」には初心者におすすめのコースを始め、色んな難易度のルートが存在します。この「妙高山」の基本情報をおすすめのコースや山小屋情報と合わせて紹介します。

「日本百名山・妙高山」へ登山に行こう!見出し

Photo by km058

山頂部分が富士山に似ているので「越後富士」とも呼ばれる「妙高山」には、初心者から上級者まで色々な難易度のルートが存在し無理なく自分のペースに合わせて選ぶ事が出来ます。また、燕温泉と関温泉には数多くの温泉があり、山小屋もあって便利なので毎年、沢山の登山者や観光客が訪れます。そんな「妙高山」へ登山に行きましょう!

「日本百名山・妙高山」は妙高市のシンボル見出し

「妙高山」は妙高市のシンボルとなっている標高2454メートルの円形カルデラの活火山で、神奈山・大倉山・三田原山・赤倉山が取り囲む中心に位置します。毎年、7月1日に山開きが行われて大勢の人々が登山を目的に訪れます。ただ、雄大な妙高山は、冬季の間の登山は遭難の恐れがあり危険なので控えるように呼び掛けています。

北信五岳の1つである「妙高山」は、最高峰であり「妙高戸隠連山国立公園」に聳え立ちます。春の花が綺麗な春、緑が生い茂る夏、紅葉が美しい秋、雪景色の冬と季節毎に顔を変えて訪れる人を楽しませます。「妙高山」は「火打山」と共に深田久弥さんの日本百名山にも選ばれ、両方の山を一緒に制覇しようとする登山者に人気です。

「妙高山」は長い休止期をはさむ4回の火山活動により形成されました。現在の地形は第4期の成層火山、頂部にある直径3㎞の爆発カルデラ、中央火口丘の妙高山溶岩ドームで成っていて硫気地帯の地獄谷が南側の火口原にあります。

また「妙高山」は近くに聳え立つ「火打山」「焼山」と合わせて「頸城三山」と言われています。

妙高市のおすすめ観光スポットを総まとめ!子供と楽しめる場所も目白押し! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
妙高市のおすすめ観光スポットを総まとめ!子供と楽しめる場所も目白押し! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
妙高市は、高原の都市のためスキーをはじめ高原でのキャンプなど子供と観光を楽しめる場所が多いです。子供が夢中になれるアスレチックや空中散歩を楽しめるスカイケーブルなどがあります。そこで妙高市で子供も四季を通して、楽しめるおすすめの観光地をご紹介していきます。

「日本百名山・妙高山」スカイケーブル赤倉登山道ルート見出し

これは、山頂駅と妙高山を往復するルートで、妙高高原スカイケーブルに乗り標高約1250mの山頂駅まで行ってそこから登山をスタートします。このルートは初心者にも楽に登山ができるルートで難易度は中級、日帰り出来るルートです。駐車場は、トイレ設備で1000台収容可能の妙高高原スカイケーブル無料駐車場があり便利です。

妙高高原スカイケーブル・大谷ヒュッテ・天狗堂・光善寺池・風穴・鎖場・妙高山の順に登って行きます。妙高高原スカイケーブル山頂駅から妙高山への登山は4時間10分が目安、妙高山から妙高高原スカイケーブル山頂駅への下山は2時間50分が目安です。歩行時間合計の目安は7時間で歩行距離は9.3kmです。

妙高高原スカイケーブルの運行期間は7月中旬から11月上旬まで毎日運行です。営業時間は平日8時から16時で上りの最終は15時30分、土日祝は8時から16時30分で上りの最終は16時です。料金は中学生以上の大人往復1800円で片道1300円、小人・小学生は往復900円で片道700円でペットは無料です。下記はスカイケーブル基本情報です。

住所:新潟県妙高市田切216 電話番号:0255-87-2503

「日本百名山・妙高山」大谷ヒュッテ往復ルート見出し

これは山頂駅と大谷ヒュッテを往復するルートで、妙高高原スカイケーブル・大谷ヒュッテの順に歩きます。日帰りトレッキングに最適で、難易度は初級者用です。登山気分を味わいながらゆっくり自分のペースで歩きたい初心者、高齢者、小さな子供連れの家族などに最適なルートです。妙高高原スカイケーブルの乗車時間は約11分です。

スカイケーブルから大谷ヒュッテへの登りは1時間30分が目安、大谷ヒュッテから妙高高原スカイケーブルへの下りは1時間が目安です。歩行時間合計は2時間30分です。

スカイケーブル山頂駅から赤倉観光ホテルゲレンデ内を徒歩で下山すると約40分で麓の駅に戻れます。難易度が初級の日帰りルートですが大谷ヒュッテに宿泊も出来ます。

「日本百名山・妙高山」燕登山道ルート見出し

これは燕温泉と妙高山を往復するルートで、燕温泉・光明滝・北地獄谷麻平分岐・天狗堂・光善寺池・風穴・鎖場・妙高山の順に登ります。燕温泉から妙高山への登山は4時間30分が目安、妙高山から燕温泉への下山は3時間20分が目安です。日帰りルートで難易度は中級者用です。歩行時間合計の目安は7時間50分で歩行距離は10.9kmです。

駐車場は公衆トイレ完備で60台収納可能の燕温泉下の無料駐車場があり、バスの便も通っていて交通アクセスがいいです。

このルートは日帰り可能なルートですが、近くに高谷池ヒュッテや、黒沢池ヒュッテの山小屋もあるので、ゆっくり2日間かけて登山を楽しみたい方は宿泊も出来ます。称明滝・光明滝などの見どころもあります。

「日本百名山・妙高山」笹ヶ峰登山口ルート見出し

これは笹ヶ峰と妙高山を往復するルートで、笹ヶ峰登山口・笹ヶ峰歩道分岐・黒沢・十二曲り・富士見平・黒沢池ヒュッテ・大倉乗越・長助池分岐・妙高山の順に登ります。笹ヶ峰登山口から妙高山への登山は5時間50分が目安、妙高山から笹ヶ峰登山口への下山は4時間20分が目安です。日帰り出来るルートですが、難易度は上級者用です。

歩行時間合計の目安は10時間10分、歩行距離は16.4kmとルートが長くて登りづらく7月下旬まで雪が残るので難易度が高い上級者用のルートです。駐車場はトイレ設備で30台収容の笹ヶ峰登山者用無料駐車場、水洗トイレや公衆電話設備で150台収容の妙高山麓笹ヶ峰キャンプ場無料駐車場があります。笹ヶ峰には山小屋明星荘があります。

笹ヶ峰が登山口のこの登山ルートは、日帰りも出来る難易度が高い上級者コースなので、初心者等ゆっくり自分のペースで登りたい人は高谷池ヒュッテか、黒沢池ヒュッテの山小屋に宿泊して疲れた体を休め、家族や友達と満点の星空と大自然を楽しむのもおすすめです。早朝、山小屋から眺める美しい日の出に感動する事間違い無しです。

その他のルートは、妙高山燕温泉登山口から左の燕登山道へ行く代わりに真っすぐ進んで行く燕新道ルートは登山に約9時間かかり登山後に燕温泉組合が管理運営する無料の露天風呂「河原の湯」に入る事が出来ます。また火打山とダブルで登山が出来る、黒沢池ヒュッテか高谷池ヒュッテに一泊する難易度が上級者用の人気のコースもあります。

「日本百名山・妙高山」周辺の山小屋情報見出し

Photo by km058

「妙高山」は夏から秋にかけて登山、冬は山麓に沢山の温泉が沸いていてウィンタースポーツのリゾート地にもなります。「妙高山」の周辺には黒沢池ヒュッテの山小屋、高谷池ヒュッテの山小屋、山小屋明星荘等の山小屋があり、大谷ヒュッテの山小屋・南地獄谷避難小屋の様に冬は避難所になったりキャンプ場もあったりして便利です。 

黒沢池ヒュッテの山小屋

黒沢池ヒュッテの山小屋の営業期間は7月1日から10月31日迄です。収容人数は100人で完全予約制となり布団は一人一枚です。電気は自家発電、水は煮沸して使用して下さい。ペットボトル500ccが400円で販売されています。水洗トイレがあります。水場はありますが飲料水として使用の場合は煮沸必要です。お風呂はありません。 

黒沢池ヒュッテは、ユニークな構造となっていて中心に据えてある8本の太い丸太がドームを支える8角形の建物となっています。

ドーナツ型の3階は寝室の一部となっていて、見上げると3階の天井にあるスカイライトのおかげて開放的な広がりを感じられる温かい造りとなっています。1泊2食9000円、素泊り6000円、キャンプ場1000円です。

黒沢池ヒュッテの山小屋の最寄りの山は、妙高山と火打山です。最寄りの駅は、JR妙高高原駅とJR関山駅です。登山口から徒歩によりかかる時間は笹ヶ峰登山口から3時間30分、燕温泉から4時間30分で、丁度、妙高山と火打山の中間地点に位置します。15のテントが張れるテント場があり黒沢池の湖畔の近くにあります。下記は連絡先です。 

住所:新潟県妙高市大字関川2275-80・ナガサキロッヂ 電話番号:0255-86-2261

高谷池ヒュッテの山小屋

Photo by 雷太

高谷池ヒュッテの山小屋の最寄りの山は妙高山と火打山です。営業期間は4月1日から11月2日で冬の間は避難小屋として使用可能です。収容人数は74人で完全予約制となり布団は一人一枚です。電気は自家発電、水は煮沸して使用します。最寄りの駅はJR妙高高原駅です。笹ヶ峰登山口から徒歩で約3時間30分です。

火打山の山頂まで約1時間30分で妙高山の山頂まで約3時間20分です。料金は1泊2食7200円、1泊夕食6150円、1泊朝食のみ5650円、素泊り4600円です。

夕食17時半、朝食6時ですが積雪期は6時半、7・8月は5時半です。食事はセルフサービスでお替わりも自由です。使用済みトイレットペーパーなど出たゴミは個人で回収となります。

夕食のメニューはビーフカレー・ハヤシライス・フルーツ、朝食のメニューは中華丼・お味噌汁・お漬物、お弁当のメニューは温めたレトルトの赤飯・五目御飯・お漬物小袋です。朝食は夕食時に昼食は朝食時に手渡しとなります。トイレはありますが風呂はありません。ペットボトル・缶ビール・カップラーメン・お土産など販売してます。

お弁当は520円です。キャンプ場の料金は1人410円で、必ずテントを張る前に高谷池ヒュッテで受付をして下さい。キャンプ場が残雪で覆われている7月上旬位までは1人100円です。予約やお問い合わせは、杉野沢観光協会迄です。受付時間は9時から17時迄で、定休日は無休です。現在、高谷池ヒュッテは改装中の為、収容人数は25名です。

住所:新潟県妙高市杉野沢2015−2 電話番号:0255-86-6000

山小屋明星荘

登山者が登山中に宿泊や食事が出来る便利な施設を山小屋と言います。「山小屋明星荘」も登山客専用の宿泊となります。しかし、一般の観光客でも美味しい、うどん・蕎麦・名物の笹ずし等の季節の山菜料理・手作りスイーツ・コーヒー等のドリンク類などは注文する事が出来るので是非足を運んでみて下さい。

営業期間は4月から11月の雪が降る迄です。宿泊料金は1泊2食付7500円、素泊まり4320円です。15時30分まで食堂を開けているのでチェックインは16時以降です。

夕食は17時30分、朝食は6時で消灯時間は21時です。山小屋内に有料のシャワーはありますが風呂はないので、近辺の沢山ある日帰り入浴を使用してもいいと思います。

住所:新潟県妙高市杉野沢3180−1 電話番号:0255-86-6910

「日本百名山・妙高山」美しい紅葉を楽しむ見出し

広大な「妙高山」と「火打山」の辺り一面を鮮やかな色彩で染める紅葉は、9月中旬頃から始まります。高谷池の辺りは9月中旬頃から美しい紅葉が始まり、9月下旬頃になると順に火打山やその近辺の山々のナナカマド・ミネカエデ・ブナなどの幻想的な紅葉が始まります。山小屋の高谷池ヒュッテの近くにある高谷池も見事な紅葉が見れます。

「妙高山」の登山口の笹ヶ峰の紅葉や、燕温泉辺り等の紅葉が一番見どころとなるのは、10月中旬から下旬にかけてです。標高1300Mの笹ヶ峰高原では、ナナカマドやヤマモミジが赤色、ブナやミズナラが黄色など多彩な色に染まるので、その紅葉の中の遊歩道や紅葉で美しい牧場を探索してみるのも楽しいです。

「苗名滝」は日本の滝百選に入っており、水量が多くて地響きがするので地震滝とも呼ばれています。そんな「苗名滝」の辺りの紅葉は10月中旬頃から見頃となり、大勢の登山客や観光客が毎年訪れます。また、スカイケーブルから眺める「妙高山」の辺り一面の紅葉は、10月中旬頃が見頃となり、この世の物とは思えない程美しく見事です。

「日本百名山・妙高山」の交通アクセス見出し

「笹ヶ峰直行バス」は妙高高原駅・笹ヶ峰、「ぶらっと妙高号」はJR関山駅・燕温泉・妙高高原スカイケーブル・JR妙高高原駅、市営バスは燕温泉・JR関山間を繋いでます。「スカイケーブル」のアクセスは、バスの場合がトキ鉄・妙高はねうまライン「妙高高原駅」から約15分、車の場合は上信越自動車道「妙高高原IC」から約8分です。

「燕温泉」の交通アクセスは、バスの場合はトキ鉄・妙高はねうまライン「関山駅」から約20分、車の場合は上信越自動車道「妙高高原IC」から約20分です。

「笹ケ峰登山口」の交通アクセスは、バスの場合がトキ鉄・妙高はねうまライン「妙高高原駅」から約50分、車の場合は上信越自動車道「妙高高原IC」から約40分です。

「日本百名山・妙高山」の基本情報見出し

「妙高山」に関するお問い合わせは「妙高市観光協会」迄です。営業時間は10時から17時迄で、定休日は水曜日です。入山管理や遭難救助活動の目的の為、登山届や登山者カードに登山前に記入して登山道入り口に設置された登山届投函箱・最寄りの警察署・交番・駐在所に提出します。また、家族や友人等にその旨を連絡しておきましょう。

住所: 妙高市大字田口291-1 電話番号:0255-86-3911 

「日本百名山・妙高山」自分にあった登山を楽しむ見出し

深田久弥さんの日本百名山にも選ばれ、北信五岳の1つである雄大な「妙高山」は季節毎にその顔を変え大勢の登山者や観光客を楽しませています。標高の高い山は天気が変わりやすく登山者にとって危険な物になりえます。今回紹介した色々なルートの中から自分の体力と経験にあった難易度の物を選んで「妙高山」に登山に行きませんか?

投稿日: 2017年12月1日最終更新日: 2020年10月8日

アイコン

RELATED

関連記事

ライター

この記事を書いた人

アイコン

人気記事ランキング

アイコン

公式アカウントをフォローして最新の旅行情報をチェックしよう!


  • instagram
  • line

公式アカウントをフォローして
最新の旅行情報をチェックしよう!

旅行や観光スポット・グルメ・おでかけに関する情報発信メディア

©TravelNote