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林泉寺(上越市)は上杉謙信ゆかりの地!見どころやアクセス方法は?

林泉寺(上越市)は上杉謙信ゆかりの地!見どころやアクセス方法は?
投稿日: 2019年11月24日最終更新日: 2020年10月8日

新潟県上越市にある林泉寺は上杉謙信ゆかりの地です。謙信公の強さや人となりを知るにはおすすめで、見どころも多い観光地として人気があります。今回は謙信公の墓など林泉寺の見どころから、駐車場などアクセス方法まで詳しく紹介します。

林泉寺(上越市)を見て回ろう見出し

Photo by hidefu

新潟県にある林泉寺(上越市)は、上杉謙信が幼い頃に教育を受けたお寺です。謙信公が生前根拠地としていた春日山城とその支城の間にあり、広場には春日山城の復元模型も置かれています。今回は林泉寺の見どころや駐車場までのアクセス方法、周辺のおすすめスポットなどを紹介していきます。

林泉寺(上越市)の見どころ見出し

Photo by blsnki

林泉寺は春日山城史跡広場内にあり、広場の正面奥に見える森の方向に徒歩10分で行けます。緑豊かな山々の中にある林泉寺は、自然豊かな観光スポットとしておすすめです。入口の両側には背の高い木々が茂っているので、足を運んだ瞬間に静かな環境でリラックスできるようになっています。

毎年駐車場まで多くのアクセス数を誇る林泉寺ですが、見どころとしてどのようなものがあるのでしょうか?まずは山門から本堂、その奥にそびえる謙信公の墓といった見どころについて解説しましょう。

山門の見どころ

Photo byjackmac34

林泉寺の入口から惣門を抜け、その後ろにあるのが山門です。山門は謙信公によって寄進されたものですが、江戸時代に地震で一度焼失してしまい、大正14年(1925年)に再建されました。山門の前後には謙信公直筆の「春日山」と「第一義」の額が掲げられており、この書を見に観光に来る人は実際多いです。

実は山門に飾られている「第一義」の額は複製で、本物は境内の宝物館に展示されています。本物も見たい場合は境内にも足を運んでみるといいでしょう。林泉寺に入る際は参拝料が必要になり、内訳は大人500円、小中学生250円です。

本堂の見どころ

Photo by Tetsuhiro Terada

林泉寺の本堂は山門の奥にあり、金色の丸い家紋が5つ付いた屋根が特徴的です。これは上杉家を含めた代々の領主のもので、林泉寺は上越地方の領主達から菩提寺として大切にされてきたと言われています。歴史に詳しい人なら家紋がどの家のものか、調べてみてもいいかもしれません。

本堂には謙信公の座像も安置されており、生前と同じ姿を窺い知れます。本堂の敷地は広く、中に立派な日本庭園も広がっているので優美な雰囲気があります。この事から歴史と風格を感じられる観光スポットとされ、本堂の風景が強く印象に残っている人も多いようです。

謙信公の墓

Photo by ivva

本堂に向かって左手の階段を少し上った先に墓や供養塔が並んでいます。謙信公の墓はこの中の右側にあり、すぐ隣には川中島の戦いで出た戦死者の供養塔もあります。この供養塔は謙信公の墓より高く建てられており、謙信公をお守りするとも信仰心で結びついた主従関係を示すとも言われているようです。

林泉寺には上杉家家老である直江兼続の墓もあります。妻であるお船の方の墓も隣に建てられ、その姿は夫婦仲良く手を繋いでいると喩えられています。2009年に大河ドラマ『天地人』が放送された時は、観光客がこぞって兼続の墓を訪れていたようです。

上杉家の墓以外にも堀氏・松平氏といった上越地方の歴代当主や、林泉寺の歴代住職の墓も建てられています。自らを毘沙門天の生まれ変わりと信じ、強く信仰していた謙信公の隣で眠る事で、死者が安らかに過ごせるようにという考えがあるからかもしれません。

林泉寺(上越市)で御朱印をもらう方法見出し

Photo by zunsanzunsan

続いては林泉寺(上越市)で御朱印をもらう方法について紹介します。林泉寺で御朱印をもらえる場所や時間帯は決まっているので、観光に行く際はこれから紹介する方法を参考にして下さい。御朱印をもらいに行く際はマナーを守り、他の観光客の迷惑にならないように参拝しましょう。

御朱印をもらえる場所

御朱印をもらう際は堂内受付で各拝観券を見せ、予約する必要があります。林泉寺の山門をくぐった先に宝物館があり、御朱印はそこでもらう事ができます。御朱印帳に直接書いてもらう事はできず、半紙に書いてあるものを受け取るので注意が必要です。

御朱印は1枚300円ですが、宝物館の中は撮影不可となっているので、気を付けていきましょう。御朱印は封筒に入った状態で受け取り、それを御朱印帳に貼って保管する事ができます。御朱印は丁寧に持ち帰って、旅の思い出として長く残していきましょう。

また宝物館には本物の「第一義」の額など謙信公ゆかりの品々が展示されており、特に肖像画は生前描かれたものとして唯一現存する品です。ここでしか見る事ができないので、肖像画を見に宝物館を訪れる人は実際多いです。宝物館にお越しの際は御朱印以外にも、色々と見て回ってもいいかもしれません。

御朱印をもらえる時間帯

Photo byannca

林泉寺の営業時間は9時~17時とされており、その時間内であれば宝物館で御朱印をもらえます。年中無休という事もあり混雑が予想されるので、早めに来る事をおすすめします。またガイドが上杉家や林泉寺の歴史について丁寧に説明してくれるので、初めて訪れる場合でも詳しくなれるでしょう。

林泉寺(上越市)の歴史見出し

Photo by hidefu

続いては林泉寺(上越市)の歴史について解説しましょう。現在も見どころが多く、観光客が絶えず訪れている林泉寺ですが、どのような経緯で建てられたのでしょうか?謙信公ゆかりの地となった経緯も含めて、林泉寺が辿ってきた歴史を知っておくと、観光の際に役立つかもしれません。

越後守護代・長尾能景により建造された

Photo by cici9265

林泉寺は明応5年(1496年)、越後守護代・長尾能景が父の重景の十七回忌供養を祈願して越後国高田(現在の新潟県上越市)に建立しました。能景には子孫万歳の福基に残そうという考えもあり、重景公の法名「林泉寺殿實渓正眞大居士」から取って、寺の名前を「林泉寺」と定めました。

上杉謙信公の代に上杉氏の菩提寺となる

Photo by Japanexperterna.se

謙信公は7歳の頃に林泉寺に預けられ、14歳で元服するまでに様々な学問を学んでいきます。その後上杉氏当主となった謙信公は祖父の能景公から林泉寺を引き継ぎ、菩提寺として扱うようになりました。元亀元年(1570年)には「不識庵謙信」と名乗り、出家したと言われています。

上杉氏移封後も提寺として尊崇を受けた

Photo by casek

謙信公の死後上杉氏は移封される事になりますが、新たに当主となった堀秀治により林泉寺は再興され、その後も菩提寺として尊崇を受けました。江戸時代には徳川秀忠から御朱印224石を授けられるなど恩恵を受けるものの、二度の火災で本堂や山門などが焼失してしまいます。

現在は消失から復活し観光地となっている

Photo by makitatsu

20世紀に突入してから、林泉寺は徐々に焼失からの復活を果たします。大正14年(1925年)には謙信公の生誕400年を記念して山門が再建、更に平成9年(1997年)には開創500年記念で本堂が再建されました。現在林泉寺は観光地として使われており、謙信公を始めとした歴代当主の墓や川中島の戦いの戦死者の供養塔もそのまま残されています。

林泉寺(上越市)周辺の上杉謙信関連おすすめの地見出し

Photo by blsnki

続いては林泉寺(上越市)周辺にある謙信公関連の地から、おすすめの観光スポットを4つ紹介します。林泉寺にお越しの際はこれらにも足を運んでみてはいかがでしょうか?マイカーだと林泉寺からアクセスしやすく、駐車場も設けられているのでドライブがてら足を運べます。

上越市埋蔵文化財センター

上越市内の埋蔵文化財の研究・保管を目的とした施設です。北陸自動車道「上越IC」から車で約15分かかり、駐車場も無料で利用できるので安心です。展示物は市内の歴史に関するものが中心ですが、調査室の大きな窓から出土品の整理や復元作業を見学する事ができます。春日山城跡のふもとにある日本家屋風の建物です。

館内では埋蔵文化財センターによる「謙信公が見た頸城-戦国時代のまちとむら-」など、特別展示が開催中です。謙信公ゆかりの地である上越市の歴史を知りたい場合におすすめの観光スポットです。

謙信公銅像前

上越市埋蔵文化財センターから車で約5分行った先に春日山城跡が見え、その中腹には謙信公銅像があります。この銅像は昭和44年(1969年)の大河ドラマ『天と地と』の放映にあたって制作されたもので、建立から50年経った現在も多くの観光客が訪れています。謙信公銅像前に駐車場はないので、ふもとにある無料駐車場を使いましょう。

謙信公銅像がある本丸跡は標高約180mにあり、そこから望む日本海や頸城平野、それらを取り巻く山並みは見どころの1つです。春日山城跡を訪れる際は関東出陣の道を辿りつつ、一面に広がる自然を一望していきましょう。

また城跡には毘沙門堂があり、ここは謙信公が出陣の前に必勝祈願をしていたと言われる建物です。現在は毘沙門堂も再建されており、普通に観光する事ができます。このように見どころが多い観光スポットなので、林泉寺とセットで訪れる事をおすすめします。

春日山神社

春日山城跡や謙信公銅像のすぐ近くには春日山神社があります。この神社は山形県米沢市の上杉神社から分霊され、謙信公の魂を祀るという目的で明治34年(1901年)に創建されました。直線的でがっしりした神明造の社殿は見応えがあり、境内の隣にある春日山神社記念館には謙信公の遺品や資料が展示されています。

春日山城史跡広場・春日山城跡ものがたり館

春日山城史跡広場は調査を基に復元した土塁や堀、堀立柱建物といった中世時代の春日山城を体験できる場所です。上越市の歴史を知り、触れ合える事からおすすめの観光スポットとされています。藍物堀に植えられたカキツバタは5月上旬が見頃であり、観光客を華々しく出迎えてくれるでしょう。

春日山城跡ものがたり館は謙信公や当時の春日山城跡の様子を大型画面のビデオで紹介し、川中島合戦屏風図などの歴史的資料を展示しています。また2階の展望室からは春日山城本丸跡が一望できます。上越市の歴史に豊かな自然と見どころの多い観光スポットです。

上越市のおすすめ観光ガイド!定番の名所や人気のスポットを訪れよう! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
上越市のおすすめ観光ガイド!定番の名所や人気のスポットを訪れよう! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
上越市というとすぐに頭に浮かぶのはスキー場だと思いますが、上越市はスキー場だけではなく、風光明媚な観光名所や人気のスポットがあります。また、山だけでなく川や海もあり、豊かな自然を身近に感じることができます。そこで上越市のおすすめの観光スポットをご紹介します。

林泉寺(上越市)へのアクセス見出し

Photo by YJ-Lee

最後は林泉寺(上越市)へのアクセス方法を紹介します。林泉寺に行く際は車か、電車など公共機関によるアクセスの2種類に分けられます。お住まいの地域に合わせて行きやすい方法を調べておくのがおすすめです。林泉寺は自然豊かな場所にあるので、美しい景観を見ながらのドライブを楽しめるでしょう。

車でのアクセス・駐車場

Photo bypixel2013

林泉寺には専用の駐車場が設置されているので、車でお越しの場合も安心です。車の場合は北陸自動車道「上越IC」から15分で行けます。惣門前に普通車30台が駐車できる無料駐車場があるので、そこをご利用下さい。駐車場に停められる車の数は限られているので、早めに来た方がいいでしょう。

林泉寺には大型バス駐車場も設置されており、団体客でお越しの場合は大型バスを利用した方がおすすめです。林泉寺の近くは山道になっているので、下車後は狭い道を慎重に歩いていきましょう。
 

住所 新潟県上越市中門前1-1-1
電話番号 025-524-5846 

公共機関でのアクセス

Photo by m_rags

電車で行く場合は、信越線やえちごトキめき鉄道の春日山駅で下車する必要があります。そこから市役所前通りを西に約20分歩けば、林泉寺に到着です。また林泉寺まではバスによるアクセスもおすすめです。

バスで行く場合は直江津駅から「頸城自動車 春日山・佐内線 悠久の里前行」に乗ります。「林泉寺入口」で下車してから徒歩1分、林泉寺入口東が見えたら目的地到着です。バス停を下りた先も険しい道になっているので気を付けて下さい。

パワースポットとしても注目される林泉寺見出し

Photo by eggbank

林泉寺は上越市にあるパワースポットとしても注目を集めています。謙信公が幼少期に学問を学びながら過ごしたのはもちろん、戦国大名が学んだ地では勉学・仕事運アップが期待できるという言い伝えがあるようです。林泉寺の主なご利益は成功や必勝祈願であり、重役など仕事での活躍を祈願する場合にもおすすめとされています。

林泉寺は上越市の上杉謙信ゆかりの寺見出し

Photo byPexels

林泉寺(上越市)は上杉謙信公ゆかりの場所です。惣門・山門から本堂にかけて見どころが多く、当時の様子や上越市の歴史を知る上で重要な場所とされています。アクセス方法も多く観光スポットとして充実しているので、1日中飽きずに色々な場所を見て回れるでしょう。上越市にお越しの際は林泉寺に足を運んでみて下さい。

投稿日: 2019年11月24日最終更新日: 2020年10月8日

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