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大丸温泉旅館は那須が誇る名湯!混浴や日帰りもできる人気スポット!

大丸温泉旅館は那須が誇る名湯!混浴や日帰りもできる人気スポット!
投稿日: 2018年3月26日最終更新日: 2020年10月8日

大丸温泉旅館と聞くと日本秘湯を守る会会長の旅館、福島県二岐温泉大丸あすなろ荘を思い浮かべますが、大丸温泉旅館は那須温泉の一角にある温泉で、那須温泉のなかでも最も山奥にあり秘湯の雰囲気になっています。色んな意味で非常にユニークな温泉旅館ですのでご紹介します。

大丸温泉旅館の人気の秘密をご紹介見出し

大丸温泉旅館は那須温泉の中でも密かに人気を呼んでいます。大丸温泉旅館は様々な要素を備えているからです。まずは那須温泉でも最奥地にある秘湯であること。そして川そのものが温泉で川沿いの5つの露天風呂が魅力的で、そのうち3つが混浴露天風呂になっていること。日帰り入浴できるのも人気の秘密です。これらの多彩な魅力を紹介していきます。

東京からも便利な那須温泉とは見出し

那須温泉は那須岳のふもとの那須高原に広がる温泉地で、開湯1300年の歴史があります。鹿の湯・弁天・北・大丸・高雄・八幡・三斗小屋の7つの湯があり、「那須七湯」と呼ばれています。大丸温泉もその一つです。東京からも比較的近く、純和風の旅館からリゾートホテル、ペンションと多彩な宿泊施設が揃っています。

那須温泉郷や那須湯本温泉という呼び方をする場合もあります。那須温泉郷は那須温泉とほぼ同じ意味ですが、那須湯本温泉は那須温泉の中央部を指します。那須温泉にある主な旅館・ホテルの住所が那須町湯本になっているのも紛らわしさの原因になっています。那須湯本温泉は那須温泉で最も古い温泉街で上記の七湯の内の鹿の湯のことを指します。

南に隣接する那須塩原温泉は箒川の沿岸に展開する温泉地で那須温泉とは区別されています。しかし最寄りの駅は那須温泉も那須塩原温泉も東北新幹線の「那須塩原駅」と表記されることが多いようです。よく知られる那須御用邸は昭和天皇が那須温泉の旅館「山楽」を訪れた時の景観に感動されてこの地に決められたと言われています。

那須御用邸の用地はかつて大丸温泉旅館近辺まで広がっていましたが、天皇陛下のご意向により大丸温泉に近い半分ほどの敷地が環境省に移管され、2011年5月に「那須平成の森」として一般公開されました。散策がメインの「ふれあいの森」と、ガイド付きで学ぶ「学びの森」に分かれています。

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大丸温泉旅館の特徴見出し

大丸温泉旅館は那須温泉の中でも最も山奥のいわゆる奥那須温泉にある温泉旅館です。那須七湯の一つになっています。標高1300mの一番山奥ですので、これ以上上には温泉旅館はなく、かつ温泉は川となって流れてきますので、一番新鮮な温泉が楽しめるということになります。また山奥ということで秘湯の雰囲気をかもし出しています。

玄関は少し段を降りて橋を渡ったところという隠れ家的雰囲気ですので、はるばるやってきたという感じがあふれています。館内は随所にまで和モダン感があふれ、カップルで訪れた時も「つれてこられた」という雰囲気になるでしょう。ちなみにこのお宿は「日本秘湯を守る会」の会員になっていますが、うなづけます。

そして一番の特徴は混浴露天風呂があることと、日帰り入浴も可能なことです。大丸温泉旅館には8つの湯船があり、内5つが露天風呂、そのうち3つが混浴露天風呂です。女性専用の露天風呂が2つと男女別の内風呂、貸切風呂が1つあります。またこれだけのバラエティーに富んだ温泉に日帰り入浴できるのも大きな特徴です。

大丸温泉旅館の歴史見出し

那須温泉は1300年ほど前の7世紀に開湯されたと伝えられる「鹿の湯」に始まります。那須湯本温泉といわれるエリアです。その後、江戸時代には湯治の温泉として利用された記録が残っています。大丸温泉旅館は江戸時代末期から200年の歴史を誇る温泉旅館です。以前はさらに山奥にあったそうですが、下に降りてきたそうです。

明治時代には乃木将軍が毎年湯治に訪れていました。ロビーには乃木将軍の面影が残る当時の着物や日記、手紙など、めずらしい品々が常時展示してあります。現在六代目の方が経営されています。今は国立公園の中にありますので建て替えはできず、増築・リニューアルで対応されています。

川が温泉!大丸温泉旅館の露天風呂見出し

大丸温泉旅館の温泉の最大の特徴は川そのものが温泉だということです。日本には和歌山の川湯温泉や群馬の尻焼温泉などのように川の底から温泉が湧いていて川をせき止めて湯船にする温泉がいくつかありますが、ここ大丸温泉旅館は温泉が川になっています。裏山の自家源泉から湧く温泉が谷間を流れ、そのお湯を各所でせき止めて湯船にしているのです。

最も上流に女性専用の露天風呂「山ゆりの湯」があります。最も上流なので1月から4月まで雪のため閉鎖されます。その下流にあるのが混浴露天風呂の「あざみの湯」でこちらも12月から4月まで雪のため閉鎖されます。本流からそれて階段沿いにお湯が流れて、その下にあるのが女性専用の露天風呂「石楠花の湯」で東屋の屋根付きです。

本流のさらに下には混浴露天風呂の「あじさいの湯」、さらに下流に同じく混浴露天風呂の「白樺の湯」があり、その下に男性専用内風呂「笹の湯」があります。本流からそれて「あじさいの湯」の横に女性専用内風呂「桜の湯」がありその下に貸切風呂(内湯)があります。実に計8つの湯船があり5つが露天風呂、うち3つが混浴風呂です。

大丸温泉旅館の温泉の泉質見出し

200年以上前から守り続けられている源泉は、那須御用邸に引き湯されているほどの貴重な温泉で、泉質は単純温泉ですがメタケイ酸を多く含有し、保温効果もよく美人の湯と言われています。飲泉することにより胃腸病にも効果があります。もちろん源泉掛け流しで、お湯は約1時間で入れ替わっていると言われるほど新鮮です。

また川の流れのなかに湯船がありますので体を持っていかれる感覚があります。お湯の新鮮さをつぶさに感じる瞬間です。ところでメタケイ酸というのは角質膜形成を促進すると考えられ「美人の湯」の条件になります。温泉1kg当たり50mg含んでいれば温泉と称することができ、100mg以上であれば美肌効果ありと考えられます。

大丸温泉旅案はメタケイ酸を318.8mg含んでいますのでかなり多いことがわかります。メタケイ酸の多い温泉は九州や北海道に多く、最も多く含んでいるのが大分の鉄輪温泉で689.6mgと言われています。胃の粘膜を修復するはたらきもありますので飲泉により胃腸病にも効果があるということです。

大丸温泉旅館の混浴露天風呂見出し

大丸温泉旅館は混浴露天風呂によくある遊白色の温泉ではありませんので、備え付けのタオルや湯浴み着があります。女性はタオルや湯浴み着を着て女性専用風呂にある「こちら川の湯」という看板のところを抜けて混浴露天風呂に入ります。男性は男性専用内風呂から、やはりタオルや湯浴み着を着て露天風呂に出ます。

男性が入れる露天風呂は全て混浴風呂ですので湯浴み着などが邪魔かもしれません。山肌と建物に挟まれた混浴露天風呂は川上や川下を見渡せて比較的広さを感じます。そのまま階段伝いに隣の混浴露天風呂に移動できます。川の湯ですのでお湯が流れていきタオルが流される可能性がありますので要注意です。

大丸温泉旅館の日帰り入浴見出し

大丸温泉旅館は、これらの素晴らしい温泉を貸切風呂以外は日帰りで入浴できます。東京からも気軽に来られる場所ですので日帰り入浴可能なのはありがたいです。料金も旅館の日帰り入浴料金としては最低の1000円という低料金になっています。ただし利用日の制限がありますので公式ホームページに掲載のカレンダーで確認する必要があります。

大丸温泉旅館の料理とサービス見出し

大丸温泉旅館の料理は那須の旬の素材をふんだんに取り入れた会席料理になっています。特に飲める温泉を利用した「大丸温泉源泉しゃぶしゃぶ」や、焼酎の温泉割りは大丸温泉旅館ならではのメニューではないでしょうか。食事は温かいものは温かいまま、冷たいものは冷たいまま出し、決め細かな対応をする観点から個室風の食事処でいただきます。

「大丸温泉源泉しゃぶしゃぶ」は栃木の上質の黒毛和牛を使っており、鍋は2つに分かれ源泉のあっさりしたものと醤油ベースのものに分かれています。源泉でのしゃぶしゃぶは肉本来の美味しさを味わえると同時に、温泉効果もあります。しっかりした味を楽しみたい人は醤油ベースを選べばいいでしょう。

大丸温泉旅館の客室見出し

大丸温泉旅館の建物は本格木造建築の本館と鉄筋コンクリートの別館に分かれています。木造の本館の客室は趣があって人気があり、特にベッド付の和洋室が人気でなかなか予約が取れません。「まさご」と名付けられたベッド付和洋室も人気で寝室の壁の模様や格子の窓枠がオシャレです。

全体にしっかりしたデザイナーが監修しているイメージがあります。ベッドの下には竹炭が敷かれていてマイナスイオンを発生し快眠効果があります。客室のお風呂も温泉で、特別室には和室と寝室の間に足湯があります。別館の二間続き和洋室も2013年のリニューアルによりオシャレになっており人気です。

大丸温泉旅館の日帰り入浴の料金と営業時間見出し

大丸温泉旅館では日帰り入浴を可能にしています。しかも食事付きの高額料金の日帰り入浴ではなく、日帰り入浴のみが可能です。入浴料金は大人が1000円、子供700円とリーズナブルな料金です。平日と休日での料金の差はありません。ただし日帰り入浴できる日と入浴時間に制限があります。

日帰り入浴できる日は公式ホームページのカレンダーで確認する必要があります。週の真ん中の平日の休みが多く土日祝はほぼ入浴可能です。入浴可能時間は11:300-14:30とこちらも比較的短期間なので気をつける必要があります。入浴できるお風呂は貸切風呂以外の2つの女性露天風呂、3つの混浴露天風呂、女性内風呂、男性内風呂ですので満喫できます。

大丸温泉旅館へのアクセス見出し

那須温泉でも最も奥にある大丸温泉旅館ですが道順は簡単です。車の場合は東北自動車道の那須ICで降り、県道17号線を山に向かって走ります。約30分で大丸温泉旅館に到着します。電車の場合は那須塩原駅からタクシーで40分、バスで60分です。バスは、要予約の無料送迎路線バスがあり、行き3本、帰り2本あります。在来線の黒磯駅も経由します。

大丸温泉旅館

住所:
栃木県那須郡那須町大字湯本269
アクセス:
車/首都高から東北自動車道で仙台方面へ(約2時間)~那須IC~県道17号線・那須街道を湯本温泉・大丸方面へ約30分 車以外/東北新幹線 那須塩原駅下車、タクシー45分、バスで約60分
料金の目安:
サイトでご確認ください
宿泊時間:
宿泊時間: 14:00 (IN) 〜 10:00 (OUT)
提供:

大丸温泉旅館の周辺観光見出し

大丸温泉旅館から車で約15分のところに那須どうぶつ王国があります。東京ドーム約10倍の広さを誇り、アルパカやカピバラに加え最近ではレッサーパンダなどの人気の動物に会うことができます。敷地は2つのゾーンに分かれ、500頭以上の動物たちが暮らしています。 様々な動物と楽しく遊びましょう。

また車で約30分のところに「野生の王国」那須サファリパークがあります。ライオン、トラをはじめ、約70種類、700頭羽のアフリカ動物が放し飼いされている中をマイカーで探検できます。 キリンなどの草食動物たちには自由にエサをやることもできます。マイカーの他、サファリパークのレンタカーやバスでの見学ができます。雨でも見学可能です。

「那須温泉神社」のパワースポット巡り!御朱印集めに周辺観光も! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
「那須温泉神社」のパワースポット巡り!御朱印集めに周辺観光も! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
那須温泉神社はその名の通り、那須温泉にある神社です。温泉の力でパワースポットとしての力も強く、人気の神社です。今回はその那須温泉神社について、そのパワーの源に迫ってみました。ぜひ周辺の観光とセットで参拝してみてください。

周辺観光で是非訪れたい那須温泉元湯 鹿の湯見出し

那須の温泉の名称は紛らわしく、那須温泉と那須温泉郷はほぼ同じ意味と言っていいでしょう。そして那須塩原温泉は那須温泉とは別です。一番紛らわしいのが那須湯本温泉です。那須温泉のほとんどの旅館の住所が那須町湯本ですので那須湯本温泉も那須温泉と同じかと思いきや、那須温泉の一部で中心部にある那須七湯の一つ「鹿の湯」のことになります。

そして那須温泉のランドマーク的存在の歴史的建造物で共同浴場の「那須温泉元湯 鹿の湯」があります。「那須温泉元湯 鹿の湯」は7世紀前半 欽明天皇の頃に開湯されたといわれています。傷ついた鹿が温泉で体を癒したと伝えられることから「鹿の湯」と名付けられています。

記録としては聖武天皇の時に正倉院文書のなかに那須温泉の記録が残っており、江戸時代には大名がしばしば那須温泉に湯治に出かけている記録が残されています。また松尾芭蕉も「奥の細道」の旅の前半に那須温泉に立ち寄ったと伝えられています。鹿の湯の近くの殺生石に句碑が立っています。

建物は明治時代ものもので、玄関は大正時代のものです。ひなびた木造建築で青森の酸ヶ湯温泉や群馬県の法師温泉長寿館のような雰囲気ですが、浴場は男女別に分かれており男風呂には6つの木枠の枡風呂、女風呂に4つの枡風呂と広めの大浴場があります。この時代を超えた独特の雰囲気は現代建築では表せないでしょう。

川が温泉と日帰りで人気の大丸温泉旅館見出し

大丸温泉旅館の人気ポイントをご紹介しました。一番の人気は「川が温泉」ということでしょう。5つの露天風呂の内の3つが混浴というのも人気のひとつです。もう一つの人気の秘密はリーズナブルな料金で日帰り入浴できること。昼食付で高額料金の日帰り入浴ではなく入浴のみで旅館の日帰り入浴料金の最低料金1000円で利用できることが人気の秘密です。

投稿日: 2018年3月26日最終更新日: 2020年10月8日

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