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琵琶湖クルーズ「ミシガン号」で琵琶湖の絶景を楽しもう!
日本一の面積を誇る琵琶湖はその自然の美しさでも有名です。そんな美しい琵琶湖をクルーズ船から満喫できると評判なのがミシガン号。3つのクルーズコースがあるほか、ランチやディナーを楽しめるレストランもあり、家族連れやカップルなど、幅広い年齢層におすすめのクルーズです。この記事ではそんなミシガン号についてご紹介します。
琵琶湖クルーズ「ミシガン号」の歴史と名前の由来
「琵琶湖観光と言えばミシガン号」と言われるほど観光船として安定した人気を誇るミシガン号でのクルーズ。その歴史は非常に長く、就航したのはなんと1982年の4月29日です。このミシガン号を造船する話が出た時に、当時の社長が「非日常」をテーマにしたいと考えました。そして思いついたのが「外国」です。
今では海外旅行に出かけることも珍しくなくなりましたが、就航当時は外国や海外はまだまだ珍しいものでした。そこで「外国」をテーマにしたクルーズ船としてミシガン号が誕生したというわけです。ミシガン号のシンボルとも言える赤いパドルなど船の外観は、アメリカのミシシッピー川を就航している外輪船をイメージして作られました。
また気になるのがその名前です。どうしてミシガン号と言うのかというと、滋賀県とアメリカのミシガン州が友好姉妹都市であるというのがその理由です。もちろん名前をつけてそれで終わりというわけではなく、実際にミシガン州から日本文化を学ぶために来日した研修生がミシガン号内のレストランで研修を行うなど、積極的な国際交流の場ともなっています。
琵琶湖クルーズ「ミシガン号」のコース
琵琶湖クルーズのミシガン号には3つのコースがあり、乗り場の都合や時間、ランチを食べるかどうかなどで決めることができます。まずは一番人気のおすすめコース「ミシガン80」です。名前に80とついているとおり、80分間のクルーズで昼間の美しい琵琶湖の景色を楽しめるほか、ランチを船内でとるのにもピッタリです。
「ミシガン60」というクルーズコースは60分のコースで、出発時間は午後5時前後。昼間の明るい琵琶湖ではなく、夕暮れ近くのちょっと落ち着いた琵琶湖を楽しむことができます。そして「ミシガンナイト」というクルーズコースは60分と120分のコースがあり、琵琶湖からの美しい夜景を見ながら食事を楽しむことができます。
琵琶湖クルーズ「ミシガン号」船内の見どころ1:赤いパドル
ミシガン号は4階建ての迫力ある構造になっており、1階から4階までのデッキ部分は自由に散策を楽しむことができます。ここでは、その中でも人気の見どころをご紹介していきましょう。まずはミシガン号と言えばこの赤いパドルを思い浮かべる方も多いでしょう。船の一番後ろについている大きなパドルです。
水しぶきをあげながら迫力満点に回るパドルをすぐそばで観察できるスポットが1階の「パドルウォッチゾーン」です。1階の船尾の方に向かって伸びる細い通路を歩いていくと行きつくことができます。ここからは赤いパドルを真横から観察することができ、子どもさんでなくてもついつい興奮してしまいそうな人気スポットです。
更に、ミシガン号の2階の船尾には「パドルウォーク」があり、1階からは真横から観察できたパドルを今度は真上からのぞき込むことができるようになっています。上から見るとパドルが回転する度に大量の水がかきあげられているのがよくわかり、吸い込まれそうな感じさえします。
琵琶湖クルーズ「ミシガン号」船内の見どころ2:操舵室
続いてご紹介するのはミシガン号の4階にある「操舵室」です。もちろん「操舵室」自体に入ることはできないのですが、ガラス張りになっていますので、ミシガン号を実際に操船している様子を見ることができます。大きな舵も置いてあるので、操船している気分に浸ることもできます。
また、インスタグラムなどのために写真を撮りたい人におすすめなのが、「操舵室」の前に置いてあるミシガン号船長の制服。自由に着て写真を撮ることができますので、ますます気分が盛り上がりそうです。ジャケットの他には、帽子も準備してあります。乗り物好きの子どもさんを中心に大人気のスポットです。
琵琶湖クルーズ「ミシガン号」船内の見どころ3:ミシガンスカイデッキ
4階の「操舵室」の後ろに広がっているのが「ミシガンスカイデッキ」です。ここはミシガン号の4階という高さを生かしたスポットになっており、屋根がないので琵琶湖の美しい空気も楽しむことができる人気のスポットです。景色をもっと詳しく観察したい方のためには双眼鏡も設置してあります。
そしてここから見える景色は、琵琶湖の南側を中心とする大パノラマです。比叡山はもちろん、比良山、三上山が見えますし、遠くに琵琶湖大橋も観察することができます。また、琵琶湖の四季折々の自然の美しさも人気のポイント。10月下旬から4月下旬ごろまではユリカモメも飛来します。
琵琶湖クルーズ「ミシガン号」船内の見どころ4:恋人の聖地
プロポーズするのにふさわしいロマンチックな場所を「恋人の聖地」として認定する動きが広まっており、2018年6月現在は日本全国に139か所あります。そんな中で、ミシガン号は船舶としては初めて「恋人の聖地」として認定を受けました。2014年1月に認定されてからは、デートスポットやプロポーズスポットとしての人気もますます高まっています。
そしてそんなカップルにおすすめの撮影スポットが1階の船首部分です。ここには「ラバーズ・ミシガン」というハートマークもありますので、タイタニックのジャックとローズになった気分で撮影するのもおすすめ。また、ミシガン号には3か所だけ隠れハートマークもありますので、船内の散策を楽しみながら探してみるのも楽しいです。
琵琶湖クルーズ「ミシガン号」のランチスポット1:ミシガンビュッフェ
ミシガン号に乗って美しい琵琶湖の景色を楽しみながらランチも食べたいという方も多いようですので、ここからはミシガン号の中で食べられるランチについてご紹介しましょう。まずは「ミシガンビュッフェ」です。ランチビュッフェの会場は、2階のミシガンホールか1階のミシガンダイニングです。
その人気ビュッフェの内容は、オードブルからデザートまで揃っており種類は約25種類から30種類と充実しています。シーズン頃にメニューも変わるので、リピーターの方にもおすすめです。ランチで利用できるクルーズは「ミシガン80」で、午前11時30分発と午後1時30分発の便です。
気になる料金はランチビュッフェにミシガン号の乗船料が一緒になって大人料金5210円、学生料金4740円、小学生料金2860円、2歳以上の幼児料金800円となっています。また、このビュッフェはランチだけでなくディナータイムの実施もあり、その場合は「ミシガンナイト」のクルーズになります。
ディナークルーズの料金は、ランチクルーズと同じくビュッフェ料金と乗船料が一緒になっており、大人料金が6800円、学生料金が6340円、小学生料金が4440円、そして2歳以上の幼児料金が1600円です。開催日は毎日ではないので詳しくはミシガンの公式サイトでチェックしてみてください。
琵琶湖クルーズ「ミシガン号」のランチスポット2:ミシガンカフェ
先に紹介したミシガンビュッフェは、ランチでもディナーでも事前の予約が必要でしたが、予約なしでいつでもランチなどが楽しめるスポットがあります。その一つが「ミシガンカフェ」です。ミシガン号の2階に位置するこのカフェでは、軽食やドリンクなどが揃っており、幅広い年齢層に人気のメニュー構成です。
人気があるのは、ミシガン号の形をしたライスが特徴的な「ミシガンカレー」で料金は1300円。湖の上で食べるとさらにおいしく感じる「フィッシャーマンシュリンプ」は700円という料金です。他には、生ビールやカクテル、ソフトドリンクなども揃っているほか、スイーツもあるのでランチだけでなくちょっとした休憩に使うのにもおすすめです。
琵琶湖クルーズ「ミシガン号」のランチスポット3:ミシガンバー
そしてもう一つあるおすすめランチスポットがミシガン号の3階にある「ミシガンバー」です。星条旗がデザインに使われており、どこかミシガン州を意識した店内で食べられる人気メニューはバーガーやホットドックなど。「キャットフィッシュバーガー」は、ポテトとドリンクもついて1500円という料金です。
他には「ミシガンポテト」、「ナンドッグ」、「ソフトクリーム」などといった人気メニューがあるほか、地元の「近江牛コロッケ」もあります。もちろん、ソフトドリンクや缶ビールも揃っていますので、休憩に使うことも可能です。レストランは3階にありますから、絶景を楽しむためにも窓際の席がおすすめです。
琵琶湖クルーズ「ミシガン号」のクルーズイベント
外の美しい景色を眺めたり、船内を探検したり、おいしいランチを食べたりできることもミシガン号の人気の秘密なのですが、それ以外にクルーズイベントが充実しているので事前にスケジュールをチェックしてみるのがおすすめです。季節ごとに行われるイベントは、4月29日のミシガンパーティーや秋のハロウィンなど。
クリスマスには、船内にキャンドルやクリスマスツリーが飾られるほか、元日には初日の出を拝むことができる早朝の特別便も出航します。子どもさんが休みになる夏の期間は、船内で英語が学べるキッズ英会話や、スタンプラリーが開催されたことも!大きなイベント以外にも、クルーによるバルーンのサプライズプレゼントなど楽しみいっぱいのミシガン号です。
琵琶湖クルーズ「ミシガン号」のロイヤルルーム
ミシガン号の3階、ステージからロイヤルデッキに向かう途中で見えるのがミシガン号の貴賓室である「ロイヤルルーム」です。いつもは一般に公開されているロイヤルデッキですが、この「ロイヤルルーム」を貸し切ると、ロイヤルデッキまで貸し切りになるというスペシャルな部屋。過去にはプロポーズに使われたこともあるとか。
内装も非常に豪華な雰囲気で、まさにロイヤルの名前にふさわしい仕上がりになっています。何人でも利用は可能ですが、最大人数は28人となっています。特別な機会にこの部屋でパーティーをしたり、クルーズを楽しんでみたいという人におすすめ。「ロイヤルルーム」の使用料の一例は「ミシガン80」で51430円です。
琵琶湖クルーズ「ミシガン号」の乗り場
琵琶湖クルーズのミシガン号の乗り場は3つあります。全てのクルーズが利用できる乗り場は琵琶湖汽船本社のある大津港です。京阪「浜大津駅」から徒歩で3分でアクセスができるほか、JR「大津駅」からもバスで約5分ほどでアクセスが可能です。近くには大津城の本丸跡や広大な浜大津なぎさ公園などもあります。
「ミシガン80」と「ミシガン60」の全部の便、それに「ミシガンナイト」の一部の便で利用が可能な乗り場が「におの浜観光港」です。こちらは、びわこ大津プリンスホテルのすぐそばにある港で、JR「大津駅」からはバスで約12分の距離です。そして「ミシガン80」で利用が可能な乗り場が「柳が崎湖畔公園港」。
JR琵琶湖線「大津駅」からバスで10分、もしくはJR湖西線「大津京駅」から徒歩で約20分でアクセスが可能なほか、車の場合は名神の「大津IC」から約15分の距離です。乗り場は、ミシガンのクルーズのコースによって利用できる乗り場と利用できない乗り場があるほか、期間によっても変わりますので詳しくはミシガン号の公式サイトへどうぞ。
琵琶湖クルーズ「ミシガン号」の料金
最後にご紹介するのはミシガン号の料金です。まずは「ミシガン80」ですが、回遊する場合の料金は大人が2780円、学生が2260円、そして小学生が1390円です。「ミシガン80」の場合は乗り場が3か所から選ぶことができ、回遊することもできますが、ある区間だけ乗ることも可能です。
その場合の料金は少し安くなり、例えば「大津港」から「におの浜観光港」までだと大人料金が1950円、学生料金が1650円などです。「ミシガン60」も同じで、回遊の場合は大人料金が2260円、学生料金が1850円、小学生料金が1130円ですが、区間ごとの料金の設定もありますので、詳細はミシガン号の公式サイトでどうぞ。
そして「ミシガンナイト」の料金ですが、120分のコースだと大津港発の回遊が大人料金2980円、学生料金2470円、そして小学生料金1490円です。60分のコースの場合は、大人料金が2260円、学生料金が1850円、そして小学生料金が1130円となっています。学生料金適用の場合は学生証の提示が必要なほか、15名以上の場合は団体割引の設定もあります。
琵琶湖クルーズ「ミシガン号」でおいしいランチと絶景を!
琵琶湖観光を代表する有名なクルーズ船であるミシガン号。赤いパドルが印象的なクルーズ船から見える景色は素晴らしいの一言ですが、それだけでなく船内で食べられるおすすめランチやディナー、ミシガン号の美しい内装など、長い間観光船として愛されている理由がたくさん!琵琶湖観光の際にはぜひミシガン号に乗ってみてください。
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