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沖島は琵琶湖唯一の有人島で猫島としても有名!アクセスや観光スポットもご紹介!

沖島は琵琶湖唯一の有人島で猫島としても有名!アクセスや観光スポットもご紹介!
投稿日: 2017年11月13日最終更新日: 2020年10月8日

猫島として有名な沖島は自然豊かで海の幸も豊富な魅力溢れる島です。都会にはないのんびりとした時間が流れ、昔懐かしい素朴な雰囲気が漂っています。そんな沖島で暮らす島民の生活スタイルや観光スポット、アクセス情報をお伝えします。

琵琶湖最大の沖島見出し

琵琶湖最大の島である沖島は自然豊かな美しい島です。約300人の人が暮らす琵琶湖唯一の有人島で、湖沼に浮かぶ島に人が住んでいるということが珍しく世界的にも注目されている島です。琵琶湖の他の島とは違う雰囲気で昔ながらの生活が今も続いています。そんな沖島の観光スポットやアクセス方法をまとめてみましたのでぜひ最後までご覧下さい。

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沖島は猫島としても有名!見出し

沖島は「猫島」として近年インターネットを中心に話題になっています。動物写真家が写真集で紹介したことがきっかけとなりました。島にいる猫は島民の推測では20匹程だそうです。港に着くとすぐに発見できることもあります。人に慣れているため至近距離でも逃げません。漁船が港に戻ってくる午前中の早い時間帯に会える確立が高いようです。

島では猫を飼っている家はないそうで、島内にいる猫は全て野良猫のようです。「野良猫にエサを与えないで下さい」と張り紙がされています。観光客がエサをやると島民の家の中に猫が入ってきてしまうなどトラブルが起きるようです。漁業に使う網を破られるという被害も起きていますのでルールを守って猫と接することが大事です。

沖島の場所とアクセス見出し

沖島は琵琶湖の沖合から約1.5kmにある島です。面積は1.52km²の小さな島で自転車で回れる広さです。島へのアクセス方法としては、JRびわこ線近江八幡駅で下車し、北口から「あかこんバス」か「近江鉄道バス」を利用します。近江鉄道バスは6番乗り場で休暇村行きで、片道710円です。時間はあらかじめ電話で確認することをおすすめします。

堀切港まではバスでアクセスしますが約30分ほどかかります。堀切港に着いたら「おきしま通船」に乗り、沖島まで約10分で到着します。料金は500円です。船は定員50名でバリアフリーになっており、エアコン、トイレもついています。団体利用もできます。車でのアクセスは、堀切港から徒歩5分程の場所に来島者用専用駐車場がありますのでご利用下さい。

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沖島の生活見出し

沖島には郵便局はありますが、コンビニなどの便利な施設はありません。島民の中には畑や田んぼで自給自足をしている人もいます。沖島での生活には船が欠かせません。「おきしま通船」は通勤通学はもちろん、病院や買い物に行くために島民にとってとても重要な定期船となっています。沖島の道幅は狭く、車が一台もないそうです。

車がないということは危険も少ないということにつながり、これが沖島に猫が増えた一つの理由のようです。猫にとっても安心できる環境でのんびりと暮している様子が伝わってきます。島民は車の代わりに移動手段として三輪自転車を利用しています。また、一家に一隻の船があります。沖島の人は自分達の船を持つことにより生活を維持しています。

沖島の歴史見出し

万葉集に沖島に関する詩が残されていることから歴史はかなり古いと思われます。沖島は昔は無人島で琵琶湖の安全を祈る神の島として祀られていました。言い伝えによると「保元・平治の乱」に敗れた武者が島を開拓し定住したのが始まりと言われています。室町時代になると足利義政により沖島の島民に船舶の監視が言い渡されました。

琵琶湖に浮かんでいるという土地柄、いつの時代においても戦略的に重要な役割を担っていました。文明年間には、蓮如上人が沖島にたどり着き、このときに書かれた「虎斑の名号」と「正信偈」は、西福寺の寺宝として残されています。現在の沖島の主な産業は漁業で様々な漁法でエビやワカサギ、しじみなどをとって生計を立てています。

沖島の食事処見出し

「沖島 港屋」という食堂がありますが要予約です。より良い食材で提供したいという思いから、完全予約にしているようです。マスの造りやフライ、ウナギのかば焼き、ふな寿司、若鮎のてんぷらなど琵琶湖の海の幸が揃っています。その他にも予約すればお弁当も頼め、水産物のお土産も買えます。定休日は月曜日です。温かみを感じられる食堂です。

沖島漁業会館の1階にある「湖島婦貴の会」ではお弁当が販売されています。漁港に近いのでアクセスしやすい場所にあります。原則として要予約です。種類は3種類程あり、琵琶湖の海の幸が楽しめます。ビワマスの刺し身、ワカサギの南蛮漬け、小鮎の佃煮などが入った沖島弁当は1620円です。「よそものコロッケ」というブラックバスの身が入った人気商品もあります。

沖島の喫茶店見出し

「いっぷくどう」という沖島で唯一の喫茶店があります。古民家を改装しており、昔懐かしい雰囲気です。畳の上にちゃぶ台があり、奥にはかまどもあります。紅茶とコーヒーのセットがありスイーツは日によって変わります。「自家製シュークリーム」、「ぜんざい」、島でとれるみかんを使った「みかんシフォンケーキ」もあります。

「汀の精」というカフェ兼ギャラリーのお店もあります。ギャラリーには自然に優しい洋服や小物が売っており、カフェでは季節のお菓子、手作りドリンク、コーヒー、野草茶などが楽しめます。軽食もでき、予約が必要です。沖島名産の鮒ずしも予約すればお土産として持って帰れます。お店のすぐ外には琵琶湖があり、抜群のロケーションです。

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沖島の宿泊施設見出し

「民宿 湖上荘」は45周年を迎えた歴史ある民宿です。民宿は元々2軒しかありませんでしたが、そのうち1軒が休業中なので沖島に観光に来て泊まる際にはこちらの民宿を利用することになります。こちらの民宿は、琵琶湖大橋や比叡山を見ることができる見晴らしの良い場所にあります。島の西に位置するので夕日が大変きれいに見えるスポットです。

食事は鯉の煮つけやアユの若炊きなど琵琶湖の海の幸がふんだんに使用されています。どの料理も新鮮で旬のものばかりで、魚が好きな方にはおすすめです。食事のみの予約もできます。宿泊は1泊2食付きで4名以上から予約がとれます。じっくりと沖島を楽しみたい方は宿泊されるのもいいと思います。沖島を泊まりがけで観光される際にはぜひご利用下さい。

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沖島の名産品見出し

沖島から長浜沖のエリアは琵琶湖で唯一うなぎが獲れるスポットです。天然うなぎは水のきれいな所にしか生息しないため大変貴重な食材となっています。沖島産のうなぎは最高級品で地元の方もほとんど食べられないそうです。「漁師料理の店 瀬戸や」では天然うなぎを味わうことができます。事前の予約は必須となります。

沖島では昔からさつまいもの栽培が盛んで、綺麗な空気と水で育てられたさつまいもは格別のおいしさです。そんなさつまいもで作られた「沖島芋焼酎 沖の雫」は沖島の特産品として発売されています。さつまいもの獲れる量が限られているため、焼酎の数も限られていますが、珍しい品ですので観光の際にはぜひお買い求め下さい。

沖島の観光スポット1:沖島漁業組合見出し

沖島通船で港に着いてすぐ見つけることができますのでアクセス便利な場所にあります。沖島漁業組合は漁業の水揚げ等をとりまとめる組織です。漁獲量は琵琶湖全体の半分程を占めています。漁獲方法はほとんどが船で行われており、夫婦で漁業を営む家庭が多いです。船に組まれた足場に網をかけるなど、沖島発祥の漁法があります。

沖島でお土産を買うことができる場所はいくつかありますが、その中の一つがこちらの漁業組合です。沖島で作られた雑貨や琵琶湖の名産品を買うことができます。テーブルと椅子がたくさんあるので休憩場所としても使えます。予約をすれば予算に合わせて食事を作ってもらうこともできます。鮒ずし手作り講習会などユニークな企画も催されています。

沖島の観光スポット2:奥津島神社見出し

元明天皇の勅使により、西暦712年に藤原不比等により、社殿が建立されました。こちらの神社には奥津島姫命(おくつしまひめのみこと)が祀られています。竹生島に祀られている湍津姫命(たぎつひめのみこと)、多景島に祀られている多紀理毘賣命(たぎりびめのみこと)と合わせた三神は、天照大神が琵琶湖に生んだ三神と言われています。

こちらの奥津島神社を中央に白髪神社と日牟礼神社が並んでいます。奥津島神社の境内には木製の碑があり、紫式部が詠んだ歌が残されています。250年前に再建され、修復が繰り返されてきましたが老朽化が目立ってきたため、氏子により神殿が奉納されました。春と秋にはお祭りが盛大に行われ、月例祭も行われています。

沖島の観光スポット3:沖島小学校見出し

沖島の南岸に位置しています。湖上の離島で唯一の小学校です。明治時代に西福寺に開設されたのが始まりで、平成7年に現在の土地に移転されました。給食は島民の足である定期船「おきしま通船」で運ばれています。職員が堀切港で食材を受け取り、当番の生徒が沖島漁港からリヤカーで校舎まで運んでいるそうです。中学校は統合され、生徒は船で通っています。

生徒数は12名で教員は8名です。沖島小学校は近江八幡市のどこからでも通学できる特定認定校に指定されています。敷地内に幼稚園が開設されましたが、現在は休園中です。小学校の校庭は琵琶湖に面しているので素晴らしい景色が一望できます。天候が悪い時は船が出ないため、休校になるなど不便もありますが、生徒は自然に囲まれのびのびと学習しています。

沖島の観光スポット4:西福寺見出し

1843年に現在の土地に本堂が建立されました。蓮如上人に帰依した茶谷重右衛門が庵を建てたのが始まりと言われています。茶谷重右衛門の妻は産後の肥立ちが悪く亡くなってしまいました。蓮如上人は南無阿弥陀仏の名号を重右衛門に与え、重右衛門は西福寺の開基となりました。蓮如上人の直筆による書物は宝として寺に残されています。

宗派は「浄土真宗本願寺派」です。昔は沖島は神の島と呼ばれており、信仰の島として知られていました。現在でも行事が多数行われており、島民の生活に深く根付いたお寺です。寺には保元・平治の乱で敗れた侍が沖島に移住したという伝説について描かれた絵が残されています。寺の敷地には蓮如上人の像が建てられています。

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沖島の観光スポット5:宝来ヶ嶽見出し

蓬莱山は沖島の中で一番標高が高く、225メートルあり、琵琶湖の景色を一望できます。ケンケン山登り口から入ってまず、お花見広場に着きます。ホオジロ広場を通り過ぎ、しばらくすると蓬莱山の頂上にある見はらし広場に到着します。ジャングルのようにシダが生い茂っている場所もあり、変化に富んだ山道なので楽しみながら登ることができます。

行き止まりの看板が途中にありますのでそこから先は入らないように注意して下さい。山を下る際には案内板に沿って行けば登る時よりも近道で下れます。険しい道もありますので動きやすい服装で行くことをおすすめします。頂上からは湖東の素晴らしい景色を眺めることができます。基本的にはなだらかな道が続きますのでゆっくりと散策できそうです。

沖島の観光スポット6:弁財天見出し

天台宗の僧侶が建立した神社です。彦根市の長松寺の僧によって書かれた沖島弁天記に弁天を祀ったとの記録があり、沖島の島民は雨乞い弁天として信仰しています。明治9年には実際に沖島で雨乞いを行ったという記録があります。湖の上に朱色の鳥居が出ていることから沖島の「厳島神社」とも呼ばれているそうです。

おきしま通船からも鳥居を見ることができます。地元の人達の間では弁天さんという呼び名で親しまれています。こちらの神社は漁港から徒歩で来ることができますのでアクセス便利です。鳥居の先に急な階段があり、弁財天が祀られています。階段の上からは琵琶湖の雄大な景色が臨めます。弁財天は年2回、春と秋のお祭りの時に開帳されます。

沖島には観光スポットがたくさん!見出し

最後までご覧頂きましてありがとうございました。猫島として有名な沖島には魅力的な観光スポットがたくさんありました。沖島は離島なのでアクセスの面で不便なのではないかという印象があるかもしれませんが、実際には船で10分で到着できるので、ぜひ気軽にアクセスして沖島の観光スポットを楽しんで自然を満喫してみて下さい。

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投稿日: 2017年11月13日最終更新日: 2020年10月8日

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