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琵琶湖で島巡りをしよう!観光の見どころやおすすめグルメ情報も紹介

琵琶湖で島巡りをしよう!観光の見どころやおすすめグルメ情報も紹介
投稿日: 2018年6月21日最終更新日: 2020年10月8日

海のように広い琵琶湖には大小4つの島が浮かんでいます。琵琶湖ではこれらの島を巡る船が運行していて、船から島を眺めたり上陸して観光したりと様々な楽しみ方があります。パワースポットありグルメありの、見どころたくさんの琵琶湖の島の情報をまとめました。

滋賀のシンボル琵琶湖に浮かぶ島を観光しよう!見出し

Photo by Takashi(aes256)

滋賀県のシンボルとも言える、海のように広い琵琶湖。この琵琶湖の周辺には様々な観光スポットやレストラン、旅館などがありますが、琵琶湖の中にも見どころがあるのをご存知でしょうか。今回は、琵琶湖に浮かぶ島々の見どころをたっぷりご紹介。琵琶湖の観光船の情報や、島で食べられるグルメ情報などもお伝えします。

琵琶湖に浮かぶ4つの島とは見出し

滋賀県の面積の6分の1を占めるという広大な琵琶湖には、大小4つの島が浮かんでいます。その4つの島とは、沖島、沖の白石、竹生島、多景島の4つです。沖島には人が住んでおり、沖の白石を除く3つの島には観光客も上陸することができます。いずれの島も琵琶湖の外とは一味違う独特の雰囲気で、古い伝説が残るパワースポットも多くあります。

琵琶湖の4つの島を船で観光しよう見出し

琵琶湖の4つの島へ行くには船を利用します。人気の「ぐるっと琵琶湖島めぐり」というクルージングツアーでは、1日かけて琵琶湖の4つの島を船上から眺めたり上陸して散策したりと、琵琶湖の島をたっぷりと観光することができます。

ぐるっと琵琶湖島めぐりの船内では、添乗員による琵琶湖や島についての観光ガイドがあったり、琵琶湖に生えている葦で作ったヨシ笛のコンサートが開かれたりとイベントも盛りだくさん。また、ランチには琵琶湖畔の老舗料亭のお弁当がついていて、滋賀名物の味を楽しめるところも人気のポイントです。

ぐるっと琵琶湖島めぐりのツアーは、琵琶湖南側にある大津港と北側の長浜港の2ヶ所から発着しています。ツアーの開催日は土日が主となっていて、年間の運行日が決まっています。運行日が最も多く人気があるのは、朝10時に大津港を出発して夕方18時に大津港へ帰って来るツアーです。

他に、大津港を出発して長浜港へ着くツアーやその反対、そして長浜港往復のツアーもあります。ツアーの料金は、大津港発着のツアーのみ大人9500円、学生7000円、小学生6000円。その他のコースは大人8500円、学生7000円、小学生6000円となっています。島めぐりツアーの予約は3ヶ月前から受け付けているそうです。

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琵琶湖に浮かぶ4つの島その1【沖島】見出し

それではいよいよ、琵琶湖に浮かぶ4つの島を1つずつご紹介していきましょう。まずは、琵琶湖の島の中で最も大きい「沖島」です。面積はおよそ1.5平方km、外周およそ6.8kmの沖島は、淡水湖にある有人島としては日本でここだけ、そして世界においても珍しい島です。沖島は琵琶湖のほぼ中心にあります。

沖島の人口はおよそ350人で、住所は滋賀県近江八幡市沖島町となっています。沖島に住む多くの人は琵琶湖で漁をして生計を立てていて、街並みは港町のよう。人がやっとすれ違えるくらいの細い路地沿いに住宅が並び、人懐こい猫たちと共にゆったりと暮らす様子はスローライフそのものです。住民の生活に支障がないよう、静かに観光しましょう。

沖島には商店街やコンビニはありませんが、島めぐりの船が人気となって観光客が上陸するようになってからはカフェや民宿がオープンしました。また、おきしま資料館では沖島の歴史を学ぶこともできます。沖島を鎮守する「奥津島神社」は沖島のパワースポットとも言える住民にとって大切な場所です。

沖島は琵琶湖唯一の有人島で猫島としても有名!アクセスや観光スポットもご紹介! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
沖島は琵琶湖唯一の有人島で猫島としても有名!アクセスや観光スポットもご紹介! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
猫島として有名な沖島は自然豊かで海の幸も豊富な魅力溢れる島です。都会にはないのんびりとした時間が流れ、昔懐かしい素朴な雰囲気が漂っています。そんな沖島で暮らす島民の生活スタイルや観光スポット、アクセス情報をお伝えします。

琵琶湖沖島おすすめグルメ【沖島よそものコロッケ】見出し

沖島に上陸したら食べておきたいおすすめグルメは「沖島よそものコロッケ」です。「よそもの」とは観光客のことを指しているのではなく、琵琶湖に住みついてしまった外来種ブラックバスのこと。沖島ではブラックバスを駆逐するために食用にすることを考案し、よそものコロッケが誕生したのだそうです。

ブラックバスは骨が少なく、淡泊でスズキに似た上品な味なのだとか。沖島周辺の水はきれいなので淡水魚特有の泥臭さもなく、おいしいと人気です。よそものコロッケは、そんなブラックバスのミンチにおからやハーブを混ぜて揚げたもの。じゃがいもの代わりにおからを使用することで、クリーミーな味わいとヘルシーさがアップしています。

琵琶湖おかっぱりバス釣りポイントまとめ!釣れるポイントやタックルなど紹介 | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
琵琶湖おかっぱりバス釣りポイントまとめ!釣れるポイントやタックルなど紹介 | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
日本最大規模の湖として、多くの魚が住む琵琶湖。バス釣り絶好のおかっぱりポイントとして有名です。全国から多くの釣り人がやってくるバス釣りスポットとして、イベントも開催されます。そんな琵琶湖の人気おかっぱりポイントをご紹介します。

琵琶湖に浮かぶ4つの島その2【沖の白石】見出し

琵琶湖に浮かぶ島の2つ目は「沖の白石」です。沖島の北に位置する大小4つの岩からなる小さな島です。この岩は水深およそ80mという深さの湖底から突き出しているのだそうです。最も大きな岩は水面からの高さが20mほどで、最も低い岩は大雨などで琵琶湖の水かさが増すと水に隠れてしまいます。

沖の白石は名前の通り岩に白い部分があり、これが名前の由来となったそうです。沖の白石は岩だけの小さな島なので、琵琶湖島めぐりの観光船では上陸せずに船上から眺めることになります。

琵琶湖沖の白石には希少な固有種の生き物が見出し

琵琶湖が形成されたのは400万年から600万年もの昔にさかのぼると言われています。古代から脈々と守られてきた琵琶湖の特殊な自然環境のおかげで、琵琶湖には固有種の生き物がおよそ50種類生息しているのだそうです。

その一種が、沖の白石の岩場に生息する「シライシカワニナ」です。黒い色をした細長い巻貝で、環境省のレッドリストで準絶滅危惧種に指定されているのだそうです。琵琶湖の固有種は他にも、ビワコオオナマズやホンモロコ、ゲンゴロウブナなどがいます。

琵琶湖に浮かぶ4つの島その3【竹生島】見出し

琵琶湖の島で最も見どころの多い人気の島が「竹生島」です。長浜港の西、滋賀県長浜市の葛籠尾崎の鼻先に浮かぶ竹生島は、周囲およそ2km、面積およそ0.14平方kmという琵琶湖で2番目に大きな島です。こんもりと緑が生い茂る竹生島は、その外観の美しさから琵琶湖八景の一つだけでなく国の名勝にも選ばれています。

竹生島の港の周辺にはお土産屋さんや軽食のお店があり、琵琶湖の人気観光スポットとなっています。また、滋賀県民も小学生時代に一度は竹生島上陸を経験するのだそうです。神社やお寺もあり日中は賑わいを見せる竹生島ですが、住宅はなく夜には無人島となります。なお、住所は滋賀県長浜市となっています。

竹生島は、神の住む島として古来より信仰の対象とされてきました。小さい竹生島の島内では寺と神社が重要な位置を占め、パワースポット巡りの地として人気があります。なお、竹生島へ上陸する時には、お寺や神社の拝観料が必要となります。拝観料は大人400円、小学生300円です。

琵琶湖観光人気ベストスポット15!子供も喜ぶ観光船で巡る名所 | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
琵琶湖観光人気ベストスポット15!子供も喜ぶ観光船で巡る名所 | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
滋賀県にある日本一の面積を誇る琵琶湖。緑の豊かな自然や四季折々の景観を楽しむことができます。その景観には「琵琶湖八景」や「近江八景」と言われるほどです。今回は、観光船で巡れる琵琶湖の名所をご紹介します。滋賀県観光のご参考になれば幸いです。

琵琶湖竹生島のパワースポット巡りは【宝厳寺】から見出し

神の住む島と言われ、古くからパワースポットとして崇められてきた竹生島は見どころがたくさんあります。観光船では上陸できる時間が限られているので、パワースポット巡りをする時はあらかじめ観光ルートを計画しておくのがおすすめです。竹生島内のパワースポット巡りは60分ほどの時間があれば観光できます。

竹生島のパワースポット巡りのおすすめルートをご紹介します。竹生島港に上陸したらまず宝厳寺へ向かいます。昭和17年に再建されたという宝厳寺の本堂には、弁才天降臨伝説が有名な大弁財天が本尊として祀られています。ちなみに、本物の宝厳寺の本堂は都久夫須麻神社の社殿となっています。

次に、350年ぶりに焼失から復元された三重塔を見学し、国宝に指定されている唐門を見ながら千手観音像が祀られている観音堂を参拝します。この観音堂は国指定の重要文化財です。また、庭にある五重石塔は、滋賀郡の小松石を使って鎌倉時代に造られた貴重なもので、こちらも国の重要文化財に指定されています。

宝厳寺は豊臣家と縁が深く、建築様式は随所に桃山様式が取り入れられています。唐門は、豊臣秀頼の命により京都の東山にある豊国廟の極楽門を移築した貴重なものです。それに加え、この極楽門は豊臣秀吉の居城であった大阪城の本丸北側にあったものだということが分かり、注目を集めています。

観音堂から「舟廊下」と呼ばれる渡り廊下を通って、都久夫須麻神社へ向かいます。舟廊下もまた豊臣秀吉ゆかりのもので、朝鮮出兵の時に秀吉が乗っていた船のやぐらを利用して作られたのだそうです。宝厳寺は豊臣秀吉のパワーももらえるパワースポットとも言えそうです。

琵琶湖竹生島のパワースポット次は【都久夫須麻神社】見出し

竹生島でパワースポットとして人気のある都久夫須麻神社は、天照大神の子で交通安全の神様と言われる市杵島比売命や、五穀豊穣の神様である宇賀福神の他、浅井比売命や龍神をお祀りしている神社です。

都久夫須麻神社の本殿は、豊臣秀吉が寄進した伏見桃山城の束力使殿を移築したもので、豪華絢爛な桃山様式の装飾が施されている貴重な建物です。また、狩野永徳による60枚の天井画や高台寺蒔絵なども残されており、国宝に指定されています。

Photo by Urawa Zero

都久夫須麻神社の拝殿は切り立った岩場に面しており、そこの突端に「竜神拝所」があります。竜神拝所には鳥居が立っていて、鳥居に向かって願い事を書いた土器を投げる「かわらけ投げ」を体験できます。投げたかわらけが見事鳥居をくぐると願い事が叶うと言われています。なお、竜神拝所は竹生島の中でもおすすめの絶景スポットです。

琵琶湖竹生島おすすめグルメ【弁天芋餅】見出し

竹生島の港近くにある売店では、お土産や食べ歩きができる軽食が販売されています。中でもおすすめは「弁天芋餅」。じゃがいもをつぶして丸くまとめ、カリッと揚げたものに甘辛い醤油味をつけてあります。竹生島観光の休憩に人気のおやつです。

他に、モロコの佃煮やふな寿司、琵琶湖産しじみの炊き込みご飯など、滋賀の郷土料理をいただくことができます。琵琶湖の上で、琵琶湖ならではのグルメを味わってみてはいかがでしょうか。

琵琶湖竹生島へは定期船でのアクセスもおすすめ見出し

Photo by puffyjet

パワースポットで人気の竹生島は、ぐるっと琵琶湖島めぐりの観光船だけでなく港と竹生島だけを往復する定期船が運行しています。竹生島だけをじっくり観光したい時におすすめのアクセス方法です。発着している港は、長浜港と湖西にある今津港の2ヶ所です。

長浜港発着の便は1日5便運行しています。長浜港から船に乗ること30分で竹生島へ到着し、75分から85分の上陸時間の後、竹生島を出発して長浜港へ帰着します。なお、土日やお盆などの混雑時には増便されます。

今津港発着の便は1日4便で、片道の乗船時間は25分、上陸時間は75分となっています。また、今津港と長浜港を竹生島を経由して結ぶ琵琶湖横断の便もあります。

琵琶湖に浮かぶ4つの島その4【多景島】見出し

琵琶湖に浮かぶ島の4つ目は「多景島」です。読み方は「たけしま」で、元々は島に竹が多く自生していたことからその名がついたのだそうです。転じて、眺める向きによって島の姿が様々に変わることから「多景島」と表記されるようになったと言われています。多景島は滋賀県彦根市の沖合にあり、周囲およそ600mの無人島です。

多景島は、島全体が霊夢山見塔寺の境内になっているというパワースポットの島として知られています。見塔寺は1655年に慈雲院日靖上人によって開山されたと言われ、琵琶湖に沈んだ人々と魚介類の供養のための寺院です。

その後、3代目彦根藩主の井伊直澄がこの見塔寺で父直孝の供養をしたことをきっかけに、彦根城の裏鬼門として彦根藩と井伊家を守る寺院となっていきました。

琵琶湖から眺める多景島で一際目立つ塔は、大正時代に建立された「誓いの御柱」です。五角形の柱のそれぞれの辺には、明治天皇が1868年に示した五箇条の御誓文が刻まれています。

琵琶湖多景島の見どころ【題目岩】見出し

多景島がパワースポットと言われる最たるものは「題目岩」です。高さ10mあまり、幅7mあまりの巨大な岩に「南無妙法蓮華経」という日蓮宗の題目が刻まれています。見塔寺を開山した日靖上人が3年がかりで刻んだという文字はデザイン性に優れたアート作品のようにも見えます。

題目岩の下の方をよく見ると、赤い亀裂が入っています。言い伝えでは、この題目岩は1860年の桜田門外の変の際に血をにじませたのだとか。彦根藩主であった井伊家の出身である井伊直弼が討たれた知らせは、遠い滋賀彦根の地でも悲しみをもって受け止められたことが伝わってきます。

琵琶湖多景島への直行便は彦根港から見出し

多景島へ上陸するには、ぐるっと琵琶湖島めぐりの観光船の他にも直行便が人気となっています。多景島への船は彦根港から1日2便運行しており、10時出航の1便目は上陸せずに島の周りを回遊して景色を楽しむコースとなっています。15時10分発の2便目は30分の上陸時間があります。

彦根港は彦根城からも近いので、彦根城観光の後は彦根港から多景島観光に出掛けて彦根藩や井伊家の歴史へ思いを馳せるのもおすすめです。

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滋賀県の中心地・彦根市には、彦根城を始めとする観光名所がたくさんあります。戦国時代から幕末にかけて栄えた井伊家・彦根藩の歴史や文化、そして琵琶湖の自然にふれる彦根の旅はおすすめ!今回は、彦根のおすすめ観光スポットをご紹介します。

琵琶湖の島々には見どころがたくさん!見出し

Photo by Tamago Moffle

滋賀県のシンボル、琵琶湖に浮かぶ4つの島の見どころをご紹介しました。船に乗ってその大きさが初めて分かる琵琶湖。それぞれの島から眺める琵琶湖の景色は湖岸から見るそれとは違った趣で、一度は見ておきたいおすすめの絶景です。島のパワースポット巡りやご当地グルメも楽しみに、琵琶湖の島を散策してみてはいかがでしょうか。

投稿日: 2018年6月21日最終更新日: 2020年10月8日

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