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明倫館(萩)の見どころ紹介!有備館の道場などおすすめスポット満載!

明倫館(萩)の見どころ紹介!有備館の道場などおすすめスポット満載!
投稿日: 2018年7月2日最終更新日: 2020年10月8日

山口県北部にある萩市には、幕末の偉人「吉田松陰」が指導したことでも知られる藩校「明倫館」があります。大河ドラマ「花燃ゆ」の舞台でも有名な明倫館には道場「有備館」をはじめ様々な見どころがあります。今回は明倫館へのアクセスも含めて、その魅力をお伝えします。

萩の明倫館は見どころいっぱいの歴史スポット見出し

Photo by Yuki Yaginuma

NHKの大河ドラマ「花燃ゆ」の舞台となった山口県萩市は、歴史に名を残した幕末の偉人「吉田松陰」の生まれ故郷。そんな山口県萩市には、吉田松陰にもゆかりの深い藩校「明倫館」があります。かつて、坂本龍馬も剣術を学んだと言われる道場「有備館」や、子供たちが学んだ校舎まで見どころが満載です。今回は明倫館へのアクセスも含めてご紹介します。

山口県萩市ってどんなところ?見出し

Photo by Kuruman

山口県北部に位置する萩市は、北に日本海、東に島根県と隣接する自然ゆたかな都市。関ヶ原の戦い以降、毛利氏が萩城を築城して以来、260年もの長い間長州藩36万石の城下町として栄えてきました。現在でも細工町、樽屋町など、城下町の面影を残す萩市内には、今回ご紹介する明倫館の他にも、たくさんの旧跡・名所があり、見どころのある観光スポットです。

Photo by girakku

萩市は、山口県内ではあまり交通網が発達しておらず、アクセスが不便な地域として知られています。鉄道か路線バスでのアクセスが主流となっており、萩市内の観光は、自転車や徒歩で見どころを回る人が多いようです。郊外の観光スポットとしては、景勝地として「長門峡」が有名で、秋の紅葉の季節は、紅葉した萩(植物)を見るのもおすすめです。

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萩市は観光地で歴史を感じる!人気のおすすめスポット厳選15選! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
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萩の明倫館とは?見出し

Photo by Kuruman

幕末の偉人を数多く生んだ吉田松陰率いる松下村塾は、貧しい武士たちが学問を学んだ場所として知られていますが、今回ご紹介する明倫館は、1718年、萩藩6代藩主毛利吉元の命により建設されました。広さ940坪の敷地には、武道の鍛錬を行う道場「有備館」や、水泳の訓練を行った「水練池」など、数々の見どころが残されています。

Photo by Kuruman

幾度となく移転した明倫館ですが、現存する建物は、1929年、国の史跡にも指定され、道場「有備館」や「水練場」は遺構として保護されています。また、見どころの1つとなっている小学校の本館は、山口初の国の有形文化財にも指定されており、珍しいフランス瓦の屋根や連続する窓など、インスタ映えする撮影スポットが目白押しの美しい建物です。

Photo by trs_takes

明倫館は、長州藩の上級武士たちが通う藩校で、現在で言うところの公立中学校のような学校でしたが、水戸藩の弘道館や岡山藩の閑谷黌と並んで、日本三大学府の一つと称されたほどの名門でした。幕末の偉人「吉田松陰」が教鞭をとったことでも知られていますが、他にも、高杉晋作、桂小五郎といった萩を代表する著名人たちを数多く輩出しています。

Photo by naitokz

剣術指導を行った道場「有備館」では、土佐の英雄「坂本龍馬」も剣術を学んだと伝えられており、歴史のヒーローたちが集った明倫館は、歴女ならずとも、一度は訪れておきたいおすすめの観光スポットです。明倫館のこの他の見どころとしては、萩市の指定文化財になっている「聖賢堂」があり、棟の両端には一文字三星の毛利家紋の瓦が載せられています。

萩「明倫館」の見どころ1:観徳門見出し

続いてご紹介する明倫館の見どころは、「観徳門」(かんとくもん)。藩校明倫館の遺構で、孔子を祀る聖廟(せいびょう)の前門として1849年に築かれました。門の作りは、木造瓦棒銅板葺きとなっており、左右に唐破風に備えた塀が設置されています。出入口の広さは一間ほどとなっており、唐戸と呼ばれる様式の扉は両開きになっています。

萩「明倫館」の見どころ2:有備館見出し

続いてご紹介する明倫館の見どころは道場として剣術や武術を学ぶために建てられた「有備館」。木造の外観からも歴史を感じられる「有備館」は、館内が中央で二つに分かれていて、入り口から向って右側に槍術場、左側に剣術場が設けられています。明倫館のガイド情報によると、練習用の道場ではなく、武術の試合が行われる場所だったそうです。

有備館の中には、試合をするためのスペースと、藩主「毛利敬親」らが試合を観覧した畳敷きのスペースの両方が設けられており、道場では、武術の腕を披露し合う武士たちで賑わったと言われています。有備館の中央には、道場だけでなく当時お殿様が使っていたとされるお手洗いも残されており、立ち入り禁止ではありますが、見どころの一つとなっています。

有備館では、修行に来た他藩の藩士も道場へ入ることが許されていたため、坂本龍馬も修行者を装ってこの道場に入り、武市半平太から久坂玄瑞宛ての書状を渡したと言われています。また、有備館では、桂小五郎や高杉晋作らも修行したと言われており、複数の流派が剣術を競った道場と言われています。歴史ロマンに浸れるおすすめの見どころとなっています。

萩「明倫館」の見どころ3:水練池見出し

続いてご紹介する明倫館の見どころは「水練池」です。周囲を玄武岩で囲まれたこの池は、東西39.5m、南北15.5mの広さがあり、水深1.5mの深さがある日本最古のプールです。この池では、遊泳術、水中騎馬の練習が行われたそうで、水練場は全国でも非常に珍しく、会津藩の日新館と明倫館にしかなかったそうです。道場と合わせて必見の見どころです。

萩「明倫館」の見どころ4:明倫館南門見出し

続いてご紹介する明倫館の見どころは、「明倫館南門」です。明倫館が萩にあった頃の正門として使われていたというこちらの門は、平成17年に現在の位置に移築されました。現在では、観光客も観覧することもできるようになっていますが、当時は、藩主のみが通ることができたそうです。威風堂々とした門構えは、伝統ある明倫館の歴史を今に伝える見どころの1つです。

萩「明倫館」の見どころ5:旧明倫小学校見出し

最後にご紹介する明倫館の見どころは「旧明倫小学校」の校舎です。先ほどご紹介した武道場「有備館」の隣に建っているこちらの建物は、かつて小学校として使われていました。宮崎駿監督のアニメ「となりのトトロ」や高畑勲監督の「火垂るの墓」にも出てきそうな、ノスタルジックで美しい木造の校舎は、インスタ映えする撮影スポットして大人気。

耐震構造の問題で、現在の明倫小学校が移転するまで使われていたという校舎の中には、今では珍しいはね上げ式の学習机や、木造の椅子が並べられています。黒板や廊下なども、当時のまま保存されており、小学校の階段には、角度をチョークで落書きした箇所なども再現されています。教室では、自由に座ることができ、子供たちにも大人気となっています。

旧明倫小学校の学舎は、現在では、博物館として本館、2号館の2つのエリアに分かれて様々な展示を行っており、館内にはランチにおすすめのカフェも併設しています。萩の歴史や幕末の偉人たちが使ったと言われる遺品なども数多く収蔵しており、無料で館内ガイドツアーに参加することもできます。歴史ある学舎で、素敵な写真を撮影してみましょう。

明倫館へのアクセス方法見出し

ここからは、明倫館へのアクセス方法をご紹介致します。まず、最初に萩市までのアクセスをお伝えします。新幹線をご利用の場合は最寄り駅となる「JR新山口駅」にて下車。ここから高速バスに乗り換えてアクセスします。新山口駅から、萩・明倫センターまで行く「スーパーはぎ号」なら新山口駅からのアクセスにかかる時間は約60分です。

飛行機でアクセスする場合は、萩・石見空港からなら乗合タクシーで約70分となっています。こちらのタクシーは予約制ですので、前日までに申し込みをして下さい。山口宇部空港からのアクセスでも、同じく乗合タクシーで約70分となっています。この他、福岡空港からもタクシーでのアクセスが可能で、所要時間は2時間40分ほどで、事前予約が必要です。

Photo by Kuruman

レンタカーまたは、自家用車でアクセスする場合は、中国自動車道美袮東ジャンクションを経由し「小郡萩道路」の絵堂インターチェンジで高速を降ります。そこから明倫館までのアクセスにかかる時間は約20分です。萩市は、山口県の中でも非常にアクセスが悪いので、運転されない方は、関西発の観光ツアーなどに参加されることをおすすめします。

明倫館と合わせて行きたい観光スポット1:吉田松陰ゆかりの地見出し

明倫館の周辺には、明倫館にゆかりのある幕末の偉人たちを祀った様々な観光名所があります。特に人気のある観光スポットは、吉田松陰生誕の地と墓所で、団子岩とよばれる小高い丘の上にあります。墓前の水盤や花立は、吉田松陰の門下生だった久坂玄瑞や高杉晋作ら17名が名入りで寄進したもので、観光の見どころの1つとなっています。

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萩城・城下町の観光案内!歴史ある周辺のおすすめスポットも紹介します! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
山口県萩市は萩城址と萩城下町で有名な400年以上の歴史を持つ観光スポットです。そんな萩城址の見所や萩城下町のおすすめスポット、皇太子ご夫妻も宿泊されたという旅館・北門屋敷などの情報、また周辺の歴史ある観光スポットを歴史的背景も含めて、ご紹介します。

明倫館と合わせて行きたい観光スポット2:萩博物館見出し

明倫館と合わせて観光したいおすすめのスポット、もう一つは「萩博物館」です。萩市堀内の伝統的建造物群保存地区内にある大野毛利家の屋敷跡に建設されたこちらの博物館では、無料で観覧できる屋外展示や別棟の展示もあり、観光客に人気を集めています。また、夏みかんソフトも美味しいと評判ですので、観光の休憩をかねて、ソフトで一服もおすすめです。

萩博物館はイベントたくさん!割引料金でお得に!アクセス・駐車場・展示物は? | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
萩博物館はイベントたくさん!割引料金でお得に!アクセス・駐車場・展示物は? | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
萩・博物館には、歴史、萩学、企画等、その他のイベント展示室があります。博物館内資料室では、高杉晋作の生誕から太く短かった生涯の生きざま、書簡等を展示。何故、生まれ、死とは何かを吉田松陰先生より学び己の命を懸け日本の夜明けを導いた生涯を学ぶ事ができます。

明倫館の観覧料は?見出し

続いて、明倫館の観覧料と営業時間をお伝えします。明倫館の観覧料は、大人300円、高校生200円、小・中学生100円となっており、団体の場合や、障害者等は2割引で観覧できるようです。また、萩明倫学舎(2号館)入場した時に受け取る入館券の半券を持っていれば、萩博物館の有料展示コーナーへの入場料が2割引になり、萩博物館前駐車場の料金も無料となります。

割引サービスと駐車場無料サービスは、3日間有効となっていますので、明倫館とは別の日に、萩博物館を訪れる方も失くさないようにして下さい。明倫館の会館時間は、9:00から17:00までとなっています。館内に併設されているレストランは、予約があれば夕方18:00から21:00まで営業しているようです。また、旧小学校の教室の貸出なども行っています。

住所:山口県萩市江向602番地(萩市役所前)
電話番号:0838-21-0304

明倫館周辺のおすすめランチスポット1:萩暦見出し

ここからは、明倫館周辺で楽しめるおすすめのランチスポットをご紹介致します。まず、最初にご紹介するのは、旧明倫小学校の校舎内、本館エリアにあるカフェレストラン「萩暦」。地元萩の食材にこだわって作られた創作料理がいただけるおすすめのランチスポットです。暦ランチ1280円は、萩近海で獲れた魚や胡麻豆腐など小鉢が盛りだくさん!

彩りも味も良いランチは、特に女性におすすめのメニューです。他にも、うにが付いた「肉と魚と野菜のミニ丼セット」1580円という豪華メニューがあります!萩の魚やブランド牛も楽しめるおすすめのメニューです。デザートには、創作かき氷などもあり、暑い夏におすすめの一品となっています。歴史ある建物でいただく素敵なランチを満喫しましょう!

住所:山口県萩市江向602
電話番号:0838-25-8543

明倫館周辺のおすすめランチスポット2:見蘭牛ダイニング 玄見出し

萩市でもう一つおすすめしたいランチスポットは、萩の名産品「見蘭牛」(けんらんぎゅう)がいただける人気のレストラン「見蘭牛ダイニング 玄」です。見蘭牛とは、萩の沖合い約45kmに浮かぶ離島「見島」で飼育されているる見島牛に、オランダ原産のホルスタインを配合して作られた霜降り牛のことで、萩のご当地グルメとして人気を集めています。

「見蘭牛ダイニング 玄」では、このブランド牛を使ったハンバーグやローストビーフなどが、リーズナブルな価格でいただける人気のお店です。「道の駅 萩往還」内にあるこちらのお店は、明倫館からは少し距離がありますが、ぜひ行きたいおすすめのお店です。肉汁が溢れ出すハンバーグはお店の一押しメニューです。お腹ペコペコでおでかけ下さい。

住所:山口県萩市大字椿字鹿背ケ坂1258 道の駅萩往還内
電話番号:0838-25-1113

萩のおすすめランチランキングTOP15!名物もおいしい人気のお店をご紹介! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
萩のおすすめランチランキングTOP15!名物もおいしい人気のお店をご紹介! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
萩城下町や萩反射炉など、歴史的な建造物が多く残る街として知られる萩。観光地としても人気があり、名物や地元の人に人気のグルメなどを、お得に食べられるランチが大好評なんです。観光のついでに楽しめるおすすめランチを、ランキング形式でご紹介します。

明倫館その他の見どころ1:萩にゃん見出し

明倫館や萩観光を盛り上げるご当地ゆるキャラとして大人気の「萩にゃん」は、萩に伝わる猫町伝説から生まれた「忠義の猫」。明倫館の来場者5万人突破記念の際にも登場する等、萩市で行われる様々なイベントで会うことができます。明倫館や萩市内の観光スポットで、萩にゃんのグッズなどが販売されていますので、小さなお子様へのお土産としておすすめです。

明倫館その他の見どころ2:長州ファイブ見出し

明倫館のその他の見どころとしてもう一つおすすめしたいのが、映画「長州ファイブ」。2006年、下関市の地元企業や市民の協力で作られたこの映画は、幕末に長州藩からヨーロッパに秘密留学した長州藩士を描いた作品です。井上馨、遠藤謹助、山尾庸三、伊藤博文、井上勝の5名の渡航前後の物語は、明倫館と萩の歴史を知る手がかりとしてもおすすめです。

萩の「明倫館」で歴史の偉人たちに会おう!見出し

Photo by Kuruman

山口県萩市にある「明倫館」をご紹介致しました。日本の近代化への道筋を作った数々の偉人たちを輩出した「明倫館」は、倒幕運動と維新の原動力そのものだったと言えるでしょう。250年以上に渡って、毛利家と共に栄えた萩には「花燃ゆ」にも登場した数々の歴史スポットなど見どころが満載です。山口県の萩で、旧跡・名所を巡る旅に出かけてみませんか?

投稿日: 2018年7月2日最終更新日: 2020年10月8日

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