御堀堂の「山口外郎（ういろう）」が絶品！銘菓の味はお土産にもおすすめ！

山口県には様々な銘菓がありますが、その中で多くの人がおすすめするのが外郎(ういろう)です。小豆を使った柔らかい和菓子で、温めても冷やしてもおいしいので季節を選ばずお土産にすることができます。中でも御堀堂(みほりどう)の外郎はその歌を口ずさんでしまう地元民も多い、人気の外郎メーカーです。そんな御堀堂の外郎についてのご紹介です。

本州の最西端の県、山口県。三方を海に囲まれ、県のほとんどは山という自然の多い県でもあり、歴史の名所や史跡も多い県として有名です。そんな山口県を代表するお菓子といえば、やはり外郎。日持ちも良く、味も素朴、地元民の愛する銘菓でもあり、お土産としてもおすすめなお菓子です。

山口県の銘菓、外郎が今まで以上に脚光を浴びるきっかけになったのはテレビ番組の影響です。ご当地のグルメや慣習、他県にはない珍しいものを取り上げる番組で、御堀堂の外郎が取り上げられました。地元民に愛される銘菓が、全国の人の注目を浴び、驚いた人も多かったと思います。

元々山口県のお土産としても人気だった御堀堂の外郎。全国の強豪銘菓にひけをとらないポテンシャルを持っている存在でした。テレビで観た瞬間爆買いしてしまった人や、山口に住む知人にリクエストしたという人も多いです。これをきっかけに、御堀堂の味は山口から全国レベルになる日も近いかもしれません。

ご当地ソングというのはどの都道府県にもあり、それは電車の中で聞いたり、テレビで頻繁に聞いたりすることで心に残ります。山口県民にもご当地ソングがあり、「御堀堂ーの外郎ー。」というフレーズを聞いて育ったという人は多く、御堀堂の味だけでなく耳でもその存在に慣れ親しんできました。

山口県山口市には御堀(みほり)という地名があり、その名前も地元の人には親しんだ名前。昭和二年創業という歴史をもつ御堀堂は、外郎一筋作り続けたこだわりと歴史があり、その名前も味も山口県民に刻まれ続けています。新しい外郎メーカーが現れても、新しい外郎の味が現れても、老舗の持つこだわりの味は崩れることなく愛され続けます。

他県にも外郎は銘菓として存在していますが、山口の外郎は独特な味と柔らかさを持ち、他の県の特産品にはない独自の銘菓の道をたどってきました。それは使用しているのが他県はでんぷんの割合が多く、山口の外郎はわらび粉の割合が多いためです。山口県の外郎メーカーはそのレシピで独自の特徴を加えた味を追求しました。

外郎は「羊羹」に似ている形をしていますが、羊羹ほど小豆の味がしっかりと感じません。また硬さも羊羹に比べるととても柔らかいです。「わらびもち」に似ているという人もいますが、わらびもちほどあっさりとしてはおらず、柔らかさは似ていますがもっちりとした歯ごたえがあります。

山口の外郎はその独特の味とおいしさから、「山口外郎」という呼び方をされます。柔らかくもっちりとした触感と、わらび粉の香りと小豆の香りがほんのり香り、ほのかな甘さが上品な味です。この山口外郎の味は多くのメーカーが挑戦していますが、再現できるメーカーは限られています。

各外郎メーカーがコーヒーや梅など、様々な味と組み合わせて外郎を作っていますが、銘菓として胸を張れるメーカーは少ないです。その味は外郎本来の上品な甘さと程よい柔らかさのある外郎。長く愛される外郎の味は、長い年月を重ねてきた、素朴なおいしさがあるのです。

御堀堂の外郎の味は歴史を感じる素朴で奥深い味。それは食べる人をほっとさせるようなまろやかな甘さと、もっちりとした食感、柔らかい舌触りから生まれます。御堀堂の味は創業より前にあった元祖山口外郎の味を受け継いで作られ続けています。その独特な味が、一度食べると忘れられない味として山口県のみならず多くの人を魅了しているのです。

御堀堂の外郎はそのおいしさから山口県民がお土産としておすすめする、外郎メーカーの一つです。味はもちろん、その名前も山口の地名に由来し、親しみ深いものです。様々な外郎メーカーの味がありますが、上品で素朴な外郎の味は、大人から子供まで多くの人に親しまれる味であり、自慢の外郎なのです。

さらに、御堀堂の外郎は大きさが二種類選べます。二口サイズのタイプと、大きくて切り分けるタイプの大きさのものがあり、配る先の人数に合わせてサイズの調節ができるのです。また、大きなタイプの外郎はもらうと豪華な印象を受け、外郎好きにはたっぷり食べられるイメージがありお得なのです。

御堀堂の外郎は山口県の百貨店や、お土産コーナーにも多く、宇部空港や新幹線駅のお土産売り場でも販売されています。通販では購入できない「生外郎」も販売している場所もあり、お土産として購入しやすいのです。またスーパー等お土産コーナーでも販売しているので、地元の人もお土産にしやすい銘菓でもあります。

御堀堂には「黒外郎」と「白外郎」という二種類の味があります。この区別は実は御堀堂だけのもの。購入するときに迷ってしまいますが、それぞれの良さがあり、どちらがおいしいという甲乙つけがたいおいしさがあります。初めて購入するときに迷うかもしれませんが、ぜひとも両方食べてみてほしい外郎です。

御堀堂の外郎は黒外郎、白外郎、そして抹茶外郎の三味のみです。多くのメーカーが夏ミカン等他の味と組み合わせる中、御堀堂が貫くのは山口外郎伝統の味。それだけに他のメーカーとは比べられない味があり、山口県民がおすすめするお土産として名前が挙がっているのです。

御堀堂で一番人気と言われているのが白外郎です。その味は室町時代に作られた、山口外郎の元祖の味を再現しています。特製の餡を使い、わらび粉と小麦粉で丁寧に蒸し上げた味は、御堀堂だけの特別な味。上品で奥深い甘さと香りがたまらない納得の味。ほんのり色づいた藤色の生地も見ていて和む一品です。

白外郎を食べるときには、その味を邪魔しないお茶が合うと言われています。お茶はなるべく渋みや苦みが少ないものが、ほのかな甘みを邪魔せず引き立ててくれるのでおすすめです。好みもありますが、素朴な味の白外郎を食べるときは味の強い飲み物よりも優しい飲み物が合います。

白外郎が山口外郎の伝統の味なら、黒外郎は御堀堂伝統の味です。昭和二年に御堀堂が創業した際に作られた、黒砂糖を使用した外郎で、その味は白外郎よりも味をはっきり感じます。触感や上品な香り、甘さを残しながらも、コクのある味を感じる御堀堂自慢の外郎です。

黒外郎は白外郎よりも甘さとコクがあるため、濃いめのお茶からコーヒーまで、人によって合わせる飲み物は変わってきます。黒砂糖のまろやかな甘さをさっぱりさせてくれる飲み物と合わせると、一口ごとにおいしく食べられるので、アメリカンコーヒーのようなほのかな苦みと香りの合う飲み物が合うと言う人もいます。

外郎の定番の味は二種類あり、小豆の味ともう一つ抹茶味というのがあります。御堀堂にも抹茶味はあります。抹茶味の良さは、小豆の外郎の上品さ、ほのかな味わいを残しつつ、抹茶の香りが口いっぱいに広がる抹茶好きを虜にする味。ほんのり苦みを感じる大人の銘菓になっています。

抹茶外郎は元々抹茶の香りがする外郎です。その香りを邪魔しない飲み物がおすすめですが、抹茶に緑茶を合わせる人も、紅茶を合わせる人もいます。程よい香りと程よい苦みのある飲み物がおすすめです。抹茶本来の香りを損ねない軟水のミネラルウォーターが合うという人もいます。

山口県民には定番ですが、外郎には「生外郎」という大人気銘菓があるのです。一般的な外郎は、ビニール製の袋に密封され、竹の皮を模倣した包み紙に包まれていて、中を開けると柔らかい外郎が出てきます。それを取り皿に乗せて、少しずつ切り取って食べるのも、そのままワイルドにかぶりついて、思い切りほおばるのも、お好みの食べ方ができます。

生外郎は一般的な外郎と製法はほぼ同じですが、日持ちはしません。真空パックされず、一般的な外郎よりも小ぶりなものが多いです。多くの外郎メーカーがその味に挑戦して、各メーカー独自の試行錯誤を重ね、より柔らかくより程よい甘さと素材の香りがする生外郎を目指しています。

生外郎の柔らかさは通常の外郎とは比べ物にならない柔らかさ。まさしく生という表現が似合う味なのです。いつもの外郎も嬉しいけれど、お土産や贈り物でもらうともっと嬉しい味です。しかしお土産に向かない大きな理由があります。生、という名前の通り、鮮度がすぐに落ちてしまうのです。

生外郎は真空パックされていないため、日持ちがするという利点を犠牲にして柔らかさとおいしさを最大限に生かしています。通販でも販売されておらず、作り立てを店頭で購入しないとまず手に入りません。そのため生外郎は地元民のためのご馳走ともいわれています。手に入れるためには、山口県に行くか、行く人にお願いするしかありません。

どうしても山口県に行くことができない。行く人もいない。でも生外郎を食べてみたい。そんな人におすすめの外郎の食べ方があります。それは、真空パックの外郎を湯煎して食べる方法です。するとどうなるか。外郎の生地が柔らかくなって生外郎に限りなく近い食感になるのです。

柔らかさと湯煎した熱で甘さも引き立ち、一度知るとその味が忘れられず、次も食べる前に湯煎したくなります。普段の外郎もおいしいのですが、温かな外郎はつきたてのお餅のように柔らかくまろやかで病みつきなおいしさ。外郎をお土産でもらいすぎてしまったときにも、気分が変わっておいしく食べられるのでおすすめです。

御堀堂にはオンラインショップがあり、三種類の味の外郎を通販で購入することができます。大きさも選べて手ごろな値段で購入できます。購入金額が一万円を超えると送料が無料になるので、なるべく大勢で一度に注文するのがおすすめです。華族や友人でまとめ買いも良し。もちろん、自分で食べるように大量に買うのもおすすめです。

御堀堂の外郎はテレビで取り上げられてから人気が殺到し、オンラインショップは一時期パンク、なかなか受注が追い付かない時期がありました。それも現在では安定し、注文できるようになっています。なかなか通販できないと諦めていた人も、今なら外郎を思う存分お取り寄せできます。

御堀堂本店へのアクセスは電車を利用する場合、JR山口線の「山口駅」からがおすすめです。山口駅から山口駅通りをまっすぐ進むと徒歩約2分で到着します。御堀堂本店の付近はカフェや雑貨屋も多く、徒歩圏内には山口美術館や道場門前等山口のアーケード街もあり、観光で立ち寄る人も多い場所です。

住所:山口県山口市駅通り1-5-10
電話番号:083-922-1248

御堀堂の外郎を購入する際は、本店もおすすめですが、新山口駅にある小郡支店もおすすめです。御堀堂の直営店なので、定番の味から生外郎まで取り扱っています。新山口駅一階のお土産コーナーにあり、外郎以外の様々なお土産をみることもできます。新幹線利用者は帰る直前に購入できるため、直前まで荷物が軽くすみます。

湯田温泉を利用する人なら、湯田支店もおすすめです。お店の外観も雰囲気があり、周りの雰囲気に溶け込んでいて趣があり見つけやすいです。こちらでも定番の物から、御堀堂のそのほかの商品、生外郎など購入することができます。営業時間も朝8:00から18:00までと早い時間から開いています。

御堀堂の外郎は自信を持ってお勧めできる銘菓ですが、できれば他の外郎メーカーの外郎も食べてみるのがおすすめです。外郎の味はお店ごとに違い、柔らかさも異なってきます。中には小豆が入っていてホクホクとした食感が楽しめる「豆子郎」のような老舗メーカーもあります。

定番の小豆外郎もおいしいですが、「本多屋」の発売する「季節ういろう 夏みかん」も上品な甘酸っぱさのある人気外郎です。夏場は特に冷やして食べるとおいしく、ゼリーのような爽やかさと外郎の優しい甘さが口の中で広がっていきます。季節によって、好みによって、マイベスト外郎は変わってくるのです。

どこの都道府県にもある自慢の銘菓。山口の御堀堂は歴史もこだわりも味も山口を代表する外郎メーカーです。山口を訪れるときは御堀堂の外郎を、できれば生外郎を是非ともお土産として購入してみてください。お土産にすれば喜ばれること間違いなし、自分で食べても病みつきになってしまうおいしさです。