「考えた人すごいわ」の高級食パンが美味しいと話題！清瀬の人気店を紹介

｢考えた人すごいわ｣という名前。これは言葉通りの意味ではなく、東京は清瀬にある人気食パン専門店の名前です。実はこの店、知る人ぞ知る高級食パン店として人気を博しています。今回はその清瀬にある｢考えた人すごいわ｣のメニューや値段アクセス、人気の秘密について考えていきましょう。

耳にする店名もインパクトが大きいですが、実際の看板もインパクトがあります。ロダンの彫刻である｢考える人｣をモチーフにした物思いにふける哲学者のような男性が余白の左下で佇んでいます。それはまるでビジネス署の装丁のようなイラストで、これだけみたら正直なんの店だかわかりません。

では｢考えた人すごいわ｣は何の店でしょうか。それは2018年の6月にオープンした食パン専門店です。この不可思議なタイトルはキャッチコピーではなくパン屋さんの店名。名前こそかわっていますが、味は誰でもわかるホンモノの美味しさで、実際に凄いパンをもとめ日々多くのお客さんでにぎわいます。

それもただの食パン屋さんではありません。｢高級食パン｣の専門店なのです。なぜよりによって高級食パン?と首をかしげたくなるかもしれません。しかし実際この高級食パンがいま巷で大人気。連日連夜行列ができていて、テレビや雑誌に取り上げられたことで口コミ人気が高まっているのです。

そもそも食パンの前になんでこんな名前なのか不思議に思うでしょう。代表取締役の大舘誠さんによれば｢実際にこのパンを食した人々が考えた人凄いな、と思ってもらえる食パンが完成したので、本当にそう思ってほしいためにつけた名前です｣と語っています。奇をてらったのではなく、作り手側の商品に対する自信が店名の由来となっているのです。

もちろんその看板に偽りはありません。いまや｢考えた人すごいわ｣の食パン人気は清瀬、いや全国に広まっています。実際食べたお客さんから店名通り｢凄い｣と評価されていて、清瀬の地元住民のみならず日々県外から大勢のお客さんがやってきます。名前負けしていないからこそここまでの人気店にはなれたのです。

それでは｢考えた人すごいわ｣のメニューを見ていきましょう。とはいってもここは高級食パン専門店なので、食パン以外のメニューがありません。普通のパン屋であればカレーパンやあんぱん、メロンパンといった定番のメニューが販売しているものです。

｢考えた人すごいわ｣では食パンのみで勝負しています。それはマイナスではありません。専門店だからこそ一つの商品に徹底的にこだわることができるからです。ですが通常の食パンの他にもう一つ別の食パンメニューがあるのでそちらを紹介しましょう。

まずこちらのシンプルな食パン、店の看板メニュー魂仕込み(こんじこみ)です。まるで食べた食感がケーキみたいと評されるもちもちと柔らかいその生地は、原材料ひとつひとつを厳選し、通常の食パンとはまるで違う口どけの柔らかさを実現。ちぎって食べているだけでも半分以上食べてしまうクセになる味をしています。

私たちが通常食パンをたべるとき、トーストにしたりジャムをつけて食すのが基本です。しかし｢考えた人すごいわ｣の食パンは、何もつけなくても甘くて美味しいのです。その不思議な食感は食べれば食べるほど食欲を刺激される味わいで、おやつのつもりで口にしたら必要以上に食べてしまい、夕飯がたべられなくなったという人が続発しています。

そしてもう一つの人気食パンメニューがあります。それがこちらのオーストラリアの契約農家から仕入れたサンマスカットレーズンを入れた食パン｢宝石箱｣です。まるで宝石のようにちりばめられたレーズンがもちもちとした食パンの中に丁度いい配分で入れられています。インスタ映えする見た目から女性人気がたかい食パンです。

生地だけでも甘くて美味しいのに口の中にひろがるブドウの味わいが絶妙なハーモニーを生み出していて、フワフワ滑らかなフルーティな食感をうまく演出しています。耳も驚くほど薄く、かつ香ばしいので生地の甘味と柔らかさを邪魔しません。生地の中には国産のバターやのだ塩などが入っており、何もつけなくてもそのままで美味しい贅沢な一品です。

肝心な高級食パンの値段ですが、魂仕込が2斤サイズで800円となっています。1斤換算で約500円。なお、宝石箱に関しては以前一本980円の値段で販売していましたが、こちらは現在1斤のみの販売しか行っていません。値段は1斤520円となっています。混雑しているときは魂仕込も1斤限定でしか買えないこともあるので注意してください。

上記のように高級食パン専門店｢考えた人すごいわ｣で買えるパンの値段は1本で800円。食パンでこの値段は高いのでしょうか?コンビニやスーパーでは6枚入りの食パンが100円から200円程度の値段で売っています。これだけで比較すると食パンに1000円近い値段を払うのは割高に感じるかもしれません。

ですがラージサイズのケーキが800円で買えると考えるとこの値段設定はどうでしょうか。｢考えた人すごいわ｣の食パンは生地がケーキに近いとろけるような食感なので、ボリューム満点のケーキがこの値段で買えるのと同じなのです。ただの食パンではなく、密度の濃いパンケーキのような美味しさです。そう考えると決して高くありません。

｢焼きたての食パンならどんな店でも美味しいよ｣とパン好きで以外はそんな評価を下すかもしれません。とはいえ毎朝パンを食べている｢パン経験値｣の高い人であればあるほど｢この美味さでこの値段は破格｣と評価します。この値段が高いのか安いのか、実際に食べて確認してみるしかないでしょう。

そんな｢考えた人すごいわ｣の高級食パンは、整理券を配るほど大人気。じっくり食パンを焼き上げるために4時間要するため、一度に大量に焼き上げることができません。そのため整理券を配らないと買えないのです。だいたい魂仕込は店の奥にある工房において一日におよそ250本程度を焼いていますが行列ですぐに売り切れとなります。

一日わずか250人しか買えない計算です。このレアさが行列に並んででも食べたくなる人気の秘訣と言えるでしょう。

その整理券は9時に先着の人が並び始め、9時45分の配布時には整理券目当てのお客さんが行列を作ります。そしてお昼前には当日分全ての整理券がなくなってしまいます。整理券の内容については2種類あります。

まずは10時の開店時に順番に購入できる｢引き渡し券｣そして時間をおいて購入することができる｢整理券｣の2種類です。整理券は｢11時焼き上がりの整理券｣｢14時焼き上がりの整理券｣といったように、焼き上がる時間に応じて食パンを購入できる引換券となっています。

せっかく｢考えた人すごいわ｣まで訪れても整理券に漏れてしまった。もしくは早番なので行列に並べない。そんな人もいるでしょう。もちろんそういった人でも平等に購入できるように、18時以降にもう一度購入できるチャンスが訪れます。もし朝の行列に間に合わなかったら夕方販売のチャンスにかけましょう。

18時以降の焼き上がりに関しては整理券配布がありません。したがって通常のパン屋さんと同じ様に先着順で食パンを購入することが可能です。ただし同じことを考えて夕方に多くの人がやってきます。やはりこちらでも結局は早めに店に訪れたり時間に余裕を持って買いに行かないとすぐ売れ切れてしまうでしょう。

こんなに美味しいのに人気すぎて購入できない。食パンを家でも食べたいので通信販売や複数本の販売をしてほしい、そんなリクエストも多いようです。公式サイトには予約受付や複数本の購入について｢検討している｣というアナウンスがありました。いつの日か誰でもちゃんと購入が約束できるように、予約販売を開始するかもしれません。

この辺については随時公式サイトで｢考えた人すごいわ｣の公式発表を待ちましょう。また、予約ではなく通信販売で買いたいという声もあります。専門店の中にはパンを通信販売を行っている業者もあります。ただし、｢考えた人すごいわ｣では通信販売は行っていません。やはり食べたいのであれば直接お店まで訪れるしかないようです。

こちらで作る食パンにはおすすめの美味しい食べ方のコツがあります。食パンはいままでトーストしてバターを塗ってたべるだけ、という人が一般的でしょう。もちろんそれでもおいしくいただけますが、食パン専門店が推奨する食べ方をすれば素材の良さを存分にいかした一番美味しい食べ方ができます。

美味しい食べ方、当日は｢そのまま食べてください｣ということです。シンプルですが、それが一番おいしいのです。この食パンの美味しさはきめ細やかなもちっとした食感と溶けていくような口どけです。焼きたて直後の食パンは、それを最も味わえるので、なにもつけずにそのまま食べるだけで十分美味しいのです。

しかし一人暮らしの人や少食の人では一度に丸々食べることはできません。その場合は保存して後日食べてもまた美味しく食べられます。｢考えた人すごいわ｣が推奨している保存方法は、まず買ってきた食パンを好みの厚さにスライスします。

そして切ったパンをそのままラップにつつんで密封袋に保存したうえで冷凍しておきます。そして食べたいときに合わせてオーブントースターで温めてから食べるというものです。焼きたてが最もおいしいですが、一度冷凍しても通常の食パンよりは十分美味しくたべることが可能です。

ここまで紹介してきた｢考えた人すごいわ｣。その食パンを食べたくなった人も多いかもしれません。それでは肝心のお店へのアクセスを見ていきましょう。｢考えた人すごいわ｣は東京都清瀬市にあります。したがって最寄り駅は清瀬駅になります。まずは清瀬までアクセスしましょう。

｢考えた人すごいわ｣は西武鉄道池袋線の清瀬駅から徒歩1分の場所にあります。北口をでて左に曲がりラーメン屋そーすけの隣にあります。清瀬駅の目と鼻の先なので迷うことはないでしょう。東京駅から清瀬駅までのアクセスはまず丸の内線で池袋へいき、西武池袋線飯能行きで清瀬駅までアクセスする形になります。この場合50分で運賃470円です。

なおマイカーでのアクセスですが、清瀬駅前店につき駐車スペースありません。｢考えた人すごいわ｣の店前にスペースはあるのですが、ここは食材を運んだりするトラックが入り込める程度なので、行列が凄い日は車で訪れても駐車できません。画像を見ると車が停車していますが、こちらはコインパーキングになります。

清瀬駅周辺には有料駐車場が充実していますので、手前のコインパーキングや周辺の駐車を利用するのであれば車でもアクセス可能です。車では関越自動車道所沢インターチェンジを降車し、南へ下り約15分で店までアクセスできます。そばに交番があるので違法駐車は絶対にやめましょう。

なお、考えた人すごいわの営業情報ですが、営業時間は午前10時から夜20時まで。前述のように9時から整理券のために行列ができ始めます。定休日は不定休となっていて、営業時間内でもパンがなくなり次第買えなくなるほど人気です。お店まで行く際は買えないかもしれないことを頭に入れたうえで訪れましょう。

なおここで書いた情報は2018年10月現在の情報になります。値段が変わったり、いままで1本購入できたのが1人1斤のみ限定になったり、購入ルールが頻繁にチェンジしています。事前に公式サイトで最新情報をチェックしてください。いつか並ばなくても予約販売が開始されるかもしれませんので、公式からのアナウンスは常にチェックしておきましょう。

東京の清瀬市にある高級食パン専門店の値段やメニュー、その人気ぶりについて解説でした。食パンはジャムかバターがないと食べられないという常識を覆すそのまま食べて美味しい口どけまろやかな高級食パン。もし清瀬周辺に訪れることがあれば、この清瀬市の誇る食パン専門店へ足を運んでみてはいかがでしょうか?