銀笹のラーメンが美味しいと話題！銀座の名店のおすすめメニューは？

本物を知る大人の街と言われて久しい銀座には、高級ブランドのブティックを始め名だたる老舗が軒を連ねています。飲食店もまた然りで、銀座は都内でも最高峰の名店が集まるグルメ激戦区です。

今回は銀座の数ある名店の中から、ラーメン店「銀笹」をピックアップ。まだ銀笹を訪れたことがない人のために、銀笹で食べるべきおすすめメニューやランチ情報、アクセス方法などをじっくりご紹介します。

銀笹は2010年に銀座8丁目にオープンしたラーメン店です。開業以来、ランチタイムには行列ができるほど一躍人気となった銀笹。お店の前を通って、ずっと気になっていたという人もいるのではないでしょうか。

銀笹とはどんなお店なのでしょうか。まずは、銀笹のルーツや沿革、そして銀笹の店主の経歴についてご紹介していきましょう。

黒い建物に白いのれんという、一見料亭のような店構えをした銀笹。店内のインテリアも、黒を基調として赤をアクセントに使ったスタイリッシュにまとめています。

銀座はラーメン店もやっぱりおしゃれ、と思わずにいられない雰囲気を漂わせている銀笹は、近年トレンドとなっているおしゃれ系ラーメン店の一角と言えそうです。

とは言え、銀笹の人気の理由はただおしゃれで高級感漂う雰囲気だけではありません。食べる人を唸らせる確かな味のラーメンがあってこそ、銀笹は10年足らずで行列のできる名店へと成長したのです。

銀笹の店主は、和食料理人の経歴を持つ笹沼高広さんです。赤坂にある加賀料理の「浅田」や「銀座あさみ」といった高級料亭で和食の修業を積んだほか、高級会員制レストランの厨房にいた時代には和食以外の料理についても学んだそうです。

18年に渡って高級料亭やレストランの料理人を務めていた笹沼さんは、自身も感銘を受けた銀座あさみの味を広めたいと一念発起。1週間の半分は食べていたというほど好きだったラーメンに、銀座あさみのエッセンスを加えてお店を出すことにしたのです。

高級料亭のエッセンスが香る、上品な味わいの銀笹のラーメン。メインとなるスープは、料亭で培った技が光る味わい深い塩味です。

看板メニューの「銀笹らーめん」と「銀笹つけめん」は塩スープと白醤油スープの2種類から選ぶことができ、どちらも甲乙つけがたい美味しさです。

銀笹のラーメンの魅力はひとつの要素だけでは成り立ちません。それぞれが実力のあるスープと麺が、お互いに引き立て合って調和の取れた銀笹のラーメンとなるのです。

ここからはいよいよ、銀笹のラーメンの美味しさの秘密に迫っていきましょう。銀笹のラーメンのスープと麺、そして絶品のシメをじっくりご紹介します。

ラーメンの味の決め手となるスープは、昆布をメインにホタテ、鶏ガラ、豚骨、椎茸など様々な食材の持ち味を活かした旨味たっぷりの味わい。澄んだスープは一見するとあっさりした味を想像しますが、飲んでみると力強い味わいです。

また、塩は焼いてから使うことで味に丸みが出るのだとか。細部にまでこだわって丹念にとったスープは、最後の1滴まで飲み干したくなる美味しさと評判です。

料亭で和食作りを手掛けていた笹沼さんは、季節ごとに異なる旬の食材を料理するのとは異なり、ラーメンのスープは1年を通して同じ味を出さなければならないということが大変だったと言います。

夏と冬ではお湯の湧き方も違い、それによってスープの味の出方も変わってきます。日ごとに変わる条件でも一定の味を出すことに試行錯誤を重ね、現在のスープの味が完成するまでに4年の歳月がかかったのだそうです。

麺は細めの縮れ麺です。こだわりのあるラーメン店に人気の三河屋製麺の麺を使用しているそうです。スープとよく絡んで喉ごしが良く、スルスルと食べ進められます。また、プリプリの歯応えも人気のポイントです。

麺の大盛りはプラス100円となっています。しっかりボリュームがあり、お腹いっぱいになるのでランチにはぴったりです。

銀笹で人気のサイドメニューは鯛飯です。鯛飯は、鯛茶漬けと共に銀座あさみの名物。銀座あさみの鯛飯の味を気軽にたくさんの人に楽しんでもらいたいという思いを持っていた笹沼さんは、ラーメンとセットにするライスを鯛飯にすることを思いついたのだそうです。

銀座あさみでの経験を活かして作られた銀笹の鯛飯は、まさに高級料亭の味。ラーメンのサイドメニューとして鯛飯を食べるという銀笹の斬新なアイデアは、相性抜群とたちまち多くのファンの間で人気となりました。

銀笹にはどんなメニューがあるのでしょうか。まだ銀笹へ行ったことがない人のために、銀笹に行ったらぜひ食べたいおすすめメニューをご紹介していきましょう。

また、銀笹にはお得なランチメニューやランチ限定メニューはあるのでしょうか。銀笹をランチで利用したい人へ、銀笹のランチ事情もお伝えします。

銀笹を初めて訪れる人におすすめのメニューは、看板メニュー「銀笹らーめん」の塩味です。片口タイプのおしゃれな和テイストの器に入った銀笹塩らーめん。着丼するや、旨味たっぷりのスープの香りが食欲をそそります。

銀笹塩らーめんのトッピングで目を引くのは、器の半分はあろうかという大きなバラチャーシューです。口に入れるととろけるような柔らかさのチャーシューも塩味で、表面をさっと炙って香ばしさを引き出しています。

そして、ラーメンのトッピングには珍しい淡いピンク色をした団子。これは銀笹自家製の鯛のつみれです。ふわふわな食感な中にアクセントを加えている食材には、季節ごとにタケノコとレンコンを使い分けているのだとか。ここにも料亭で培った経験が活かされています。

他のトッピングは、たっぷりのメンマと水菜、薬味として白髪ねぎと糸唐辛子です。そして別皿にはアオサと焦がしねぎが用意されていて、好みのタイミングで投入します。

複雑な味わいが織り交ざった旨味とキレの良い後味のスープ、ボリュームたっぷりのバラチャーシュー、そして和風の鯛つみれというテイストの異なる要素が詰まった銀笹塩らーめんは、一度口に入れたら一気に食べ進めたくなる美味しさと評判です。

銀笹塩らーめんにはつけめんバージョンもあります。「銀笹塩つけめん」は、硬めに茹でて丁寧に水切りされたちぢれ麺そのものの味や食感を楽しめるメニューです。

スープは銀笹塩らーめんと同様の、さらりと澄んだスープです。つけめんにありがちな、後半にスープが薄まってしまうこともなく、最後の一口までしっかりとした深みのあるスープの味わいも楽しむことができます。

スープには鯛つみれが浮かんでいて、大きなバラチャーシュー、水菜、メンマなどの具は麺に添えられています。

銀笹のおすすめメニューで忘れてはならないのが鯛飯です。余計なものを加えず鯛と一緒に炊き込んだご飯は、鯛の旨味をしっかりと吸い込んでいます。

そのままでも美味しい鯛飯ですが、銀笹ならではのシメのために最後まで少し残しておきましょう。なお、鯛飯のメニューは2種類あり、お茶碗1杯分が「半鯛飯」、お茶碗2杯分が「鯛飯」となっています。

銀笹はランチタイムから営業していますが、ランチ限定の特別メニューやランチセットは用意されておらず、終日同じメニュー展開となっています。

銀笹らーめんの値段は880円、銀笹つけめんの値段は920円となっています。麺の量は、銀笹らーめんの普通盛が150g、大盛が225g。銀笹つけめんの麺の量は普通盛が225g、大盛は300gとなっています。鯛飯を一緒に注文すれば、ランチには大満足のボリュームと言えるでしょう。

銀笹のラーメンは、美味しく食べるおすすめの方法があるのだそうです。スープ、麺、薬味、そして鯛飯それぞれの魅力を堪能できる、銀笹おすすめの食べ方をチェックしておきましょう。何気なく食べるよりも、銀笹のラーメンをもっと楽しめるはず。この独特の食べ方もまた、銀笹のラーメンが人気となっている理由でもあるのです。

ラーメンが着丼したら、まずはそのままスープと麺を味わいましょう。魚介や鶏ガラ、昆布など様々な香りが引き立つ熱々のスープと、茹でたての麺の食感を堪能します。

また、炙って香ばしさを引き出した柔らかなバラチャーシューや、ふわふわ食感の鯛つみれといったトッピングもぜひお楽しみ下さい。

銀笹のラーメンには、別皿でアオサと焦がした香味野菜の薬味がついています。ラーメンのスープをひとしきり楽しんだ後は、いよいよ薬味を投入してスープの味わいの変化を楽しみましょう。この時、薬味は一度に全部投入せず、後のために少し残しておくことをおすすめします。

銀笹では、ぜひラーメンと一緒に鯛飯を一緒に注文するのがおすすめです。銀笹の鯛飯は、ラーメンのスープと一緒に味わうために工夫されたものです。

鯛飯を一口頬張りつつ、スープをすすって口の中で味のハーモニーを楽しんでみてはいかがでしょうか。また、鯛飯は全部食べ切らないように、半分程度は残しておきましょう。

麺を食べ終えたら、いよいよ銀笹の真骨頂とも言うべき鯛茶漬けを楽しみましょう。銀笹のラーメンが片口の器に入っている理由は、鯛飯にラーメンのスープを注ぐためなのです。残しておいた鯛飯に、好みの量のスープを注ぎ入れましょう。

そして、やはり残しておいた薬味をここで投入します。鯛飯とスープとがお互いを引き立て合う、銀座あさみ出身の笹沼さんならではの絶品鯛茶漬けの完成です。

利用客の中には、鯛茶漬けの存在を知らずに麺の大盛を注文してしまい、鯛飯を食べる余裕がなかったと悔しがる人もいるのだとか。銀笹の魅力を余すところなく堪能したいなら、ラーメンと共にぜひ鯛飯の注文をお忘れなく。

銀笹でつけめんを注文しても、もちろん鯛茶漬けを楽しむことができます。つけめんのスープは濃い目に仕上がっているので、そのまま鯛飯にかけてしまうと鯛飯の味が負けてしまいます。

つけめんのスープで鯛茶漬けをいただく時は、スープ割をお願いしましょう。ポットに入った出し汁と追加の水菜と白髪ねぎが提供され、好みの濃さに調整できます。

銀笹のラーメンや鯛飯の魅力を知ってしまったら、もう銀笹へ行かずにはいられなくなったという人も多いのではないでしょうか。

ここでは、銀座にある銀笹の店舗の情報をご紹介します。銀笹へのアクセス方法や営業時間をしっかりチェックしておきましょう。

大通りから路地裏まで、たくさんの店舗が軒を連ねる銀座の街。銀笹も大通りから入った場所にあるので、アクセス方法はしっかりチェックしておくことをおすすめします。

銀笹は銀座8丁目に位置しています。最寄り駅は都営大江戸線汐留駅で、3番出口を出て蓬莱橋南の歩道橋を右方向に渡った所にある、ガソリンスタンドの裏手になります。また、JR新橋駅からは、銀座口を出たら第一京浜を越えて蓬莱橋交差点を渡ります。

東京メトロを利用して銀笹へアクセスする場合は、日比谷線の東銀座駅が便利です。4番出口を出たら三原橋交差点から昭和通りを新橋方面へ進み、銀座東七丁目交差点の1つ先のファミリーマートで左折して1本目の路地を入ります。

銀笹の営業時間は11時30分から15時までと、17時30分から22時までの2部制です。ただしスープがなくなり次第営業終了となるので、夜の部に来店する予定の人は注意しましょう。

銀笹の定休日は日曜および祝日となっています。平日のランチタイムは、銀座界隈のオフィス街で働くサラリーマンやOLで賑わいます。

銀座のラーメンの名店「銀笹」をご紹介しました。銀座あさみなどの高級料亭で修業を積み、和食の粋をラーメンに活かした笹沼さんのラーメンや鯛飯は、たくさんのファンを獲得し続けています。銀座へ出掛けたら、銀笹で料亭のような贅沢なラーメンを味わってみてはいかがでしょうか。