犬鳴山トンネルの場所・アクセス・感想まとめ！大阪の最恐心霊スポットを徹底調査

犬鳴山トンネルは大阪の南にある、泉佐野市にあるトンネルです。犬鳴山を通り抜ける際に通るトンネルで、空港にもほど近いため利用する人も多くいます。

犬鳴山はハイキングや温泉の地としても名高く、霊山として修験者の修行の場にもなっていました。人通りが多くみられる犬鳴山トンネルですが、心霊現象の類も目撃されています。大阪でも有名な、犬鳴山トンネルについてまとめました。

犬鳴山トンネルが通っている犬鳴山はおよそ1300年以上前に、修験者の修行のために使われることが多かったといわれています。人が立ち入ったのが1300年ほど前になりますが、今でも犬鳴山の雄大な自然や景観は観光地として活かされています。

役の行者(えんのぎょうじゃ)によって開山され、滝行や山登りなどかつての山伏の精神、肉体修行に最適な環境として重宝されていました。かつての名残は今もあり、今でも滝行やトレッキングを求めて犬鳴山に訪れる人が多い場所でもあります。

神々が宿る霊山としても知られている犬鳴山は、元々修行のために人が立ち入った地でした。霊山は神様としてあがめられたり、神聖な場所として扱われる山のことです。元々スピリチュアルな観念の強い山伏たちの修行した場所としても、犬鳴山はピッタリの霊山だったのでしょう。

犬鳴山が霊山として敬われていたのは犬鳴山トンネルが建設される、はるか以前からの話です。犬鳴山トンネルが心霊スポットとして有名になる前から、霊的な存在がいる山としては有名だったことがわかります。

そんな言われから、犬鳴山には七宝瀧寺という霊場もあります。霊場は修験者にとって神聖な場所であり、七宝瀧寺は霊山である犬鳴山にある山伏たちの憩いの場ともなっていました。

この七宝瀧寺は現在もあり、周囲には48の滝があり、精神修行や身を清めるためには最適な場所と言われています。また、修行場である犬鳴山や七宝瀧寺に訪れる人を対象として温泉宿も麓には数多く開かれました。

心霊スポットとして取り上げられることの多い犬鳴山トンネルですが、霊験あらたかな場所であるとともに温泉街という意外な一面を持っていることがわかりました。大阪の中心からほど近いため、自然の空気や絶景を楽しみたい人にはおすすめのスポットとなっています。

犬鳴山トンネルは一体どのような経緯で有名になったのでしょうか。心霊スポットとして有名になるためには、過去の衝撃的な事件や心霊写真などの具体的な理由が必要です。

探してみたところ、2008年ころには既に犬鳴山トンネルは心霊スポットとして話題になっていました。訪れてみた人も多く、その人たちのフィードバックなどが掲載されている場所もあります。

時期的に考えてもインターネットが完全に普及し、全国各地の有名な心霊スポットがネットでにわかに話題になりはじめた時期と一致します。噂になり始めてから既に10年ほど経っています。

犬鳴山トンネルは車のためのトンネルのため、乗車している状態での心霊体験が多数を占めます。1つ目は犬鳴山トンネルで走行している途中に、人の笑い声が聞こえたというものです。誰かの笑い声が聞こえるというのは心霊現象では鉄板ものといえます。

経験した人の話では男の笑い声だったり、女の笑い声だったり、また男女の笑い声であったりとまちまちです。そもそもトンネルで笑い声が聞こえるということ自体が普通はありえない話です。

トンネルの中で反響した笑い声が聞こえるというのはとんでもなくビックリすることでしょう。しかしその後に影響を及ぼすようなことはなく、たたられる後日談みたいなものは見つけることができませんでした。あくまでも一過性の心霊現象と言えそうです。

続いては犬鳴山トンネルを走行中、窓を開けて手を出していたら手に髪の毛がまとわりついていたという話です。こちらも恐ろしい話です。車の窓を開けて手を出すという行為は、昔から何かしらよくないことを招く不吉な行為としてとらえられることが多いです。

「手を出していたら切り落とされた人がいるらしい」「無数の切り傷が一瞬でついた」など犬鳴山トンネル以外にも窓から手を出していた人のエピソードは多数寄せられています。「戒めを怪談として残す」という風習は世界各地にあります。

そのため、「窓から手を出すのは危ない」という注意喚起が怪談としてかたちを変えて継承されていったのではないかと考えられています。犬鳴山トンネルでは髪の毛が手に絡みついてくるという恐怖体験でした。

こちらも同じく犬鳴山トンネルを車で走行中の出来事です。犬鳴山トンネルを走っている際、ふとバックミラーを見ると少年が写っていることがあるそうです。トンネルの中を歩いている人がいるという時点で不自然です。

それに加え、少年が1人で歩いていることにも違和感を覚えます。車のバックミラーに写るということは、走って追いかけてくるのでしょうか。車に追走できるほどの脚力の持ち主がバックミラーに写ったとしたら、それだけで発狂してしまいそうです。

犬鳴山トンネルの心霊エピソードとしては、車に乗せてもらえないか尋ねられることも多いです。犬鳴山トンネルの入口付近に車を停めていると、女性から車に乗せてもらえないか聞かれたという人が複数います。

もちろんこの女性は幽霊であり、実在しない人間とのことです。乗せた人がいるかどうか、乗せた後どうなったかまでは誰も記述してはいませんが、バイクで通るときにも起こりうるようです。犬鳴山トンネルの出入口付近では停車しない方がよいかもしれません。

大阪の犬鳴山トンネルは、大阪の中心街からも車ですぐにアクセスできるとのことから、肝試しに訪れる人も多いようです。全国各地の心霊スポット探訪は、特に若者たちの間で行われる傾向があります。

犬鳴山トンネルも例にもれず、「車の免許を取った記念に犬鳴山トンネルに行く」というかたちで肝試しが行われることが多いようです。

犬鳴山トンネル自体は大きなトンネルではなく、利用者が全くいない廃棄されたトンネルというわけでもないため、肝試し先として思いつく地元民は後を絶ちません。

次に、犬鳴山トンネルへのアクセス方法についての案内です。犬鳴山トンネルに行く方法は2つで、自家用車やバイクなどで訪れるかバスで降りて徒歩で向かうかの2択となっています。

バスでの方法は遠くから来る、車を持っていない人におすすめですが犬鳴山トンネルに着くまでになかなか過酷な行程となっています。現実的な手段は車一択になるため、事前にアクセス方法をよく確認しておくことが望まれます。

車での行き方はシンプルで分かりやすいです。泉佐野市から時間がかかることも含めて、こちらをおすすめします。阪神高速道路4号湾岸線の泉佐野北インターチェンジから車で約45分で犬鳴山トンネルにつきます。

最寄りのインターチェンジからさらに45分かかるため、阪神高速道路を移動することも考えるとなかなかの旅程となりそうです。時間がかかること、山道を通ることから事故を起こさないことにも注意が必要です。

バスでも犬鳴山トンネルを訪れることができます。泉佐野駅から犬鳴山までのバスが2番バス乗り場から出ています。約40分で犬鳴山バス停に到着します。そこから3.5km歩くことで犬鳴山トンネルにつくことができます。

3.5kmを歩くというのは普段歩いていない人には相当キツいです。平地でも1時間ほどかかる上、山道を歩いていくため人によっては1時間半以上かかることもあるでしょう。

山道を歩くハイキングが好きで、趣味ついでに犬鳴山トンネル探索という人以外にはあまりおすすめできません。犬鳴山トンネルを見た後、また同じ時間歩いて帰るのもしんどいです。車なら直に行けますし、帰りも楽なので車やバイクなどで行きましょう。

大阪の犬鳴山トンネルへのインターネット上での反応はどうなのでしょうか。こういった心霊スポットは余程特異なものでなくては地元住民も深い情報は知らないことが多く、肝試しなどで実際に現地に行った人は更に限られてきます。

そのためインターネット上で有志の情報を集めることになるのが普通ですが、大阪の犬鳴山トンネルに対しては過去に現地に行った人の声を見ても特に変わった心霊スポットというわけではありませんでした。

心霊現象を経験した人のレビューも見ることができますが、具体的な証拠を見つけることはできません。大阪の犬鳴山トンネルに対しては、危険度の高い場所ではないと考えている人が大多数であることが分かりました。

犬鳴山トンネルは、心霊現象として有名になるような過去の事件などはあったのか調べてみました。ですが、暴力事件や殺人事件、死体遺棄や自動車事故の記録などはいずれも見つからず、大規模な死者を出すような凄惨な事件は犬鳴山トンネルでは起きていません。

列車事故や自動車の玉突き事故など、トンネル内で起こった事故が原因で心霊スポットとして有名になる場所は全国各地にあります。犬鳴山トンネルではそういった事件はないため、前述のインターネット上での評判と合わせても危険視するような場所ではないようです。

犬鳴山と呼ばれるようになった所以については所説ありますが、過去の武士の行動が一枚噛んでいると見られています。かつて武士が山に入り、鳥を弓で射ようとしたところ連れていた犬が急に吠え出して鳥は逃げてしまいました。

そのことに怒った武士は犬を殺してしまいます。その直後に大蛇が武士の後方から武士を食い殺そうと襲い掛かってきました。とっさのことに武士は反応できませんでしたが、死んだ犬の首が大蛇に噛み付き武士は難を逃れたといわれています。

犬が吠えていたのは武士の背後から迫る危険を知らせるためであり、武士は自分の行動を深く反省しました。お堂を建てて、手厚く犬を弔ったというエピソードが現在の犬鳴山の所以となったようです。

上記の情報をふまえてみると、大阪にある犬鳴山トンネルは心霊スポットとしては縁遠いようにも感じます。山伏の修行場として犬鳴山があがめられていたのは事実ですが、だからといって修行中に亡くなった山伏が幽霊となって現れたという話も聞きません。

犬鳴山トンネルの心霊現象としてよく扱われるのは少年や少女、女性などいずれも山伏とは関係ない存在で一般人です。犬鳴山自体も「秘境の霊山」として秘匿されているわけではなく、オープンな雰囲気のたたずまいです。

大阪にある犬鳴山トンネルですが、心霊スポットとしてとても有名な福岡の犬鳴山トンネルと混同されてしまったのではないかと言われています。福岡の犬鳴山トンネルは数々な強烈なエピソードで有名です。

「この先、日本国憲法は通用せず」と書かれた看板があったり、迷い込んだカップルが惨殺されたり、少し前までは電波の入らない地域だったりと噂にことかきません。オカルト関係に詳しい人であれば、福岡の犬鳴山トンネルは聞いたことがある人も多いでしょう。

そんな怖い噂の多い福岡の犬鳴山トンネルと同じ名前を持つ、大阪の犬鳴山トンネルも有名となった原因は同じく心霊現象です。福岡の犬鳴山トンネルの噂を聞いた人が、どこかで大阪の犬鳴山トンネルと勘違いしてしまったのではないか、というのが定説のようです。

福岡の犬鳴山トンネルは国道21号線にある新犬鳴山トンネルとは別の古いトンネルを指しています。こちらのトンネルは旧トンネルと呼ばれており、現在は立入禁止区域となっています。

大阪の犬鳴山トンネルも、新しいトンネルができたため旧トンネルと呼ばれています。「同じ犬鳴山トンネルという名前」と「旧トンネルがある」という共通点も、大阪の犬鳴山トンネルが福岡の犬鳴山トンネルと間違われる原因となっていると思われます。

大阪泉佐野市にある犬鳴山トンネルについてまとめました。犬鳴山トンネルは心霊スポットとして有名ですが、福岡の犬鳴山トンネルとごっちゃになってしまっている情報もよく見受けられます。

過去に大事件や殺人事件などが起きた場所でもありませんが、怪奇現象を経験した人がいるのも事実です。泉佐野市からは車で訪れることも比較的たやすいため、胆力のある人は1度訪れてみるのもよいかもしれません。