旦過市場で名物グルメを満喫しよう！北九州の人気スポットは食べ歩きにもおすすめ

120を超えるお店が立ち並ぶ旦過市場。北九州の台所とも呼ばれており、北九州小倉北区の中心部にあるため連日多くの方が利用しています。昭和レトロな雰囲気で、近年では食べ歩きやランチなどの観光スポットとしても人気が高くなっており遠方からも訪れるお客さんがいるほどの旦過市場についてご紹介していきましょう。

北九州の市場といえばやっぱり有名なのが旦過市場です。大正時代に水揚げ場として栄えたのがはじまりともいわれており、100年以上の歴史がある旦過市場は北九州の人にとっては大切な場所であり、連日多くの方が買い物に来ている、北九州の中でも人気のグルメスポットです。

旦過市場に集まる店舗数はなんと約120ほどにものぼります。北九州の名物グルメであるぬかみそ炊きをはじめとし、鮮魚や青果店、カフェや惣菜など様々なジャンルのお店が立ち並んでいます。ランチにもお土産にもぴったりのものが販売されており、見ているだけでも楽しくなってしまう活気がある旦過市場です。

旦過市場のアーケードは昭和30年代に作られたものであり、中の建物も同じく30年代から使われているものが多いです。そのため、まるで戦後のような雰囲気がそのまま残っており、一歩足を踏み入れると昭和レトロを味わうことができます。

多くのお客さんが訪れて非常に賑わっている旦過市場では、昔ながらのお店と近年オープンした新しいお店がうまく共存しています。そこで、旦過市場でおすすめのお店をご紹介していきましょう。

まずは、北九州の名物グルメである「ぬかみそ炊き」を旦過市場で購入できるお店をご紹介します。ぬかみそ炊きとは、その名の通りぬかみそをお魚の煮付けのだし汁として使用したものであり、イワシやサバなど様々な魚で調理されています。北九州の郷土料理として旦過市場では販売されており、多くの方が購入されています。

まず最初は「宇佐美商店」です。戦後の創業以来旦過市場でぬかみそ炊きを販売し続けている名店であり、使用しているぬか床は親子三代で100年を超えて守ってきた歴史ある味わいです。甘辛い味付けと、ぬか床に使用されているとうがらしなどのピリッとした辛さがアクセントになっておりご飯のおかずにもお酒のおつまみにもぴったりです。

宇佐美商店の営業時間は、9時半から18時半まで、定休日は毎週日曜日となっています。全国発送も可能ですので、お土産にもぴったりです。また、オンラインショップや電話・FAXでも注文が可能となっています。

続いてのぬかみそ炊きのお店は「ぬかみそだき専門店ふじた」です。こちらのお店のぬかみそ炊きは、「北九州の息吹」という北九州市内の特産物の中でも特に市民が誇れる産品を認定するものに選ばれています。

ぬかみその香りはふんわりと漂う優しい甘さの中に、山椒や唐辛子のピリッとした風味が合わさって絶品のぬかみそ炊きをいただくことができます。

ぬかみそだき専門店ふじたの営業時間は、10時から18時までです。定休日は毎週水曜日です。全国発送も行っており、ネットでも購入が可能です。旦過市場だけでなく、北九州のスーパーやイオンなどでも販売されていますので、お土産にもいかがでしょう。

テレビなどのメディアでも紹介されているのが「ぬかだき たちばな」です。ぬかだきたちばなのぬかみそ炊きは、様々な種類の魚で通常タイプと辛口タイプの2種類から選ぶことができます。また、プラスで袋代がかかりますが、真空パックにすることも可能で真空状態であれば冷凍保存も長期で可能となります。

ぬかだき たちばなの営業時間は、9時から18時までで、定休日は毎週日曜日です。カードでの支払いは不可となっており現金のみの支払いとなりますのでご了承ください。通販でのお取り寄せも可能となっていますので気になる方はぬかだき たちばなのHPをチェックしてみてください。

魚屋さんが作っているぬかみそ炊きを購入することができるのが「活魚の吉勝」です。保存料や着色料は一切使用しておらず、一日二回手でしっかりと混ぜて作っているぬかみそ炊きは、百年床のぬか床に新鮮そのものの鮮魚を使用しているため絶品だと評判です。

活魚の吉勝の営業時間は9時から17時まで、定休日は毎週日曜日と祝日です。旦過市場の他にも、天神岩田屋とイオン八幡東に店舗があります。HP上の他に電話やFAXでも商品を購入することができますので気になる方はお取り寄せもおすすめです。

旦過市場では通常のお買い物の他に、食べ歩きができるお店がたくさん揃っています。昭和レトロな雰囲気の旦過市場を美味しいグルメを食べ歩きしながら見て回るのも楽しいのではないでしょうか。そこで、旦過市場の中でも特に食べ歩きできる人気のお店をご紹介していきましょう。

旦過市場での食べ歩きといえば絶対に欠かせないのが「小倉かまぼこ」です。大正9年創業の老舗のかまぼこ店であり、様々な種類のかまぼこが揃っているので見ているだけでも楽しいです。毎日新鮮なイトヨリダイをその日に使う分だけをすり身にして揚げてあり、旦過市場を代表するグルメといっても過言ではないほどの人気店です。

小倉かまぼこでイチオシのメニューが「カナッペ」です。小倉かまぼこのカナッペは、旦過市場での名物グルメともなっており、昭和34年から作られたメニューです。カナッペという名前ですが、実際は野菜が練りこまれたすり身を薄い食パンで巻いて揚げたものです。1個140円、外はカリッと、中はふんわりとしており、食べ歩きにぴったりです。

小倉かまぼこの営業時間は9時半から18時まで、定休日は毎週日曜日と祝日です。旦過市場の店舗の他に、本店と工場は北九州市小倉北区にあります。オンラインショップもあり、名物グルメのカナッペの他にお祝い用の鯛のすり身揚げなども販売しています。

昭和24年に創業した惣菜店が「今井商店」です。ショーケースにはコロッケや煮昆布、なます、おからなど様々な種類の惣菜が並んでおり、夜ご飯のおかずに購入される地元の方も多い人気のお店です。旦過市場らしい雰囲気を醸し出しているお店で長年通っているファンも多いです。

今井商店で食べ歩きにおすすめのグルメといえば手作りコロッケとマグロカツです。手作りコロッケはじゃがいものほくほく感がたまらなく美味しいと評判で冷めても美味しくいただくことができます。食べ歩きにぴったりのマグロカツもしっかりと味がついており、何もつけずにそのまま食べても美味しく、ビールのおつまみにぴったりです。

今井商店の営業時間は、10時から18時までです。定休日は毎週日曜日と祝日となっています。近隣にお住いの方は、コロッケの配達も行っているそうなので、気になる方はぜひ一度問い合わせてみてはいかがでしょうか。

旦過市場入口にあるカラフルで目を引くのが「もりしたフルーツ」です。新鮮なフルーツの販売はもちろんのこと、それ以外にもソフトクリームやパフェ、スムージーやフルーツジュースなども販売されており、食べ歩きにぴったりです。

様々なスイーツメニューが揃っているもりしたフルーツですが、その中でも食べ歩きをするのにおすすめなのがフルーツジュースです。オレンジやグレープフルーツ、マンゴーなど様々な味があり、注文を受けてから生のフルーツを使って作るためフレッシュな美味しさを楽しめます。値段も300円前後とリーズナブルなのも人気の理由の一つです。

もりしたフルーツの営業時間は、日曜から木曜までは10時から24時頃まで、金曜と土曜は10時から26時頃までとなっています。定休日は決まっておらず不定休です。遅い時間まで営業していますが、飲んだ後の〆として利用される方も多く、店頭にはテーブルと椅子があるためゆっくりと座って楽しむことができます。

旦過市場では食べ歩きもいいけれど、中でゆっくりとランチを楽しむことができるお店も多数あるんです。色々なお店を見て回って疲れたら美味しいお店でランチをいただくのはいかがでしょう。旦過市場でおすすめのランチができるお店をご紹介していきましょう。

2016年6月に以前は満天寿しが入っていた場所にオープンしたのが「市場寿司」です。テイクアウトの他にイートインも可能であり、美味しいお寿司のランチをお手頃な値段でいただくことができます。お得なランチは握りたてのものでボリューム満点、茶わん蒸しもアツアツで最高の美味しさです。

イートインのランチもいいですが、テイクアウトのパック寿司も非常に人気です。握りやちらし、巻き寿司など様々な種類が並んでおり、新鮮な海鮮がたっぷりと使われておりそれでいてリーズナブルなので飛ぶように売れています。テイクアウトのお寿司を持ちかえってランチとして食べるという方も多いです。

市場寿司の営業時間は、10時から20時までで、定休日は毎週水曜日です。お得な寿司ランチは11時から14時までとなっており、1000円で茶わん蒸しまでついています。ランチタイム以外にもお酒を飲みながらお寿司をつまんでいるというお客さんも多いです。

旦過市場でランチにうどんが食べたくなった時におすすめなのが「旦過うどん」です。行列ができるほど旦過市場の中でも人気が高く、昔ながらの上品な味わいのうどんやそば、ちゃんぽんなどを楽しむことができます。北九州らしく甘めのだし汁はついゴクゴクと飲み干してしまいそうな味わいです。

旦過うどんといえば大鍋で煮込まれているおでんも名物です。おでんを食べながらお酒を飲んでいるというお客さんも多く、しっかりと出汁が染み込んでいるおでんは絶品です。複数人で行った場合はおでんを切り分けて提供してくれるという心遣いも嬉しいポイントです。

旦過うどんの営業時間は、11時半から18時半までで、定休日は毎週日曜日と祝日です。店内はカウンター席とテーブル席になっており、おでんは遅い時間になると売り切れてしまうネタもありますので、確実に食べたいという方は早めの時間の訪問がおすすめです。

旦過市場の名物ともいえるのが「大學堂」です。2008年にオープンした北九州市立大学が運営しているお店です。北九州市立大学の学生さんが日替わりで店頭に立っており、カフェやイベントなどを行っています。ランチの他にコーヒーなども販売しており、旦過市場の中でのちょっとした休憩スポットとしても利用できます。

大學堂での人気メニューは「大學丼」です。大學堂では白飯を提供されますので、自分で好きなものを旦過市場内で購入して白飯に乗せて食べることができます。購入した海鮮やおかずなどを大學堂へ持ち帰り、セルフで白飯に乗せていただきましょう。

大學堂ではお味噌汁と醤油などの調味料もいただけます。上でご紹介したぬかみそ炊きやお惣菜など好きなものを少しずつ購入して食べられるので、大學丼は非常に人気のランチとして多くの方が購入しています。

大學堂の営業時間は、10時から17時まで、定休日は毎週水曜日と日曜日、そして祝日です。17時までの営業時間となっていますが、ご飯がなくなり次第大學丼の提供は終わりとなりますので気になる方は早めの時間の訪問がおすすめです。

旦過市場の食べ歩きにおすすめのものやランチにぴったりのお店などをご紹介してきましたが、最後に旦過市場で購入できるお土産をご紹介します。旦過市場では、北九州の名産品ともいわれる人気の商品が様々販売されています。お土産にもぴったりの旦過市場の名産品をご紹介していきましょう。

まずは、万能調味料ともいわれている「黒瀬スパイス」です。鶏肉やステーキ、サラダなど様々な料理に使うだけで劇的に美味しくなるといわれているスパイスで、北九州だけでなく全国的にも有名になりつつあります。何にかけても美味しいと、北九州のお土産の定番ともなっているのが黒瀬スパイスです。

黒瀬スパイスは家での料理はもちろんのこと、アウトドアでも大活躍するとキャンパーの中でも評判となっています。鶏の丸焼きをするときの下味は黒瀬スパイスだけで充分美味しく仕上がりますし、箸休めのピクルスの下味に、など黒瀬スパイスだけあればキャンプは大丈夫ともいわれているほどです。

かしわ屋くろせの営業時間は9時から18時まで、定休日は毎週日曜日と祝日です。黒瀬スパイスの他に、メンチカツや唐揚げなどのお総裁も販売されており、食べ歩きにもおすすめです。お惣菜が販売されている横ではイートインスペースもあり鶏かつ丼をランチで食べている方もいらっしゃいます。

旦過市場のお土産にも自分で食べるのにもぴったりのものが「くじら肉の特上ベーコン」です。旦過市場のみならず、くじら肉を販売しているお店自体がそう多くはありませんがくじら肉がほしい時に北九州の方が訪れるのが「かじはら鯨店」です。

くじら肉の特上ベーコンにはお醤油もついていますので、購入して旦過市場内でランチやおつまみとして食べるのにもおすすめです。ベーコンの他にもあらゆる部位のくじら肉が並んでおり、この道50年以上の店主が細かく説明してくれるためくじらについて詳しくなくても大丈夫です。くじら肉を扱っているお店の中ではかなりレベルが高いです。

かじはら鯨店の営業時間は9時半から18時までで、定休日は毎週木曜日です。全国発送も可能であり、クール便で発送できますので遠方でも安心してお願いできます。持ち帰りの場合の冷凍されているものを購入することができますので帰宅までかかる時間を伝えましょう。

旦過市場でのランチの際にご紹介した旦過うどんですが、店内でランチとしてうどんやおでんをいただくだけではなく、人気のうどんだしを購入することができます。それが「旦過うどんだし」であり、ランチなどは行わずこの旦過うどんだしだけを購入して帰るという方もいるほどの人気グルメの一つです。

旦過うどんだしは、甘めで透明度が高くすっきりとした味わいです。イリコや昆布、かつおなどで出汁を取っているため深い味わいでうどんだけではなく煮物やおでんなどにも利用できます。北九州のおふくろの味は旦過うどんだしかもしれません。

旦過うどんの営業時間は11時半から18時半まで、定休日は毎週日曜日と祝日です。うどんやおでんを食べた後にお土産として旦過うどんだしを購入するのはいかがでしょう。前もって伝えておくと帰りにスムーズに受け取ることができます。

それでは最後に旦過市場全体の基本情報についてご紹介します。北九州の台所ともいわれている旦過市場。地元の方はもとより、観光客も多く訪れるため、ぜひしっかりと基本情報をチェックしてから行きましょう。営業時間や休業日、アクセスに駐車場情報についてのご紹介です。

まずは旦過市場の営業時間・休業日についてです。旦過市場の営業時間は多くの店舗が10時頃から18時頃までです。ただし、店舗によって営業時間が違いますのでお目当てのお店があるという方は前もってチェックするのがおすすめです。

休業日も同様に、日曜日と祝日が休みのお店が多いですが店舗によっては水曜日や木曜日に休みだったりとバラバラになっています。ただし、平日に営業しているお店が多いため行くのであれば平日がおすすめです。

続いては旦過市場へのアクセス方法についてです。旦過市場は、JR小倉駅から北九州モノレールで「旦過駅」を利用すると徒歩で3分ほどで到着します。JR小倉駅から歩いて行かれる場合には、魚町アーケード内を通っていって10分ほどとなります。いずれも駅からはそう遠くはありません。

最後は旦過市場の駐車場についてです。北九州では車移動される方も多く、気になるのは駐車場なのではないでしょうか。残念ながら旦過市場には専用の無料駐車場はありません。そのため、近隣の有料駐車場を利用することとなります。

旦過市場周辺の駐車場料金ですが、1時間に300円程度のところが多いようです。また、駐車場料金は一日の上限金額が決まっているというところも多いです。旦過市場周辺には様々な有料駐車場がありますので駐車場を探して困るということはないでしょう。

有料駐車場で安い場所は、旦過市場の東側にある「タイムパーク 古船場公園前」や「古船場コインパーキング」、旦過市場までほど近い有料駐車場の「タイムズ小倉紺屋町第2」など様々あります。旦過市場から少し離れた場所になると駐車場料金も安くなり、北九州市内の散策などにも便利です。

また、「中央第一駐車場」は収容台数も多いため、駐車場の空きがなくて困っているというときに利用してみてはいかがでしょう。駐車場料金は30分で100円とそう高くありません。

いかがでしたか。北九州の台所といわれている「旦過市場」についてご紹介しました。北九州の名物グルメや食べ歩きにぴったりのお店、ランチが美味しいお店など様々な店が軒を連ねているのが旦過市場です。ぜひ北九州に行かれる際には足を運んでみてはいかがでしょう。