小倉から松山に行くならフェリーがおすすめ！料金・乗船時間をチェック！

福岡県の小倉と愛媛県の松山には2都市間を結ぶフェリーが運航しています。夜行便なので移動中に睡眠をとることができ、時間を無駄にすることなく観光などを楽しむことができるので旅行者にも人気です。

今回は小倉から松山へ行くフェリーについてまとめてご紹介します。フェリーの基本情報に加え、乗船中のおすすめの過ごし方なども是非参考にしてください。

小倉から松山へ向かうフェリーには、様々な料金設定があり割引料金で乗船券が購入できることもあります。料金や乗船券の予約方法もチェックしてよりお得に、そしてスムーズにフェリーを利用しましょう。

乗船時間や運航ダイヤもいつも同じとは限らないので、ここでご紹介する情報を参考に計画を立ててください。

小倉と松山を海上で結ぶフェリーは「松山・小倉フェリー株式会社」によって運航されており、愛媛と福岡を結ぶ唯一のフェリーです。

片道は約185kmあり、基本的に小倉と松山を夜に出発し、目的地に早朝につく夜行便として旅行者や運送業の方などに利用されています。

「松山・小倉フェリー」と呼ばれる小倉〜松山間のフェリーは、両港から1日1便の発着のみで、「フェリーはやとも2」と「フェリーくるしま」という2つの船舶で運航しています。

夜行フェリーですが、船が定期点検に入る期間は臨時ダイヤとして小倉を昼に出発して松山に夜到着する昼行フェリーに。客室は2等から特等Aまでの6種類から選択できます。

小倉から松山に行く場合、フェリーは福岡県北九州市にある小倉港を出発し、すぐに関門海峡の「関門橋」の下を通過します。松山小倉フェリーが関門橋を通過する唯一の旅客船という点もおすすめのポイントです。

ライトアップされて昼間とは違った雰囲気の関門橋を是非お楽しみください。関門海峡を通ったあとは愛媛県松山市にある松山港までほぼ一直線に進みます。

小倉と松山を結ぶ松山小倉フェリーの乗船時間や料金についてご紹介します。船の定期点検のときや繁忙期にはダイヤが変わったり、料金が上がったりするので、乗船したい日程が決まったら最新情報を確認してください。乗船料金の割引についてもチェックして、よりお得に乗船券を手に入れましょう。

松山小倉フェリーの乗船時間は片道7時間5分ほどです。小倉港を21時55分に出航し、松山港に翌朝5時に到着、帰りも同じく松山港を21時55分に出航し、小倉港に翌朝5時に到着します。

臨時ダイヤ昼行便の際は、小倉港を13時20分に出航し、松山港に20時25分着です。2020年2月4日〜13日、3月2日〜13日が臨時ダイヤで運航される予定になっています。最新情報は松山小倉フェリーのホームページでご確認ください。

松山小倉フェリーの乗船料金は客室の種類や車やバイクで乗船する場合、割引が適応される場合などで大きく変わります。

安さを重視したいのか、快適さを重視してゆっくり眠りたいのかを考えつつ客室を選び、使える割引はうまく活用しましょう。大人1名につき1歳以上未就学の子ども1名まで添い寝は無料です。

松山小倉フェリーの通常期の乗船料金は、シングルベット2台とバストイレ付の2人部屋「特等A」が17,200円、二段ベットが2つと洗面台付の4人部屋「特等B」が12,600円です。

洗面台やソファがある2人部屋「1等A」は12,000円、より小さな2人部屋「1等B」は9,600円で利用できます。2段ベッドが4台並んだ「2等寝台」は8,600円、最もリーズナブルな大部屋「2等」は6,100円です。

乗用車は〜3m未満が12,000円、3m以上4m未満が16,000円、4m以上5m未満が20,100円というような料金設定です。この料金には運転手1名分の2等旅客運賃が含まれています。

自転車やバイクは運転手の料金とは別で、自転車が1,300円、125cc未満の原付は2,300円、自動二輪車750cc未満は3,200円、自動二輪車750cc以上は4,100円です。

松山小倉フェリーの乗船料金にはいくつか割引サービスがあります。往復割引は全車種・全等級の復路の運賃が10%オフです。往路運賃乗車証の提示が必要なのでなくさないようにしてください。

2等と2等寝台は学生割引があり、学生証を提示すると20%オフで購入できます。65歳以上の方は公的証明証を提示することで全等級20%オフの料金で購入可能です。小学生は大人料金の半額になります。

松山小倉フェリーの予約は乗船の2ヶ月前から受付しています。予約方法は電話・インターネット・旅行会社の3つから選択でき、最近はインターネットで予約している方が多いです。

インターネットで予約した場合は予約受付と結果のメールが届きます。翌日中に届かない場合は電話で問い合わせしましょう。また、当日や前日の予約、15名以上の団体予約の場合は、ネット予約ではなく予約センターに電話でお問い合わせください。

小倉から松山まで約7時間を過ごすフェリー内。船内の施設やサービスなどが気になる方もいるでしょう。ここではフェリーの船内の様子をご紹介します。

必要に応じて船内に持ち込むものなども考えておきましょう。船内でのおすすめの過ごし方も是非参考にしてください。

松山小倉フェリーの客室は6つの等級に分かれており、2人・4人で利用できる個室もあります。最も料金の高い部屋には専用のユニットバス、トイレ、冷蔵庫、TVなどもついており、ホテルの客室のようです。

料金を抑えたい場合や一人で乗船する場合は2等寝台や2等を選ぶといいでしょう。2等はリーズナブルですが、大部屋で雑魚寝となるので、個々のベットがカーテンで仕切られた2等寝台がおすすめです。

フェリーの船内には小さな売店があり、飲み物やパン、お土産、お遍路グッズなどが販売されています。自動販売機も複数あるので、売店が営業していない時間も飲み物やカップ麺などは購入可能です。

お酒の自動販売機は利用できないので、売店で購入するか乗船前に買っておくといいでしょう。売店は21時から23時、4時20分から5時半まで営業しています。

松山小倉フェリーの船内には売店の横にちょっとした食堂のようなところがあり、軽食を提供しています。メニューは、カレーやおでん、うどんなどの他、お酒のおつまみなどです。

それほど種類は多くなく、出航時間も22時と遅いので乗船前に小倉駅周辺のレストランなどで食事して行くことをおすすめします。

松山小倉フェリーの船内には大浴場もあります。大浴場といってもそれほど大きくはありませんが、シャワーが3つほどあり、リンスインシャンプー、ボディソープ、ドライヤーもあるので、寝る前にお風呂に入ってすっきりしたい方におすすめです。

利用可能時間は21時から23時半までで、タオルはないので自分でご持参ください。特等Aには客室内にユニットバスがあり、タオルや浴衣、ドライヤーなどもあるので大浴場にいく必要がありません。

小倉から松山へ行くフェリーに乗る際は、小倉港を出航してすぐに関門海峡を通過し、関門橋を真上に見ることができます。乗船後はまず小倉の街や関門橋を眺めるために外に出るのがおすすめです。

夜景を楽しんだ後は、船内に戻り売店や自動販売機で軽食をとったり、お風呂に入ったりして船内の施設をお楽しみください。

小倉から松山へのフェリー乗り場と帰りの乗り場をご紹介します。乗船は出航の約1時間前からとなっており、予約をしている場合も乗船名簿に必要事項を記入してから窓口に提出する必要があるので少し余裕を持って乗り場に到着するようにしてください。

窓口での乗船券の支払いには現金またはクレジットカードが利用できます。乗船名簿は松山小倉フェリーの公式ホームページから事前にダウンロードして印刷・記入しておくことも可能です。

松山行きのフェリーの乗り場がある小倉港はJR小倉駅の近くにあります。小倉港から出航するフェリーは松山小倉フェリーのみで、乗船窓口のある建物はとても小さいです。

JR小倉駅周辺には、飲食店やコンビニも多いので港に向かう前に夜ご飯を食べたり、船内で食べるものを買っておくといいでしょう。

小倉港はJR小倉駅の新幹線口を出てシンボルロードを経由して徒歩約12分ほどでアクセスできます。タクシーを利用すると約5分ほどです。

車でアクセスする場合は小倉駅北ICより国道199号へ、国際会議場入口交差点を左折して港に向かってください。

松山港（松山観光港）は高浜港が手狭になったため、高浜港の北に新たに設けられた港です。窓口のあるターミナル館内には、観光ポスターやパンフレットが置いてあるところもあり、比較的ゆっくりと乗船時間まで待つことができます。

松山城や道後温泉、坂の上ミュージアムなど見どころがたくさんあるので乗船時間まで松山観光を楽しむのもおすすめです。

松山港はJR松山駅からリムジンバスで約25分でアクセスできます。JR三津浜駅からはタクシーで約8分、伊予鉄道高浜駅からはバスで約3分です。

車の場合は松山ICから国道33号、天山交差点を左折して松山南環状線へ入り、中央2丁目交差点を左折します。さらに進み国道437号交差点を右折して高浜トンネルを通過すると港に到着です。

夜行フェリーである松山小倉フェリーに乗船する際は、寝ようと思っても船のエンジン音や他の乗客のいびきなどで眠れないこともあります。音に敏感な方は耳栓を用意したり、個室を予約するなどしておくといいでしょう。

船が朝5時に松山港に到着したらJR松山駅などにリムジンバスで移動することができますが、公共交通機関がまだ動いていません。到着後もフェリーの中で7時頃まで寝ておくことができるので、しっかりと休んで明るくなって出かけることをおすすめします。

JR松山駅前の喜助の湯や道後温泉などは早朝から営業しているので、早起きして活発に動きたい方は温泉へ直行するもおすすめです。

小倉から松山までお得にアクセスできる松山小倉フェリーについてご紹介してきましたが、いかがでしたか？松山小倉フェリーは船内に売店や食堂、大浴場などがあり、2等寝台や2等を利用するとお得に2都市間を移動することができます。乗船中は関門橋を真下から見るという貴重な体験も是非お楽しみください。