シャッツキステは図書館風のメイドカフェ！営業時間やおすすめメニューは？

秋葉原といえば以前は電気街のイメージでしたが、現在ではサブカルチャーの発信地として認知されています。アイドルの聖地でもあり、街には多くのメイドカフェが立ち並んでおり日本国内からのみならず、海外からも観光客が多く訪れています。そんな秋葉原にある私設図書館カフェ「シャッツキステ」についてご紹介していきましょう。

それでは、シャッツキステとは一体どのようなメイド喫茶なのでしょう。一時期のメイドカフェブームにより、秋葉原には多数のメイドカフェが乱立しました。新しくオープンしてはいつの間にか閉店していったというメイドカフェも数多く、お気に入りのメイドさんが気づいたら別のお店で働いていたという経験をした方もいるでしょう。

そんな秋葉原で2006年3月にオープンし、今でも多くのお客さんが訪れているのが「シャッツキステ」です。秋葉原のメイドカフェはメイドさんの入れ替わりが早い店もありますが、シャッツキステでは非常に長く勤務しているメイドさんも多く、男性だけでなく女性でも楽しむことができるのがシャッツキステの魅力です。

ちなみに「シャッツキステ」という言葉はドイツ語で「宝箱」という意味です。お客さんに「ドキドキワクワクするもの」をお届けする図書館カフェ、という目的で開かれています。

シャッツキステが他の秋葉原のメイドカフェと違う点といえば、コンセプトが「私設図書館」だということです。私設図書館の名前の通り、店内には様々なジャンルの本がずらりと約250冊並んでいます。

これらの本は、全て働いているメイドさんが持ち寄ったものや寄付されたものです。小説や雑誌、漫画、同人誌、絵本などジャンルも種類もバラバラで、もちろん中で読むことができます。私設図書館カフェですが、本を借りて帰ることはできません。営業時間内に店内で読むという形になります。

まるで本物の図書館のように本が並んでいるため、本好きの方は本棚を見ているだけでも楽しいでしょう。

普段読むことがないような本も、シャッツキステでぜひ手に取って読んでみると新しい世界が開けるかもしれません。気づいたら営業時間終了になっていたということもあるかもしれません。

並んでいる本の中にはなかなか手に入らない貴重なものも含まれており、自分好みの一冊を見つけるのも楽しいです。メイドさんともおしゃべりはできますが、ゆっくりと過ごしたいという方にもぴったりの、秋葉原のメイドカフェの中でも私設図書館という珍しい形態のメイドカフェです。

それでは、シャッツキステでの楽しみ方をご紹介していきましょう。メイドカフェには初めて行く、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。シャッツキステは他のメイドカフェと同じような部分ももちろんありますが、シャッツキステならではの楽しみ方ができる部分も非常に多いです。

まずは、一般のメイドカフェと同様にカフェのメニューを楽しみましょう。シャッツキステでは、ランチやスイーツなどどれもメイドさんが毎日心をこめて作ったものを提供しています。

メニューは日替わりになっており、その日のメニューはシャッツキステの公式Twitterにて確認できます。季節のフルーツなどを使った限定メニューもあり、美味しいメニューを目当てに訪れるお客さんも多いです。

利用料金の中に紅茶飲み放題が含まれています。そのため、このカフェメニューは注文せずに紅茶のみをいただいてももちろんOKです。

この紅茶飲み放題ですが、量が少なくなってくるとメイドさんの方からお代わりはどうするかと確認されます。ホットとアイス、好きなほうを選ぶことができます。紅茶自体も非常に美味しいセイロンティーとなっており、営業時間中であればいくらでも飲むことができます。

シャッツキステは私設図書館カフェというコンセプトのため、ゆっくりと読書を楽しむのもおすすめです。基本料金の中に紅茶飲み放題がついていますので、美味しい紅茶を飲みながらの読書は最高のひと時です。

私設図書館として並べられている本はメイドさんたちが集めたものなので、様々なジャンルの本が並んでいます。普段読まないような本を読んでみるのも新しい世界が広がって面白いかもしれません。メイドさんのおすすめの本を尋ねてみるのも楽しいです。

シャッツキステではメイドさんが公式ブログに日誌を書いています。それぞれのメイドさんが書いている日誌はその日に起こったことや、趣味、思ったことを徒然と書いていたりと非常に興味深い内容になっています。

どのメイドさんも文章がうまく、読み始めると内容に引き込まれていきます。日誌を読んでそのメイドさんに興味を持つこともあります。興味がある方はぜひ読んでみてはいかがでしょう。スマホや自宅のパソコンからも読むことができます。

シャッツキステにはボードゲームが置いてあり、自由に遊ぶことができます。ブロックスやのびのびTRPG-ザ・ホラー、パレードなど初心者でも気軽に始められるボードゲームが置いてあります。やり方がわからないという場合にはメイドさんに教えてもらうことも可能です。

また、自分で好きなボードゲームを持ち込んで遊ぶこともできます。月に一回ボードゲームを楽しむ「ボドゲ部」も開催しており、ボードゲーム好きが集まるメイドカフェとしてもシャッツキステは有名です。

シャッツキステでは、お客さん同士のコミュニケーションをはかることをおすすめしています。もちろん一人でゆっくりと過ごしたいという方には無理強いはしません。

一緒にお話しを楽しんだり、ボードゲームをしたりとみんなでワイワイと楽しむことができるのがシャッツキステの魅力です。メイドさんも一緒に話に加わることもあり、非常に楽しい空間となっています。初めて行くという方でも自然とみんなの輪の中に入ることができる空気が出来上がっています。

シャッツキステで出会って結婚されたというカップルもいます。それほどシャッツキステのお客さんはみんな節度を守って楽しく過ごすことができます。

ちなみにシャッツキステでは写真撮影は可能ですが、他のお客さんやメイドさんが写るのはNGです。撮影される際には前もってメイドさんに一言断ってからにしましょう。

また、メイドさんに連絡先を聞くという行為もNGとなっています。在籍しているメイドや退職したメイドどちらも個別にプレゼントをしたり過剰なアピールをすることは禁止されています。SNSを介しての接触もダメですのでご注意ください。

続いて、シャッツキステのメイドさんについてご紹介していきます。シャッツキステのメイドさんは「春・夏・秋・冬」の4組に分かれており、各人それぞれの組に所属しています。どの組に所属しているのかはつけているブローチの色で判断できます。

また、一般的なメイドカフェの衣装とシャッツキステのメイドさんの衣装は少し違います。特徴はロングスカートを履いているということ。黒のロングワンピースの上に白いエプロンをしており、いわゆる「萌え」のメイド姿というよりもイギリスのメイドといった上品な雰囲気を醸し出しています。

それでは、春夏秋冬それぞれのメイドさんの仕事についてご紹介しましょう。まずは「春組のメイド」です。春組は企画担当です。春組のメイドさんは、探究心が旺盛で、何かを始めることに熱心なので企画にぴったりです。シャッツキステでは様々な催し物を行っていますが、その企画は春組のメイドさんが行っているのです。

続いて、「夏組のメイド」です。夏組は催しもの担当です。夏組のメイドさんは自己成長に熱心なため、実際に企画されたイベントを実行する際に非常に重要な役割を果たしています。シャッツキステで様々なイベントを行ってきましたが、どれも非常に満足度が高いのは夏組のメイドさんの力あってのものです。
 

「秋組のメイド」さんは美術担当です。秋組のメイドさんは豊かな感性を持っており、モノ作りが非常に得意なので、シャッツキステの中にある様々なものを作っています。シャッツキステに入るとなんともいえない居心地の良さを感じるのではないでしょうか。それは、秋組のメイドさんのセンスが活かされているからこそです。

最後は「冬組のメイド」です。冬組はキッチン運営担当です。冬組は、影ながらみんなを支えており、裏方仕事に力を入れているサポート役を果たしています。非常に美味しいと評判のシャッツキステの料理は冬組があってこそできているのです。また、表には見えないところで力を発揮している冬組がいるからこそみんなが心地よく過ごせているのです。

シャッツキステのメイドさんは、春夏秋冬以外にも従事している仕事の内容から「パーラーメイド」と「スカラリーメイド」の二つに分かれています。

パーラーメイドはお客さんと接客する重要なメイドさんです。表に出てきているメイドさんは主にパーラーメイドと考えて良いでしょう。

一方スカラリーメイドは見習いメイドです。シャッツキステに入るとみんなスカラリーメイドから始まります。スカラリーメイドはお皿洗いや雑用をこなすメイドさんのことで、「メアリー」という愛称で呼ばれています。スカラリーメイドは3か月ほどで、その後パーラーメイドとしてお客さんに接客することができるようになります。

シャッツキステでは、基本料金の中に紅茶飲み放題が入っています。もちろん食べ物を注文しなくても過ごすことができますが、非常に美味しいと評判のカフェメニューもありますので興味があれば食べてみてはいかがでしょう。

シャッツキステで提供しているスイーツやお料理はその日に作った出来立てのものばかりです。焼き立てのスコーンやクッキーはなんとも言えない良い香りがしてついつい注文してしまうという方も多いです。

ランチやディナーに軽食としていただくこともできます。旬の食材を使っているメニューは日替わりになっており、その日にしか食べられないメニューもあります。メニューは公式Twitterにて確認することができます。

まずは「スープとハーブトーストのミニサラダ付きプレート」です。値段は680円です。スープは日替わりになっており、ミネストローネやクラムチャウダーなど様々なスープが提供されます。いずれも具材がゴロゴロと入っており、食べごたえも抜群です。味ももちろんしっかりとしており、食べ終わった後の満足度が非常に高いです。

スープとトースト、サラダがワンプレートにのっており、見た目もフォトジェニックでついつい写真を撮りたくなってしまいます。量はそう多くありませんが、女性にとってはランチに十分な量です。

続いてのおすすめメニューは「今日のお菓子」で、値段は500円です。こちらも日替わりとなっており、マフィンやスコーン、シフォンケーキ、クッキーなど様々なものがあります。いずれもその日にメイドさんたちが焼き上げたもので、運が良ければ焼き立てに当たることもあります。今日のお菓子も公式Twitterにて確認が可能です。

スイーツも、ハーブクッキーやシナモンスコーンなど普段は食べないようなちょっと珍しいメニューとなっていることが多いです。珍しいだけではなく味ももちろん絶品。紅茶と合わせると最高の美味しさです。

最後は「ハーブティー定番ブレンド4種」です。利用料金の中で紅茶（セイロンティー）は飲み放題となっていますが、そのほかにこのハーブティーを注文することもできます。

カッタンのフラワーガーデン・ヴァルゴのひとみ・ゴルゼスのめざまし・ムスタフィのやる気ブレンドの4種類をブレンドしたハーブティーは、初めての方でも非常に飲みやすく、日ごろの疲れを癒してくれる効果もあります。

シャッツキステでは様々なイベントを定期的に行っています。そのイベントのことを「部活動」と呼んでおり、主にボドゲ部・メイド夜話部・図書部があります。

部活動といっても部員が決まっているわけではありません。誰でも参加することができ、非常に盛り上がり人気のイベントです。

シャッツキステの部活動の開催は、シャッツキステ公式HPの予定表から確認することができます。シャッツキステは予約制ではありませんので、直接来店してそのまま自由に参加することが可能です。もちろん部活動の時間帯でも参加せずに他のことをして過ごすことも可能です。

シャッツキステの部活動、まずは「ボドゲ（ボードゲーム）部」です。シャッツキステには様々なボードゲームがあり、それらをみんなで楽しもうという趣旨で行われているこの部活動では多くの方が参加しています。

ボードゲームが初めてという方でも心配はいりません。ルールやり方などはメイドさんが教えてくださいます。楽しくやることを目的としているため、初心者も経験者もみんな混じってワイワイと遊ぶことができます。

続いては「メイド夜話部」です。この部活動は、毎回メイドさん一人が担当となり、テーマを自由に一つ決めてそのテーマについてお客さんと語り合うという内容になっています。

メイドさんの興味があることがテーマとなっており、毎回テーマが変わるので何度参加しても新しい気分で聞くことができます。メイドさんがあつく語る姿は参加しているだけでも楽しく、普段とは違った姿のメイドさんを見ることができるのも楽しみの一つです。

シャッツキステの部活動、最後は「図書部」です。私設図書館カフェであるシャッツキステではやはり図書部は外せません。

シャッツキステに訪れるお客さんやメイドさんは本好きの方が非常に多いです。そこで、集まって様々な本について紹介したり、同人誌のレビューを行ったりと様々な活動を行っているのが図書部です。私設図書館カフェならではの部活動です。

それでは最後にシャッツキステの店舗詳細情報です。シャッツキステは秋葉原にあるメイドカフェでありながらも、他のメイドカフェとは一線を画した独特の雰囲気があります。お客さんは男女比が同じ程度とメイドカフェでは珍しく、一人でも気軽に利用することができます。

そんなシャッツキステの営業時間や定休日、利用料金、そしてアクセス方法についてのご紹介です。

まずはシャッツキステの営業時間です。営業時間は12時から22時まで、ラストオーダーは21時半です。定休日は第一火曜日です。予約はできず、営業時間内に直接入店するという形になります。

営業時間や急な定休などの場合は店舗公式Twitterにて案内されています。営業時間は22時までとなっていますが、早い時間に閉店することもありますので、行かれる前にTwitterにてその日の営業時間を確認することをおすすめします。

また、満席の場合は営業時間終了前でも1時間の時間制限を設ける場合があります。連休などはお客さんが多く訪れるので時間制限がかかる可能性もありますのでご了承ください。

シャッツキステの営業時間・定休日に続いて利用料金についてのご紹介です。利用料金は30分ごとに500円かかります。利用料金内に紅茶（セイロンティー）の飲み放題がついてます。紅茶はホットとアイスどちらかから選ぶことができ、途中で変えることも可能です。

店内はWi-Fiや電源を自由に利用することができます。その分の料金は特にかかりません。店内では読書をしたり、パソコンをしたりと好きに過ごすことができます。

お食事やスイーツなどを注文される場合には、利用料金とは別に料金を支払う形となります。また、利用料金は30分ごとに加算される仕組みになっていますが、5分すぎると追加で30分の料金がかかるようになります。そのため、帰るときにはしっかりと時間のチェックをしておくことをおすすめします。

シャッツキステの営業時間・定休日・利用料金に続いて最後はアクセス方法についてです。シャッツキステはJR「秋葉原駅」の電気街口から徒歩で10分ほど、その他銀座線「末広町駅」の4番出口から徒歩で2分ほど、千代田線「湯島駅」の6番出口から徒歩で5分ほどの場所にあります。

シャッツキステへ車で行かれる場合には、専用の駐車場はありません。そのため、近隣の有料駐車場を利用することとなります。

その場合、偕楽モータープールという有料駐車場がお店から徒歩1分の場所にあり非常に便利でおすすめです。ただし、こちらの有料駐車場の終了時間は20時までとなっており、シャッツキステの営業時間の終了よりも早いため利用される方は注意が必要です。

秋葉原で人気の私設図書館カフェ「シャッツキステ」についてご紹介しました。秋葉原にある他のメイドカフェとは違い、ゆっくりと落ち着いた雰囲気で読書や美味しいカフェメニューを楽しめるシャッツキステ。他のお客さんとの交流や部活動もあり、一度行くとハマる方も多いです。秋葉原に行かれる際にはシャッツキステに足を運んでみてはいかがでしょう。