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マウントクック国立公園の楽しみ方!登山やトレッキングもおすすめ!

マウントクック国立公園の楽しみ方!登山やトレッキングもおすすめ!
投稿日: 2017年9月6日最終更新日: 2020年10月7日

マウントクックは、ニュージーランドの南島にある国立公園の1つです。マウントクック国立公園は空に手が届きそうな高い山々や、氷河・高山植物の自生する草原など自然豊かな所です。そこで、ベテラン登山家でなくても気軽に楽しめるマウントクック国立公園の魅力をご紹介します。

マウントクック国立公園について見出し

マウントクック国立公園は、ニュージーランドの南島にある国立公園の1つです。しかも、1990(平成2)年には、「テ・ワヒポウナム」の名称でユネスコ世界自然遺産に登録された自然が豊富な所です。マウントクック国立公園には、標高3000mを超える山々がありますが、アクセスが大変便利なのです。そこで、気軽に楽しめるトレッキングツアーやマウントクック国立公園でおすすめ観光ポイントをご紹介します。

マウントクック国立公園でおすすめのトレッキングツアーは?見出し

アオラキ/マウントクック・ビレッジ周辺には、短い散歩程度から半日がかりのハイキングまで、数本のトレッキングコースが整備されています。トレッキングツアーの見所は、なんといっても美しい山並みや氷河を眺めながら大自然の中を歩くことです。朝夕の散歩程度なら森の中を1周約10分で散策できる「ボーウェン・ブッシュ・ウオーク」がおすすめです。

1番人気のトレッキングコース「フッカー・バレー・トラック」

「フッカー・バレー・トラック」のコースは、片道約4.8㎞・往復約4時間程かかります。国内最高峰のマウントクックと氷河を眺めて歩くコースなので、初心者におすすめの1番人気のトレッキングツアーです。このコースは標高差が180m程しかないので、道も歩きやすくつり橋を渡ったり"マウント・クック・リリー"などの高山植物の花を愛でたりと初心者も楽しめるトレッキングコースです。

初心者におすすめのトレッキングコース

「ケア・ポイント・トラック」は、片道約3.2㎞・往復約2時間かかりますが、ミューラー氷河を真上から・マウントクックを正面から眺められる人気のコースです。また「レッド・ターン・トラック」も片道約2.2㎞・往復約2時間かかります。このコースは、途中急な階段もあり標高差300mをずっと登り続けますが、マウントクックと村が見渡せるので、晴れた日の眺めは素晴らしいです。

「タウマン・バレー・ウオーク(タウマン氷河湖見晴台ウオーク)」では、タウマン氷河湖駐車場から往復約40分で歩くことができます。ただし、標高差100mあるので階段の登りがあります。登りきり展望台からは、大きな氷が浮かんでいるタスマン湖や氷河が削った谷・標高の高い山々など眺めは壮観です。

マウントクック国立公園では高山植物の花々に出会える見出し

マウントクック国立公園では、可憐な白い花々が夏の訪れを告げるといわれています。マウントクック国立公園は森林限界よりも標高が高いため、森林が存在しませんが、300種以上の植物が自生しています。ニュージーランドには蝶々があまりいないので、受粉は蛾がします。蛾は夜行性なので、日中目立つためカラフルな花が咲くように進化する必要がなかったので、ニュージーランドは白い花が多いそうです。

ニュージーランドでポピュラーな花「マウント・クック・リリー」

フッカーバレーのトレッキングコースでは、夏季(11月から2月)になると様々な高山植物を見ることができます。ニュージーランドの山の花として観光客に人気の花が「マウント・クック・リリー(正式名称:ジャイアント・バターカップ)」です。この花は、世界最大のキンポウゲ科の植物で、葉の形がスイレン(ウォーターリリー)のようなのでこの名が付いたといわれています。大きな花になると花径約10㎝にもなるそうです。

可憐な花の共演

「マウンテン・デイジー」の花期は1月中旬から2月中旬迄で、花径は約10㎝あり、硬そうな葉を使って先住民マオリ族の人は、衣服を編んでいたそうです。また「マウンテン・エンジェル」は、リンドウ科の植物なのに、ここで咲く花のほとんどは白い花です。ごくまれに薄紫や薄ピンクの花が咲くことがあるそうです。花期は2月中旬から4月中旬迄ですが、花の大きさは約2.5㎝程度を小さく可憐な姿に感動します。

フッカーバレーで見られるカラフルな花「ルピナス」

白い花がほとんどなので、ひときわ目を引くカラフルで美しい花が「ルピナス」です。ルピナスは、西洋人が持ち込んだ物が野生化した外来植なので、カラフルな花なのです。マウントクック国立公園には、貴重な植物が多数自生していますから、外来種であるルピナスは駆除されてきました。そのため一部を除いてあまり見られませんが、ルピナスの花言葉は"いつも幸せ"ですから、いつまでも美しい景色がみられることを願うばかりです。

マウントクック国立公園はベテラン登山家におすすめ見出し

マウントクック国立公園には、23もの標高3000m超えの山が連なっています。その中心に位置する国内最高峰のマウントクック山(標高3754m)は、先住民のマオリ語で「雲を貫く山」と呼ばれています。マウントクック山は、エドモンド・ヒラリー卿が人類初のエベレスト山登頂を成し遂げる前に登山技術を磨いた究極の山です。他にもタスマン山やセフトン山など地元の登山家に人気の山が揃っています。

登山経験者におすすめのトレッキングコース「ミューラーハット」

「ミューラーハット」では登山前にビジターズセンターで入山手続きが必要です。標高1768mのマウントクックからプカキ湖にいたるまでの周辺のパノラマはまさに絶景です。このコースは、明瞭な道がなかったりケルン(石を積んで作った目標)を頼りに歩きます。途中は、険しい岩場や雪がある場所も多いので、山歩きに慣れていない方の登山にはおすすめできません。

マウントクック国立公園は星空ウォッチングもおすすめ見出し

マウントクック国立公園観光の目的の1つに星空ウォッチングがあります。星空の魅力は、なんといっても日本では見ることのできない"南半球の星がみられること"です。しかも晴れている夜ならば、88ある星座の中で最も小さな星座といわれる南十字星を肉眼で探すことができるのです。この南十字星は、南の方角を正しく示す役割を担っていて、昔から船乗りや旅人たちに重宝されてきたそうです。

南半球に位置するニュージーランドでは、日本とは星の見え方が異なります。日本では冬の星座としておなじみのオリオン座ですが、こちらで観測できるのは真夏です。さらに星の向きも逆さまで左右反対になります。南十字星は通年観測できますし、マゼラン雲や満天の星空に感動します。もし星空ウォッチングが観光の目的ならば、星がよく見える新月の日がおすすめです。

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マウントクック国立公園は遊覧飛行観光で感動見出し

セスナ機・ヘリコプターで遊覧飛行ツアー

マウントクック国立公園の大自然を空から堪能できるツアーが、セスナ機にスキーをはかせた「スキープレーン」や「ヘリコプター」での遊覧飛行ツアーです。遊覧飛行ツアーでは、空から眺めるマウントクックやタスマン氷河・フォックス氷河・クレパスなどの絶景が撮影できると人気の高いツアーです。また氷河や雪上に着陸できますので、迫力満点の景色を眺めて見ませんか。

マウントクック国立公園で間近に氷河を体験見出し

氷河湖ボートツアー

9月から5月下旬迄の春から夏にかけてと期間は限られますが、タスマン氷河の氷河湖を遊覧ボートで巡るツアーがニュージーランドで唯一行われている「グレイシャー・エクスプローラー」です。クルーズの所要時間は約1時間ですが、迫力ある氷山を間近で見たり触ってみたりできるツアーです。ただし、3歳以下のお子様はツアーに参加できませんので、ご注意ください。長い時間をかけて形成された氷河を間近に感じてみませんか。

マウントクック国立公園でユニークなアドベンチャーツアー見出し

タスマン・バレー4WD&アーゴ・ツアー

「タスマン・バレー4WD&アーゴ・ツアー」は、老舗ホテルのハーミテージホテルで行っているオプショナルツアーの1つです。マウントクックに宿泊せず日中に立ち寄ってツアーに参加される方もいて、とても人気の高いツアーなのです。当日予約のできない場合もありますから、事前に予約されることをおすすめします。参加を希望される方は、ホテルのHPまたは下記でご確認ください。

気になる「タスマン・バレー4WD&アーゴ・ツアー」の内容は、経験豊富なガイドが詳しく案内してくれます。しかも、4WDまたはアーゴ(8輪駆動の全地形対応車)に乗車して、タスマン氷河沿いを進むツアーなので、普通では行けない場所や雄大な景色・運がよければ世界で唯一の山岳オウムの"ケア"に出会えるかもしれません。所要時間は約1時間30分ですから、思い出に残る1枚の写真を撮りに出かけませんか。

住所:Aoraki/Mount Cook Village 電話番号:03-435-1809 フリーダイヤル:0800-68-68-00

マウントクック国立公園トレッキングでの注意点見出し

マウントクック国立公園の観光で気をつけたいことは、氷河や高山植物などを見たりトレッキングツアーに参加すると、足場の悪い所もあります。そこでしっかりとした靴と天候の変化や防寒対策も兼ねて、雨具の用意は必須です。またハイキングシーズンは10月上旬から5月上旬なので、日射病の防止に帽子とサングラス・日焼け止め・十分な水や軽食などを用意することをおすすめします。

マウントクック国立公園へのアクセス方法は?見出し

マウントクック国立公園へのアクセス方法ですが、ニュージーランドは人口が少ないため、鉄道網は発展していません。その代わりにバス路線が発展しています。クライストチャーチからマウントクック迄直行の長距離バスが通年で運行しています。このバスを利用した場合、7時30分発なら14時30分頃にマウントクック・ビレッジに到着します。こちらは、1日1便・所要時間は約7時間です。

クイーンズタウンからマウントクック迄の直行バスもあります。このバスを利用した場合、7時45分発に乗車すると、到着時刻は13時50分頃です。こちらも1日1便・所要時間は約6時間です。夏の観光シーズンはかなり混み合うようですから、早めに予約をされることをおすすめします。

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マウントクック国立公園観光を楽しむために見出し

マウントクック国立公園は、大自然を満喫するための自然派アクティビティが年間を通してたくさんあります。登山に慣れた方だけでなく初心者にも楽しめるトレッキングツアーや遊覧飛行ツアーなども充実しています。ニュージーランドを訪れた時には、南島観光の1つにマウントクック・ビレッジを拠点として、日常から離れた大自然の中で静かな時を過ごしてみませんか。

投稿日: 2017年9月6日最終更新日: 2020年10月7日

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