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奥多摩の登山&ハイキング人気コースを紹介!初心者も日帰りで自然を満喫!

奥多摩の登山&ハイキング人気コースを紹介!初心者も日帰りで自然を満喫!
投稿日: 2017年9月16日最終更新日: 2020年10月7日

奥多摩は東京都西部にあり、都心から車で2時間ほどで行ける行楽地です。奥多摩は東京都の一部であるにも関わらず、大変美しい自然が広がっており、登山やハイキングにも適した山がいくつもあります。特に奥多摩三山は日帰り登山やハイキングにも向いているおすすめのコースです。

奥多摩登山・ハイキングに出かけよう見出し

東京都心から車で約2時間で行ける奥多摩は、登山やハイキングの宝庫です。美しい自然に囲まれた奥多摩湖こそ良く知られていますが、奥多摩周辺の山に登ったことのある人は以外に少ないのではないでしょうか。そんな方のために、ここでは、登山やハイキングのためのおすすめコースや、日帰りのできる人気の山についてご紹介してみたいと思います。

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奥多摩へのアクセス方法見出し

奥多摩へ行くには車で行く方法と電車を使う方法があります。電車の場合、新宿駅からですと、快速一本で、約1時間20分後に御嶽駅に着きます。もう一つは、新宿駅から中央線中央特快で立川駅まで25分、立川駅から青梅線青梅行きに乗り、青梅駅まで30分、さらに青梅線奥多摩行きで御嶽駅まで19分、という電車を乗り継ぐ方法です。こちらも計約1時間20分で着きます。

車を使う方法ですと、都心から行く場合は、中央自動車道八王子JCTから圏央道に入り、日の出インターで国道411号線に出て奥多摩まで行く方法が便利です。また、埼玉方面から行く場合は、圏央道青梅インターから青梅街道に出て、奥多摩まで行く方法があります。いずれの方法も、車の混み具合に依りますが、2時間前後は見ておいた方が良いでしょう。

奥多摩登山・ハイキングのベストシーズン見出し

奥多摩登山のベストシーズンと言えば春と秋ですが、四季によって様々な表情を見せる山々はどの季節に登っても、それぞれの良さを感じることができます。桜の満開時期は、都心に比べ2週間から1か月遅く、4月上旬から下旬が見頃となります。紅葉の時期は10月下旬が最も美しく見頃となりますが、山麓の奥多摩湖付近ではもう少し遅く、11月に入ってからとなります。

奥多摩登山・ハイキングの前に準備するもの見出し

奥多摩に登山やハイキングをする場合は、事前に、ヘッドライトや登山地図、レインウエアなどに加え、チョコレートなどの簡単な食料品などを準備しておく必要があります。日帰り登山でも、6時間から7時間程度はかかりますので、午前9時には登山道に到着する必要があります。山の最新情報は、奥多摩ビジネスセンターで確認すると良いでしょう。

奥多摩登山・ハイキングで気をつけること見出し

奥多摩の山々は川の流れによって削られた山麓部分が特に急峻ですので、登山をする場合、登山口からいきなり急坂となることが多々あります。また、山麓部分には切り立った岩場も多く、危険な場所と隣り合わせています。特に雨や雪の場合には道が滑りやすいため注意が必要です。また、体力を予想以上に消耗するケースがありますので、余裕を持って下山することをおすすめします。

奥多摩のおすすめ登山・ハイキングコース1:三頭山見出し

三頭山(みとうさん)は東京都と山梨県の県境に位置する標高1531メートルの山です。この山は大岳山(おおたけさん)、御前山(ごぜんやま)と共に、奥多摩三山と呼ばれており、三山の中でも一番標高の高い山です。また、自然観察路や遊歩道が整備されている檜原都民の森として親しまれている人気の山でもあります。この山は、日帰り登山ができるおすすめの山の一つです。

ここでは、JR奥多摩駅から小河内神社バス停にバスで移動し、ヌガサス尾根を伝って三頭山頂上まで登るコースを取ります。まず奥多摩湖の麦山浮橋を渡ります。この浮橋は、もともと奥多摩湖の対岸を往来するために使用された橋で、ドラム缶で作られていたようですが、現在はポリタンクになっています。橋の後、奥多摩湖の遊歩道を進み、10分程で奥多摩湖周遊道路に出ます。

遊歩道を歩いて行くと、三頭山登山口があります。登山道をしばらく登るとヌカザス尾根に出ます。この尾根道はかなり傾斜のきつい道です。標高1000メートルを越え、頂上付近に来ると、大岩があり、その間を潜り抜けます。奥多摩湖から3時間あまり経過した後、山頂に到着です。山頂からは美しい富士山を仰ぎ見ることができます。

山頂の眺望を満喫した後、下山に移ります。下山途中で都民の森ハイキングコースと合流します。さらに歩いて行くと滝見橋という吊り橋があり、迫力のある三頭大滝を眺めることができます。この橋がハイキングコースの終点となっています。しばらく遊歩道を歩いて行くと、森林館という建物があります。研修棟にはレストランがありますので、ちょっとした休憩ができます。

そしてバス停がある都民の森の駐車場まで移動します。都民の森の近くには「数馬の湯」という温泉施設があります。送迎バスが出ていますので、そのバスを利用することをおすすめします。登山の終了後にこの温泉で旅の疲れを癒すことができます。この、三頭山登山は、約4時間前後の比較的お手軽な人気の登山コースですので、一度挑戦してみてはいかがでしょうか。

奥多摩のおすすめ登山・ハイキングコース2:大岳山見出し

大岳山は東京都西多摩郡檜原村と奥多摩町の境界にある、標高1266メートルほどの山です、個性的な山容を誇り、日本二百名山及び花の百名山の一つに数えられています。大岳山へ日帰り登山をする場合は、御嶽駅から出発します。まず、駅前の車道を渡り、20メートルほど行ったところに大岳山ケーブルカー行きのバス停がありますので、終点まで、10分程乗車します。

ケーブルカー・滝本駅からケーブルを使えば、山頂まで約6分で到着します。登山の場合まず武蔵御嶽山神社に行きます、神社下から広い道を数分下ると長尾分岐に出ます。そこから少し行くと天狗岩とロックガーデンの分岐があり、すぐ先に奥の院への登り口(鳥居)があります。その脇には樹齢350年という天狗の腰掛け杉があり、そのまま歩いて行くと、正面に奥の院が見えてきます。

軽い登り下りの後、桟橋を渡ると水場があり、少し下ったところに東屋があります。少し登り、木橋を渡ると急坂となり、芥場峠まで少々厳しい登り坂が続きます。芥場峠を右折した後、緩やかな登り口が続き、やがて廃墟となった大岳山荘の裏に出ます。鳥居をくぐり石段を上がると大岳神社があります。ここから山頂まで、約15分の急な登りが続き、最後に岩を登れば大岳山山頂です。

山頂はそれほど広くはありませんが、南側が開けていて、富士山や丹沢山系の素晴らしい眺めを堪能することができます。そしてロックガーデン経由で下山します。ロックガーデンで分岐する場所には綾広の滝があり、更に進むと天狗岩があります。綾広の滝では禊ぎの神事が行なわれることから、「修行みそぎの滝」と呼ばれているそうです。少し登ると七代(ななよ)の滝に出ます。

七代の滝は、大きな岩のある少々スリリングな場所です。そして長尾平までの登りとなりますが、最後に急な階段を登るのはちょっと厳しいかも知れません。長尾平の先端には東京を一望できる場所があり、新宿の高層ビル群や、太平洋まで望むことができます。神社を通り、土産街を抜け下山しますと6時間弱の日帰り登山の終了となります。帰りはロープウエー無しでも楽に降りられます。

奥多摩のおすすめ登山・ハイキングコース3:御前山見出し

御前山は奥多摩町と檜原村の境界にある標高1405メートルの山で、奥多摩三山の一つです。この山は奥多摩三山の中では2番目に高い山です。御前山の最も一般的な人気ルートをご紹介しましょう。まず、奥多摩駅から鴨沢西行きのバスに乗車した後、奥多摩湖で降り、そこから登山がスタートします。ダムの堤防を渡って左に曲がると登山口があります。

最初からきつい登りがありますが、頑張って進んで行き、岩の階段を登ると50分ほどでサス沢山に到着します。山頂から少し入ると、奥多摩湖を一望できる場所に出られます。落葉したぶな林を歩いて行くと、奥の方に惣岳山が見えてきます。また厳しい登りが続きますが、サス沢山から1時間ほどで惣岳山に到着します。そして登山開始から2時間ほどで山頂に到着です。

山頂は広いですが展望のできる場所がありません。10分ほど下った避難小屋で休憩を取ることをおすすめします。ここから奥多摩駅まで下山しますが、結構アップダウンがあります。約1時間で大ダワに着きます。ここにはトイレがあり冬でも使用できます。しばらく休憩した後、トイレの向かいの登山道を標高差100メートルほど登ると、鋸山を示す看板があります。

この看板から鋸尾根を歩き鎖場や社を通過すれば下界が大きく見えてきます。鉄塔まで来れば登山口はもうすぐそこです。舗装道路を通って愛宕神社入口に着きます。そして、急な階段を降り、下山開始から2時間半ほどで、登山口に到着します。登山口から奥多摩駅までは徒歩10分ほどで行けます。このコースは全行程の所要時間が5時間程度と比較的挑戦し易いい人気コースの一つです。

奥多摩のおすすめ登山・ハイキングコース4:川苔山見出し

川苔山は奥多摩駅の北方に位置する海抜1363メートルの山で、奥多摩三山と並ぶ日帰り登山の人気コースです。JR奥多摩駅から西東京バスに乗り、川乗橋バス停で下車すると目の前が登山口です。しばらく杉の木に囲まれたアスファルトの道を行くと案内板がありますので、川苔山の方へ進みます。しばらく歩くと川にでます。渓流と苔の空間が広がる涼やかな川に沿って進みます。

川に沿って登ってゆくと、やがて百尋の滝が姿を現します。落差約40メートルを誇る迫力のある大滝です。この滝を見て引き返せば、手頃なハイキングコースになります。滝を見た後は、ひたすら細い道を山頂目指して登ります。途中分岐がありますがどちらを行っても頂上に出られます。日向沢の峰方面を進むと、苔のある道が続き1キロ半ほどで山頂に着きます。

山頂からの景色は素晴らしく、奥多摩のほとんどの山を眺望できます。下りは登りとは別のルートで鳩ノ巣駅を目指してみます。山頂からは約6キロ半ありますので、長い下りになります。鳩ノ巣駅近辺の神社に着き、5時間から6時間の登山の下山が完了します。神社から鳩ノ巣駅までは徒歩10分ほどで行けます。この駅から都心に向かう電車は1時間に3本程度となります。

奥多摩登山・ハイキングを楽しもう見出し

奥多摩は、東京都の一部にも関わらず標高1000メートルを越える数々の山々があります。都心から気軽に行けるこれらの山々で、登山やハイキングを楽しむ登山者の姿が多数見られます。ここでは、山の数が多くてどの山に登ったら良いか迷われている方のために、人気の登山ルートについて説明させて頂きました。この秋は、紅葉の中で日帰り登山を楽しんでみませんか。

投稿日: 2017年9月16日最終更新日: 2020年10月7日

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