アムステルダム国立博物館の観覧情報！見所や事前予約など人気施設を網羅！

アムステルダム国立博物館は、アムステルダムのミュージアム広場の一角にある美術館です。多くの名作が展示されており、ヨーロッパの他の有名美術館に匹敵するほど。10年にわたる改修工事が終わり、2013年に一般公開されました。今回は、人気の見所から、チケットの事前予約まで、観光のポイントをご紹介します！

さて、アムステルダム国立博物館ですが、なぜリニューアルする事になったのでしょうか？それは、1885年に完成し公開されてから、増えるコレクションと来館者に対応するために拡張・増築を重ねており、いつの間にか迷路のように入り組んでしまっていたとの事。そのため、改修工事が決定したようです。

現在は、レンブラントの「夜警」をはじめ、フェルメールの作品４点など、8000点もの展示物が80の展示室で、800年に渡るオランダの芸術と歴史名画が沢山展示されています。アムステルダム国立博物館の素晴らしい作品たちをより良い環境で見れると思うと、とてもわくわくしますね！

アムステルダム国立博物館は、見どころが多く、大変人気のある美術館です。当日観光の途中でふらっとチケットを買おうと思ったら長蛇の列に並ぶ羽目に！という可能性も大いにあります。しかしなんと、こちらはオフィシャルサイトチケットの事前予約ができます。あらかじめ準備をして観光されるのをおすすめします。

アムステルダム国立博物館の横にはゴッホ美術館もあるそうで、そちらも事前予約のチケット購入ができます。こちらは時間の指定があるようですので、どちらも見に行かれたい方は先にゴッホ美術館を回ってアムステルダム国立博物館を回る、というプランで見て回るのがおすすめです。

もし長期滞在の観光で、アムステルダム国立博物館だけでなく他にも人気の美術館を見て回りたい！という方にはさらにおすすめの事前予約できる「Holland Pass」というチケットがあります。こちらは、有効期限が1年間で、行きたい美術館分の枚数を購入します。

オフィシャルサイトから事前予約ができます。スモール、ミディアム、ラージの3パックあり、価格ともらえるチケット枚数が違います。例えばスモールならゴールドチケット1枚/シルバーチケット2枚、ミディアムならゴールドチケット2枚にといった具合です。また、全てのパックに無料ガイドブック・割引カードが1つずつています。

アムステルダム国立博物館は、ゴールドのチケットに含まれています。今回はあらかじめ事前予約ができて、人気の観光地を沢山回れるHolland Passをご紹介しましたが、他にも事前予約可能で、アムステルダム内の全ての美術館が無料や割引になるチケットなどもあります。

観光ルートの兼ね合いによっては、他のチケットの方がおすすめになる可能性があるため、自分の行きたい場所がチケットに含まれるのかぜひチェックしてみてください。あらかじめチケットを手配しておけば人気の観光地でもチケット購入に並ぶ必要がないため、事前予約とお得なチケット、という組み合わせはかなり活用できそうです。

アムステルダム国立博物館は無料公式アプリを配布しており、なんと日本語で聞けるツアーが入っています。作品自体の音声解説はもちろん、ガイドが2段階になっています。ガイドの途中で「さらに見る」を押せ、音声と共に作品画像が出てくるようになっています。そこでどこの部分を注意してみるといいかも説明してくれるようです。

内容は、アムステルダム国立博物館のおすすめ見所ツアーから、建築見所ガイド、時代別ガイド（中世・17世紀・18世紀・19世紀・20世紀）、時期によるアムステルダム国立博物館特別展のガイドがあり、それぞれ45分・90分のバージョンが用意されているようです。

アムステルダム国立博物館の人気の見所といったら、まずはレブラントの「夜警」があります。レブラントはオランダの代表的な画家で、近ごろではこの絵を補修した際に、実は書かれていたのは夜ではなかったことがわかり、話題になっていました。表面に塗られているニスが劣化・黒ずみ、これまで夜の印象を与えていたとのこと。

この絵はもともと有名になるのに、1.巨大さ（なんと、縦3メートル63センチ、横4メートル37センチだそうです！）、2.光と影を効果的に使っていること、そして3.当時、“不動の姿勢”で描かれていた軍隊・自警団の集団肖像画に動きを取り入れたこと、という3つのポイントがあるようです。

絵の前にはアムステルダム国立博物館の中でもかなり人気なため常に多くの人がいるようですが、適度に流れていくので、少し待てばじっくりと見る事ができるようです。今まで3回も人によって傷つけられたことがあるそうですが、そのたびに補修され、復活してきました。ぜひ一度拝見したいですね。

フェルメールの「牛乳を注ぐ女」は、アムステルダム国立博物館の人気の見所の一つです。フェルメールもオランダ出身の画家で、日本でも人気が高い画家のうちの1人です。作品数は非常に少なく、今現在世界には30枚ちょっとしかないそう。そしてそのうちの4枚がこの美術館で見る事が出来ます。

フェルメールの作品の見所は、光も含め、モノの質感を丁寧に描いているところと、光のやわらかさです。陶器・布・壁・パン・肌、そして光。高価なラスピラズリという宝石を砕いた絵具が使われていることで有名な「フェルメール・ブルー」を全体像の中で楽しむのもいいですが、一つ一つのモノの質感をじっくり見てみるのもおすすめです。

ちなみに、人物、特に女性を沢山書いた事で有名なフェルメールですが、風景がも2点ほど現存しているようです。どちらもデルフトについて描かれており、そのうちの1枚、デルフトの小路について描かれた作品「小路」がこちらの所蔵されているようなので、そちらも1つの見所です。

この階で見所なのがドールハウス。1676年に作られたドールハウスで、小さいながらも1つ1つ丁寧に作られた家具が素晴らしいです。通路沿いに右回りに歩くと、デルフト陶器や世界から集まった工芸品が展示されているそうで、そこのスペースに展示されています。

2階は画家ごとに展示の部屋が分かれており、見やすいスペースですが、絵と同じくらい見所なのが…「名誉の間」と言われるスペース。「夜警」の展示室の手前にあるこの空間は、ここだけでも大変素晴らしと言われています。ここに足を踏み入れて、息をのむ人も多いのだとか。

アムステルダム国立博物館のミュージアムショップには、いろいろなアートグッズが並んでいます。ポストカードや有名作品のレプリカをはじめ、人気のある作品の紙ナプキンやマグカップ、レブラントの「夜警」の傘など！ちょっとしたお土産から観光の思い出になるものまで、沢山並んでいます。帰り際にサクッと見てみるとたのしいです。

アムステルダム国立博物館の中には、カフェと図書館もあります。簡単につまめるものやコーヒーなど休憩に飲めるもの、ビールなどの用意もあるようです。館内入口付近にある広々としたカフェでくつろぎながら、次の観光先のチェックをするのもいいかも知れませんね。

アムステルダム国立博物館には実は図書館も中に作られています。こちらは大変美しく、博物館のの隠れ見所として人気があるようです。図書館自体は普通に利用されており、吹き抜けの部分から下を覗くと、利用している方が机で本を読んでいるのが見えます。

いかがでしたか？今回は有名な作品を簡単にご紹介しましたが、アムステルダム国立博物館には沢山の見所があります。アムステルダムは有名な観光地のため沢山の観光客でにぎわっています。ぜひ事前予約を活用して、人気の見所スポットを楽しんでください！