地域

地域から探す

  • 日本
  • 北米
  • 中南米
  • アフリカ
  • 中東
  • アジア
  • ヨーロッパ
  • オセアニア
キーワード

キーワードから探す

ゴッホ博物館の魅力を紹介!並ばずに入場可能?人気の絵画も多数展示!

ゴッホ博物館の魅力を紹介!並ばずに入場可能?人気の絵画も多数展示!
投稿日: 2017年8月28日最終更新日: 2020年10月7日

ゴッホはオランダ生まれの20世紀の美術に多大な影響を与えた画家です。ゴッホ博物館には年間150万人の人々が訪れ、アムステルダムの代表的な観光スポットと言えるでしょう。そんなゴッホ博物館の見どころや観光情報をお伝えしていきます。

ゴッホ博物館の見所をご紹介します見出し

ゴッホはオランダ生まれの印象派の画家で、ゴッホの作品は20世紀の美術界に多大な影響を与えました。現在ゴッホ博物館は年間150万人の人々が訪れるアムステルダムの人気スポットです。そんなゴッホ博物館のおすすめ観光情報や魅力をご紹介していきます。

ゴッホってどんな画家?見出し

ゴッホは後期印象派の中でも最も有名なオランダ出身の画家で、魅力的な作品を多く残し今や世界中にファンがいる人気画家ですが、生前は全く作品が売れず青年期は画廊見習いや炭鉱地帯の牧師や教師を経験したり波乱万丈な人生を過ごしています。そんな彼を支えた弟テオともうまくうまくいかず最後には自から命を絶ってしまいました。それぞれの時代により作風が大きく変化していくのが彼の作品の特徴でしょう。

ゴッホ博物館ってどんなところ?見出し

ゴッホ博物館はではゴッホの作品はもちろん、またゴッホを支援し続けた弟テオとの書簡等も800点近く展示されています。館内にはゴッホの作品の他、同時代に活躍したロートレックや、ゴッホと共同生活を送ったゴーギャンの作品を始め、ゴッホが影響を受け熱心に模写を行った日本の浮世絵作品などの魅力的な作品が数多く展示されており、アムステルダムの美術館の中でも特に人気のおすすめ観光スポットです。

ゴッホ博物館の見所その1:ゴッホオランダ時代の作品見出し

ゴッホ博物館の1階が印象派をはじめとするゴッホより以前の19世紀のヨーロッパ絵画のコレクションが展示されており、2階にはゴッホの作品が階段を上がって右回りに年代別で並べられています。最初に飾られているのが"馬鈴薯を食べる人々"を代表する1885年頃からのオランダ時代の作品です。この頃の作品は配色やテーマなどから、暗い雰囲気の作品が多いのが特徴です。

馬鈴薯を食べる人々

"馬鈴薯を食べる人たち"はゴッホ初期の代表作の一つであり、貧しい労働者階級の家族が小さなランプの光の中で夕食として馬鈴薯を食する情景を描いた作品です。ゴッホは青年期に炭鉱地帯で牧師をした経験があり、貧しい人々の生活と逞しく生きる労働者たちを見てきました。彼はこの絵の中で、ランプの下で皿に盛られた馬鈴薯を食べる人々の手が大地を耕していた手であることを明確に表現することに力を注いだと言っています。

古靴、古びた靴

同じくゴッホの初期の代表作であるこの作品は画家であり彼の友人であったゴーギャンによると、ゴッホがアムステルダムの大学の受験を放棄しブリュッセルの福音伝道学校で新たに神学を学ぶ為に徒歩で同地へ向かったその旅の途中で購入し、履いていた靴がモデルになっています。他にも古靴の解釈については農民の靴とする説のほか、両方とも左足用の靴にも見えるため、画家自身と弟テオを表すとする説が唱えられています。

ゴッホ博物館の見所その2:ゴッホパリ時代の作品見出し

ゴッホがフランスのアルルに住み始めた1888年頃は、南フランスの明るい太陽を思わせるような明るい作品が多くなっていきます。"ひまわり"や"アルルの寝室"など、鮮やかな黄色を多用し生命力を感じる作風が魅力的なのがパリ時代です。また同じ画家であるゴーギャンと共同生活をしていた時期でもあります。

ひまわり

ゴッホの作品で最も有名で人気の作品のひとつ"ひまわり"は日差しの強い南仏の町アルルで描かれた作品で、力強いタッチと明るい色彩がとても魅力的な作品です。この他にも"ひまわり"をモデルにした作品は、このアルル滞在時に6点、パリ時代には5点描かれていることが記録として残っています。

アルルの寝室

この作品はゴッホが大きな希望と高い制作意欲を抱いて滞在していた南フランス、アルルで制作された作品で、ゴッホがアルルに誘った画家たちとのの共同生活場所を想定して借りた"黄色い家"の自身の寝室が描かれています。弟テオへの手紙に夜と、ゴッホはこの作品で観る者の頭を休息させるような、絶対的な創造力の休息を表現したかったと述べています。

ゴッホ博物館の見所その3:ゴッホサンレミオーヴェル時代見出し

サンレミオーヴェル時代のゴッホは、てんかん発作や精神的疾患があったなど諸説ありますが、比較的自由な生活を送り、数多くの代表作を描きました。"アイリス"や"オリーブ畑"、"星月夜"などが描かれた時代です。また色調と筆触に変化が見られるようになり、少しづつ世間にも評価され始めますが、ピストルを撃ち自殺を図り、亡くなってしまいました。

アイリス

ゴッホがサンレミでの苦悩と退屈の生活から脱する為に、1890年5月に友人であり精神科医でもあったポールガシュの居るオーヴェールへ出発する前に制作した静物画作品です。"ひまわり"と同様に、ゴッホは本作以外にもアイリスを画題に作品を複数制作しています。

花咲くアーモンドの木の枝

サンレミの精神病院に入院中ゴッホはテオの妻ヨハンナから一通の手紙をもらいます。そこにはテオととの子供をゴッホと同じ、"フィンセント"という名前をつける、と書かれていました。そして夫妻には本当に男の子が生まれ、フィンセントと名付けたのですが、ゴッホはその生まれてきた彼にこの作品を描きました。アーモンドの花は1月末から2月ごろに咲き、寒さに負けず強い花なのです。

ゴッホ博物館の見所その4:浮世絵コレクション見出し

19世紀、印象派を中心とするフランスの画家達はジャポニズムの影響を強く受けており、ゴッホも熱心に浮世絵を収集して模写を行っていました。ゴッホとテオは400枚以上の浮世絵を収集しており、そのコレクションもゴッホ美術館で鑑賞する事ができ、館内のおすすめの見所の一つです。

梅の花

"梅の花"はゴッホのジャポニズムへの強い憧れと傾倒を示す代表的な作例のひとつです。この作品はゴッホが数多く所持していた日本の浮世絵の中の1点、歌川広重屈指の傑作"名所江戸百景亀戸梅屋敷"の模写作品であり、斬新な構図、平面的構成による鮮やかな色彩などに強い魅力を感じ、影響を受けたと言われています。

花魁

"花魁"も同じくゴッホのジャポニズムへの強い憧れと傾倒を示す作例のひとつであり、19世紀前半に活躍した美人画で名高い浮世絵師、渓斎英泉による花魁図"雲龍打掛の花魁"をゴッホが模写したものです。弟のテオの会社が発刊した雑誌パリイリュストレの表紙に縮小掲載された"雲龍打掛の花魁"を見て本作を手がけたと考えられており、同時期の代表作"タンギー爺さんの肖像"の背景にも同浮世絵の模写が描き込まれています。

ゴッホ博物館に並ばずに入るおすすめの方法見出し

ゴッホ博物館はアムステルダムの中でも特に人気の美術館のため、時間帯によっては入場するだけで長蛇の列になることも多く、特に観光シーズンは混雑することが多いです。そんなゴッホ博物館に並ばずに入るおすすめの方法を二つ紹介していきます。

オンラインチケット

公式サイトでオンラインでチケットを購入しておけば並ばずに入場できます。公式ページにある"ONLINE TICKETS"をクリックして販売ページに行きます。訪ねる時間を指定し購入を完了して印刷をして当日持って行きます。予約時間より30分以上遅刻すると中に入れないので早めの行動をおすすめします。

I amsterdam card

このカードはオランダを訪れる観光客のためのディスカウントチケットで、一日券が49ユーロ、二日券が59ユーロ、三日券が69ユーロ、これを使えばアムステルダムの人気美術館や見所満載の観光スポットがフリーで入場でき、トラム、地下鉄、バスが乗り放題です。ゴッホ博物館ではチケットを持っていれば、並ばずそのまま中へ入れてもらうことができます。アムステルダム観光の際には購入するのがおすすめです。

アムステルダム観光はトラムで!路線図や乗り方から料金体型まで網羅! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
アムステルダム観光はトラムで!路線図や乗り方から料金体型まで網羅! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
オランダの首都「アムステルダム」と言えばトラムと呼ばれる町全体に広がったライトレールともいわれる路面電車です。コンパクトシティーなアムステルダム観光に欠かせないトラムの路線図についてや乗り方、料金体型など詳しくご紹介してきます。

ゴッホ博物館の基本情報見出し

住所はVan Gogh Museum, Museumplein 6, 1071 DJ Amsterdamで開館は時間10時から18時、また金曜日のみ10時から22時までです。入場料は14ユーロで、日本語オーディオガイド利用の場合はプラス5ユーロ、17歳以下、またはI amsterdam cardを持っていれば無料です。  

ゴッホ博物館の観光情報はいかがでしたか?見出し

人気スポットであるゴッホ博物館の観光情報はいかがでしたか?年代によって作風が変わっていったゴッホの作品の数々を思いっきり楽しむことができ、見所が沢山あるゴッホ博物館の魅力がお伝えできていたら幸いです。アムステルダムに訪れた際には是非おすすめの作品を直接見てきてくださいね。

アムステルダム観光旅行スポット21選!運河と美しい建築物の街を網羅! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
アムステルダム観光旅行スポット21選!運河と美しい建築物の街を網羅! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
アムステルダム観光旅行スポット21選を集めてみました。大きな風車が立ち並ぶ風景、清らかな運河、どこまでも広がるチューリップ畑など、おとぎ話に登場するような景色が実際に見られるアムステルダム観光です。最近ではモダン建築やデザインにも注目が集まっています。
アムステルダムのグルメスポット10選!日本食レストランから人気カフェまで | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
アムステルダムのグルメスポット10選!日本食レストランから人気カフェまで | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
アムステルダムには沢山の魅力があります。その中でもグルメは日本食や人気カフェなどアムステルダムならではのレストランが沢山あり、とても地元の人からも愛されるグルメの宝庫です。アムステルダムのグルメで素敵な時間を過ごすのも素敵で、ぜひおすすめです。
オランダの首都は2つある?アムステルダムとハーグの機能や観光事情を調査! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
オランダの首都は2つある?アムステルダムとハーグの機能や観光事情を調査! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
オランダは、とても治安が良く観光しやすい国です。そのオランダには、アムステルダムとデン・ハーグの2つの首都があるとご存知ですか?なぜそうなったのでしょうか。2つの首都の機能について、また、各地のおすすめの観光名所についてもご紹介します!

関連キーワード

投稿日: 2017年8月28日最終更新日: 2020年10月7日

アイコン

RELATED

関連記事

アイコン

人気記事ランキング

アイコン

公式アカウントをフォローして最新の旅行情報をチェックしよう!


  • instagram
  • line

公式アカウントをフォローして
最新の旅行情報をチェックしよう!

旅行や観光スポット・グルメ・おでかけに関する情報発信メディア

©TravelNote