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おのころ神社は淡路島のパワースポット!気になるご利益は?アクセス方法も紹介

おのころ神社は淡路島のパワースポット!気になるご利益は?アクセス方法も紹介
投稿日: 2017年9月26日最終更新日: 2020年10月8日

おのころ神社は淡路島の南の沼島にある神社で、なんと国生みの神話とかかわりを持つ由緒正しい神社です。ですが、沼島そのものも、おのころ神社もあまり有名とは言えません。ここではパワースポットの力も強いと言われるおのころ神社について紹介します。

おのころ神社を知っていますか?見出し

日本の神社の祭神には、日本神話に出てくる登場人物がなっていることが多く見られます。日本神話にかかわる由緒がある神社は、パワースポットの力も感じられるようで、ぜひ行ってみたいところではないでしょうか。その中でもパワースポットとして人気が高い、おのころ神社について紹介します。

おのころ神社とおのころ島神社見出し

さて、おのころ神社について説明する前に、近くにある似た名前の神社「おのころ島神社」を簡単に紹介します。おのころ島神社は淡路島にあり、その鳥居は「日本三大鳥居」の一つに数えられています。

この二つの神社ですが、おのころ神社とおのころ「島」神社と名前が似ているだけではありません。祀られている神様も同じで、どちらも国生みの神話に関係した神社だとしています。

ご紹介する「おのころ神社」は、同じ淡路島の神社ではありますが、沼島(ぬしま)といい、淡路島の南に浮かぶ小さな島にあります。ですから、もし時間があるのであれば、両方参拝することをおすすめします。

おのころ神社はどこにある?見出し

では、おのころ神社について説明していきましょう。おのころ神社は兵庫県南あわじ市沼島の小高い丘の上にあります。この山全体が「おのころさん」と呼ばれる神体山なのです。ちなみに先ほど出てきたおのころ島神社も同じ南あわじ市にあります。

このことでわかるように、南あわじ市というのは兵庫県最南端の市で、淡路島の南部にあります。おのころ神社のある沼島はこの淡路島のさらに南部にあり、こことフランスにしかないという同心円状の鞘型褶曲が見られることから、日本の地質百選にも選定されるという島です。磯が発達しているため、磯釣りも人気が高く、多くの釣り客がこの島を訪れるとのことです。

おのころ神社へのアクセス見出し

では、おのころ神社へのアクセスについて紹介します。おのころ神社へアクセスするということは、沼島へのアクセスがどうなるのかということになりますが、淡路島から船で渡るというのが、もっともベーシックなアクセス方法と言えるでしょう。

沼島への船が出ているのは、対岸にある土生港です。土生港から沼島の間の定期船は一日10便運航されており、所要時間はなんと10分と、実はとても近いのです。運賃は往復で購入すると割引が効くことになっています。普通は往復しますから、往復で購入することをおすすめします。

沼島に到着したら、あとは標識や看板を目印にして歩いていきます。途中の石段などを上っていくと「おのころ神社」に到着します。山の雑木林の中にひっそりとたたずむ神社なのです。入口が少しわかりにくいので、確認しながら進んでいくことをおすすめします。

では、その土生港まではどういうアクセス方法があるのでしょうか。淡路島そのものには電車はありませんから、車もしくはバスで土生港までいくことになります。車の場合、有料道路を利用するのがわかりやすく、便利です。

車の場合、神戸鳴門淡路自動車道を利用します。最寄りICは西淡三原ICになります。ここから県道31号線をまっすぐ進むと土生港に到着します。淡路ICから土生港までは約91キロ、1時間30分程度かかります。港に到着したら汽船乗り場の横の駐車場に車を停めて船に乗り換えることになります。船に車を乗せることはできません。

一方、バスで行きたい、という場合、淡路島のコミュニティバス「らんらんバス」を利用します。らんらんバスが出るのは陸の港西淡からで、ここからバスで沼島汽船場前まで行くと、先ほどの土生港に到着します。陸の港西淡には高速舞子、神姫三宮バスターミナルからのバスを使うことになります。

バスのほうは乗り換えがあり、どうしても時間がかかります。遠距離から電車などを利用して来ているという場合など、車がない場合にはこちらを使うことになります。といっても汽船乗り場の横の駐車場はそれほど高くないので、レンタカーなどでアクセスするという方法も、おすすめかもしれません。

おのころ神社と神話見出し

アクセスの面ではそれほど便利がいいとはいえないこの沼島ですが、実は日本にとってはとても重要な島だと考えられています。それは「おのころ」というこの名前に深い関係があるのです。

突然ですが、日本列島がどうやってできたかを知っていますか? もちろん地質学的な研究という面からのアプローチもありますが、ここで重要なのは、日本神話の世界でどういうふうに言われているかということです。

そもそも淡路島は『古事記』では淡道之穂之狭別島(あわじのほのさわけのしま)、『日本書紀』では淡路洲と記載されています。そしてこの記紀によると、日本列島は次のようにして生まれたとされるのです。

伊弉諾尊(いざなきのみこと)と伊弉冉尊(いざなみのみこと)は、別天津神(ことあまつがみ)たちに大地を完成させるよう命じられたので、天上にある「天浮橋(あめのうきはし)」に立ち、「天沼矛(あめのぬぼこ)」で青海原を「こおろこおろと」かき混ぜ、矛を引き上げます。すると、矛の先から潮がしたたり落ち、それがかたまって一つの島ができました。この島を「おのころ島」と言います。

二人の神様はおのころ島に降り立ち、そこで夫婦の契りを結び、国を生み始めます。最初に淡路島、次に四国、それから順番に隠岐島、九州、壱岐島、対馬、佐渡島、本州を生み、このことから日本を大八島国(おおやしまのくに)と呼びます。二人はさらに6つの島を生んだとされます。

この神話の中に出てくる「おのころ島」なのですが、実はこの沼島だとする説があります。島の形も勾玉のような形をしています。また海岸には高さ約30メートルの巨岩「上立神岩」があり、これが神話の「天の御柱」だと言われているのです。

当然そこには「おのころ神社」があるから、というのも説を裏付ける要素の一つということになり、候補地の中でも有力とされます。近世以降、沼島がおのころ島だとする説は多くの書物で定説となっていたようです。ただし、おのころ島に関しては前述の「おのころ島神社」がある淡路島など、島内で5か所、全国では10か所も候補地があると言われています。

おのころ神社の歴史見出し

さて、「おのころ神社」ですが、正式には「自凝神社」と書きます。おのころとは「自(おの)ずから凝り固まってできた島」という意味なので、漢字ではこのように表記するわけです。実際に神社の鳥居の横には「自凝神社」と書かれた石柱が立っています。

しかしいつからおのころ神社があったのか、はっきりしたことはわかりません。古くから沼島の人々によって、この山を御神体として信仰していたとのことで、そのころは山すそにある海岸付近から礼拝をしていたと言われます。寛政年間ごろにここに小さな祠が建てられ、毎年祭礼が行われるようになったということです。

1922年ごろになり、沼島出身の女性がここを見たとき、この場所には小さな祠しかありませんでした。その女性は沼島七社の一つであり、古くから信仰を集めていたこの場所があまりにも衰微していることに驚き、浄財を集めてこの地に社殿を作りました。現在ある拝殿は2002年に再建されたものです。

おのころ神社のご利益見出し

さて、このおのころ神社ですが、雑木林を抜けて石段を登るところにあり、ふだんはほとんど人気がないような場所です。しかしなんといっても国生み神話にかかわる神社ということで、ご利益があるといわれ、ひそかにパワースポットとしても人気があるのです。

なにしろこの地は2人の神様が結婚し、出産した場所です。恋愛成就、縁結び、夫婦和合などのご利益はばっちりと言えるでしょう。また「国生み」ということから国土開拓のご利益もあると言われます。当然、縁結びを願う方にとっては大人気の神社です。縁結びや夫婦、恋人と円満に過ごしたいという方にとっては人気ですし、拝礼することをおすすめします。

パワースポットおのころ神社見出し

当然ながら、「国生み」によって生まれたおのころ神社は、パワースポットの力も強いです。パワースポットという点から言うと、神社の拝殿だけではなく、この山そのものがご神体であるわけですから、山全体がパワースポットと言えるのではないでしょうか。

その中でも特に強いパワーが得られるのはやはり恋愛に関するものです。2人の神様が結婚した場所ということは、日本最初の結婚式場とも言えるのですから、結婚を願う方ならぜひともここのパワーをめいっぱい受けることがおすすめです。

おのころ神社周辺の観光スポット見出し

沼島八幡神社

1436年、梶原俊景によって創建されたという神社です。かつては水軍の拠点だったと言われ、現在も豊漁の神様が祀られ、海上安全、豊漁のご利益があるとされます。春の祭りではだんじり祭りが行われ、たくさんの観光客が集まります。また裏の山には樹齢200年にもなるスダジイ、タブノキなどが生えており、全国的にも有名で人気があります。

上立神岩(かみたてがみいわ)

江戸時代の『和漢三才図絵』には「龍宮の表門」と表記されていた岩で、前述したように「天の御柱」だと言われます。中央部にハート型にくぼんだ部分があり、これが見られると恋愛が成就すると言われており、カップルに大人気のスポットです。カップルで行くならぜひハートをさがすのをおすすめします。

おのころ神社の力を受けよう見出し

神社としてはあまり目立たないおのころ神社ですが、国生みのパワーは絶大です。良縁に恵まれたい、夫婦仲良くなどと願う方にはおすすめの神社と言えるでしょう。行くのは少し大変ですが、パワースポットの力を全身に受けてきてください。

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投稿日: 2017年9月26日最終更新日: 2020年10月8日

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