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洲本城の見どころは?天守閣からの眺望が素晴らしい!アクセス情報もあり!

洲本城の見どころは?天守閣からの眺望が素晴らしい!アクセス情報もあり!
投稿日: 2017年8月20日最終更新日: 2020年10月7日

兵庫県は淡路島にある洲本城。別名は三熊城。紀淡海峡を一望できる洲本城は、史跡としても景観地としても魅力が詰まっています。この記事では、そんな洲本城の見どころや、洲本城までのアクセス情報も併せて紹介していきたいと思います。

神話の息づく島に佇む洲本城見出し

国生み神話の伝わる淡路島、その洲本市三熊山に築かれた城が洲本城、別名三熊城です。標高133メートルの高さに築城された洲本城には他にはない魅力があふれています。この記事では、そんな洲本城の見どころやアクセス情報を紹介していきます。洲本城を知ってる人も知らない人も是非ご覧あれ。

紀淡海峡を見下ろす洲本城見出し

洲本城の始まりは1526年、三好氏の重臣・安宅治興が淡路島各地に築城した土ベースの山城群の一つでした。天正期に、羽柴秀吉による淡路征伐の折に安宅氏は降伏。その後、島は仙石秀久の所領となり、洲本城は淡路国の中心になります。

しかし、仙石秀久は九州征伐の際軍律違反を犯し、高野山に追放。後、脇坂安治が城主になり、この時に天守閣が造営されるとともに、それまでの石垣を大改修。秀吉の朝鮮征伐の際の倭城での経験から、現在でも多く見られる登り石垣が築かれることとなりました。

そして江戸時代、池田氏の所領となったときに、洲本城は一度廃城になります。、次に洲本城が中心になるのは、1631年~35年にかけて当時中心だった由良城から城下町ごと本拠を移してきた後になります。余談ですが、この由良城から洲本城への城下町ごとの大掛かりな引っ越しは、由良引け、なんて呼ばれています。

現在も山頂に佇む洲本城天守閣見出し

現在も山頂に建つ天守閣ですが、こちらは残念ながら当時のものではありません。1928年の昭和天皇の即位式を記念して建造された、模擬天守閣となっています。江戸時代にあったものを再現したものでもありませんが、この天守閣、模擬天守閣としては日本最古のものですので見どころの一つだと思います。

天守閣は後の時代に建造されたもので遺構ではないものの、天守閣が建つ天守台は当時のものです。天守台の他には、曲輪、池、石段、石垣、櫓跡などが当時のまま残っています。これらの遺構は、現在天守閣がある山頂から、由良引け以降造られた山麓の平城に渡って残されているようです。

由良引け以降洲本城は麓の平城が中心だった見出し

実は洲本城には山頂の城跡の他にもうひとつ、城跡があります。そちらは由良引け以降に栄えた麓の平城跡で、現在は裁判所や検察庁が建ち並ぶ政庁の中心として機能しています。かつての防衛機構である堀の石垣の上に建つ政庁群は、異なる時代が溶け合う場所として見どころ満載です。

山頂側の天守のある城跡を「上の城」。政庁側の麓の城跡を「下の城」とよび、これらはどちらも国指定の史跡になっています。そして、「上の城」と「下の城」は分類上全く違う時代のものとして分類されているそうです。

国内でも珍しい登り石垣見出し

そもそも登り石垣とはなんなのでしょうか。登り石垣とは、豊臣秀吉の朝鮮出兵の際に築城した倭城の防備を固める為に採られた石垣の方法でした。朝鮮出兵の際に、重要だったのは拠点です。日本からの補給のために拠点は河口や海岸に造られましたが、拠点防衛の要である櫓や天守は山や丘の上に造られました。このままでは拠点と天守の間はがら空きです。

それを解決するために造られたのが登り石垣です。小高い場所にある天守や櫓と、麓にある拠点を結ぶように二つの石垣を造るのです。天守閣と拠点を石垣で囲んでしまうイメージですね。こうすることで拠点と天守の間に容易くてきが攻め入ることはできなくなります。この石垣を、登り石垣とよびます。

洲本城の登り石垣見出し

登り石垣は国内では洲本城含めて数例しかない、非常に珍しいものです。脇坂安治の様に朝鮮出兵から帰国した大名が、築城や城の改修の際に用いることが多かったようですが、洲本城のものも含めて、一国一城令や明治維新の前後に破却されてしまった所がほとんどのようです。

洲本城の登り石垣は、一国一城令の際に破却されてしまっており現在では一部しか残っていません。ですが、そんな破却されてしまった現状含めて、歴史を感じられる場所としての見どころではないかと思います。

三熊山登山道から登る洲本城天守閣見出し

三熊山を洲本城天守閣に向けて登る方法は二つあります。一つは車で山頂大手門まで登る方法。駐車場もあってアクセスとしては確立していますので、お手軽です。おすすめなのは、平城のある大浜公園側から登山道を使って登る方法です。こちら側には、見どころである登り石垣があり、歴史の息吹を感じながらの約二十分の登山になります。

登り石垣を見ながら登山道を登りきると、そこには模擬天守が。昔は展望台として天守に登れたようですが、いまは閉鎖されて登れません。しかしながら、天守台からの大阪湾を望む眺望は見どころの一つといえるでしょう。

ちなみに余談ではありますが、ここ洲本城の天守台からの眺望「大浜を大観」と三熊山東側展望台からの「マリーナを展望」は洲本八景の内の、一と二にえらばれているらしいですよ。

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桜と洲本城見出し

洲本城の見どころは史跡としてではありません。桜の季節になれば、桜の名所、お花見スポットとしての顔を覗かせます。特に本丸のいたるところに咲く桜と、歴史を感じる石垣の組み合わせは一種のロマンを感じさせてくれるかもしれません。

かつての洲本城で生きていた人たちも、桜の季節には桜を眺めながら勤めを果たしていたのかな、なんて想像しながらの散策やお花見は歴史好きにはおすすめかも。また、さくらまつり、というイベントも開催されているようです。

洲本城さくらまつり見出し

お花見スポット、桜の名所として知られる洲本城。ただただお花見として訪れるのもいいですが、せっかくですので開催されるイベントに合わせて訪れてみるのはいかがでしょうか。さくらまつりは、四月にひらかれるイベントで、開催日は毎年四月第一日曜日。ですが、中止や開催日の変更もあり得ますので事前に調べていくことをおすすめします。

イベントの内容はステージイベントを中心に、クイズラリーや、甲冑の着付け体験などを通じて歴史に触れる体験型イベントのようです。季節の和菓子もふるまわれることもあるようなので、花見より団子、なんてもったいないことにならないように、花見も一緒に楽しんでくださいね。

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夜の洲本城見出し

さた、洲本城ですが、実は一年を通して夜間ライトアップされています。それは、桜の季節も例外ではなく、施設自体も24時間開放されていますので、夜桜鑑賞、なんて言うのも風流なのかもしれませんね。

そして、見どころはライトアップされた天守や桜だけではありません。天守台からながめる、大阪湾沿いに見える洲本の市街の夜景はいちおしです。駐車場自体も無料で開放されていますので、夜間のアクセスは車で大手門までがおすすめですね。

秋は洲本城まつり見出し

春にひらかれるのがさくらまつり。対して、秋に開かれるのが洲本城まつりです。子の洲本城まつりの見どころは、なんといっても洲本城内を練り歩く武者行列。甲冑をきた鎧武者の行列は一見の価値ありだとおもいます。さらには、事前の申し込みでなんと、鎧武者として行列に参加できちゃいます。

武者行列の他、洲本市淡路文化資料館では講演会、野点、お城めぐりガイドツアー、拓本教室などが、洲本八万神社の境内では和太鼓演奏、紙芝居、楽市楽座などの催し物が開かれますので、訪問時期が合うようでしたら是非参加してみてください。

洲本城にいくには見出し

花見にしろ歴史観光にしろ、アクセス出来なければお話になりません。アクセス方法は車かバスのどちらかになります。まずは、車でのアクセス。神戸淡路自動車道の洲本インターを降りて約20分。洲本城大手門の駐車場に到着したらそこはもう洲本城。桜も歴史もすぐそこです。

次が、バスでのアクセス。こちらは二つアクセス方法がありますが、どちらも40~60分歩かなければいけませんので、体力に自信のある人におすすめします。一つは高速バスでのアクセス。高速ばす「洲本バスセンター行」の終点で下車。そこから徒歩で約60分です。

二つ目は、路線バスを使ってのアクセス。洲本バスセンターから淡路交通・由良線「由良福祉センター」行き路線バスの「公園前」で下車。そこから徒歩で約40分です。どの方法でも、事前の情報収集をおすすめします。

桜も歴史も欲張り洲本城探訪見出し

歴史観光やお花見スポットとしての洲本城と、アクセス方法を紹介してきましたがどうでしたか?天守閣まで行くには少し体力が必要かもしれませんが、十分訪れる価値はあるとおもいます。淡路に訪れることがあれば一度足を運んでみて、歴史を感じてみるのはいかがですか?

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投稿日: 2017年8月20日最終更新日: 2020年10月7日

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