前橋祭り2017年の情報まとめ！時間・駐車場は？交通規制はある？

群馬県の中南部に位置する前橋市は、赤城山に利根川、広瀬川といった豊かな自然に恵まれています。また、群馬県といえば赤城山から吹き下ろす「からっ風」で有名です。その一方で、前橋市は群馬県の県庁所在地として、充実した都市機能を誇っています。市内の人口は約33万人。前橋市は自然と都市が同居する魅力的な街です。

赤城山の南のふもとに広がる群馬県前橋市。市内では古くから開催されている「三大祭り」があります。「三大祭り」の開催時期は1月、7月、10月。前橋市民に加えて群馬県内からも多くの見物客が訪れる、個性豊かな3つの祭りです。

だるまや縁起物を扱う店が並ぶ「初市祭り」。始まりは1600年代からで、前橋城主の酒井重忠候が街を統治していた頃から続いている、歴史のある祭りです。「初市祭り」の開催日程は新年1月9日。前橋市民からは「だるま市」の愛称で親しまれています。本町の八幡宮が中心となり、国道50号本町通りには縁起の良い露店が軒を連ねます。

毎年7月上旬の4日間、群馬県前橋市はきらびやかな七夕飾りでにぎわいます。伝統的な飾りから子どもたちが作った愛らしい飾りまで、前橋市内の商店街を彩る竹飾りは約650本。「七夕祭り」の日程は毎年7月7日がある週の週末、木曜から日曜にかけて開催されます。上毛電鉄の中央前橋駅付近がメインです。北関東最大級の規模を誇ります。

お神輿や前橋だんべえ踊り、市内小学生によるマーチングバンドなど、盛りだくさんの催しを一挙に楽しめるのが「前橋祭り」です。昭和23年に始まった「復興祭」を由来として、昭和26年から本格的に開かれるようになりました。平成7年からは「前橋だんべえ踊り」もスタート。毎年たくさんの前橋市民が、見て参加して楽しんでいます。

「前橋祭り」は毎年10月に開催されます。平成29年度で第69回を数える、歴史のあるお祭りです。暗闇の中、力強く盛り上がる大人みこしで祭りはクライマックスを迎えます。今回は前橋の秋の風物詩「前橋祭り」について、詳しくご案内していきます。祭りの見どころに続いて、駐車場や交通規制などアクセスの仕方まで調べてみました。

前橋市内の各町内からは伝統ある祇園山車が登場して、前橋市の中心街を練り歩きます。祭りの始まる時間は午前10時から。立川大町通りでのオープニングセレモニーが始まりの合図です。夕方から夜に向けて、祭りの気分がだんだん盛り上がっていきます。

おそろいの法被にお囃子の音。祇園山車の行脚では、伝統的な祭りの雰囲気が漂います。午前11時頃からは、小学校鼓笛吹奏楽パレードが千代田通り（アーツ前橋前）から立川町大通り、中央通りを行進します。前橋祭りの見物客が一気に増え始める時間です。

前橋祭りは市民に愛されているお祭りです。祭りの前には市役所にて実物のお神輿が展示されることも。当日まで気分が盛り上がります。祭りの当日はお神輿に加えて、銀座イベント広場、文化交流広場（にこにこパーキング特設会場）、立川町大通りの会場でも、踊りやパフォーマンスなどのイベントを楽しめます。

大人みこしの開始時間は何時なのでしょうか。前橋祭りの開催日程の土日は、午後4時45分頃から大人の神輿がスタートします。

各企業や町内会などの単位でおみこしをかつぎます。群馬の県都らしく、前橋祭りは群馬県内で最もにぎわうお祭りです。群馬県内各地から多くのおみこし愛好者が訪れます。

夕刻の時間を迎えると、大人みこしのスタートです。銀座通りから千代田通りと立川町大通り、中央通りへ。大人みこしは午後4時45分頃に始まります。最後に立川町大通りにて行なう「連合渡御」は、まさにクライマックス。参加団体が各チームを超えて一つになり、一斉にみこしをかつぎ上げます。

前橋祭りでは、土日2日間の両方の日程で大人みこしが行なわれます。町内会や各企業からのかつぎ手に加えて、群馬県内から参加するみこし愛好会の会員も多いのが特徴です。年々若いかつぎ手が増えています。

前橋だんべえ踊りは平成7年にスタートして、今では前橋祭りに欠かせないイベントになりました。午前の「子どもだんべえ」では地元の園児たちが元気に踊りを発表します。午後から夜にかけての「大人だんべえ」は愛好会や町内会、地元企業などがチーム単位で参加。華やかな衣装で練習の成果の踊りを見せてくれます。

前橋だんべえ踊り、よさこいに似た踊りです。イチョウの葉の形をした鳴子を手に持ち、ダイナミックな振付で踊ります。

前橋祭りのマーチングパレードには前橋市内の全ての小学校が参加します。中学校の部では吹奏楽演奏会が行なわれます。また、小学生のパレードの前後の時間には、本町通りにて前橋市消防音楽隊、群馬銀行ブラスバンド部、県立前橋商業高校吹奏楽部が演奏を発表します。吹奏楽は、芸術の季節秋にふさわしい前橋祭りのプログラムです。

マーチングバンドとだんべえ踊り、両方で大活躍するこどもたちも大勢います。前橋祭りは、昼の時間も見どころがいっぱいです。

前橋祭りの日程は毎年10月上旬です。2017年の日程は10月7日（土）と8日（日）。すでに開催が決定しています。

前橋祭りの時間は午前10:00から午後21:00頃にかけてです。ご紹介した、大人みこし、前橋だんべえ踊り、鼓笛吹奏楽パレードのほか、和太鼓の演奏や八木節、民謡踊りなど、多くのプログラムが開催されます。一年のうちで前橋の中心街が最もにぎわう2日間と言えるでしょう。

2017年の前橋祭りの日程は、10月7日（土）と8日（日）午前10:00から午後21:00です。開催日時がわかったら、次はアクセス。前橋市街に交通規制が敷かれ、駐車場事情もだいぶ異なります。ふだんとは違う行きかたを選ぶ必要がありますよ。

前橋まつり実施委員会（前橋商工会議所）　TEL027-234-5109 前橋市観光振興課　TEL027-210-2189 （公財）前橋観光コンベンション協会　TEL027-235-2211

県人口あたりの自動車保有台数が多くクルマ社会で知られる群馬県ですが、前橋祭りの当日は中心街の駐車場と道路が大混雑します。前橋祭りに出かける際には電車の利用がおすすめです。前橋祭りのメイン会場へは、JR前橋駅より徒歩約10分、上毛電鉄中央前橋駅より徒歩約5分でアクセスできます。電車の利用で駐車場探しの手間が省けます。

どうしても自動車で出かけたい方に便利なのが「無料おまつりバス（パークアンドライド）」です。群馬県前橋合同庁舎に車を停めて、中心市街地を巡回する無料バスに乗って祭り会場に到着できます。また、祭り当日は前橋市総合福祉会館とけやきウォークの駐車場が無料で開放されます。これらの駐車場には早い時間の到着がおすすめです。

前橋祭りの2日間の日程では、市内中心部は広範囲で交通規制が敷かれます。車両通行止めに限らず、歩行者用道路やまつり用歩行者専用道路など、ふだんとは異なる交通事情となります。路線バス停も大幅に変更されますので、祭りに出かける前に公式サイトや市内で配布される交通規制図などで交通規制の詳細を確認するのがおすすめです。

交通規制や駐車場についての情報が要チェックになるのは、会場にマイカーでアクセスした場合です。公共交通を使って徒歩で向かえば、基本的に心配はいりません。クルマ社会の群馬県ですが、祭りの日程期間は電車がおすすめです。交通規制に加えて駐車場の台数に限りがあるので、公共交通を利用するようにしましょう。

前橋三大祭りのひとつ「前橋祭り」は、上州のからっ風も吹き飛ばす、熱気にあふれたお祭りです。前橋市民だけでなく群馬県内から大勢の見物客が訪れる、群馬有数の盛り上がりを見せる秋の祭典です。大人みこしや前橋だんべえ踊りなど、見るだけでなく参加して思いきり前橋祭りを楽しんでくださいね。