ウブド(バリ)観光はココがおすすめ！人気のスポットからお土産まで一挙紹介！

インドネシアのバリ島と言えば周囲を海で囲まれた美しい観光スポットであることが思い浮かびますが、そのほぼ中心にあり観光地として大変人気の高い村ウブドでは、バリの伝統的な舞踏や絵画や宗教的な建造物も多く、更に大自然との共存が見事な絶景を演出しています。そんなバリで人気の高いウブドの観光スポットを紹介していきます。

近代の1900年初頭に発見された古代の遺跡ゴア・ガジャになります。この遺跡に関しては現在の調査でも未だに謎が多く、造られた年代も詳しく分かっていませんが恐らく11世紀頃と考えられています。ゴア・ガジャの遺跡には入り口に受付が設けられ入場料を支払う必要があります。支払い後に階段をくぐり奥の遺跡へと進んでいきます。

遺跡への入り口までは多くの石が積まれてあり数体の小さな石造が並んでいます。その場所を通り抜けて行くとメインの遺跡洞窟の入り口へと差し掛かります。入り口には魔女や神の顔とも呼ばれている何とも言えない表情の大きな顔が口を開けた形で出迎えてくれます。洞窟内部は13ｍほどになり奥には幾つかの祭壇が設けられています。

バリの伝統的な絵画を始めとして、西洋絵画等の諸外国の美術品が多く展示されたネカ美術館はウブドの北西に位置し多くの観光客が訪れる名物スポットになります。美術館内部は全部で6つの展示ルームから構成されており、入場料を支払う必要があります。館内は落ち着いた雰囲気となっておりゆったりと美術品を見て回れます。

バリを代表するインドネシア芸術は古来からの独自の文化と近代の西洋の文化が見事に融合した作品が多く見受けられます。作品の中には宗教的な神々をモチーフにした絵画やバリ舞踏を表現したもの、バリの当時の生活様式が表現されたもの等展示された作品を見るだけでその文化が伝わってきます。

フィリピンのマニラで生まれたアントニオ・ブランコは高校で芸術を学び、後にアメリカニューヨークへと渡米し更なる芸術塚としての腕を磨き、ここバリ島のウブドで独自の芸術を披露する場としてブランコ・ルネッサンスミュージアムを開くことになります。ブランコの作品がオリエンタルな雰囲気の美術館に数多く展示されています。

ブランコの作品にはバリ絵画とは趣が異なり人物モデルを主体にしたモダンな絵画が主体となっています。美術館館内にはブランコ自身がデザインしたモダンな雰囲気とゴージャスな装いが見事に組み合わさった造りになっており、生前にアトリエとして使用していた部屋そのままの状態で美術館に併設されています。

ウブトの自然豊かな散歩コースとして有名なチャンプアンリッジウォークになります。アップダウンを繰り返すなだらかなハイキングコースであり、途中には緑豊かな絶景を眺めながらのんびりとハイキングをすることができます。バリにおいて日中は非常に陽ざしが強いので朝夕の時間帯でのハイキングがおすすめです。

チャンプアンリッジウォークを歩き続けるとその先に田園の中に広がるカルサカフェに辿り着きます。ガボゼと呼ばれる藁のようなものが屋根となってつけられたもので、吹き抜けとなったコテージにそれぞれテーブル席が備え付けられ、田園の広々とした景色を眺めながらバリ特有のドリンクや食事を楽しむことができます。

バリ島では米を主体にした食生活の為稲作が作物の中心であり、ライステラスと呼ばれる棚田での耕作が盛んです。その中でもウブドの北部にあるテガラランの村にある棚田は世界遺産にも選ばれるほどで、その自然の景観が最も観光客に人気があり、幾層にも重ね合わさった棚田の所々にヤシの木がさらに絶景を演出します。

テガラランのテラスライスでは、その景観もさることながらゆったりとその絶景を観賞できるカフェやレストラン、更にはお土産を購入することができるバリの民芸品である雑貨やガラス細工等を販売しているお店がテガラランの村には数多く存在しますので観光客に人気のスポットとなっています。

ウブドでの主要な宗教の一つヒンズー教のシンボルとも言える街中にあるサウスワティ寺院。寺院の前面にある池にたくさん広がった蓮が印象的であり、その絶景を写真に収める観光客が多いおすすめのスポットになります。寺院の周辺にはカフェやレストランが集まり、ゆっくり食事を楽しみながら寺院を眺めることができることが魅力です。

サウスワティ寺院を背景にして観賞することができるカフェの一つで最も歴史のあるお店カフェロータスでは、バリの伝統であるバリ舞踊の演出が有名です。ヒンズー教における宗教的な意味合いが強いバリ舞踊はいくつかの様式によって使い分けられ観光用のスタイルを楽しむことができます。

ウブドの中心からわずかに南の場所にある野生の猿が開放してある自然保護区モンキーフォレスト寺院はウブドでおすすめの観光スポットになります。おおよそ12ヘクタールの広大な森に生息する約600匹もの野生の猿が観光客を出迎えてくれます。モンキーフォレスト寺院においては入り口にて入場料が必要になります。

モンキーフォレスト寺院では入場料の他、観光客が直接に猿への餌付をすることができることが魅力で、その為の餌として入り口においてバナナが販売されています。またモンキーフォレスト内には奥へ進むと古くからの3つの寺院や道中にいくつかの石造があり歴史を感じとれるスポットになります。

バリで最も人気の観光地であるウブドには多くの宿泊施設が集中しています。自然溢れた場所に佇むホテルや、まるで別荘のような気分を味わえるヴィラタイプが多いことが特徴です。屋外プールやスパが併設されたホテルが主流で、一泊一万円前後の低価格で宿泊できるホテルもありますので滞在費を安く抑えることができるのも魅力です。

ウブドでの宿泊施設は街の中心から郊外の田園地帯まで様々場所に立地しています。費用もさることながら観光目的や好みによってホテルを選ぶことになりますが、観光スポットへのアクセスを考慮すると郊外のホテルに関しては不便さを感じてしまうかもしれません。ただしいずれのホテルでもウブドの絶景を楽しむことができます。

インドネシアでは世界各国の多種多様な文化の影響を受け、欧米諸国から中国料理に加え地元の郷土料理と幅広く楽しむことができます。ウブドにおいても同様でお洒落なレストランが多く、中でも香辛料をふんだんに使用したバリ料理はどれも絶品であり、リーズナブルな価格でお召し上がりいただけます。

ウブドにはメインストリートに並ぶお店の他にスーパーマーケット等でお土産を購入できる場所が多くあります。ウブドで最もメジャーなcocoと呼ばれるスーパーマーケットでは食品から雑貨まで非常に沢山の品揃えとなっています。値段も安価であり観光での必需品やお土産の購入に最適です。

ウブド観光でのお土産で特に人気の高い品物としては、やはりバリ特有の雑貨を購入する観光客が多く木彫りの人形やバリの植物を乾燥したものを使用した籠、ビーズを組み合わせたアクセサリーのお土産は人気です。また食品ではバリのチョコレートや種類の豊富な香辛料が人気のお土産として購入されています。

日本からウブドまでのアクセス方法は2通りの空路を利用することができます。バリの国際空港であるデンパサールへ直接いくことができるルートか、シンガポール経由での乗り換えが必要なルートを選択することになります。デンパサールへの直接ルートにおける到着までの所要時間はおおよそ7時間程度かかります。

デンパサール国際空港からウブドまでの移動は車でおおよそ1時間程度が必要になります。空港からの移動手段としては現地タクシーか路線バスを利用することになります。また滞在先のホテルによっては直接送迎用のバスが出迎えてくれる場合もありますので事前に確認しておきましょう。

ウブドの観光はいかがでしたでしょうか。歴史的な建造物や豊かな自然が一体となった絶景を目の当たりにできるのでバリでは最も人気の高い観光スポットとして大変有名な地域です。ぜひこの機会に友人同士やご家族と一緒にウブドの自然を満喫してみてはいかがでしょうか。