長田の美味しいうどん屋なら？定番の店から穴場までまとめて紹介！

讃岐うどんの名前を一挙に高めたのが東の「わら家」と西の「長田」といわれています。どちらも香川県内でトップクラスのうどんの名店であるのは間違いありません。一時は経営者が変わった「長田うどん」ですが、その味は今も変わっていません。「長田うどん」の魅力と、その周辺にまだある美味しいお店や穴場をご紹介しましょう。

「長田うどん(ナガタウドン)」は創業60年を誇る老舗で釜揚げうどんの元祖です。香川県のうどんが全国的にブームになるきっかけになったといわれる讃岐うどんの名店です。

一時は経営者が変わりましたが、老舗の味は変わらず今も週末や日曜には行列ができる大人気店です。並ばずに食べるには平日のお昼頃がおすすめです。

このお店は初めに食券を買って席について待っていると、できたての釜揚げうどんが出てきます。食券は木の番号札です。麺は手打ちなのでコシがある太麺で、モチモチ感がたまらなく美味しいです。讃岐うどんの食べ歩きをする時は、まず「長田うどん」の釜揚げうどんを食べてからといううどん通もいるほどです。

住所:香川県仲多度郡まんのう町吉野1290-1
電話番号:0877-79-2171

釜揚げうどんの命はダシとコシです。ダシは水が決め手です。「長田うどん」では香川県と徳島県の県境を流れる讃岐山脈の天然水を使っており、それが美味しいダシの基本になっています。

またダシは昆布とイリコで作られており、お店に入ると独特のトックリに入ってきます。代々受け継がれてきたダシが元祖釜揚げうどんを生んだのです。

「長田うどん」の麺は太めでコシがあり、喉ごしがとてもよく美味しいと評判です。注文してから出てくるまで10分ほどかかりますが、それは茹でて水でしめた時が一番美味しいからそれだけの時間がかかるわけです。たった一杯の釜揚げうどんにも、お客さんに最高のうどんを提供したいという心が込められています。

香川県には600軒以上のうどん屋があります。全国的に見ればその何倍もあるでしょう。讃岐うどんの名を広めた「長田うどん」は釜揚げうどんだけのシンプルな人気店です。シンプルであるが故に、美味しい讃岐うどんがストレートに伝わってきます。讃岐うどんの魅力はうどんのコシとダシです。その魅力がわかる「長田うどん」です。

讃岐うどんの人気が高まり、香川県のうどん巡りをするグルメが増えています。その手始めに食したいのが釜揚げうどん一筋の「長田うどん」です。「釜揚げ(小)」250円、「釜揚げ(大)」350円、「たらい(小6玉)」1000円です。琴電琴平線の羽間駅から徒歩で約35分。営業は午前10時から午後5時30分まで。木曜と第3金曜は休みです。

「長田in香の香(ナガタインカノカ)」は名前からわかるように「長田うどん」の後継店です。本家の「長田うどん」が一時閉店した時期があり、その時に伝統のうどんを絶やさないようにと元従業員が新たに起ち上げたのが「長田in香の香」です。味も器も食券の買い方も本家と同じになっています。JR土讃線の金蔵寺駅から徒歩10分です。

メニューも本家と同じく釜揚げうどんだけです。お客さんによっては本家のダシよりも美味しいという感想も聞こえてきます。

系列店の中には独自の営業路線を選ぶお店も多いのですが、釜揚げうどんだけというスタンスを守り続けているところに「長田in香の香」の心を感じます。値段もほぼ本家と同じです。午前9時から午後5時まで営業です。

「長田うどん」店から7キロほど南に下った山の中にある一軒家のうどん店です。知る人ぞ知る讃岐うどんの人気店ですが、一般の人にとっては穴場といえるでしょう。

場所が山の中ということも穴場的雰囲気をかもし出しています。JR土讃線の黒川駅から徒歩12分、車の方がおすすめです。店内は完全禁煙となっており、いつも混んでいます。

店内には揚げたての天ぷらがカウンターに並んでおり、セルフで選ぶようになっています。このお店の人気メニューは「ひやあつ」で、温かいダシに冷たいうどんがとても美味しいです。「小」200円、「大」300円、「特大」400円とリーズナブルです。「しょうゆうどん」もおすすめです。午前9時から麺が終わるまで営業で、木曜が休みです。

住所:香川県仲多度郡まんのう町十郷字大口1010
電話番号:0877-77-2916

「長田うどん」店から北に2キロほど離れたところに「こんぴらや」があります。製麺工場に隣接しているセルフのお店です。うどん好きの間では美味しいと評判の人気店なので穴場とはいえませんが、初めての人にはうれしい驚きでしょう。麺は自然塩を使って12時間かけて完全熟成させています。琴平線の羽間駅から徒歩で約15分です。

こだわりは麺だけでなく、ダシには北海道産の昆布やかつおの削り節などの天然素材を使用しています。

人気メニューは「肉うどん(小)」380円、「同(大)」480円です。おすすめメニューの「釜玉うどん」も280円と380円です。製麺所直送の切り立て、茹でたての美味しいうどんはおすすめです。午前10時から午後3時まで、水曜は休みです。

住所:香川県仲多度郡まんのう町東高篠1140
電話番号:0877-73-5703

創業50年の歴史をもつ老舗のうどん屋さんです。讃岐うどんの穴場として知られていましたが美味しいという評判がたちまち広がり、今では全国からこのお店にやってきます。

「長田うどん」店から北へ約6キロほどの場所にあります。11月から3月の間はおソバも出しています。琴平線の羽間駅から徒歩で約35分、車の方が便利です。

麺は細めで、ほどよい歯ごたえがあり何杯でも食べられる美味しいうどんです。人気メニューは「しょうゆうどん」で大が330円、小が230円です。おすすめメニューは「かけうどん」で、うどんのシンプルな美味しさが舌に伝わります。大が330円、小が230円です。午前11時から午後2時まで営業、水曜と日曜は定休日です。

住所:香川県仲多度郡まんのう町公文839
電話番号:0877-73-2438

「谷川米穀店(タニガワベイコクテン)」は徳島県との県境に近い集落の中にあり、場所的にはまさに穴場的なうどん屋さんです。名前からは想像できませんが、毎日その日の分しか手打ちにしないこだわりのお店です。「長田うどん」店からは約15キロ離れていますが、うどんグルメ巡りには欠かせないお店です。

家族経営の素朴なお店で、地元のそば粉を使った限定そばも食べられます。うどんは提供できる数が決まっており、平日で450玉、土曜祝日は600玉です。

メニューはシンプルで「うどん」の大小と「そば」の大小のみです。トッピングの生卵は1個50円で、これはおすすめです。午前10時30分から午後1時30分の営業で、日曜は休みです。

住所:香川県仲多度郡まんのう町川東1490
電話番号:0877-84-2409

「小縣家(オガタヤ)」は元祖しょうゆうどんのお店として知られており、創業80年以上の老舗です。「長田うどん」店とは吉野交差点を挟んだ向かい側にあります。

昭和初期に創業してから「大根おろし」を薬味に使い、独自の「なましょうゆ」を開発しています。しょうゆうどんは今では讃岐うどんを代表するメニューになっています。

おすすめメニューは「しょうゆうどん」450円です。おろし大根とスダチとすりごまをかけて、ネギとしょうゆダシをかけて食べます。やみつきになる美味しさで、このお店の一番人気です。その他にも「釜あげ」「かけ」「ざる」などがおすすめです。午前9時30分から午後4時まで、土日は午後5時15分、月は午後2時まで。火曜は休みです。

住所:香川県仲多度郡まんのう町吉野1298-2
電話番号:0877-79-2262

うどん好きな人は全国にいます。それぞれの土地に美味しいうどんのお店があります。うどん好きな人もそうでない人も、1度は香川県に足を運んで本場の讃岐うどんを食べてみてください。うどんの本当の魅力がわかります。「長田うどん」を中心に周辺の名店や穴場のお店を食べ比べれば、うどんの奥深さに圧倒されるでしょう。