近江ちゃんぽんは絶品！ちゃんぽん亭総本家のメニューは滋賀の名物グルメ！

ちゃんぽん亭総本家の近江ちゃんぽんは、滋賀県民の人気ソウルフードという存在ですが、最近では関西圏だけに限らず全国に展開が広がり、ハワイ･ホノルルにも出店を果たしています。ここでは、そんな人気店のメニュー内容だけでなく、長崎ちゃんぽんとは異なる点など、人気の理由･秘密についても焦点を当てて詳しく紹介します！

滋賀県彦根市において昭和38年(1963年)に開業した｢麺類をかべ｣が歴史の始まり。そして、店内に残っていた食材を使って具だくさん麺をまかないとして提供したところ、｢これは旨い！｣となったのが近江ちゃんぽんの始まり。そして大きな変革として2004年に京都の大型商業施設に初出店。この際に｢ちゃんぽん亭総本家｣と改号しています。

｢お客様をおいしく健康的な一杯で満たしたい｣という想いが近江ちゃんぽん誕生の背景。そして、基本理念･行動指針として、感謝･感心･感動創造を達成することによって人や社会に貢献することを目指し、元気･本気･根気･素直･誠実･清潔･迅速･向上心を8つの心得としてサービスに努めているのが｢ちゃんぽん亭総本家｣です。

ちゃんぽんといえば長崎ちゃんぽんを思い浮かべますが、明治32年(1899年)に長崎で創業した中華料理店｢四海楼｣で誕生したものです。その後、全国にご当地ちゃんぽんと呼ばれるものが生まれ、今では15種類以上あるといわれていますが、そのほとんどが長崎ちゃんぽんをルーツとする形で発展してきたものです。

近江ちゃんぽんは他のご当地ちゃんぽんとは異なり、とんこつ･鶏ガラではなく京風の和風醤油味スープ。具は海鮮素材を使用せずに豚肉と野菜のみ。麺はちゃんぽん麺ではなく中華麺を使用。このように長崎ちゃんぽんとは共通点がほとんどないわけですが、長崎ちゃんぽんは中華料理･近江ちゃんぽんは和食から生まれたというのが理由です。

ちゃんぽん亭総本家の｢究極の黄金だし｣は、高級料亭へも納入している京都の老舗メーカーから仕入れた国産厳選素材7種類を贅沢にも使用。そして、創業以来引き継がれてきた秘伝の特製本かえしを加えることで、すっきりでありながら旨味もしっかりと感じさせてくれるスープを実現させています。

そして、全国への多店舗化が進んだ今でも、一括生産のセントラルキッチン方式ではなく、各店舗それぞれでの仕込みにこだわり、すべての店舗で職人が備え付けの大釜で炊きだしています。この手間を惜しまない姿勢が、近江ちゃんぽんの命ともいえる黄金だしの高品質維持･ちゃんぽん亭総本家の人気につながっているわけです。

生野菜は国産100％にこだわり、滋賀県内だけでなく日本各地から旬のもの取り寄せ、鮮度を保つために週5日ペースで冷蔵にて各店舗へ配送。なお、スープとともにしっかりと煮込むことで豚肉･野菜の旨味が溶け出し、柔らかく優しい味わいのスープに仕上がるわけですが、作り置きは一切せず、注文ごとに真心を込めてひとつずつ煮込む形です。

麺に関しては、自社の製麺工房で製造していますが、吟味に3年間を費やした特別ブレンドの小麦粉による特製自家製麺を使用。すべての工程を厳密に管理することにより最高品質を追求するとともに、出き上がった麺はすぐには使用せず、3日間熟成させた後にお客様へ提供するという姿勢も、美味しさを追及するためのこだわりの1つです。

ちゃんぽん亭総本家の定番人気メニューで、滋賀県民のソウルフードでもある近江ちゃんぽん。セールスポイントは上にも紹介した｢究極の黄金だし｣と｢たっぷり野菜｣。なお、麺･肉･野菜の量はお好みでアレンジ可能となっており、麺:並盛り･小盛り･大盛り･なし、肉:並盛り･大盛り、野菜:並盛り･大盛り･1日盛りから選択できます。

トッピングも用意されており、近江ちゃんぽんへのおすすめは｢きざみねぎ｣と｢煮たまご｣。ちなみに｢すりおろしにんにく｣と｢すりおろし生姜｣は無料で利用できるのでお好みでどうぞ。なお、調味料として｢コショウ｣と｢自家製ラー油｣が用意されていますが、あまりにもスープの味が優しすぎると感じる場合は｢特製醤油｣で調整できます。

これもちゃんぽん亭総本家の特徴と言えますが、テーブルには大きな容器で、店によっては大きなやかんで｢酢｣が用意されています。これは、適量の酢を近江ちゃんぽんに加えると旨味とまろやかさが増して美味しくなるという常連さんからのクチコミが広がり、その評判の良さ･人気の高さからお店の無料サービスとして定着させたものです。

なお、お店おすすめの酢の使い方は、1.まずはそのままでオリジナルスープの旨味を堪能。2.半分程度食べたらレンゲ半分程度の酢を加える。酸味が苦手な方は少量からトライしてみてください。ちなみに、味の変化を楽しめるだけでなく、お酢には脂肪燃焼効率アップ･美肌効果･血液サラサラ効果など多くの効能も期待できて正に一石二鳥です。

近江ちゃんぽんにはお好みで選べるメニューバリエーションが用意されており、自家製ラー油との相性が抜群の｢味噌ちゃんぽん｣のほか、野菜だけではなくお肉もガッツリと食べたいという方には｢肉ちゃんぽん｣がイチ押し。トッピングにすりおろしにんにくが抜群に合う一品です。

さらには、アツアツ･トロトロの味わいが男女問わず大人気メニューとなっている｢あんかけちゃんぽん｣のほか、ピリ辛がお好みの方には｢チゲちゃんぽん｣がおすすめ。単に辛いだけではなく、深い旨味も感じさせてくれる濃厚スープが特徴の逸品です。

新たな提案として登場し、近江ちゃんぽんに次ぐ2番人気となっているのが｢豚そば｣です。近江ちゃんぽんと同じく、麺･肉の量はお好みでアレンジ可能となっており、麺:並盛り･小盛り･大盛り･なし、肉:並盛り･大盛りから選択してオーダーできます。

そして、これも近江ちゃんぽんと同じですが、肉そばにもメニューバリエーションが用意されています。肉倍増の肉豚そば、きざみねぎがトッピングされたねぎ豚そば、アツアツ･トロトロの味わいが病みつきになるあんかけ豚そばのほか、マー油の香ばしさが刺激的で見た目もインパクトがある豚そばブラックなども人気となっています。

麺類だけでは物足りない時や、ガッツリ食べたい気分の時などにおすすめなのが、サイドメニューとして名物人気となっているジューシーな鶏から揚げ。秘伝の特製だれを使用し、店内で手仕込みしたお店自慢の逸品です。ちなみに、ねぎまみれ鶏から揚げというメニューも用意されています。

サイドメニューはその他にも豊富に用意されており、定番人気の焼き餃子には、ねぎまみれ焼き餃子･揚げ餃子というメニューバリエーションも。ごはん類では同じく定番人気のチャーハンのほか、鳥から揚げ丼･豚丼･たまごかけごはんも用意されています。

滋賀県彦根市がお店発祥の地ということで、今も本社･本店は彦根市にあります。ちなみに、発祥店･1号店はこの本店ではなく｢彦根駅前本店｣で、お店の前には発祥時の商号である｢麺類をかべ｣の看板も掲げられています。

店舗は、半数近くを占める滋賀県を中心として、大阪･京都･神戸の関西圏にも展開しています。さらには、東京にも既に進出済みのほか、東北･東海･北陸･中国･四国地方にも展開が広がっていることに加え、ハワイのホノルルにおいても｢CHANPONTEI｣という商号で営業を開始しており、世界展開も始まっている形です。

ちゃんぽん亭総本家の近江ちゃんぽんはいかがでしたでしょうか？全国展開を果たしていることからも、その美味しさは想像できるのではと思いますが、長崎ちゃんぽん含め、他のご当地ちゃんぽんとの違いについても知ることで、その美味しさに対する理解を深めていただけたのではと思いますので、ぜひ一度味わってみてください！