筑波山ハイキング＆登山を楽しむためには？服装など初心者にも安心！

筑波山（つくばさん）とは、茨城県の北端にある標高877メートルの山で、茨城県の「シンボル」ともいえます。ハイキングや登山をしてみたいという初心者にも登りやすい山として広く知られており、自然が多く四季折々の絶景を楽しむことができます。許可されている歩道は全部で７つあり、ハイキングや登山の初心者向けコースから標高が低い割には危険なコースまで様々なコースがあります。

筑波山にはケーブルカーやロープウェイがあります。ケーブルカーは筑波山神社拝殿横にある宮脇駅から山頂近くの御幸ヶ原まで運行されています。ロープウェイはつつじヶ丘レストハウスに併設されたつつじヶ丘駅から、女体山の山頂付近まで運行されています。ハイキングや登山ではなくてもケーブルカーやロープウェイを利用して筑波山を登ることもできるという訳ですね。

筑波山のロープウェイは緑が多くかなりの絶景です。まさに大自然ですね！なんとこのロープウェイ、1台につき71名が乗車できるんです。嬉しいことはバリアフリーになっているという点です。車椅子やベビーカーでもそのまま乗車できるという訳です。家族で大自然に囲まれて楽しい思い出を刻めるオススメのスポットです。

春はお花見ですよね。筑波山の春は桜や福寿草をはじめとする色とりどりの綺麗なお花が咲き誇ります。春はお花に囲まれた自然豊かなコースで、ハイキングや登山を楽しめます。筑波山は昔から、大規模な歌垣（かがい）が行われていて、近隣から男女とも集まり歌や舞を交し合っていたと言われています。今でいう「お花見」のようなものですね。それほどお花が綺麗で空気がおいしく自然が豊かだということが想像できます。

春はツーリングにも最適の季節ですね。筑波山を訪れる際はツーリングもオススメです。菜の花と桜のコラボレーションは絶景ともいえますね。山から見渡す景色も期待できますよ。2～3月頃から梅・福寿草から咲き、3～4月には桜が咲きます。桜種類はほとんどが「ヤマザクラ」だそうです。毎年綺麗な花を咲かせるので、登山やハイキングをはじめ、観光客も多いそうですよ。

夏は冷たいソフトクリームがおいしい季節。筑波山では筑波神社付近のソフトクリームが定番です。実は味のバリエーションが豊富で、りんご・とちおとめ・梅・メロン・生乳などがあります。特にオススメはとちおとめです。甘酸っぱくて、スッキリとした後味が人気で、大自然の中で食べるソフトクリームは何倍も美味しそうですね。他にもお団子や焼き鳥などもあり、グルメ目的でハイキングや登山をしても楽しいでしょう。

夏の筑波山では小鳥たちのさえずりがよく聞こえるそうです。中には運がよく、このような珍しい鳥に出会えることもあるそうですよ。自然が豊かだからこその光景ですね。人に慣れているのか、カメラを向けても怖がらないことが多いようです。普段はあまり見られない鳥に出会えたら嬉しいですよね。筑波山はハイキングや登山をしながら「バードウォッチング」も楽しめるオススメのスポットです。

秋は「食欲の秋」ですね。筑波山では大自然の絶景の中でおいしいお食事が楽しめます。つつじヶ丘レストハウスからは、関東平野が一望できます。また、品揃え豊富な売店も隣接しており、多くの方が立ち寄るスポットです。つつじヶ丘登山道入口にあるつつじヶ丘ガーデンハウスでは唯一、パスタやピラフなどの洋風料理をご用意しています。庭園を眺めながらお食事を楽しめるオススメのスポットです。

また、友部サービスエリアにある「筑波山丼」が今話題になっています。筑波山をイメージして作られた筑波山丼は、見た目も量もダイナミックですね。友部サービスエリアの名物丼なんだそうです。なんとご飯、米豚肉、キャベツで合計1kgもあるんです。甘めのタレと焦げ目の苦さが絶妙においしいようで人気の一品。お値段は1,600円です。チャレンジしてみたくなりますね！

冬の筑波山では雪景色を眺めることができます。木々が白化粧して銀色の世界が広がり、冬ならではの絶景を満喫できます。登山やハイキングを目的に多くの方が訪れ、初心者から経験者まで幅広く楽しむことができるスポットです。寒い時期でもロープウェイは年中運行されているので、頂上に立てば樹氷を見ることができ、その絶景に驚かされること間違いなしです。

遠目からみても雪が被り、絶景な筑波山ですね。自然豊かで空気がおいしそうです。筑波山は冬にはたくさんの登山者が訪れるオススメのスポットとなっています。そんな筑波山の登山やハイキングでは、登りは難なく登れても、下りは結構急に感じるようです。冬場の登山やハイキングにはアイゼンや杖などの道具を持っていると安心ですね。

服装や準備は、何月に筑波山を登るのかがポイントです。服装の素材は吸汗性・通気性・保湿性・速乾性などに優れたものがおすすめです。季節に沿った快適な服装を選びましょう。靴は、防水性のトレッキングシューズで底のゴムが厚くて硬いものを。中でも、ハイカットは捻挫やけがの防止になるので安全性が高いです。冬は靴に滑り止めが必須ですよ。言うまでもありませんが露出度の高い服装は避けるようにしましょう。

次にザックですが、日帰りなら容量が25リットル前後のものがオススメです。背負いベルトは太めで、腰ベルト付きの肩への負担が少ないものにしましょう。スパッツは冬のみの装着になります。雪の侵入を防いでくれるアイテムです。以上の服装の他、軍手・ヘッドライト・帽子・水・杖・ゴミ袋・ばんそうこう・サングラスなどを持っていくことをオススメします。

筑波山にはコースが７つあります。御幸ヶ原コース・白雲橋コース・迎場コース・おたつ石コース・深峰遊歩道・薬王院コース・女体山コースも７つです。女体山コースは名前から女性向けのコースなのでは？と思われがちですが、実は1番避けるべきコースです。人が少なく、整備されていないコースもあるので初心者の方は避けましょう。

登山初心者にオススメのコースは二つあります。まず1つ目は深峰遊歩道です。名前的には初心者には向かなそうなゴツゴツとしたイメージですが、登山道が完全に整備されているので登りやすいです。そして道の幅が他のコースより広めなので危険性は低いです。初心者にとっては登りやすい最高のコースとも言えますね。ハイキングにも最適のコースではないでしょうか？

そして2つ目は迎場コースです。他のコースに比べて岩場が少なく、標高差もあまり高くないのも魅力です。難しい道が少なく初心者でも登りやすいコースです。この2つのコースは登りが約40分、下りが約35分という短時間で登山できるのでハイキングにも最適なコースです。上級者向けのコースだと登りだけで100分かかるそうです。いきなり100分の登りは難しいですよね。初心者向けのコースで慣れてから挑戦しましょう！

つくばエクスプレスを利用すると、都内から筑波山まで約1時間30分です。都内からでもアクセスが良いことで人気の筑波山です。つくばエクスプレスが発行する筑波山切符で、筑波山登山をお得に楽しみましょう。実は、つくばエクスプレスの駅から筑波山までの一往復分と筑波山内のケーブルカーやロープウェイが乗り放題なんです。ケーブルカーやロープウェイを利用する方は是非筑波山切符がおすすめですよ。

その他、筑波山には車やバイク、バス、シャトルバスなどのアクセス方法もあるそうです。駐車場は第4まであり、駐車料金は普通車で1回につき500円だそうです。時間制ではないので、時間を気にせず登山やハイキングそしてお食事を楽しむことができますね。

筑波山では毎年梅が咲く季節に「梅まつり」を開催しています。今年度は2月25日～3月20日まで開催され、多くの人で賑わいました。筑波山梅林の園内には梅を綺麗にみることができる所が複数あるそうで、梅をみるための橋などが園内に多く点在するそうです。自分の好きなスポットを見つけてみてはいかがですか？

筑波山といえば「ソフトクリーム」ですよね。梅まつりの時に食べられる梅ソフトクリームは、祭りが開催されている期間中毎日販売されています。価格は320～350円です。他にも梅ようかんやシフォンケーキなど梅まつりならではの食品がたくさんあります。開催期間中限定なのが残念ですね。筑波山に足を運んだ際は是非食べてみてくださいね。

山登り初心者でも筑波山では７つのコースがあるのでハイキングや登山を楽しめることがわかりましたね。ハイキングや登山の初心者の方は、しっかり事前準備をしてから最初は簡単なコースに挑戦しましょう。筑波山は自然が豊かで、様々なところで絶景を見つけることができます。是非、筑波山であなたの絶景スポットを発見してみてくださいね！