筑波山の紅葉を見に行こう！混雑状況は？ライトアップやドライブ情報も紹介

茨城県つくば市にある標高877mの筑波山、昔から「西の富士、東の筑波」と呼ばれ人気の高いスポットになります。そんな筑波山は秋になれば見事な紅葉を見せ、登山やドライブしながら、また夜はライトアップされるので、一日中筑波山を満喫することができます。そんな筑波山の魅力をお伝えしていきます。

筑波山の紅葉の見ごろは例年だいたい10月下旬から11月下旬にかけてです。関東平野を一望できる男体山と女体山の二峰に分かれていて、登山はもちろんケーブルカーやロープウェイでの登山方法もあります。登山でもコースも初心者コースからと分かれており、秋の登山はどの方法でも山頂まで紅葉を楽しむことができます。

筑波山紅葉祭りは2003年から紅葉の時期の毎年11月に行われている人気の高い秋のお祭りです。お祭りの期間中はその年ごとにさまざまな楽しいイベントがありますが、一番のおすすめは夜間にある紅葉のライトアップになります。昼間に色鮮やかな紅葉を見、夜には光に反射した幻想的な紅葉の景観が見れるお祭りです。そのため夕方から訪れる方も多くいます。

お祭り期間中は和太鼓の演奏や化石発掘体験、恒例のガマの油売りなど家族連れやデート、さまざまな年代の方に楽しめるよう企画されたお祭りになっています。紅葉の景色はもちろん食欲の秋にちなんだ食事処などお祭りも合わせて一日思う存分秋を楽しむことができます。都心に比べれば肌寒く感じるので防寒着を忘れずに持ちましょう。

筑波山には大きく分けて2つの駐車場があります。ケーブルカーのある「宮脇駅」かロープウェイのある「つつじヶ丘駅」になります。ドライブがてら筑波山へ観光に行く方は多くいますが、どちらの駅か決めておき、行きも帰りも同じ駅に降りるように注意しましょう。いつもはすぐ駐車できますが紅葉時期は混雑が予想されるため、早めの行動をおすすめします。

筑波山での紅葉狩りは毎年人気上位にあり、都心からアクセスも良いのでこの時期はかなり混雑します。土日、祝日は想像以上の混雑になりますが、そんな混雑状況でも山の澄んだ空気は変わらず味わえます。また、紅葉が色づき始めた10月下旬を狙っていけば比較的混雑していません。ドライブの際も混雑を避けるのなら10月下旬をおすすめします。

筑波山ケーブルカーの駅があり、約3千年の歴史がある筑波山神社になります。駐車場もあるのでドライブがてら寄ることもできます。筑波山神社にて山の神様にご挨拶したのち、ケーブルカーに乗る前に美しい紅葉を見ることができます。また神社と紅葉という写真好きにはたまらないスポットにもなっています。頂上まで行けば筑波山神社の本堂もあります。

筑波山神社は「筑波男大神（いざなぎのみこと）」と「筑波女大神（いざなみのみこと）」と夫婦二神を主神とする全国屈指の由緒ある神社になります。夫婦和合や縁結びの神様として地元の方はもちろん、全国から観光客が多く訪れる人気の観光地です。筑波山神社で結婚式を挙げる夫婦も数多くおり、日によっては素敵な結婚式に出くわすかもしれません。

大御堂（おおみどう）は坂東三十三箇所の25番札所で筑波山神社の近くにある真言宗の寺院です。文京区にある護国寺の別院であり、歴史は古く782年、徳一法師によって創建されました。入り口横には大きな楼鐘があり、石段の上には立派な本堂が立っています。本堂の中には千手観音も安置されているので、筑波山神社と合わせて訪れる方が多くいます。

筑波山の中でも一番の紅葉スポットと言われている宮脇駅付近の紅葉です。標高350mにあり、駅前にある展望台からは東京都心のビルや東京スカイツリー、富士山なども見え景色が抜群です。その背景の中、筑波山で一番紅葉が多く樹立しているので、秋の紅葉シーズンには多くの観光客で賑わうスポットになっています。

売店やベンチがあり、休憩処も設備されているので、のんびりと紅葉の景色を楽しむことができます。またここには季節のソフトクリームが好評でこれ目当てにくる方も多くいます。この宮脇駅にはケーブルカーを待つ間広場に椅子があり、そこから頂上側の景色を眺めることもできます。待つ時間も景色が楽しめ、時間の無駄がなくなります。

筑波山神社から男体山を目指して登山していくと最初につくのが御幸ヶ原です。またここには関東平野を一望できるレストランがあり、子供たちに大人気のレストランです。1階は土産屋、2階はレストラン、3階は屋上展望台になっており、そこから見渡す紅葉の風景は圧倒されるものがあります。登山中の休憩所に最適な場所になります。

筑波山山頂は平らに開けており、食事処も多くあり観光地向けになっています。ここから関東平野を一望することができ、秋には紅葉が見事に赤や黄色に染まっており、異世界にきたような癒しの空間になっています。もちろん登山道を通らなくてもケーブルカーやロープウェイで上がってこれるのでお年寄りまでこの景色を楽しむことができます。

男体山、女体山の山頂それぞれ違った景色が見られます。登山道はもちろんケーブルカーやロープウェイを使えば一日でどちらの山頂も見ることができます。天気が良く、とくに紅葉の時期にはどちらの山頂も回れば筑波山の紅葉を堪能することができます。ぜひ、お時間のある方は男体山、女体山どちらも試してみてください。

山頂まで登山した帰り、または山頂までケーブルカーで行けばまるで紅葉のトンネルを抜けるように美しい光景があります。宮脇駅から筑波山頂駅に到着するまで全長1,634mは日本でも3番目に長い距離となっており、だいたい自転車で走るのと同じ速度での運行するのでゆっくりと外の景色や写真撮影も楽しめます。

ケーブルカーからの景色は秋の見事に色づいた紅葉はもちろん、標高500mを超えると樹齢500年を超える杉が多く見られ、筑波山の形を作っているハンレイ石の巨石も見ることができます。また、車窓の後方には路線越しに地平線を見ることができ、木々の間から見る景色は山頂や登山のときとはまた違った感動を与えてくれます。

筑波山ロープウェイ乗り場でもある筑波スカイライン終点の展望所「つつじヶ丘」です。また、駐車場にもなっているのでドライブの途中によることもできます。さまざまな土産物店や軽食堂が並んでおり、ドライブの休憩に寄る人も多く見かけます。ここからロープウェイで女体山の山頂まで行け、上から見下ろす紅葉はここでしかみられない景色になっています。

このロープウェイに乗れば女体山まで数分でつくことができ、天気が良い日は遠目に富士山が見えたりととても景色がよく、気持ちいい時間を過ごすことができます。たくさんの観光客が利用しており、車内でお友達と外の景色も入れて写真を撮りあいながら山頂まで行くのも良い思い出になると思います。

筑波山の秋と言えばライトアップされた紅葉です。先ほども少し紹介したように、昼間の景観ももちろん素敵ですが、夜のライトアップされた紅葉はここでしか味わえない感動を与えてくれます。ライトアップは紅葉祭りが開催されてる期間中のみ見ることができるので混雑しますが、混雑も忘れるほど素晴らしい景色になっています。

秋の時期の一番人気が「夜の筑波山空中散歩」です。17時から21時まで土日祝日限定で「スターダストクルージング」という名でロープウェイが運行しています。ロープウェイは混雑状況で10から20分毎に運行しており、乗車中は奥には関東平野の夜景、手前にはライトアップされた紅葉が一面に広がり、驚くほど素晴らしい景観が待っています。

以上、筑波山の紅葉の情報を紹介しました。筑波山は登山道で汗をかきながら山頂に登るケースとロープウェイ、ケーブルカーを使って山頂を目指す方がいるため、気軽に登って絶景を楽しめる山になります。都会からもアクセスが良いので、秋になったらぜひ紅葉を見に筑波山へ出かけてみてください。素晴らしい心に響く景色が待っているはずです。